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MICROSAR vVIRTUALtarget – vVIRTUALtarget による仮想統合

ドキュメント内 MICROSAR (ページ 88-92)

図 55: vVIRTUALtargetの使用範囲(vVIRTUALtarget proバージョンは現在開発中)

25.1 vVIRTUALtargetの機能概要

> AUTOSAR 4のソフトウェアモジュールを早期に統合およびテスト

> 実際のターゲットハードウェアの利用可否に関わらずECUソフトウェアの開発が可能

> 仮想ハードウェアと実ハードウェア環境で並行して統合作業が可能なデュアルターゲットオプション

> 仮想環境でのテストを追加して実施することにより、テストの深度を深める

> Microsoft Visual Studioを手軽な開発およびデバッグ環境として使用

> vVIRTUALtarget basicを使用する場合でも、ECU開発のワークフローに変更は不要

> 割込みとタスクのプリエンプションにより、割込みのシミュレーションを改善

> マルチコアシステムのシミュレーション

25.2 適用分野

MICROSAR vVIRTUALtargetは、下記のようなさまざまな場面で使用できます。

> ECU統合をスピードアップ

> 仮想環境での統合およびシステムテストにより、利用可能なテストオプションを拡張

> デモの目的やプロトタイピングのための評価プラットフォーム

25.3 機能

vVIRTUALtarget basicはECU統合を目的とした製品で、スタック全体(アプリケーション、ソフトウェアコンポーネント、ランタイム環境、ベーシッ クソフトウェア)を仮想環境でテストすることができます。VTTは以下の機能を備えています。

> 実際のECUがまだ利用できない状態でも、早い段階からスタック全体をテスト

> ターゲットハードウェアと仮想環境とで、同一のMICROSARコンフィギュレーションを使用可能

> 仮想環境でのECUソフトウェアのテストにより、利便性を向上

> サードパーティーのAUTOSAR準拠のモジュールをサポート

25.3.1 vVIRTUALtargetCANoeとの連携

最新のMICROSARコンフィギュレーションを基に、vVIRTUALtarget basicでVisual Studioプロジェクトを生成します。これを使用すれば、ベ ーシックソフトウェアモジュールとアプリケーションから「テスト対象システム(System under Test)」のWindows DLL (SUT DLL) を自動的に生 成できます。現在、Microsoft Visual Studio 2013(ExpressおよびProfessional)と2017(CommunityおよびProfessional)に対応してい ます。

図 56: デュアルターゲットの原理

CANoeをランタイム環境として使用します。生成されたDLLはCANoeコンフィギュレーションのECUノード内で参照できます。仮想ECUのデ バッグはVisual Studioプロジェクトを介して行うことができます。CANoeのすべての機能はバスとI/Oのインターフェイス経由のスティミュレー ションに使用できます。特に、実ECUとの同期運用をサポートしています。

通信およびI/Oインターフェイスへの入力と測定には、CANoeのライセンスが必要です。

25.3.2 vVIRTUALtargetMICROSAR.MCALおよびMICROSAR.OSとの連携

MICROSAR.MCALとMICROSAR.OSのベーシックソフトウェアモジュールは、いずれもvVIRTUALtarget向けに移植されています。これら のMCALインターフェイスとその挙動はAUTOSAR 4の仕様に準拠しています。vVIRTUALtargetで使用可能なMICROSAR.OSは、マルチ コア拡張のある、SC2の「スケーラビリティークラス」を実装しています。

その他のベーシックソフトウェアモジュールにはvVIRTUALtarget環境で使用するために修正の必要はありません。これらのベーシックソフトウェ アモジュールは、実際のECUで使用されるものと同じです。

25.4 ワークフロー

vVIRTUALtarget でベーシックソフトウェアモジュールを設定するワークフローは、実際のハードウェアプラットフォームで行う手順と変わりありま せん。ただし、これには 1 つだけ例外があり、vVIRTUALtarget および vVIRTUALtarget OS 固有の MCAL モジュールに DaVinci Configurator Pro configurationツールで自動的に導出できない特殊な設定がある場合は、それを設定する作業が必要になります。

図 57: vVIRTUALtargetのワーフクローを加えたMICROSARのワークフロー 25.5 設定

設定に は、簡単で便利なツール DaVinci Configurator Pro のご 利用を 推奨します。詳しく は、ベクターまでお問い合わせく ださい。

vVIRTUALtarget初期化コードとVisual Studioソリューションの生成には、vVIRTUALtarget Basicのライセンスが必要です。

25.6 製品コンポーネント

vVIRTUALtargetのモジュールは、Software Integration Package (SIP) として提供されます。お客様は、vVIRTUALtargetプラットフォー ムのみ(vVIRTUALtarget MCALおよびOSのみ)のSIPか、お客様が定義した実際のハードウェアプラットフォーム用のドライバーも含む、デ ュアルターゲット(実際のMCALおよびOSと、vVIRTUALtarget MCALおよびOS)のSIPのいずれかをお選びいただけます。

25.7 システム要件

ベクターのvVIRTUALtargetは64 bitアプリケーションであるため、64 bitのMicrosoft Windows.が必要です。

25.8 その他のVTTMICROSAR関連製品

仮想統合の確認やその機能性のテストに役立つ、「AUTOSAR Evaluation Bundle VTT」も用意されています。詳しくは、「AUTOSAR Evaluation Bundle」の章を参照してください。

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