業
計
画
准 教 授 非常勤講師
大河内広子 小川 徹夫
(A・B、C・D、E・F)
(G・H)
学習目標
(GIO)
見識ある人間としての基礎を築き、薬学を学び研究するために、数学の中の「微分積 分学」と「線形代数学」の 2 分野を理解し、利用できるようになることを目標とする。
この目標の達成のため、次の(1)〜(3)を心掛けて学習して下さい。
(1)説明を聞くだけでなく、具体的な計算等の演習を実行する。
(2)基本的な事柄を深く理解する経験を持つ。
(3)定理や命題の具体的な応用例を数多く持つ。
行動目標
(SBOs)
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
写像の定義と具体例、写像の合成、逆写像を説明できる。
行列の演算を計算できる。
①線形写像の合成と行列の積との関連、②逆写像と逆行列の関連をそれぞれ説明で きる。
Gauss − Jordan の消去法(掃き出し法)により、①線形連立方程式の解、②逆 行列 をそれぞれ求められる。
行列の階数を、①掃き出し法との関連から、②行ベクトル達[または列ベクトル達]
の張る空間の次元との関連から、それぞれ説明できる。
行列式の定義、図形的な意味、性質を説明できる。
行列式の値を求める計算を、①3次以下の場合はSarrusの法則(たすきがけ)で、
②4次以上の行列式の場合は行列式の性質や余因数展開などを用いて次数を下げて、
それぞれ実行できる。
線形写像の面積・体積の変化率と(その線形写像の表現行列の)行列式の値との関 連を説明できる。
Cramerの公式により、①線形連立方程式の解、②逆行列をそれぞれ求められる。
ラジアン、三角関数、逆三角関数、ラジアンの場合の極限公式、三角関数・逆三角 関数の微分を説明できて計算できる。
指数関数と等比数列との関連、一次関数と等差数列との関連を説明できる。
ネイピア(Napier)の数、指数関数の微分、指数関数の性質や具体例を説明でき、
かつ、計算できる。
対数関数の性質や具体例を説明できる。また、対数目盛りのグラフを利用できる。
1 変数関数の場合について、①合成関数の微分、②積・商の微分、③対数微分法、
④媒介変数表示の微分、⑤陰関数の微分を計算できる。
1変数関数の極値、グラフの凹凸、変曲点について、それぞれ説明できる。
2 変数(多変数)関数の場合について、偏微分の定義とグラフから考えた意味を説 明でき、かつ、計算ができる。
2変数(多変数)関数の場合について、合成関数の微分の計算ができる。
1変数関数について、定積分・不定積分の定義を説明でき計算できる。
異常(特異)積分について説明でき計算できる。
20 21
2 変数(多変数)関数の重積分について、定義を説明でき、累次積分によって計算 できる。また、積分の順序の交換をできる。
1 変数関数の置換積分・部分積分、および、2 変数(多変数)関数の重責分の変数 変換の計算ができる。
数 学 Mathematics
学 年 科目分類 前期・後期 単 位
第 1 学年 必 修 通 年 2 単位
2 年 次 必 修 科 目
Ⅱ
3 年 次 必 修 科 目
Ⅲ
1 年 次 必 修 科 目
Ⅰ
4 年 次 必 修 科 目
Ⅳ
1・ 2 年 次 選 択 科 目
Ⅴ
3 年 次 選 択 科 目
Ⅵ
実 習 科 目
Ⅶ
授
業
計
画
1 2〜3 4〜6 7 8〜10
11 12〜13
14 15〜17
18 19 20〜22 23〜25
1 2、3
4 5 6、7、8
9 10 11、12、13
14、15 16 17 18、19、21
20、21 大河内、小川
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
写像
行列と行列の演算
Gauss−Jordanの消去法 行列の階数(rank)
行列式 Cramerの公式 三角関数と逆三角関数 指数関数、対数関数 1変数関数の微分法
2変数(多変数)関数の偏微分 2 変数(多変数)関数の場合の合成 関数の微分
1 変数関数の積分 1 変数関数の置換 積分・部分積分
2 変数関数の積分(重積分)、変数 変換
回 数 担 当 内 容 対応(SBOs)
授業内容
・説明と演習を交互にいれることで、集中力の維持と、各人の理解状況の確認を行う ようにします。
・演習では、グループ学習を取り入れ、学生同士で知識や技術を高めあう機会を設定します。
・レポート提出や小テストを実施し、学習到達度のフィードバックを行います。
F(6)
1.1 次および 2 次関数の基本概念を理解し、それを用いた計算ができる。(知識・
技能)
2.指数関数、対数関数の基本概念を理解し、それを用いた計算が出来る。(知識・技能)
3.三角関数の基本概念を理解し、それを用いた計算ができる。(知識・技能)
4.微分・積分の基本概念を理解し、それを用いた計算ができる。(知識・技能)
5.基本的な微分方程式の計算ができる。(技能)
6.行列の基本概念を理解し、それを用いた計算ができる。(知識・技能)
7.順列と組合せの基本概念を理解し、それを用いた計算ができる。(知識・技能)
定期試験を行う。レポート、出席状況、小テストの結果なども考慮する。
大河内クラス:教養の線形代数(村上正康他著 培風館)
微分積分(矢野健太郎・石原繁偏 裳華房)
小 川クラス:薬学系の数学1 線形代数(小川著 愛智出版)
薬学系の数学2 微分・積分(小川著 愛智出版)
大河内クラス:薬学のための微分と積分(土井 勝著 日科技連出版社)
…薬学に関連した応用例が載っている。
理工基礎 微分積分学(柳原二郎他著 理学書院)
…微分積分の理論面にも興味のある学生向き。やりがいのある演 習問題も充実している。
質問や相談は 「数学関連の学習支援」時間を活用して下さい。
大河内クラス 「数学関連の学習支援」以外の時間は平日の昼休み。他の時間は要予約。
小 川クラス 授業の前後の時間帯。
応用統計学 研究2号棟607号
「数学関連の学習支援」は、教員への質問だけでなく、学生の自習の場所としても利 用できます。日時・場所は掲示等を見てください。
わからない事を溜めないように、一回ごとの授業で復習を実行して下さい。
毎週の予定(または生活習慣)として、「この時間は自習」という時間帯と場所をと って下さい。
授業で行っている工夫
モデル・コアカリ キュラムとの関連
成 績 評 価 方 法 教 科 書
参 考 書
オフィスアワー
所 属 教 室 特 記 事 項 教員からの一言
:
:
:
:
:
:
:
:
:
2 年 次 必 修 科 目
Ⅱ
3 年 次 必 修 科 目
Ⅲ
1 年 次 必 修 科 目
Ⅰ
4 年 次 必 修 科 目
Ⅳ
1・ 2 年 次 選 択 科 目
Ⅴ
3 年 次 選 択 科 目
Ⅵ
実 習 科 目
Ⅶ 授 業 計 画
― 35 ―
教 授 准教授
土橋 朗 小杉 義幸
(A・B、G・H)
(C・D、E・F)
学習目標
(GIO)
情報とは何かを理解し、情報を管理・活用するため、コンピュータを使いこなす能力
(コンピュータリテラシー)とインターネットを使いこなす能力(インターネットリ テラシー)を理解する。さらにネット社会の成立と社会の情報化がもたらす社会シス テムの変化および個人の活動への影響を理解する。
情報リテラシ−Ⅰ Information Literacy I
学 年 科目分類 前期・後期 単 位
第 1 学年 必 修 前 期 1 単位
行動目標
(SBOs)
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15
16 17 18
情報化社会におけるリテラシーの必要性を社会的な背景をふまえて説明できる。
PCの5大装置の総称と役割を説明できる。
情報の単位およびコンピュータの文字と文字のコード化について説明できる。
インターネットや LAN などのネットワークを構成する機器およびサーバの名称と その役割を説明できる。
インターネット上で利用されているサービスを列挙し、代表的な TCP / IP プロト コールの名称とその役割を説明できる。
検索エンジンや論理集合を用いて検索する方法について述べることができる。
情報の収集と活用を目的としたデータベースの利用法を説明できる。
インターネット上に公開されている代表的なデータベースをあげることができる。
研究報告書(レポート・論文)、ビジネス文書および電子メールの構成要素を述べ ることができる。
SGMLで構築された医療情報データベースのシステム概要を説明することができる。
医療情報に関連する標準化コードおよび情報交換規約の名称と特徴を述べることが できる。
コンピュータネットワーク上で情報の秘匿と認証、あるいはバイオメトリック認証 を説明できる。
代表的な知的財産権および著作物の著作権および著作隣接権を説明できる。
デジタル情報の著作権に発生している現代社会における問題点を例をあげて説明で きる。
人と機械を関係づけるインターフェースの特性を理解し、アフォーダンスとは何か を説明できる。
コンピュータ操作におけるグラフィカルユーザーインターフェースの意義を説明で きる。
情報の視覚化と化学構造の表現法の関連を説明できる。
情報のデジタル化がもたらす社会および個人への影響を説明できる。
2 年 次 必 修 科 目
Ⅱ
3 年 次 必 修 科 目
Ⅲ
1 年 次 必 修 科 目
Ⅰ
4 年 次 必 修 科 目
Ⅳ
1・ 2 年 次 選 択 科 目
Ⅴ
3 年 次 選 択 科 目
Ⅵ
実 習 科 目
Ⅶ
授
業
計
画
情報リテラシーⅠ講義用に教科書「医療情報リテラシー」を編纂し、各章ごとに要点 をまとめたPowerPointマテリアルにより講義を行っている。すべての講義マテリ アルと自習用問題をWebClassを介して公開している(土橋)。
C15 薬物治療に役立つ情報 (1)医薬品情報 主に薬学準備教育ガイドラインF(7) ITに対応
定期試験の成績および出席状況を加味して総合的に評価する。
なお、出席不良者(1/3以上の欠席者)に対しては受験停止の措置を講ずる場合が ある。
医療情報リテラシー(編者 土橋 朗/倉田香織 政光プリプラン)
情報処理活用能力検定 情報活用試験1級・2級問題集(専修学校教育振興会編)
〃 1〜3級公式テキスト
医療情報 情報処理技術編/医学医療編/医療情報システム編(日本医療情報学会編)
IT Text 情報リテラシー(オーム社)
土橋 朗 特に設定しませんが、できれば前もって予約をしてください。
研究2号館2階206号室
小杉 義幸 特に設定しませんが、できれば前もって予約をしてください。
DR棟4階リサーチセンター研究室2
土橋 朗 医薬品情報解析学教室 研究2号館2階206号室
小杉 義幸 機能性分子設計学教室Office:DR棟4階リサーチセンター研究室2 授業で行っている工夫
モデル・コアカリ キュラムとの関連 成 績 評 価 方 法
教 科 書 参 考 書
オフィスアワー
所 属 教 室
:
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:
: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
1 2 3 4、5 6、7 7、8 9 10、11
12 13、14 15、16
17 18 土橋、小杉
〃
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情報リテラシーの概念 PCのしくみと特徴
コンピュータにおけるデータ表現と 文字コード
インターネットのしくみと特徴 インターネットにおける情報検索 情報検索とデータベース
PCによる文書作成
医療情報の標準化と構造化文書 情報化社会における認証と秘匿 情報化社会と法律
情報デザインとユーザビリティー 情報の可視化と化学構造式 情報化社会で得るものと失うもの
回 数 担 当 内 容 対応(SBOs)
授業内容
2 年 次 必 修 科 目
Ⅱ
3 年 次 必 修 科 目
Ⅲ
1 年 次 必 修 科 目
Ⅰ
4 年 次 必 修 科 目
Ⅳ
1・ 2 年 次 選 択 科 目
Ⅴ
3 年 次 選 択 科 目
Ⅵ
実 習 科 目
Ⅶ 授 業 計 画
― 37 ―