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ご使 用 に なる 前 に

注意

・ 本器にほかの機器 (実験回路も含む) を接続する場合は,先 にほかの機器の電源をオンにして,その後にほかの機器と本器 を同軸ケーブルで接続してください。

また,ほかの機器と本器の間に接続されている同軸ケーブルを はずしてから,ほかの機器の電源をオフにしてください。

MP2100A/MP2101A/MP2102A

同軸ケーブル

3芯電源コードを使用する。

電源コンセント

アース (フレームグランド等) と本器の接地 端子間を,アース線で必ず接続する。

DUT

DUT:被測定物 共通のアースに接続する。

測定結果に影響がない範囲で 保護用の減衰器を接続する。

(帯域 25 GHz以上を推奨)

図2.15.1-1 被測定物との接続例

本器に被測定物 (DUT:Device Under Test) を接続する前に,次の方法で本器 に過電圧がかからないことを確認してください。

テスタを使用したアースの接続チェック

1. DUTと本器の接地端子間をアース線で接続します。

2. DUTと本器の入出力端子を接続しない状態でDUTと本器に電源を供給し ます。

3. DUTのアースと本器の接地端子間の電圧をテスタのACモードで測定し,0 Vを示すことを確認します。

手順3 において測定結果が0 Vにならない場合,本器とDUTが共通のアースに 接続されていない可能性があります。この状態で本器の入出力端子と DUT を接 続すると,定格以上の電圧が発生して本器が故障する恐れがあります。

本器と接続しているDUT のアース線の取り付け位置を変更するなど,アース線の 配線を見直して手順3の測定値が0 Vになるようにしてください。

注:

DUTにアース線を取り付けできない場合は,以下の処置をして手順3の測 定結果が0 Vになるようにしてください。

手順3 において測定結果が0 Vにならない場合,測定器とDUTの電源 コードに,「2.3.2 電源コードを接続する」で示した 3 芯電源コードが使用さ れていることを確認してください。3 芯電源コードを使用している場合は,次 の対策をとってください。

・ 使用している電源コードのアース端子が断線していることが考えられま すので,別の3芯電源コードに交換してください。

・ 測定器とDUTの3芯電源ケーブルが使用していた電源コンセント内の アース端子がアースに接続していない可能性がありますので,別のコン セントに3芯電源コードを接続してください。

オシロスコープを使用した出力波形のチェック

1. DUTとオシロスコープを,インピーダンス50 のケーブルで接続します。

2. オシロスコープの入力インピーダンスの設定を50 に設定します。

3. 次の操作などを行い,オシロスコープで観測した波形に定格電圧以上の サージ電圧が出ていないことを確認します。±2 V以上の電圧が発生してい ると,故障する恐れがあります。

・ DUTの電源の投入/切断

・ DUTのパルス出力

・ DUTと測定器のケーブルの抜き差し

*: 定格電圧は次のとおりです。

ED 1 ED 2 Ch A Ch B

MP2100A ±2 V 1 Vp-p – –

MP2101A 1 Vp-p 1 Vp-p – –

MP2102A – – ±2 V ±2 V

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ご使 用 に なる 前 に

2.15.2 バイアスティー使用時の注意

本器の出力コネクタの外部に,バイアスティーなどを接続して,本器の出力信号と 直流電圧を合成する場合,直流電源の出力変動や負荷の変動によって,本器の 出力コネクタに信号が加わり,内部回路を破損させてしまうことがあります。

注意

・ 直流電圧を加えた状態で,各部品の接続,取り外しを行わない でください。

・ 直流電源の出力ON/OFFは,すべての部品の接続が完了した あとに行ってください。

MP2100A/MP2101A/MP2102A

直流電源

50 

バイアスティー

同軸ケーブル 同軸ケーブル

すべての 接続が 完 了後 に 出 力を ON/OFFします。

DUT,本器の保護用抵抗

直流電圧を加えた状態での接続や取外しをしない

DUT

DUTのアース (フレームグランド等) と本器の接地端子間を,アース線で必ず接続する。

図2.15.2-1 バイアスティーの接続例

<参考手順>

測定準備例1:

1. 本器およびすべての部品を接続する。

2. 直流電源の出力をオンにする。

3. 本器の出力をオンにし,測定開始する。

測定準備例2:

1. 本器の出力をオフにする。

2. 直流電源の出力をオフにする。

3. 本器および各部品の取り外し,またはDUTのつなぎ換えをする。

不慮の直流電圧変動や負荷変動時 (本器出力側でのオープンまたはショート,高 周波プローブを使っている場合はその接触状態の変化など) でも,DUTや本器を 破損させないために,バイアスティーの直流端子には,直列抵抗約50 を接続す ることを推奨します。

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被測定物と 接 続 す る

被測定物のインタフェースが光または電気であるかによって,接続方法が異なりま す。

受信感度測定のように,被測定物に入力させる光レベルを変化させるときは,光減 衰器などの他の測定器を接続します。

この章では,本器と被測定物との接続方法について説明します。

3.1 ビット誤り率を測定する ... 3-2 3.2 波形を観測する ... 3-6 3.3 ビット誤り率と波形を同時に測定する ... 3-11