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Mule を使った電子メールの読み書き

ドキュメント内 UNIX ( ) (ページ 68-72)

第 5 章 電子メール

5.3 Mule を使った電子メールの読み書き

5.3.1 電子メールを送信する

まずMuleを使って電子メールを送信してみましょう. Muleを起動して, Muleのウィンドウ内で

5.3. Muleを使った電子メールの読み書き 51 M-x mail

- (5.11)

と入力して下さい. ここに, M-xはESCキーを一回押して離し, 続いて x キーを押すという意味です. ま た, (5.3.1)では見やすいようにM-xとmailのあいだに空白が入れてありますが, 実際には空白を入力しな

い(スペースキーを押さない)ようにして下さい.

なお, (5.3.1)の操作は,より簡単な

C-x m (5.12)

というコマンドで代用できます.

上記のコマンドを入力すると, Muleのウィンドウ内に To:

Subject:

--text follows this

line--(5.13) という表示が出ます. これが,これから送信しようとしているメッセージを作成する画面です.

では,To: のうしろに相手のメールアドレスを入力し,Subject: のうしろに電子メールの題目を入力し て下さい. ここで,メールアドレスはいわゆる半角の英数字(かんななどで変換されていないもの)でなけれ ばならないことに注意して下さい.

電子メールの本文は,

--text follows this

line--の次の行から書いていって下さい. --text follows this line--という行を削除したり, この行と同じ 行に文字を入力してはいけません.

編集が終わった電子メールを送信するときには,

C-c C-c (5.14)

とします. (5.3.1)の操作は, 1回Ctrlキーを押しながらcを押し,続いてもう1回Ctrlキーを押しながらc を押す,という意味です. するとMuleのウィンドウの一番下の行に

Sending...done (5.15)

という表示が出て,電子メールの送信が終了します.

では,さっそくあなた自身宛に適当な電子メールを送信してみて下さい.

5.3.2 電子メールを読む

Muleを使って電子メールを読むときには, Muleのウィンドウの中で M-x rmail

- (5.16)

と入力します. すると, Muleで電子メールを読むためのモードが起動します. なお,読み終わった電子メー ルは,あなたのホームディレクトリにあるRMAILというファイルのうしろの部分にどんどん追加されてゆ きます. ですから,いらなくなった電子メールは自分で消す必要があります.

rmailによって電子メールを読んでいるときは,メールを読むための専用のコマンドがいくつか使えます.

ほとんどのコマンドは英文字1文字です. 代表的なものを表5.4に示します. これらのコマンドを実行す る際には,

Enterキーを押す必要は

ありません. mailコマンドとは操作系が違うので,混乱しないように して下さい.

なお,電子メール送信,返信および転送用のコマンドm,r,fは,それぞれ電子メールを出すためのウィンド ウを準備して編集ができるようにするだけで,実際の送信作業はおこないません. 編集が終わった電子メー ルを送信するには,先に電子メールを出す練習をしたときと同様に,

C-c C-c (5.17)

とします. 正常に送信できれば,先ほどと同様にMuleのウィンドウの一番下の行に

表5.4: rmailの主要なコマンド

画面のスクロール関係

スペース 1画面分下方向にスクロールする.

Delete 1画面分上方向にスクロールする.

. 今読んでいる電子メールの先頭に戻る.

データの保存と消去

o 今読んでいる電子メールをrmailの形式で保存する.

C-o 今読んでいる電子メールをUNIXで共通に使われる形式で保存する.

d 今読んでいる電子メールを消す(rmailを終了するまでは「削除済み」という印がつ けられるだけで,実際には消去されない).

u 「削除済み」の印がついた電子メールを復活させる.

終了

q rmailを終了する.

複数の電子メールのあいだの移動

n 1個後の電子メールに移動する(削除済みの印がついたものは除く).

M-n 1個後の電子メールに移動する.

p 1個前の電子メールに移動する(削除済みの印がついたものは除く).

M-p 1個前の電子メールに移動する.

電子メールの受信,送信と返信

g 新着の電子メールがあれば読み込む(rmail起動時に自動的に実行される).

m 電子メールを出す(C-c C-cで送信).

r 誰かから来た電子メールに返事を書く(C-c C-cで送信).

C-c C-y (返事を書いているときに)もとの電子メールの内容を全文引用する.

f 受け取った電子メールを他の人に転送する(C-c C-cで送信).

その他

t 電子メールの詳細な情報を表示する.

? rmailのコマンド一覧を表示する.

Sending...done (5.18)

という表示が出ます.

これらのコマンドを忘れてしまったときには, rmailの画面で?と入力します. すると,画面が2分割され, 下半分にコマンド一覧が表示されます. ただし,ウィンドウが狭すぎるので,コマンドの一部しか画面に表 示されていません. また, 現在はカーソルが画面上半分にあり, 編集作業などはこちらのウィンドウ内だけ でできるようになっています.

画面にある他のウィンドウ(下半分や上半分のウィンドウなど)に移動するには,

C-x o (5.19)

と入力します. すると, 1回C-x oと入力するたびに,カーソルが隣のウィンドウに移動します. カーソルが あるウィンドウについては, 通常の編集や移動などの操作がおこなえます. C-n, C-pなどを数回入力して, 下半分のウィンドウで移動がおこなえることを確認して下さい.

ヘルプのウィンドウを消したいときには,カーソルをrmailの方のウィンドウに移動させてから,

C-x 1 (5.20)

と入力して下さい.

練習: メールとヘルプメッセージの表示 では,これから,

Muleのrmailモードを起動する

ヘルプ画面を出す

5.3. Muleを使った電子メールの読み書き 53

ヘルプ画面に移動して画面をスクロールする

ヘルプ画面を消す

という一連の操作をやってみることにします.

まずMuleを起動し,続いて M-x rmail

- (5.21)

と入力して下さい. すると, 図5.3のようにMuleのrmailモードが起動されます.

未読の電子メールがある場合には,画面には,未読の電子メールのうち最も古いものが表示されます. す べての電子メールが既読のときには,既読の電子メールのうち最新のものが画面に表示されます.

次に, rmailのヘルプを画面に表示してみましょう. このためには,

? (5.22)

と入力します. すると,図5.4のようにMuleのフレームが上下2個のウィンドウに分割され,下半分のウィ ンドウにヘルプが表示されます.

では,ヘルプの方のウィンドウに移動してみましょう.

C-x o (5.23)

と入力して下さい. ただし, C-xのあとの空白はみやすくするために入れたものであり,これを入力しては いけません. 続いてもう1回

C-x o

と入力してメール本文の方のウィンドウに戻って下さい.

今はもうヘルプメッセージには用はないので, このウィンドウを消すことにします. このためには, C-x 1

と入力して下さい. ここに, 「1」は数字の1です. 英文字の「l」と間違えないように注意して下さい.

図5.3: Muleにおけるrmailの起動

図 5.4: Muleにおけるrmailのヘルプ画面

さいごに, q

と入力してrmailモードを抜けておくことにします.

練習: メールに返信する

続いて,先ほどあなたが自分宛に出した電子メールに返事を書いてみることにします.

まず,先ほどと同様に, まず,以下の操作をやってみて下さい.

M-x rmail

- (5.24)

と入力してrmailモードを起動します.

次に,電子メールに返信するためのコマンド「r」を入力して下さい.

r (5.25)

すると,図5.5のようにMuleのフレームが上下2個のウィンドウに分割され,下半分に返信メッセージ作成 用のウィンドウが開きます. また, カーソルは自動的に下半分のウィンドウに移動します. 次に, 先の電子

図 5.5: 電子メールに返事を書こうとしているところ

メールの中身を全文引用してから, 多少の文章を付け加えて, 送信することにします. 以下の操作をやって みて下さい.

C-c C-y (5.26)

すると,返信用の電子メール編集ウィンドウが広がって,電子メールの引用部分が記号>> 付きで表示され

ます(引用記号は好みに応じて変更できます). このあとに適当な文章を追加して, 編集が終わったら

C-c C-c (5.27)

と入力して電子メールを送信して下さい.

送信が終わると,先ほどのrmailの画面に戻ります.

q (5.28)

と入力してrmailを抜けて下さい.

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