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Diseases and Pharmacotherapy VII

ドキュメント内 2009年度 東京薬科大学 薬学部 授業計画 (ページ 182-190)

学習目標

(GIO)

生体内で異常に増殖あるいは複製することにより人体に疾患を生じる細菌、ウイルス など、および悪性新生物に対する薬物の作用機序を理解し、薬物治療へ応用できるよ うになるために、抗菌薬、抗悪性腫瘍薬などに関する基本的知識を修得する。

行動目標

(SBOs)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32

主な感染症を列挙し、その病態と原因を説明できる。

抗菌薬を作用点に基づいて分類できる。

代表的なβ−ラクタム系抗菌薬を抗菌スペクトルに基づいて分類し、有効な感染症を列挙できる。

テトラサイクリン系抗菌薬の抗菌スペクトルと、有効な感染症を列挙できる。

マクロライド系抗菌薬の抗菌スペクトルと、有効な感染症を列挙できる。

アミノ配糖体系抗菌薬を抗菌スペクトルに基づいて分類し、有効な感染症を列挙できる。

ピリドンカルボン酸系抗菌薬の抗菌スペクトルと、有効な感染症を列挙できる。

サルファ薬(ST合剤を含む)の有効な感染症を列挙できる。

代表的な抗結核薬を列挙し、作用機序を説明できる。

細菌感染症に関係する代表的な生物学的製剤を挙げ、その作用機序を説明できる。

代表的な抗菌薬の使用上の注意について説明できる。

特徴的な組織移行性を示す抗菌薬を列挙できる。

代表的な抗原虫・寄生虫薬を列挙し、作用機序および臨床応用を説明できる。

代表的な抗真菌薬を列挙し、作用機序および臨床応用を説明できる。

代表的な抗ウイルス薬を列挙し、作用機序および臨床応用を説明できる。

抗ウイルス薬の併用療法において考慮すべき点を挙げ、説明できる。

主要な化学療法薬の耐性獲得機構を説明できる。

主要な化学療法薬の主な副作用を列挙し、その症状を説明できる。

悪性腫瘍の病態生理、症状、治療について概説できる。

悪性腫瘍の治療における薬物治療の位置づけについて概説できる。

代表的な抗悪性腫瘍薬を列挙できる。

代表的なアルキル化薬を列挙し、作用機序を説明できる。

代表的な代謝拮抗薬を列挙し、作用機序を説明できる。

代表的な抗腫瘍抗生物質を列挙し、作用機序を説明できる。

抗悪性腫瘍薬として用いられる代表的な植物アルカロイドを列挙し、作用機序を説明できる。

抗悪性腫瘍薬として用いられる代表的なホルモン関連薬を列挙し、作用機序を説明できる。

代表的な白金錯体を挙げ、作用機序を説明できる。

主要な抗悪性腫瘍薬の主な副作用を列挙し、その症状を説明できる。

副作用軽減のための対処法を説明できる。

主要な抗悪性腫瘍薬に対する耐性獲得機構を説明できる。

化学療法薬が有効な悪性腫瘍を、治療例を挙げて説明できる。

癌性疼痛に対して使用される薬物を列挙し、使用上の注意について説明できる。

疾病と薬物治療Ⅶ

授業内容

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14

1、2、11、12、

17、18 1、2、3、11、12、

17、18 1、2、4、5、6、

11、12、17、18 1、2、7、8、9、11、

12、14、17、18 1、2、17、18 1、2、15、16、

17、18 1、10、11、13、18

19、20、21 22、23、24、25、

26、27 22、23、24、25、

26、27 28、29、30 28、29、30 20、29、31 20、29、31、32 野口

〃 山田

化学療法と感染症(化学療法薬の特徴と分類)

細胞壁合成阻害薬(β−ラクタム系、グリコペプチ ド系薬など)

タンパク質合成阻害薬(マクロライド系、アミノグ リコシド系、テトラサイクリン系)

合成抗菌薬(キノロン系、サルファ薬など)、抗結 核薬と抗真菌薬

主な細菌感染症の病態と治療薬 ウイルス感染症と抗ウイルス薬 原虫感染症と抗原虫薬および生物製剤 悪性腫瘍の病態と治療

抗悪性腫瘍薬(1)

抗悪性腫瘍薬(2)

抗悪性腫瘍薬の副作用と耐性(1)

抗悪性腫瘍薬の副作用と耐性(2)

悪性腫瘍の治療の実際(1)

悪性腫瘍の治療の実際(2)

回数 担 当 内  容 対応(SBOs)

野口:最新の感染症の事例や開発中の抗菌薬、さらに図表や写真等を講義に加え、興 味ある講義を心がけている。適宜、学生に質問し、重要なことを再認識させている。

山田:基本的に修得すべき事柄はテキストにまとめており、予習、復習の際役立てら れるようにしている。ポイントとなる所において、補足の図表や写真などを提示し、

印象づけるよう工夫している。

C10 生体防御 (3)感染症にかかる

C14 薬物治療 (5)病原微生物・悪性新生物と戦う

疾病と薬物治療Ⅶでは、講義、演習における試験、出席、態度およびレポート等の評 点を総合的に評価する。講義における出席不良者(1/3以上の欠席者)に対しては 受験停止の措置を講ずることがあるので注意すること。

野口 補助プリントと新しい微生物学 第3版(廣川書店)

山田 別途指示する

抗菌薬のガイドライン (日本化学療法学会 協和企画)

臨床医のための抗微生物薬化学療法 (上田泰他編 ライフ・サイエンス)

レジデントのための感染症マニュアル 第2版 (青木眞 医学書院)

感染症診療スタンダードマニュアル (青木眞・喜舎場朝和監修 羊土社)

消毒薬テキスト 吉田製薬(http://www.yoshida-pharm.com/text/index.html)

ICDテキスト (MCメディカ出版)

がん診療レジデントマニュアル(国立がんセンター内科レジデント編 医学書院)

がんのベーシックサイエンス(谷口直之他監訳 メディカル・サイエンス・インターナショナル)

山田 いつでも可。 臨床薬効解析学教室 研究2号館204号室 野口 いつでも可。 病原微生物学教室  研究2号館506号室 山田 臨床薬効解析学教室 研究2号館204号室

野口 病原微生物学教室  研究2号館506号室

野口先生の講義資料はWebClassよりダウンロードしてください。

野口:化学療法は範囲が広いため、配付資料に講義内容をまとめた図表や練習問題が ありますので、活用してください。

山田:写真や図表を用いて、わかりやすい講義を心がけます。

授業で行っている工夫

モデル・コアカリ キュラムとの関連 成 績 評 価 方 法

教 科 書 参 考 書

オフィスアワー 所 属 教 室 特 記 事 項 教員からの一言

2 年 次 必 修 科 目

3 年 次 必 修 科 目

1 年 次 必 修 科 目

4 年 次 必 修 科 目

3 年 次 選 択 科 目

実 習 科 目

Ⅶ 授 業 計 画

― 187 ―

学習目標

(GIO)

薬物治療に必要な情報を医療チームおよび患者に提供するために、医薬品情報ならび に患者から得られる情報の収集、評価、加工などに関する基本的技能と態度を修得す る。医薬品の適正使用に必要な医薬品情報を理解し、正しく取り扱うことができるよ うになるために、医薬品情報の収集、評価、加工、提供、管理に関する基本的技能、

態度を修得するとともに、個々の患者への適正な薬物治療を実践できる様になるため に、患者からの情報の収集、評価に必要な基本的技能、態度を修得する。

疾病と薬物治療Ⅶ(医療情報演習)

Diseases and Pharmacotherapy VII (Practice of Pharmaceutical Information)

学  年 科目分類 前期・後期 単  位

第 3 学年 必 修 後 期

教 授 准教授 助 手

教 授 講 師

准教授 助 教 山田 安彦

小杉 義幸 倉田 香織

土橋  朗 大関 健志

高柳 理早 横山 晴子

1 単位

(疾病と薬物治療Ⅶと併せて単位認定する)

1 2 3 4 5 6

7、8、9、11、12 7、8、9、11、12 9、10、11

2、4、5 2、4、6 1、2、3 山田、高柳、

大関、横山  

〃 土橋、小杉、倉田

患者基本情報の収集、取扱い、管理(1)

患者基本情報の収集、取扱い、管理(2)

SOAPによる患者記録作成

医学・薬学文献データベースを用い た検索

医薬品に関する論文の評価

目的に応じた医薬品情報の収集、取 扱い、管理

回 数 担 当 内  容 対応(SBOs)

授業内容 行動目標

(SBOs)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

医療用医薬品添付文書と医薬品インタビューフォームの使い分けができる。

目的(効能効果、副作用、相互作用、薬剤鑑別、妊婦への投与、中毒など)に合っ た適切な情報源を選択し、必要な情報を検索、収集できる。

医薬品情報の加工、提供、管理の際に、知的所有権、守秘義務に配慮する。

医学・薬学文献データベース検索におけるキーワード、シソーラスの重要性を理解 し、適切に検索できる。

インターネットなどを利用して代表的な医薬品情報を収集できる。

医薬品に関する論文を評価、要約し、臨床上の問題を解決するために必要な情報を 提示できる。

薬歴、診療録、看護記録などから患者基本情報を収集できる。

患者、介護者との適切なインタビューから患者基本情報を収集できる。

得られた患者情報から医薬品の効果および副作用などを評価し、対処法を提案する。

SOAPなどの形式で患者記録を作成できる。

チーム医療において患者情報を共有することの重要性を感じとる。

患者情報の取扱いにおいて守秘義務を遵守し、管理の重要性を説明できる。

2 年 次 必 修 科 目

3 年 次 必 修 科 目

1 年 次 必 修 科 目

4 年 次 必 修 科 目

3 年 次 選 択 科 目

実 習 科 目

授業で行っている工夫

モデル・コアカリ キュラムとの関連

成 績 評 価 方 法

教 科 書 参 考 書

オフィスアワー 所 属 教 室

・オリジナルのワークシートを用いた個人での作業を行うとともに、グループワーク でのディスカッションとプロダクト作成も行う。

・SGDによる発表・討論を実施しながら、演習の各段階で修得状況を確認し、教員 からのフィードバックを行っている。

C15 薬物治療に役立つ情報

(1)医薬品情報

(2)患者情報  

疾病と薬物治療Ⅶでは、講義、演習における試験、出席、態度およびレポート等の評 点を総合的に評価する。

別途指示する。

治療薬マニュアル(医学書院)

今日の治療薬(南江堂)

原則いつでも可。

山田・高柳・大関・横山 臨床薬効解析学教室  研究2号館2階204号室 土橋・倉田       医薬品情報解析学教室 研究2号館2階206号室 小杉      リサーチセンター   DRC棟4階

2 年 次 必 修 科 目

3 年 次 必 修 科 目

1 年 次 必 修 科 目

4 年 次 必 修 科 目

3 年 次 選 択 科 目

実 習 科 目

Ⅶ 授 業 計 画

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ドキュメント内 2009年度 東京薬科大学 薬学部 授業計画 (ページ 182-190)