学習目標
(GIO)
薬学を学ぶ者は、薬の倫理、薬剤師法や薬事法等の法律、さらにこれらを基盤として 形成される法制度を理解し、医療人としての責任を自覚しなければならない。さらに わが国の医療は、社会保険方式を取ることから、医療における薬剤経済の考え方を理 解し、薬剤師として臨床で必要とされる知識と役割を学ぶ。
薬事関連法規と制度Ⅱ
C18、実務実習事前教育、薬剤師業務に注目する(1)、医薬分業に注目する(7)
などに対応
受講態度(出席等)および定期試験の結果を加味し総合的に評価する。
薬事関連法規改訂2版(南江堂)、第12改訂 調剤指針 増補版(薬事日報社)
宮本 法子 いつでも可。 社会薬学研究室 宮本 法子 社会薬学研究室
日本の医療制度改革が進んでいます。どのような法制度が国民にとって好ましいもの といえるのか、法的根拠を元に、それぞれの専門分野の講師5名と一緒に考えていき ましょう。
モデル・コアカリ キュラムとの関連 成 績 評 価 方 法 教 科 書 オフィスアワー 所 属 教 室 教員からの一言
:
:
:
:
:
: 10 11 12 13
9 9 4、5
11 渡辺 謹三
〃 宮本 法子
〃
保険医療の実施・保険給付について概説できる。(1)
保険医療の実施・保険給付について概説できる。(2)
医療提供体制、健康保険法等、公費負担医療等の医 療保険制度を説明できる。
セーフテイマネージャーとしての薬剤師の役割を具 体的に説明できる。
2 年 次 必 修 科 目
Ⅱ
3 年 次 必 修 科 目
Ⅲ
1 年 次 必 修 科 目
Ⅰ
4 年 次 必 修 科 目
Ⅳ
1・ 2 年 次 選 択 科 目
Ⅴ
3 年 次 選 択 科 目
Ⅵ
実 習 科 目
Ⅶ
授
業
計
画
教 授 講 師
加藤 哲太 青柳 裕
医療薬学科、医療薬物薬学科、医療衛生薬学科 医療薬学科、医療薬物薬学科、医療衛生薬学科
学習目標
(GIO)
薬局方は、薬事法に基づいて国家が制定した医薬品の規格書であり、医薬品の有効性 と安全性を保証する品質の基準が示されている。本講義において、日本薬局方を正し く活用しうる能力を習得するとともに、医薬品の試験法に対する適正な理解と認識を 深める。さらに医薬品各条に関して十分な知識を得る。
薬局方総論 Pharmacopoeia
学 年 科目分類 前期・後期 単 位
第 4 学年 必 修 前 期 1 単位
行動目標
(SBOs)
1 2 3 4 5 6 7
日本薬局方の意義と内容について概説できる。
一般試験法に記載された主な試験法の原理と利用法について概説できる。
日本薬局方の製剤に関する試験法を列挙できる。
主要医薬品の定量法について概説できる。
医薬品の性状と示性値について概説できる。
医薬品の主要な確認試験について概説できる。
医薬品の主要な純度試験について概説できる。
授業内容
1 2 3 4〜5
6 7 8 9 10 11〜12
13 14
1 1、2 1、2 1、2 1、2 1、2、3
1、4 1、5、6
1、6 1、6 1、6 1、7 加藤
〃
〃
〃
〃
〃
〃 青柳
〃
〃
〃
〃
総論、第十五改正日本薬局方について 通則、製剤総則
一般試験法(化学的試験法)
一般試験法(機器を用いる試験法)
一般試験法(物理的特性に関する試験法)
一般試験法(薬効に関する試験法、生物学的試験法)
定量法(容量分析)
医薬品各条(性状と示性値、確認試験:陽、陰イオンの確認)
医薬品各条(確認試験:におい、発生するガスによる確認)
医薬品各条(確認試験:官能基及び骨格の反応による確認)
医薬品各条(確認試験:誘導体の生成による確認)
医薬品各条(純度試験:無機性及び有機性混在物の検出)
回 数 担 当 内 容 対応(SBOs)
2 年 次 必 修 科 目
Ⅱ
3 年 次 必 修 科 目
Ⅲ
1 年 次 必 修 科 目
Ⅰ
4 年 次 必 修 科 目
Ⅳ
1・ 2 年 次 選 択 科 目
Ⅴ
3 年 次 選 択 科 目
Ⅵ
実 習 科 目
Ⅶ 授 業 計 画
― 200 ―
用している。
Bイントロダクションにおいては【日本薬局方】の項目、C2化学物質の分析におい ては、【定性試験】、【定量の基礎】、C7自然が生み出す薬物では【生薬の同定と品質 評価】、更には、C16製剤化のサイエンスの内、【製剤試験法】に記載されている行 動目標を達成することを目指している。
定期試験の得点に出席点を加味して評価する。
日本薬局方要説(菊川、長坂、伊奈、加藤編 廣川書店)
第十五改正日本薬局方(厚生労働省)
第十五改正日本薬局方解説書(廣川書店)
加藤 要予約 薬学教育推進センター 教育棟1階1105号 青柳 要予約 薬学基礎実習教育センター 教育棟2階2206号 加藤 薬学教育推進センター 教育棟1階1105号
青柳 薬学基礎実習教育センター 教育棟2階2206号 モデル・コアカリ
キュラムとの関連
成 績 評 価 方 法 教 科 書 参 考 書
オフィスアワー
所 属 教 室
:
:
:
:
:
:
2 年 次 必 修 科 目
Ⅱ
3 年 次 必 修 科 目
Ⅲ
1 年 次 必 修 科 目
Ⅰ
4 年 次 必 修 科 目
Ⅳ
1・ 2 年 次 選 択 科 目
Ⅴ
3 年 次 選 択 科 目
Ⅵ
実 習 科 目
Ⅶ
授
業
計
画
教 授 講 師 講 師
別府 正敏 吉原 一博 平野 和也
医療薬学科 医療衛生薬学科 医療薬物薬学科
学習目標
(GIO)
人々の健康の保持と疾病の予防、生活環境や生態系の保全と改善に貢献できるように、
保健衛生分野(公衆衛生分野)、環境衛生分野の知識、技能、態度を、深く、かつ確 実に修得し、応用力を身につける。
行動目標
(SBOs)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
各種保健統計の定義と動向を説明できる。
健康と疾病をめぐる我が国の変遷、および現状と課題を説明できる。
疫学の役割と手法について説明できる。
要因・対照研究および患者・対照研究の概要を説明し、基本的な統計計算ができる。
健康維持と疾病予防の基本的概念とそのための我が国の制度と政策を説明できる。
近年問題となっている感染症の種類と発生動向を説明できる。
感染症予防のための我が国の法律や制度とその主な内容を説明できる。
生活習慣病の種類と動向について説明できる。
生活習慣病の予防法、予防対策について説明できる。
職業病の発生要因、発生動向、防止対策について説明できる。
地球環境と生態系の成り立ちについて説明できる。
人や生態系に有害な主な化学物質を列挙し、その特徴について説明できる。
主な化学物質の環境中での動態について説明できる。
有害な化学物質を規制する法や制度を説明できる。
地球規模での環境問題を列挙し、その原因と防止対策について説明できる。
環境中の非電離、電離放射線を列挙し、それぞれの特徴と生体への影響を説明でき る。
廃棄物をめぐる問題とその対策を説明できる。
廃棄物に関連する制度や法律を挙げ、その主な内容を説明できる。
過去の主な公害事例を列挙し、その原因と健康被害の内容を説明できる。
環境基準の種類とその主な内容について説明できる。
水道水の水質問題とその対策について説明できる。
浄水法について説明できる。
飲料水の主な試験法について説明できる。
水質汚濁の原因とその防止対策について説明できる。
水質汚濁の主な試験法について説明できる。
下水・排水処理法について説明できる。
各種の大気汚染を列挙し、それらの発生動向について説明できる。
各種の大気汚染の防止対策を説明できる。
大気汚染物質の主な試験法を説明できる。
室内空気環境の主な指標を列挙し、その測定法を説明できる。
健康と環境Ⅰ Health and Environment I
学 年 科目分類 前期・後期 単 位
第 4 学年 必 修 前 期 1 単位
2 年 次 必 修 科 目
Ⅱ
3 年 次 必 修 科 目
Ⅲ
1 年 次 必 修 科 目
Ⅰ
4 年 次 必 修 科 目
Ⅳ
1・ 2 年 次 選 択 科 目
Ⅴ
3 年 次 選 択 科 目
Ⅵ
実 習 科 目
Ⅶ 授 業 計 画
― 202 ―
2年時に履修した保健衛生(公衆衛生)、3年次に履修した環境衛生の知識を、最新情 報をもとにリニューアルし、かつ、同時期に実施する衛生薬学実習の環境関連項目と 連携させ、講義、実習、演習の連携と融合を図り、応用力が身につくよう配慮する。
必要に応じて教材や資料を配布する。
C11 健康(2)社会・集団と健康、(3)疾病の予防、
C12 環境(1)化学物質の生体への影響【電離放射線の生体への影響】【非電離放 射線の生体への影響】、(2)生活環境と健康
出席を基本とし、演習、総合評価の成績等を合わせて総合的に評価する。
最新 衛生薬学(菊川、別府編 廣川書店)
薬学実験書「衛生薬学実習」(東京薬科大学編)
国民衛生の動向2008年(厚生統計協会)、図説 国民衛生の動向2008年(厚生統 計協会)、衛生試験法・注解2005(日本薬学会編 金原出版)、衛生試験法・要説 2005年版(日本薬学会編 金原出版)、環境衛生科学(大沢、内海編 南江堂)
在室時は不都合でない限り質問受付。
環境生体応答学教室 研究1号館401号 授業で行っている工夫
モデル・コアカリ キュラムとの関連
成 績 評 価 方 法 教 科 書
参 考 書
オフィスアワー 所 属 教 室
:
:
:
:
:
:
:
授業内容
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12 13 14
1−10 11−30
23、25、29、
30 23、25、29、
30 23、25、29、
30 1−30 1−30 1−30 1−30 1−30 1−30 1−30 1−30 別府、吉原、平野
〃
〃
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〃
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保健衛生(公衆衛生)分野における最新情報 環境衛生分野における最新情報
保健衛生、環境衛生分野における発展的課題 環境衛生における測定法と分析法
(講義と演習)
環境衛生における測定法と分析法
(講義と演習)
環境衛生における測定法と分析法
(講義と演習)
保健衛生および環境衛生(演習と講義)
保健衛生および環境衛生(演習と講義)
保健衛生および環境衛生(演習と講義)
保健衛生および環境衛生(演習と講義)
保健衛生および環境衛生(演習と講義)
保健衛生および環境衛生(演習と講義)
保健衛生および環境衛生(演習と講義)
総合評価
2 年 次 必 修 科 目
Ⅱ
3 年 次 必 修 科 目
Ⅲ
1 年 次 必 修 科 目
Ⅰ
4 年 次 必 修 科 目
Ⅳ
1・ 2 年 次 選 択 科 目
Ⅴ
3 年 次 選 択 科 目