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MICROSAR.MEM – メモリー管理用 AUTOSAR ベーシックソフトウェアモジュール

ドキュメント内 MICROSAR (ページ 36-39)

> フラッシュメモリー使用時:MICROSAR.MEMなどのFee (Flash EEPROM Emulation) モジュールと、MCAL統合パッケージのサービ スに含まれる、使用するハードウェアに合ったFls (Flash Driver) が必要。また、外部メモリーについては、MICROSAR.EXTのDRVEXT モジュールが必要。データを管理するには、FEEモジュールには少なくとも2つの物理フラッシュセクターが必要。

> EEPROM使用時:MICROSAR.MEMのEa (EEPROM Abstraction) モジュールのほか、たとえば外部メモリー用のMICROSAR.EXT

のDRVEXTをはじめとするEEPROMドライバー(Eep)が必要。

1つのECUで複数のフラッシュまたはEEPROMチップを混在させることが可能です。

ベクターは、たとえばデータのフラッシングにベーシックソフトウェアモジュールのEAを使用する場合や、FEEモジュールを特定のハードウェア用 に最適化する場合などの特殊な要件に応じ、プラットフォームに合わせて最適化したソリューションを提供します。

> Ea – EEPROM Abstraction

Eaモジュールは、EEPROMドライバー(Eep)を使用してEEPROMデータにアクセスするための、ハードウェアに依存しないインターフェイ スを提供します。Ea モジュールは、データの読込み、書込み、クリアのほか、書込みアクセスを EEPROM の異なる領域に分散する処理も 行って、すべてのEEPROMセルのストレスを均一化し、それらの寿命を伸ばします。

Extension to AUTOSAR Standard

> 設定可能なトランザクションセキュリティー(Feeモジュールの標準機能)の追加

> 管理データを冗長化してストレージすることにより、データアクセスの信頼性が向上

> Fee – Flash EEPROM Emulation

Feeモジュールは、フラッシュドライバー(Fls)を使用してフラッシュデータにアクセスするための、ハードウェアに依存しないインターフェイスを 提供します。Fee モジュールは、データの読込み、書込み、クリアのほか、書込みアクセスをフラッシュメモリーの異なる領域に分散する処理 も行って、すべてのフラッシュセルのストレスを均一化し、それらの寿命を伸ばします。

小さいサイズのセクターが多数存在するフラッシュメモリーを使用する場合は、バリアントの「Small sector FEE」を推奨します。これには主 に、格納すべき管理データが少なくて済み、ユーザーデータのスペースをより多く確保できることと、有効なデータセットバージョンの評価がス ピードアップし、電源投入だけでなく、データ格納も高速化することの2つの利点があります。

Extension to AUTOSAR Standard

> 格納したメモリーデータの高性能管理

> フラッシュブートローダー(Fbl)とアプリケーションによるFEEモジュールの共用に加え、共通メモリーブロックの使用も可能。FBLを調整し

なくてもECUソフトウェアの更新が可能です。

> 管理データを冗長化してストレージすることにより、データアクセスの信頼性が向上

> DataFlash内にFeeセクターを柔軟に配置

> 電圧不足の状態に対応するためのサービス

> パーティションを導入し、頻繁に使用されるデータを重要度が特に高いデータと分離。これによって障害時のデータの可用性(データの書込 みまたは消去中のリセットなど)がさらに向上します。

> ECUの再プログラミング後に不揮発性メモリーを調整するための更新のサポート。これは新しいコンフィギュレーションテーブル(内容とサ

イズ)で実行されます。

> MemIf – Memory Abstration Interface

MemIf モジュールは、EaおよびFee への統一されたアクセスを提供します。これによって、これらのモジュールのインスタンスを複数使用 できるようになります。

> Nvm – Non-Volative-RAM Manager

NvMモジュールは不揮発性メモリー(EaまたはFee)との間でデータの管理、読込み、書込みを行います。また、システムの起動およびシャ ットダウンの際に、アプリケーションの RAM 領域にあるデータを同期します。このモジュールは、より高いレベルのデータ保護を目的とした、

冗長ブロックの保存などのサービスを提供します。

AR 4.0.3以降は、RTEもNvデータに対するより簡単でより柔軟なインターフェイス(NvDataInterfaces)を提供しています。

AUTOSAR仕様の拡張

> RAMをCRCメモリーストレージに割当て

> データブロックの直接読出しおよび変更用のDcm診断モジュール専用インターフェイス

> 設定可能なトランザクションセキュリティー(Feeモジュールの標準機能)の追加

10.4 設定

設定には、簡単で便利なツール DaVinci Configurator Pro のご利用を推奨します。これには、最適化支援やフラッシュ使用状況のビジュアル 表示など、作業を簡素化するための機能が装備されています。詳しくは、ベクターまでお問い合わせください。

図 20: DaVinci Configurator ProによるMICROSAR.MEMモジュールの設定 10.5 その他のメモリースタック用MICROSAR製品

AUTOSAR アーキテクチャーに基づいた ECU 用の完全なメモリースタックは、MICROSAR.MEM のメモリーサービスおよび別途入手可能な MICROSAR.MCAL、MICROSAR.EXTの各パッケージのプラットフォーム固有ベーシックソフトウェアモジュールで構成されています。

> MCAL統合パッケージのFlsおよびEeePまたはそのいずれか

> 外部メモリーチップ用のMICROSAR.EXTのExt

また、半導体メーカー製のMCALドライバーは、MICROSARメモリースタックへ簡単に統合できます。

メモリーデータは、チェックサムモジュール(Crc)にて、ご希望のセキュリティーレベルで保護することが可能です。その場合は、MICROSAR.SYS のLIBSモジュールが必要です。

ドキュメント内 MICROSAR (ページ 36-39)

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