(3) COBOL
4.10 EUR で使用できる外字
4.10.1 プリンタでの印刷,および PDF 形式ファイル出力での外字の使用 方法
プリンタで印刷したり,PDF 形式ファイルに出力したりする場合の外字の使用方法は,OS ごとに異なり ます。
OS ごとの外字の使用方法を説明します。
(1) Windows 環境での外字の使用方法
Windows 環境で外字を含む帳票を出力するには,次の 2 種類の方法があります。
• 外字ファイルを使用する
• EUR フォントファイルを使用する(PDF 形式ファイル出力の場合だけ)
(a) 外字ファイルを使用する
次のどちらかの方法で出力する場合,外字ファイル(*.tte)を環境変数「EURPS_GAIJIFONT」に指定 して外字を出力できます。外字ファイルは帳票サーバに準備してください。
• 帳票サーバに登録されたプリンタに出力する
• PDF 形式ファイルに出力する
PDF 形式ファイルに出力する場合も,外字ファイルは PDF を作成する環境(帳票サーバ)だけに必要で す。PDF 形式ファイルには,外字は画像として埋め込まれるため,クライアント環境に PDF 形式ファイ ルを転送しても,外字の閲覧,印刷ができます。
外字ファイルを使用して,外字を含む帳票を PDF 形式ファイルに出力する場合のイメージを次の図に示し ます。
図 4‒2 外字ファイルを使用した外字の出力(PDF 形式ファイル出力)
なお,外字ファイルを使用しない場合は Windows 標準外字を使用することもできますが,正しく出力さ れなかったり,サービスから使用できなかったりすることがあります。
■注意
• 帳票を PDF 形式ファイルに出力した場合,外字は画像として PDF 形式ファイル中に埋め込むの で,外字の検索と複写はできません。
• ベンダ定義文字は,プリンタドライバで「TrueType をプリンタフォントで置き換える」が設定さ れていると,プリンタによってはベンダ定義文字が正しく印刷されないことがあります。この場合 は,TrueType で出力するように設定してください。
メモ
環境変数「EURPS_GAIJIFONT」を指定すれば,Windows をログオフした環境でも外字を 出力できます。
(b) EUR フォントファイルを使用する
EUR フォントファイル(*.edf)は,Windows 環境の外字を UNIX/Linux 環境でも出力できるようにす るためのファイルです。Windows 環境でも PDF 形式ファイル出力の場合だけ,Windows 環境でも使用 できます。EUR フォントファイルの作成時には,指定した文字が画像として収録されます。
EUR フォントファイルを使用して,外字を含む帳票を PDF 形式ファイル出力する場合のイメージを次の 図に示します。なお,図中では例として EUR 帳票作成機能を使用しています。
図 4‒3 EUR フォントファイルを使用した外字の出力(PDF 形式ファイル出力)
EUR フォントファイルの作成には,EUR フォントファイル作成ツール(expedf32 コマンド)を使用し ます。EUR フォントファイルの作成方法については,マニュアル「EUR システム構築ガイド」を参照し てください。
■EUR フォントファイルの使用方法
作成した EUR フォントファイルを使用する場合,使用する EUR フォントファイルを次に示す環境変 数に指定する必要があります。
• EURPS_PDL_EXMINFONTPATH
明朝体用として作成した EUR フォントファイル名(*.edf)をフルパスで指定します。
• EURPS_PDL_EXGOTFONTPATH
ゴシック体用として作成した EUR フォントファイル名(*.edf)をフルパスで指定します。
■EUR フォントファイルについての注意事項
• PDF 形式ファイル出力で EUR フォントファイルを使用する場合,出力される文字にボールド属性 は適用されません。
• 環境変数「EURPS_GAIJIFONT」で外字ファイル(*.tte)を指定した場合は,EUR フォントファ イルの指定が優先されます。
• EUR フォントファイルは,ローカルディスクに保存してください。
• EUR フォントファイルが読み込めない,またはメモリが不足すると,エラーになります。制限値を 使用する EUR フォントファイルのサイズに合わせて拡張してから,再度実行してください。
• PDF 形式ファイル出力中にエラーが発生した場合,次に示すエラーが表示されます。
KEEU101-E PDF 変換中にエラーが発生しました。
(2) UNIX/Linux 環境での外字の使用方法
UNIX/Linux 環境で外字を含む帳票を出力するには,次の 2 種類の方法があります。
• EUR フォントファイルを使用する
• OS の外字システムを使用する(UNIX 環境だけ)
(a) EUR フォントファイルを使用する
EUR フォントファイルを使用して Windows 環境の外字を UNIX/Linux 環境で出力できます。
EUR フォントファイル(*.edf)は,Windows 環境で作成した外字を UNIX/Linux 環境で出力できるよ うに変換したものです。EUR フォントファイルの作成時には,指定した文字が画像として収録されます。
外字ファイルに登録された外字を EUR フォントファイルに収録して,UNIX/Linux 環境でプリンタ出力 する場合のイメージを次の図に示します。なお,図中では例として EUR 帳票作成機能を使用しています。
図 4‒4 EUR フォントファイルを使用した外字の出力(プリンタ出力)
EUR フォントファイルの作成には,EUR フォントファイル作成ツール(expedf32 コマンド)を使用し ます。EUR フォントファイルの作成方法については,マニュアル「EUR システム構築ガイド」を参照し てください。
■EUR フォントファイルの使用方法
作成した EUR フォントファイルを使用する場合,使用する EUR フォントファイルを次に示す環境変 数に指定する必要があります。
• EURPS_PDL_EXMINFONTPATH
明朝体用として作成した EUR フォントファイル名(*.edf)をフルパスで指定します。
• EURPS_PDL_EXGOTFONTPATH
ゴシック体用として作成した EUR フォントファイル名(*.edf)をフルパスで指定します。
■EUR フォントファイルについての注意事項
• EUR フォントファイルを使用する場合,出力される文字については出力先別に次の制限があります。
PDF:ボールド属性は適用されません。
PostScript:ボールド属性は適用されません。
LIPS:ボールド属性,イタリック属性は適用されません。
ESC/P:ボールド属性,イタリック属性は適用されません。
• 出力する文字が EUR フォントファイルに収録されていない場合は,「 (全角空白)」を出力します。
• 環境変数「EURPS_GAIJIFONT」で OS ごとに用意された外字を定義したフォントファイル
(*.pcf)を指定した場合は,EUR フォントファイルの指定が優先されます。
• EUR フォントファイルは,ローカルディスクに保存してください。
• EUR フォントファイルが読み込めない,またはメモリが不足すると,エラーになります。制限値を 使用する EUR フォントファイルのサイズに合わせて拡張してから,再度実行してください。
• プリンタ出力中または PDF 形式ファイル出力中にエラーが発生した場合,次に示すエラーが表示さ れます。
プリンタ出力の場合
KEEU102-E 印刷処理中にエラーが発生しました。
PDF 形式ファイル出力の場合
KEEU101-E PDF 変換中にエラーが発生しました。
(b) OS の外字システムを使用する(UNIX 環境だけ)
OS の外字システムで定義した外字を出力できます。ただし,Linux 環境では外字を使用できません。
また,私用領域のうち,外字が定義されていない符号位置を指定した場合は,「 (全角空白)」を出力しま す。
外字システムでの外字の定義方法は次のとおりです。
• AIX 環境の場合
AIX 外字ツール(fontutil コマンド)を使用して,24×24 ドットの外字パターンを定義します。AIX 外字ツールについては,AIX 環境での外字の登録方法が記載されているマニュアルなどを参照してくだ さい。
AIX の場合,作成したフォントファイル(*.pcf)を,EUR サーバ帳票出力機能で使用できるように非 圧縮形式に解凍したあと,環境変数「EURPS_GAIJIFONT」にフルパスで指定することで使用できま す。
• HP-UX 環境の場合
HP-UX 外字ツール(xudced コマンド)を使用して,24×24 ドットの外字パターンを定義します。
HP-UX 外字ツールについては,HP-UX 環境での外字の登録方法が記載されているマニュアルなどを 参照してください。
作成された udc ファイルをフォントファイル(*.pcf)にマージしたあと,マージしたファイルを環境 変数「EURPS_GAIJIFONT」にフルパスで指定することで使用できます。
■注意
• 帳票を PDF 形式ファイルに出力した場合は,外字は画像として PDF 形式ファイル中に埋め込むの で,外字の検索と複写はできません。
• Shift JIS ロケール環境で実行する場合,ベンダ定義文字はコードで出力されますので,プリンタに よって,正しく印刷されないことがあります。