14.3 モジュールおよびアドオン
> CanTrcv – CAN Transceiver Driver
このドライバーは外付 CAN トランシーバーの動作状態の制御を担当します。これにはウェイクアップおよびスリープ機能の制御が含まれて います。
> EthTrcv – Ethernet Transceiver Driver
EthTrcv は、同じ種類の複数のトランシーバーを操作するための、統一された、ハードウェアに依存しないインターフェイスを提供します。
EthTrcvの設定はトランシーバー固有であり、使用される物理ネットワークの特長が考慮されます。
AUTOSAR仕様の拡張
> Ethernetトランシーバードライバー、電力線通信(PLC)および無線LAN (WLAN) にも対応(AUTOSAR 4.xおよび3.x)
> FrTrcv – FlexRay Tranceiver Driver
外付FlexRayトランシーバー用のFrTrcvドライバーは、トランシーバーのオン/オフの切替えを担当します。
> LinTrcv – LIN Transceiver Driver
外付LINトランシーバー用のLinTrcvモジュールは、ウェイクアップおよびスリープ機能のモニターと操作を担当します。
AUTOSAR仕様の拡張
> LINトランシーバードライバー(AUTOSAR 3.xにも対応)
> Ext – External Drivers
ベクターはご要望に応じて、外部接続デバイス用のドライバーの実装を提供します。
> Adc (EXT)
> Eep (EXT)
> Fls (EXT)
> EthSwt (EXT)
> Eth (EXT)
> Wdg (EXT)
14.3.1 AUTOSAR仕様を拡張するベクターモジュール
> vSbc – Vector System Basis Chip
vSBCは外部接続されたSystem Basis Chip (SBC) 用の抽象レイヤーを提供します。この実装により、上位レイヤーがSBCハードウェ アを制御するために使用できる、ハードウェアに依存しないインターフェイスが与えられます。vSBC には、SBC 周辺機能に応じて AUTOSAR に準拠した上位レイヤーモジュール(CanTrcv、LinTrcv、Wdg など)が含まれており、BSW スタックはそれを通じて関連する SBC機能にアクセスすることができます。その他のSBC機能にも、vSBCの実装によって提供されるRAW-APIを使用したIOハードウェ アモジュールや、コンプレックスドライバーによってアクセスできます。RAW-API では、SBC レジスターへの基本的なアクセス(読込み/書 込み)が可能です。vSBCには、SBCとの接続を確立するための適切なMCALドライバー(Spiなど)が必要になります。
図 34: System Basis Chipはシリアルインターフェイス(SPI、I²Cなど)を介してマイクロコントローラーと接続されます
14.4 設定
設定には、簡単で便利なツールDaVinci Configurator Proのご利用を推奨します。詳しくは、ベクターまでお問い合わせください。
図 35: DaVinci Configurator ProによるMICROSAR.EXTの設定 14.5 その他のMICROSAR関連製品
外付デバイスは、SPI、DIO、ポートのいずれかで物理的に駆動されます。したがって、それに対応するドライバー(Spi、Dio、Port)が必要で、こ れらはMICROSAR.CALに含まれています。
14.6 その他のサービス
ベクターでは、お客様独自のドライバーやサードパーティー製(半導体メーカーなど)のドライバーをDaVinci Configurator Proに統合するサー ビスを提供しています。これにより、一つのツールでシームレスかつ迅速にECUソフトウェアのすべてを設定できます。