• 検索結果がありません。

ECL 0.8 LVDS 0.35

5.8 Sync Output を設定する

正面パネルのSync Outコネクタの出力する信号の種類を設定します。

Sync Outputは,パルスパターン発生器が発生するデータに同期したパルスまた は誤り検出器が受信したデータに同期したパルスを,正面パネルのSync Out コ ネクタに出力する機能です。

別の誤り検出器またはサンプリングスコープを使用してビット誤り率や波形を測定 するときに,本器のSync Outputの信号をその測定器に接続します。

Sync Outコネクタは直流結合されています。

Sync Outputコネクタは,パルスパターン発生器の波形を観測するときにサンプリ ングスコープまたはオシロスコープのトリガ入力に接続します。

Dataコネクタ電圧

時間

時間 0

0 Sync Outコネクタ電圧

2,4,8,16または64

図5.8-1 Sync Outputの設定とコネクタに出力される電圧波形の対応

PPGまたはEDのRateを分周した場合

Dataコネクタ電圧

時間

時間 0

0 Sync Outコネクタ電圧

図5.8-2 Sync Outputの設定とコネクタに出力される電圧波形の対応

PPG1_1ch_1/1またはPPG2_2ch_1/1を設定した場合

Dataコネクタ電圧

時間

時間 0

0 Sync Outコネクタ電圧

Pattern Length

図5.8-3 Sync Outputの設定とコネクタに出力される電圧波形の対応

PPGのパターン周期の場合

Sync OutputがPattern のときは,パターン長とビットレートによってパルスが出 力される時間間隔が変わります。

表5.8-1を参考にして,測定に適したパターンを選択します。

表5.8-1 Sync Outputの周期 パターン名 ビットレート (kbit/s)

155520 622080 1250000 2488320 4250000 10000000

PRBS 2^7–1 52.3 s 13.1 s 6.5 s 3.27 s 1.91 s 812 ns PRBS 2^9–1 210 s 52.6 s 26.2 s 13.1 s 7.70 s 3.27 s PRBS 2^15–1 13.48 m s 3.37 ms 1.68 ms 843 s 493 s 210 s PRBS 2^23–1 3.45 s 863 ms 429 ms 216 ms 126 ms 53.7 ms PRBS 2^31–1 884 s 221 s 110 s 55.2 s 32.3 s 13.7 s

注意

・ Sync Outコネクタのインピーダンスは 50です。インピーダン

スが50でない同軸ケーブルを使用した場合,または接続する

機器のインピーダンスが 50でない場合は正しい測定ができ ないことがあります。

・ Sync Outコネクタの出力電圧は–0.5~0 Vです。コネクタに出 力される電圧が,接続する機器の入力電圧範囲を超えないこと を確認してください。Sync Outコネクタに出力される電圧振幅が 接続する機器の入力電圧範囲を超えるときは,Sync Outコネク タに減衰器を取り付けてください。

5

パ ル ス 信 号 を 発 生 す る

選択できる信号の種類は,ビットレートに表示される分周比によって異なります。

PPG/ED Ch1 の Sync Output の組み合わせを次の表に示します。PPG/ED Ch2の場合は,表のPPG1,ED1をPPG2,ED2に読み替えてください。

表5.8-2 Sync Outputに設定できる信号の組み合わせ (PPGと同期)

PPGの 分周比

信号の種類

PPG1_ 1/1 Clk PPG1_ 1/2 Clk PPG1_ 1/4 Clk PPG1_ 1/8 Clk PPG1_ 1/16 Clk PPG1_ 1/64 Clk PPG1_ 1/Pattern Sync

1/1 – – –    

1/2 – –  –  – 

1/4 –  – –  – 

1/8  – – – – – 

1/16  – – – – – 

1/32  – – – – – 

1/64  – – – – – 

: 設定可能 –: 設定不可

表5.8-3 Sync Outputに設定できる信号の組み合わせ (EDと同期)

EDの

分周比

信号の種類

ED1_ 1/4 Clk ED1_ 1/8 Clk ED1_ 1/16 Clk

1/1 –  

1/2  – 

: 設定可能 –: 設定不可 注:

MP2100A で は EYE/Pulse Scope の 設 定 が 次 の と き に , PPG_1ch_Pattern SyncとPPG_2ch_Pattern Syncを設定できません。

Timeダイアログ

Data Clock Rate: Tracking On

手順

1. [Sync Output] をタッチします。

2. 信号の種類を選択します。

信号の種類に対する,クロック信号源とビットレートに対する分周比の対応を次の 表に示します。

表5.8-4 信号の種類に対するクロック信号源と分周比の対応

Sync Output クロック信号源 分周比

PPG1_1/1 1

PPG1_1/2 2

PPG1_1/4 パルスパターン発生器 4

PPG1_1/8 チャネル1 8

PPG1_1/16 16

PPG1_1/64 64

PPG1_

Pattern Sync Data Lengthの値

PPG2_1/1 1

PPG2_1/2 2

PPG2_1/4 パルスパターン発生器 4

PPG2_1/8 チャネル2 8

PPG2_1/16 16

PPG2_1/64 64

PPG2_

Pattern Sync Data Lengthの値

ED1_1/4 4

ED1_1/8 誤り検出器チャネル1 8

ED1_1/16 16

ED2_1/4 4

ED2_1/8 誤り検出器チャネル2 8

ED2_1/16 16

5

パ ル

ス 信

を 発