第7章 Excelファイル出力時のトラブル
7.1 Excelファイルが出力されない
ここでは、帳票出力(Excelファイル出力)した場合に、Excelファイルが出力されないエラーとなるトラブル事例について記載していま す。
7.1.1 「Error:M2X:00000002:Data Error:(詳細メッセージ)」というエラーメッセージが 出力され、Excelファイルが出力されない
詳細メッセージの内容により、以下の原因、対処方法があります。
●詳細メッセージ:(It made an error of barcode library.(エラー詳細コード))の場合
原因
以下の原因が考えられます。
1. バーコードのデータ長、または文字種が不正である。
2. QR Code(マイクロQR)の誤り訂正比率に「誤り検出のみ」を指定しているのに、バーコードデータに数字6文字以上、または数字
以外の文字種を指定している。
3. EAN-128(コンビニエンスストア向け)の先頭データ2バイトに91以外を指定している。
対処方法
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
1. バーコードにより扱えるデータ長や文字種が異なるため、データに問題がないか確認してください。
2. バーコードデータは数字5文字以内で指定してください。
バーコードデータを変更しない場合、誤り訂正比率に「誤り検出のみ」以外を指定してください。
3. EAN-128(コンビニエンスストア向け)の先頭データ2バイトには、91を指定してください。
●詳細メッセージ:(It made an error of the OOXML library.(エラー詳細コード))の場合
なお、詳細メッセージ内に出力されているエラー詳細コード(errdetailcode)も参考にし、原因を特定してください。
原因
以下の原因が考えられます。
1. サポートしていないイメージデータを指定していることが考えられます。
errdetailcode=22
2. 帳票様式定義で定義している組込みメディア項目のサイズが大きすぎます。
errdetailcode=-1
対処方法
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
1. サポートしているイメージデータを指定してください。詳細については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”の帳票 様式情報のサポート範囲についての記載を参照してください。
2. 帳票様式定義で定義している組込みメディア項目のサイズを見直してください。
7.1.2 「Error:M2X:00000004:File-access Error:(詳細メッセージ)」というエラーメッ セージが出力され、Excelファイルが出力されない
詳細メッセージの内容により、以下の原因、対処方法があります。
●詳細メッセージ:(Cannot find the keyword of [MF-XLSX] in envfile.)の場合
原因
Excel環境設定ファイル(lc_xlsx_env.conf)に[MF-XLSX]セクションがありません。
環境が壊れている可能性があります。
対処方法
Excel環境設定ファイル(lc_xlsx_env.conf)の[MF-XLSX]セクションを確認してください。
格納先は、以下のとおりです。
・ 【Windows版】の場合
List Creatorインストールディレクトリ\conf
・ 【UNIX系OS版】の場合 /etc/opt/FJSVxlsx/conf
●詳細メッセージ:(Cannot open the envfile.)の場合
原因
Excel環境設定ファイル(lc_xlsx_env.conf)が存在しません。
環境が壊れている可能性があります。
対処方法
Excel環境設定ファイル(lc_xlsx_env.conf)を確認してください。
格納先は、以下のとおりです。
・ 【Windows版】の場合
List Creatorインストールディレクトリ\conf
・ 【UNIX系OS版】の場合 /etc/opt/FJSVxlsx/conf
●詳細メッセージ:(It failed in making the output file.)の場合
原因
以下の原因が考えられます。
1. Excelファイル出力先のディレクトリにアクセス権がない。
2. Excelファイル名の長さがフルパスで上限値を超えている。
3. Excelファイル名の最後に「/」、または「\」を指定している。
対処方法
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
1. Excelファイル出力先のディレクトリにアクセス権を付加してください。
2. Excelファイル名の長さがフルパスで上限値を超えないようにしてください。上限値は以下のとおりです。
- 【Windows版】の場合
259 文字以内かつ512 バイト以内
- 【UNIX系OS版】の場合 512 バイト以内
3. 正しいファイル名を指定してください。
●詳細メッセージ:(It made an error of the OOXML library.(エラー詳細コード))の場合
なお、詳細メッセージ内に出力されているエラー詳細コード(errdetailcode)も参考にし、原因を特定してください。
原因
以下の原因が考えられます。
1. Excelファイル出力先のファイル、またはディレクトリにアクセス権がない。
- 【Windows版】の場合
- V9.0.1以前の場合
errdetailcode=5
- V9.1.0以降の場合
errdetailcode=13
- 【UNIX系OS 版】の場合 errdetailcode=13
2. Excelファイル出力先ドライブ、または作業用ディレクトリのドライブのディスクの空き容量が不足している。
- 【Windows版】の場合
- V9.0.1以前の場合
errdetailcode=112
- V9.1.0以降の場合
errdetailcode=28
- 【UNIX系OS版】の場合 errdetailcode=28
3. 作業用ディレクトリのドライブのディスクの空き容量が不足している、またはExcelファイル出力時に作成する作業ファイルが2GB
(【Windows/Solaris版】)、4GB(【Linux for Intel64/Linux for Itanium 版】)を超えている。
- 【Windows版】の場合 errdetailcode=-4
- 【Solaris版】の場合
errdetailcode=10、またはerrdetailcode=27
- 【Linux for Intel64/Linux for Itanium 版】の場合 errdetailcode=11
4. Excelファイル名に存在するディレクトリ名を指定した。
- 【Windows版】の場合
errdetailcode=5
- 【UNIX系OS版】の場合 errdetailcode=21
5. Excelファイル出力時の格納先ファイル名に、ファイル名として使用できない文字(「:(コロン)」など)が含まれている。(【Windows
版】の場合)
errdetailcode=22
対処方法
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
1. Excelファイル出力先のファイル、またはディレクトリに、Excelファイル出力機能が動作しているプロセスに対して、ファイルの書き 込みが可能なアクセス権を付加してください。
2. Excelファイル出力先ドライブ、または作業用ディレクトリのドライブのディスクの空き容量を増やしてください。
3. 以下の作業用ディレクトリのドライブのディスクの空き容量を増やしてください。または、入力データを細分化するなどして、作業 ファイルが2GB(【Windows/Solaris版】)、4GB(【Linux for Intel64/Linux for Itanium 版】)を超えないようにしてください。
- 【Windows版】の場合
List Creatorの環境設定で指定した作業用ディレクトリ
- 【Solaris版】の場合 /var/tmp
- 【Linux for Intel64/Linux for Itanium 版】の場合 /tmp
4. Excelファイル名にディレクトリとして存在しない名前を指定してください。
ポイント
- ディスクの使用量を見積もる場合は、ソフトウェア説明書、またはインストールガイドを参照してください。
5. Excelファイル出力時の格納先ファイル名には、ファイル名として使用可能な文字を指定してください。
7.1.3 「Error:M2X:00000016:Limit Error:(詳細メッセージ)」というエラーメッセージ が出力され、Excelファイルが出力されない
原因
以下の原因が考えられます。
1. 出力可能なシート数を超えている。
2. Excel文書情報ファイル、またはExcel環境設定ファイルで指定しているシート数拡張指定(XLSX-OFFICE)に誤りがある。
対処方法
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
1. 出力可能なシート数を超えないように、データを分割してください。
出力可能なシート数については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”の帳票出力時の上限値についての記載を 参照してください。
2. Excel文書情報ファイル、またはExcel環境設定ファイルで指定しているシート数拡張指定(XLSX-OFFICE)が正しく指定されて
いるか確認してください。
指定方法については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”のExcel文書情報ファイルやExcel環境設定ファイルの 指定方法についての記載を参照してください。
7.1.4 「Error:M2XK:00000004:File-access Error:(詳細メッセージ)」というエラーメッ セージが出力され、Excelファイルが出力されない
原因
オーバレイ処理中に、作業用ディレクトリのドライブのディスクの空き容量が不足していることが考えられます。
対処方法
以下の作業用ディレクトリのドライブのディスクの空き容量を増やしてください。
・ 【Windows版】の場合
List Creatorの環境設定で指定した作業用ディレクトリ
・ 【Solaris版】の場合 /var/tmp
・ 【Linux for Itanium/Linux for Intel64版】の場合 /tmp
7.1.5 オーバレイでイメージを使用した場合、「Error:M2X:00000002」メッセージが出 力され、Excelファイルが出力されない
原因
オーバレイで使用したイメージデータが、BMPファイル形式ではなく、クリップボードのイメージとして格納されていることが考えられま す。
対処方法
List Creatorデザイナでオーバレイイメージとしてクリップボード上のJPEG形式のイメージを配置した場合、エラーとなる場合がありま す。
この場合、お使いのコンピュータの環境設定で、表示色を「TrueColor(32ビット)」に変更して、再度行ってください。
上記の対応でもエラーとなる場合、帳票様式定義画面でオーバレイイメージを配置するときに、配置する領域を選択後、「書式」-「プ ロパティ」を選択して[イメージ]タブの「ファイルから読込み」でBMPファイルを選択してください。
7.1.6 帳票出力インタフェースでページ番号を指定するとエラーになる
原因
以下の原因が考えられます。
1. 指定したページがない可能性があります。
2. 総ページ数を超えたページ番号が指定された可能性があります。
List Creator デザイナの帳票業務情報のプロパティ、または帳票出力インタフェースで、[明細の出力方法]に[印刷範囲の縦幅
でシートを変えずに出力する]を指定している場合、改シート制御数が総ページ数となります。
対処方法
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
1. 指定したページが存在するか確認してください。
2. List Creator デザイナの帳票業務情報のプロパティ、または帳票出力インタフェースで、[明細の出力方法]に[印刷範囲の縦幅
でシートを変えずに出力する]を指定している場合、総ページ数を超えないページ番号を指定してください。