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X Window System と fvwm2 の基本的な用語と操作

ドキュメント内 UNIX ( ) (ページ 45-49)

第 3 章 基本コマンド (2)

3.3 X Window System と fvwm2 の基本的な用語と操作

3.3.1 ウィンドウ各部の名称

ではまず, ウィンドウ各部の名称について説明しておきましょう. 図3.7を見て下さい.

図3.7で,ウィンドウが何も表示されていないところをルートウィンドウといいます. また,ウィンドウの

名称(たとえばktermなど)が表示されている部分をタイトルバーといいます. タイトルバーには左端に1

個,右端に2個ボタンがあります. ウィンドウの4隅のL字型をした部分をフレームあるいはコーナーピー スといいます. ウィンドウの左右と垂直な部分とウィンドウ下端の水平な部分をサイドバーといいます. こ れらのウィンドウ以外に, 画面右下に2個の四角形の部品があります. 左側をアイコンマネージャ, 右側を ページャといいます.

フレーム

タイトルバー

サイドバー

ルートウインドウ

アイコンマネージャ

ページャ ウインドウオプション

最小化 最大化

図3.7: ウィンドウ各部の名称

3.3.2 各部のはたらき

では,上で説明した各部品のはたらきについて説明してゆきましょう.

タイトルバーの左端にあるボタンはウィンドウオプションのメニューを開きます. このメニューには,ウィ ンドウの移動, ウィンドウの重なりの調整,ウィンドウの消去などが含まれます. タイトルバーの右側にあ る2個のボタンのうち左側にあるものは最小化ボタンです. このボタンを押すと,ウィンドウが小さいアイ コン(絵)に変わってルートウィンドウの左下に移動します. アイコンをダブルクリックする(マウス左ボタ ンを2回連続して押す)と, ウィンドウはもとの大きさに戻ります. その右側のボタンを押すとウィンドウ が大きくなります. もう1回押すともとに戻ります. 参考までに, 画面下部にいろいろなアイコンがたまっ た状態を図3.8に示します.

図 3.8: いろいろなアイコンが画面にたまったところ

タイトルバーには, ウィンドウの名前の表示だけではなく, ウィンドウの移動にも使われます. タイトル バーでマウス左ボタンを押し,左ボタンを押したままでマウスを移動させると,それにつれてウィンドウが 移動します. サイドバーを使っても同じ操作ができます. また,いくつかのウィンドウが重なっているとき

3.3. X Window Systemとfvwm2の基本的な用語と操作 29 にあるウィンドウのタイトルバーでマウスをクリックする(マウス左ボタンを1回押す)と,そのウィンドウ が一番上側に来ます. もう1回押すと今度は一番下に来ます. マウス右ボタンにも同様の効果があります.

フレームはウィンドウの大きさを変えるのに使われます. でマウス左ボタンを押し,左ボタンを押したま までマウスを移動させると,それにつれてウィンドウの大きさが変わります.

ルートウィンドウでマウスをクリックすると「ルートメニュー」という名前のメニューが開きます. この メニューにはkterm, Mule, 各種アプリケーションおよびfvwm2 の終了が含まれます. マウス中央ボタン を押すとウィンドウオプションのウィンドウが開きます. 右ボタンを押すと今動いているウィンドウの一覧 が表示されます.

ルートウィンドウ右下のアイコンマネージャは複数のウィンドウを制御するのに使われます. アイコンマ ネージャの中にある各ウィンドウの名前をクリックすると,該当するウィンドウのタイトルバーのボタンを 押さなくてもそのウィンドウの最小化および復元をおこなうことができます.

アイコンマネージャの右側にあるのがページャです. ページャについては次の項でもうすこし詳しく説明 します.

3.3.3 仮想デスクトップとページャ

画面の広さが800x600ドット分しかないノートパソコンなどでは画面が狭すぎて作業に支障を来すこと があります. また,複雑な作業をしているときには,コンピュータの画面はいくら広くても足りない,という こともよくあります. このようなときに威力を発揮するのが,仮想デスクトップと呼ばれるしくみです.

仮想デスクトップについて理解するためには,実際にみなさんの環境を見るのが早道でしょう. 画面のど こでもいいですから,

Ctrl +

Ctrl +

Ctrl +

Ctrl +

(3.26)

と入力してみて下さい. 画面が何回か切り換わったことが確認できたでしょうか? すなわち, みなさんの環 境では, 4画面分の仮想デスクトップが提供されいて, 1度に見渡すことができるのは画面全体の1/4になっ ているわけです. 上記のようにして見えている画面を切り換えることで4画面全体を使うことができます.

仮想デスクトップの他の画面に移動したいときには, 上記のように

Ctrl + などと入力するかわりに, 画面右下のページャと呼ばれるウィンドウを利用することもできます. ページャの該当する部分をクリック すれば,画面が全仮想デスクトップのうちクリックした部分に相当する箇所に切り換わります.

また,マウスカーソルが画面に端に来て一定時間経過すると,自動的に隣の画面に移動するようになって います. 仮想デスクトップが4画面分で足りないときには,設定ファイルを書き換えることで数を増やすこ とができます(設定ファイルについてはこの講義の後の方で触れます). 仮想デスクトップが扱える画面の数 の上限は約40億個です.

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