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CODE128 バーコード (1) データの指定

ドキュメント内 EUR システム設計ガイド (ページ 94-100)

(3) COBOL

4.4  EUR で使用できるバーコード

4.4.5  CODE128 バーコード (1) データの指定

JIS X 0504 で規格されている CODE128 バーコードのコードセットは,コードセット A,コードセット B,およびコードセット C があります。そのうち,EUR で CODE128 バーコードを表示する場合は,コー ドセット B とコードセット C を使用して,データ(データキャラクタ)をデータファイルに指定します。

どちらのコードセットを使用するかは,[オプション]ダイアログ,または[アイテムのプロパティ]ダイ アログの[入力データ形式]で指定します。

指定したコードセットで使用できるデータを次に示します。

表 4‒8 CODE128 バーコードで指定できる入力データ

数値 EUR のデータファイルに指定できるデータ

コードセット B を使用する場合 コードセット C を使用する場合

0 △(0x20:半角空白) 00

1 ! 01

2 " 02

3 # 03

4 $ 04

5 % 05

6 & 06

7 ' 07

8 ( 08

9 ) 09

10 * 10

11 + 11

12 , 12

13 - 13

14 . 14

15 / 15

16 0 16

17 1 17

18 2 18

数値 EUR のデータファイルに指定できるデータ

コードセット B を使用する場合 コードセット C を使用する場合

20 4 20

21 5 21

22 6 22

23 7 23

24 8 24

25 9 25

26 : 26

27 ; 27

28 < 28

29 = 29

30 > 30

31 ? 31

32 @ 32

33 A 33

34 B 34

35 C 35

36 D 36

37 E 37

38 F 38

39 G 39

40 H 40

41 I 41

42 J 42

43 K 43

44 L 44

45 M 45

46 N 46

47 O 47

48 P 48

数値 EUR のデータファイルに指定できるデータ

コードセット B を使用する場合 コードセット C を使用する場合

50 R 50

51 S 51

52 T 52

53 U 53

54 V 54

55 W 55

56 X 56

57 Y 57

58 Z 58

59 [ 59

60 \ 60

61 ] 61

62 ^ 62

63 _ 63

64 ` 64

65 a 65

66 b 66

67 c 67

68 d 68

69 e 69

70 f 70

71 g 71

72 h 72

73 i 73

74 j 74

75 k 75

76 l 76

77 m 77

数値 EUR のデータファイルに指定できるデータ

コードセット B を使用する場合 コードセット C を使用する場合

80 p 80

81 q 81

82 r 82

83 s 83

84 t 84

85 u 85

86 v 86

87 w 87

88 x 88

89 y 89

90 z 90

91 { 91

92 | 92

93 } 93

94 ~ 94

95 95

96 96

97 97

98 98

99 [CODEC] 99

100 [CODEB]

101

102 [FNC1] [FNC1]

(凡例)

−:該当する項目はありません。

注※

コードセット B を使用してデータファイルに「0x5C」を指定した場合,出力するときのフォント指定によって,「\」に出力 できます。

\」を「\」に出力する場合は,データキャラクタのフォントに,Arial などの欧文フォントを指定してください。MS ゴシッ クなどの日本語フォントを指定した場合は,「\」のまま出力されます。

コードセット B も,コードセット C も,指定するデータの桁数は任意です。ただし,コードセット C の 場合は,2 桁の数字で一つのバーコードキャラクタを表すので,偶数になるように入力してください。奇 数指定の場合,データは欠損値として扱われ,バーコードは表示されません。

CODE128 バーコードの形式を次に示します。

CODE128 バーコードのスタート/ストップキャラクタと,チェックキャラクタ(モジュラチェックキャ ラクタ)は,バーで表します。

また,CODE128 バーコードのスタート/ストップキャラクタとチェックキャラクタ(モジュラチェック キャラクタ)は,EUR 帳票作成機能が自動付加しているために指定できませんが,指定した入力データ形 式によって,スタートキャラクタが次のように異なります。

CODE128 バーコードには,FNC1 のファンクションキャラクタを EUR 帳票作成機能で付加できます。

FNC1 は,特定の工業規格に合致するシンボルを識別するキャラクタです。FNC1 の付加指定は,[オプ ション]ダイアログ,または[アイテムのプロパティ]ダイアログで指定できます。FNC1 は,スタート キャラクタのあとに付加されます。

CODE128 バーコードでは,帳票出力時にバーコードの幅を補正できます。補正値は,プリンタ定義ファ イルまたは環境変数で指定します。詳細は,マニュアル「EUR 帳票出力 EUR Designer/EUR Viewer 編」またはマニュアル「EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server 編」を参照してください。

(2) サイズの指定

CODE128 で指定できるサイズと単位は,0.1〜1.1mm です。

CODE128 バーコードは,1 モジュールの幅を,0.01mm 単位で指定します。「モジュール」とは,黒 バー,白バー,およびクワイエットゾーンを表現する最小単位です。「クワイエットゾーン」とは,バー コードの両端にある余白部分です。

CODE128 バーコードには,入力データ形式に「コードセット B」と「コードセット C」がありますが,

サイズの求め方は同じです。

(1)クワイエットゾーン(1モジュール×10)

(2)スタートキャラクタ(11モジュール)

(3)データ(1データキャラクタは,11モジュール)

(4)チェックキャラクタ(11モジュール)

(5)ストップキャラクタ(13モジュール)

(6)クワイエットゾーン(1モジュール×10)

例えば,12 桁のデータ(データキャラクタ)を表示するとき,サイズに「0.5」を指定すると,次に示す 式によって,幅 93.5(mm)の CODE128 バーコードが帳票に出力できます。

クワイエットゾーン=(0.5(mm)×10)×2(個所)

スタートキャラクタ=11(モジュール)×0.5(mm)

データ=(11(モジュール)×12(桁))×0.5(mm)

チェックキャラクタ=11(モジュール)×0.5(mm)

ストップキャラクタ=13(モジュール)×0.5(mm)

CODE128 バーコードに FNC1 を付加する場合

[FNC1 を付加する]のチェックボックスをオンにしたときは,スタートキャラクタの右横にファンク ションキャラクタが付加されます。

(7)ファンクションキャラクタ(11モジュール)

例えば,12 桁のデータ(データキャラクタ)を表示するとき,サイズに「0.5」を指定すると,次に示 す式によって,幅 99(mm)の CODE128 バーコードが帳票に出力できます。

クワイエットゾーン=(0.5(mm)×10)×2(個所)

スタートキャラクタ=11(モジュール)×0.5(mm)

ファンクションキャラクタ=11(モジュール)×0.5(mm)

データ=(11(モジュール)×12(桁))×0.5(mm)

チェックキャラクタ=11(モジュール)×0.5(mm)

ストップキャラクタ=13(モジュール)×0.5(mm)

(3) アイテム枠の幅の指定

CODE128 バーコードの場合,計算で求めた値でアイテム枠を確保しても,多少横に広がって出力されま す。そのため,帳票に CODE128 バーコードを収めるときは,アイテム枠の幅を少し余裕を持って確保し てください。サイズに「0.5」を指定した場合,求めた値は幅 93.5(mm)ですが,帳票に確保するアイ テム枠の幅を 94(mm)程度確保すると収まります。

• FNC1 を付加した CODE128 バーコードの場合

帳票に FNC1 を付加した CODE128 バーコードを収める場合は,サイズに「0.5」を指定したとき,

帳票に確保するアイテム枠の幅を 100(mm)程度確保すると収まります。

(4) プリンタの解像度によって出力できるバーコードの最小サイズ

出力するプリンタの解像度が 300dpi の場合 最小サイズは 0.20mm です。

出力するプリンタの解像度が 600dpi の場合 最小サイズは 0.15mm です。

ドキュメント内 EUR システム設計ガイド (ページ 94-100)