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ITF バーコード (1) データの指定

ドキュメント内 EUR システム設計ガイド (ページ 87-92)

(3) COBOL

4.4  EUR で使用できるバーコード

4.4.3  ITF バーコード (1) データの指定

(3) アイテム枠の幅の指定

帳票に JAN 短縮バーコードを収めるとき,アイテム枠の幅は,求めた値の小数点以下を切り上げた値で確 保すると収まります。サイズに「2」を指定した場合は,アイテム枠の幅を 54(mm)程度確保すると収 まります。

(4) プリンタの解像度によって出力できるバーコードの最小サイズ

出力するプリンタの解像度が 300dpi の場合および 600dpi の場合 最小サイズは 0.8 倍です。

4.4.3 ITF バーコード

フラッグキャラクタは,物流商品コードのうち,国コードなどのフラッグコードを表し,商品コードの管 理単位を識別するキャラクタです。フラッグキャラクタは,国によって,2 桁の場合と 3 桁の場合があり ます。日本の場合は,EAN インターナショナル協会(International Article Numbering Association EAN)から,「49」と「45」が付番されています。

チェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)は,物流識別キャラクタ,フラッグキャラクタ,お よびデータ(データキャラクタ)から,「モジュラス 10」という,モジュラチェックキャラクタを算出す る計算方法を使用して求めてください。

なお,チェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)は,EUR 帳票作成機能で付加することもでき ます。その場合は,半角数字(0〜9)を使用して,13 桁(固定)の情報を,次に示すどちらかの方法で データファイルに指定します。

• 物流識別キャラクタ(1 桁固定)+フラッグキャラクタ(2 桁)+データ(データキャラクタ)(10 桁)

• 物流識別キャラクタ(1 桁固定)+フラッグキャラクタ(3 桁)+データ(データキャラクタ)(9 桁)

チェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)は,[オプション]ダイアログ,または[アイテムの プロパティ]ダイアログで指定できます。

(b) 拡張バージョン

拡張バージョンで表示する場合は,半角数字(0〜9)を使用して,次に示すどちらかの方法で,16 桁(固 定)の情報をデータファイルに指定します。

• スペアキャラクタ「0」(1 桁固定)+物流識別キャラクタ(2 桁固定)+フラッグキャラクタ(2 桁)

+データ(データキャラクタ)(10 桁)+チェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)(1 桁)

• スペアキャラクタ「0」(1 桁固定)+物流識別キャラクタ(2 桁固定)+フラッグキャラクタ(3 桁)

+データ(データキャラクタ)(9 桁)+チェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)(1 桁)

拡張バージョンの形式を次に示します。

スペアキャラクタは,コード体系を調整するためのキャラクタで,「0」固定です。

フラッグキャラクタは,物流商品コードのうち,国コードなどのフラッグコードを表し,商品コードの管 理単位を識別するキャラクタです。フラッグキャラクタは,国によって,2 桁の場合と 3 桁の場合があり ます。日本の場合は,EAN インターナショナル協会(International Article Numbering Association EAN)から,「49」と「45」が付番されています。

チェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)は,物流識別キャラクタ,フラッグキャラクタ,お よびデータ(データキャラクタ)から,「モジュラス 10」という,モジュラチェックキャラクタを算出す る計算方法を使用して求めてください。

なお,チェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)は,EUR 帳票作成機能で付加することもでき ます。その場合は,半角数字(0〜9)を使用して,15 桁(固定)の情報を,次に示すどちらかの方法で データファイルに指定します。

• スペアキャラクタ「0」(1 桁固定)+物流識別キャラクタ(2 桁固定)+フラッグキャラクタ(2 桁)

+データ(データキャラクタ)(10 桁)

• スペアキャラクタ「0」(1 桁固定)+物流識別キャラクタ(2 桁固定)+フラッグキャラクタ(3 桁)

+データ(データキャラクタ)(9 桁)

チェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)は,[オプション]ダイアログ,または[アイテムの プロパティ]ダイアログで指定できます。

(c) アドオンバージョン

アドオンバージョンで表示する場合は,半角数字(0〜9)を使用して,データ(データキャラクタ)(5 桁)+チェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)の情報をデータファイルに指定します。

アドオンバージョンの形式を次に示します。

なお,チェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)は,EUR 帳票作成機能で付加することもでき ます。その場合は,半角数字(0〜9)を使用して,データ(データキャラクタ)5 桁(固定)の情報をデー タファイルに指定します。

チェックキャラクタ(モジュラチェックキャラクタ)は,[オプション]ダイアログ,または[アイテムの プロパティ]ダイアログで指定できます。

(2) サイズの指定

JIS X 0502 で規定されているエレメントのサイズに対する倍率を,0.01 倍単位で指定します。JIS X 0502 では,倍率「1」のとき,エレメントのサイズを,細エレメント幅を 1.016mm,太エレメント幅を 2.540mm に規定しています。「エレメント」とは,1 本の白バー,または黒バーを示します。

(a) 標準バージョンの場合

標準バージョンの場合,データは 14 桁固定です。

(1)ベアラーバー(細エレメント幅1.016mmのとき,4.8mm)

「ベアラーバー」とは,バーコードの周辺を縦,横に取り囲むバーです。

(2)クワイエットゾーン(細エレメント×10)

「クワイエットゾーン」とは,バーコードの両端にある余白部分です。

(3)スタートコードバー(細エレメント×4)

(4)データ(1桁は,細エレメント×3と太エレメント×2)

(5)ストップコードバー(細エレメント×2と太エレメント×1)

(6)クワイエットゾーン(細エレメント×10)

(7)ベアラーバー

例えば,サイズに「1」を指定すると,次に示す式によって,幅 約 152(mm)の ITF 標準バージョンの バーコードが帳票に出力できます。

ベアラーバー=(4.8(mm)×1(倍))×2(個所)

クワイエットゾーン={(1.016(mm)×1(倍))×10}×2(個所)

スタートコードバー=(1.016(mm)×1(倍))×4

ストップコードバー={(1.016(mm)×1(倍))×2}+{(2.540(mm)×1(倍))×1}

データ={(1.016(mm)×1(倍))×3+(2.540(mm)×1(倍))×2}×14(桁)

表 4‒5 標準バージョンのサイズ

[サイズ]の値 帳票に出力されるバーコードの実サイズ

0.1 幅 約 16(mm)

0.7 幅 約 107(mm)

スタートコードバー/ストップコードバーは,2 進法記号で表され,スタートコードバーは「0000」,ス トップコードバーは「100」の固定です。

(b) 拡張バージョンの場合

拡張バージョンの場合は,データは 16 桁固定です。

表 4‒6 拡張バージョンのサイズ

[サイズ]の値 帳票に出力されるバーコードの実サイズ

0.1 幅 約 17(mm)

0.7 幅 約 118(mm)

1.0 幅 約 167(mm)

1.3 幅 約 219(mm)

(c) アドオンバージョンの場合

アドオンバージョンの場合は,データは 6 桁固定です。

表 4‒7 アドオンバージョンのサイズ

[サイズ]の値 帳票に出力されるバーコードの実サイズ

0.1 幅 約 9(mm)

0.7 幅 約 62(mm)

1.0 幅 約 87(mm)

1.3 幅 約 114(mm)

注※

計算すると,幅約 9mm の ITF・アドオンバージョンのバーコードを出力できますが,EUR では,アイテム枠の幅が 13(mm)

程度ないと出力されません。

(3) アイテム枠の幅の指定

帳票に ITF バーコードを収める場合は,求めた値と同じアイテム枠の幅を確保することで収まります。

(4) プリンタの解像度によって出力できるバーコードの最小サイズ

4.4.4 CODE39 バーコード

ドキュメント内 EUR システム設計ガイド (ページ 87-92)