第9章 Webクライアントのトラブル
第3部 トラブルの情報を採取する
14.8 システムコールのトレース情報を採取する
第 13 章 トラブル情報の採取方法( Windows の場合)
ここでは、動作オペレーティングシステムがWindowsの場合における、トラブル情報の採取手順、障害調査用情報採取ツールの使用 方法、および各種情報の採取方法について説明します。
13.1 トラブル情報の採取手順
List Creatorから通知されるメッセージや本書のトラブルシューティングを参照してもトラブルが解消できない場合、トラブル調査用の情 報を採取し、当社技術員へ連絡します。
Windows環境でトラブル情報を採取する場合、以下の手順でトラブル調査用の情報を採取してください。
表13.1 トラブル情報の採取手順
手順 概要 参照先
1)準備
(設定)
を行う
(※任意)
入力データの退避を行うよう 設定する場合
あらかじめ、帳票出力サーバのList Creatorの環境設定画 面([トレースログ]タブ)で、「入力データを退避する」設定 を行う。
オンラインマニュアル
“環境設定・帳票運用 編”
フォーマッティングログを採 取する場合
帳票出力コマンドのオプション指定時に、
「-p " ログ出力先"」を指定して帳票出力する。
⇒“13.3 フォーマッティ ングログを採取する”
Web手元印刷機能における トラブル情報を採取する場 合
あらかじめ設定を行う。
・ Webクライアント
Webクライアントでトレースログを採取するための環境 設定を行う。
・ Webサーバ
Webサーバのアクセスログを採取するための設定を行 う。
・ Webクライアント
⇒“13.4.2 トレース ログ環境設定 ”
・ Webサーバ
⇒ “ 13.4.3 Web サーバのログ ”
XBRLデータ対応機能の ログを採取する場合
設定ファイルを変更し、XBRLデータ対応機能のログを採 取する設定を行う。
⇒“13.5 XBRLデータ 対応機能ログを採取す る ”
Database Direct連携ログを 採取する場合
帳票出力時の環境変数に、Database Direct 連携ログを採 取するための設定を行う。
⇒“13.6 Database Direct連携ログを採取 する ”
2)帳票出力 を実行する
(※任意)
トラブル情報を採取する場 合に、あらかじめ必要な設 定を変更した場合
帳票出力を実行する -
3)障害調査 用情報採取 ツールを実 行する
(※必須)
帳票出力サーバで、障害調 査用情報採取ツールを使用 して必要な情報を採取する。
分散出力を行っている場合 は、アプリケーションサーバ でも障害調査用情報採取 ツールを使用して必要な情 報を採取する。
Web手元印刷型の場合は、
Webクライアント側で障害調 査用情報採取ツールを使用 して必要な情報を採取する。
動作オペレーティングシステ ムによって、必要な情報を採 取する手順は異なります。
動作オペレー ティングシステ ムが以下の場 合
・ Windows
Server 2008
・ Windows
Server 2012
・ Windows
Server 2016
・ Windows
Vista
Administrator用障害調査用情報採取
ツール(OARSdt/OARSdtWコマンド)を実
行する。
管理者権限が取得できない環境の場合 は、一般ユーザ用障害調査用情報採取 ツール(OARSUsr コマンド)で情報を採 取する。
⇒指定したフォルダ配下に圧縮ファイル
「oapressa.far」(OARSUsr/OARSUsrWコ マンドを実行した場合は「oapressu.far」)
が作成される。
⇒“13.2.2
Administrator用障害 調査用情報採取ツー ル(OARSdtコマンド)”
⇒“ 13.4.1.2 Administrator用障害 調査用情報採取ツー ル(OARSdtWコマン ド)”
⇒“ 13.2.1 一般ユーザ 用障害調査用情報採 取ツール(OARSUsrコ マンド)”
⇒“ 13.4.1.1 一般ユー ザ用障害調査用情報 採取ツール
手順 概要 参照先
・ Windows
7
・ Windows
8
・ Windows
10
(OARSUsrWコマン ド)”
3)障害調査 用情報採取 ツールを実 行する
(※必須)
帳票出力サーバで、障害調 査用情報採取ツールを使用 して必要な情報を採取する。
分散出力を行っている場合 は、アプリケーションサーバ でも障害調査用情報採取 ツールを使用して必要な情 報を採取する。
Web手元印刷型の場合は、
Webクライアント側で障害調 査用情報採取ツールを使用 して必要な情報を採取する。
動作オペレーティングシステ ムによって、必要な情報を採 取する手順は異なります。
動作オペレー ティングシステ ムが以下の場 合
・ Windows
XP
・ Windows
Server 2003
・ Windows
2000
1.トラブルが発生したユーザで一般ユー ザ用障害調査用情報採取ツール
(OARSUsr/OARSUsrWコマンド)を実行 する。
⇒指定したフォルダ配下に圧縮ファイル
「oapressu.far」が作成される。
2.その後、Administrators 権限を持つユー ザでコンピュータにログオンし直し、
Administrator用障害調査用情報採取
ツール(OARSdt/OARSdtWコマンド)を実
行する。
⇒指定したフォルダ配下に圧縮ファイル
「oapressa.far」が作成される。
⇒“13.2.2
Administrator用障害 調査用情報採取ツー ル(OARSdtコマンド)”
⇒“ 13.4.1.2 Administrator用障害 調査用情報採取ツー ル(OARSdtWコマン ド)”
⇒“ 13.2.1 一般ユーザ
用障害調査用情報採 取ツール(OARSUsrコ マンド)”
⇒“ 13.4.1.1 一般ユー ザ用障害調査用情報 採取ツール
(OARSUsrWコマン ド)”
3)障害調査 用情報採取 ツールを実 行する
(※必須)
帳票出力サーバで、障害調 査用情報採取ツールを使用 して必要な情報を採取する。
分散出力を行っている場合 は、アプリケーションサーバ でも障害調査用情報採取 ツールを使用して必要な情 報を採取する。
Web手元印刷型の場合は、
Webクライアント側で障害調 査用情報採取ツールを使用 して必要な情報を採取する。
動作オペレーティングシステ ムによって、必要な情報を採 取する手順は異なります。
動作オペレー ティングシステ ムが以下の場 合
・ Windows
98
・ Windows
Me
Administrator用障害調査用情報採取
ツール(OARSdt/OARSdtWコマンド)を実
行する。
⇒指定したフォルダ配下に圧縮ファイル
「oapressa.far」が作成される。
⇒“13.2.2
Administrator用障害 調査用情報採取ツー ル(OARSdtコマンド)”
⇒“ 13.4.1.2 Administrator用障害 調査用情報採取ツー ル(OARSdtWコマン ド)”
4)その他の
情報を記録 する
(※任意)
“12.5 その他”を参照し、必要な情報を控える。 ⇒“12.5 その他 ”
5)当社技術
員に情報を 提供する
(※必須)
障害調査用情報採取ツールで採取された情報(作成された圧縮ファイルなど)をコピーし、採取された各機能のロ グ情報やトレース情報、および記録した情報もあわせて提供する。
差し支えなければ、帳票出力時に使用した資源やアプリケーションなどの帳票出力時の属性情報も提供する。
-:特になし
以下に、Windows環境の場合に、各サーバで採取が必要なトラブル情報について示します。
13.2 障害調査用情報採取ツール
ここでは、アプリケーションサーバおよび帳票出力サーバで使用する障害調査用情報採取ツール
(コマンド)について説明します。
ポイント
・ Webクライアントで使用する障害調査用情報採取ツールについては、以下を参照してください。
⇒“13.4.1 障害調査用情報採取ツール”
13.2.1 一般ユーザ用障害調査用情報採取ツール(OARSUsrコマンド)
OARSUsrコマンドは、List Creatorのトラブル発生時の調査用資料として、トラブルが発生したユーザの情報を一度にもれなく採取する ためのコマンドです。このコマンドを、一般ユーザ用障害調査用情報採取ツールといいます。
OARSUsrコマンドを実行すると、障害調査用の情報が自動的に採取され、採取された情報が圧縮されたファイル(oapressu.far)が自
動的に作成されます。この圧縮ファイルを、障害調査用情報として当社技術員へ提供します。
13.2.1.1 採取される情報
以下の情報が採取されます。
・ ログオンしたユーザの設定情報 ログオンユーザレジストリ情報
(HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Fujitsu\SystemWalker/OutputASSIST配下)
・ フォーマッティングログ(*1)
*1:採取するかどうかを選択できます。
フォーマッティング処理に関するトラブルが発生した場合は、 “13.3 フォーマッティングログを採取する”にしたがって事前に フォーマッティングログを採取しておいてください。
Windowsへのリモート帳票出力時、コネクタ連携出力時は、“13.3.4 prputprtコマンドの場合(帳票出力サーバがWindowsの場 合)”、および“13.3.2 prputexコマンドの場合(帳票出力サーバがWindowsの場合)”にしたがってフォーマッティングログを採取 します。
13.2.1.2 注意事項
・ 本コマンドは、Windowsでトラブルが発生したときに、トラブルが発生したユーザで実行してください。
・ 障害調査用情報格納先フォルダには、空き容量100Mバイト以上のドライブ配下のフォルダを指定してください。
・ 本コマンドは、複数同時に実行できません。OARSdtコマンドとも同時に実行できません。
13.2.1.3 指定方法
一般ユーザ用障害調査用情報採取ツールを使用する場合、採取時の情報をコマンドで指定する方法と、障害調査用情報採取画面 で指定する方法があります。
●画面で指定する場合
[記述形式]
障害調査用情報採取画面を設定するには、以下のコマンドを指定します。
OARSUsr
⇒障害調査用情報採取画面が表示されます。
[画面説明]
障害調査用情報採取画面では、以下の情報を設定できます。
障害調査用情報格納先:
障害調査用情報格納先フォルダを指定します。
半角259文字以内、または全角129文字以内のフルパスで指定します。
注意
・ 格納先フォルダ名にはUNC パス名(\\リモートホスト名\ パス名)を指定しないでください。
採取情報:
採取する障害調査用情報を選択します。以下のチェックボックスがあります。
- ログオンしたユーザの設定情報(必須)
- フォーマッティングログ
各チェックボックスをチェックしたときに採取される情報については、“13.2.1.1 採取される情報 ”を参照してください。
●コマンドで指定する場合
[記述形式]
コマンドの記述形式を示します。
[ ]は、省略できることを示します。
OARSUsr 障害調査用情報格納先フォルダ名 [ -all ]
[ -w ] [ -m ]
[説明]
以下に、上記コマンドのオプションについて説明します。
障害調査用情報格納先フォルダ名:
障害調査用情報格納先フォルダ名を259バイト以内のフルパスで指定します。
オプションを指定する場合は、障害調査用情報格納先フォルダ名を必ず指定してください。
注意
- 格納先フォルダ名にはUNCパス名(\\リモートホスト名\パス名)を指定しないでください。
- 格納先フォルダ名に空白が含まれている場合は、「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定してください。
-all:
ログオンしたユーザの設定情報/製品情報以外の情報も採取する場合に指定します。
フォーマッティング処理に関するトラブルが発生した場合は、トラブルが発生したユーザで“13.3 フォーマッティングログを採取す る”にしたがってフォーマッティングログを採取した後、本コマンドでこのオプションを指定してください。
省略すると、ログオンしたユーザの設定情報/製品情報のみ採取されます。
採取される情報については、“13.2.1.1 採取される情報”を参照してください。
-w:
障害調査用情報格納先フォルダにすでに同名の障害調査用圧縮ファイルが存在し、上書きする場合に指定します。
省略し、障害調査用情報格納先フォルダにすでに同名の障害調査用圧縮ファイルが存在した場合、コマンドはエラーになります。
-m:
ポップアップメッセージの表示を抑止する場合に指定します。
[記述例]
すべての情報を採取し、「C:\TEMP」に保存します。