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3人

ドキュメント内 中学生の漢字習得に関する研究 (ページ 128-134)

文字として

の使fli度

充 79 旨 31 刃 17 穂 38

4 り倫 5 7 0 86 00 つσ りμ 2 ごひ

蝉吟渋苗憤浦

契 31

御261

 2        1

798010296829371232

緒井昔憎被払募免謡

その読み方 での使用度 あてる 3 むね 鈴

ジン  1 スイ  2  Se =Lウ 0  とる  1  ジュウ 0  ビョウ 5 いきどおる7  ホ    1 ちぎる 0 ギョ  8  お   4  セイ  4  セキ  0  ゾウ  5  こうむる1  フツ  1  つのる 1 まぬがれる4  うたい 1

使 薔ナ {列

充てる(1種)

旨〈1}

自刃(1>

出穂(1)

執る(1)

育苗 幼苗{2>

憤り 憤る(2}

田浦江(1,地名)

御意 御苑 御刀 御更 制御 統御

防御7}

下緒  鼻緒(2>

井(石油井) 市井(2)

僧悪; 愛憎(2)

被る{1}

払拭(1)

募る(1)

免れる(1)

謡い声(エ)

4人

   寧 虚弓隠執山酔惜摘敷紛冒涙 656216270174247323316116

コ   3 コウ  7 セ    5 シュウ 7 ジン  8 スイ  6 セキ  1 つむ  2 フ    1 まぎれる2 おかす 1 ルイ  3

虚無僧(1}

風戸 大綱 要綱(3)

毎月巴  布施(2)

執着 執念(2)

尽力 大尽 打尽 無尽(4)

酔狂 心酔 陶酔 麻酔(4)

愛惜(1)

摘む(1)

敷設(1)

紛れ 紛れる(2}

冒す(1)

血涙  声涙  落涙(3)

 文字としての使用度に比べて,成績不振の銀翼は謂の使用度のほうが非常に 低いことがわかる。中にはこの調査では使用度0(泣3祝言弾ミ言ユ契薯ぎ昔セキ)の音談

もあり,こうした音又は謂は例外なしに読みの成績も不振である。もっとも中

・には,旨のむね,憤のいきどおる,尽のジンなど,不振の成績の音又は訓の使 用度が全体使用度に比べて,使用度の低さの割合が比較的少ないものもあるが,

これなどは,用語として,中学生になじみが少ないもの(例一旨,尽など),二 三のあるもの(例一憤)など,それぞれ不振の他の因子が重複しているものと 思われる。しかし,それにしても,使用度は少ないのである。

(参  …考)

 次に参考までにある読みでは8入読めるが,その他の音又は訓の読みでは,

.5人〜7人の成績の音訓の雑誌での使用状況をあげておく。

 8入/5人の字

 (その文字の全体使馬度)→(成績の不振の音訓での使用度)

依(42)→エ   (1) 押(122)→オウ (3) 戒(28)→いましめる(4)

皆=(78)→カイ  (2)  梅(18)→くいる(3)。くやむ(4)

堪(21)→たえる (6) 祈(31)→キ   (8) 驚(67)→キョゥ  (4)

仰(43)→おおせ (9)  暁(10)→ギョウ (2)  軒(28)→のき   (3)

      第2章巌周漢字の習得状況一読み 127 鮒(71)→いる  (3)  潤(18)→うるおう(1) 弼(21)→めす   (12)

焦(36)→こげる (9) 浸(23)→ひたす (5) 尋(13)→ジン  (4)

袋(58)→タイ  (0) 滞(20)→とどこおる(1)堤(12)→つつみ  (2)

.卑(12)→いやしい(2)   月要(73)→ヨウ   (4)

8人/6人の掌

(その文字の金体使用度→成績不振の音訓での使用度)

干(62)→ひる  (5) 甘(46)→カン  (6) 含(46)一}ガン   (6)

偽(14)→いつわる(2)  凝(20)abこる  (9) 駆(32)ゆかける  (11)

携(9)吟たずさえる(0)穴(64)→ケツ  (2) 紅(35)→ク    (0)

裁(195)→たつ (85) 伺(14)→うかがう(12) 煮(62)→シャ   (5)

       )趣(59)一一・・おもむき(6) 寿(21)一〉ことぶき(0) 譲(20)→ゆずる  (9 辛(25)→からい (2) 侵(13)→おかす (5)  吹(86)→スイ   (1)

桑(10)→ソウ  (0) 巣(30)→ソウ  (8) 稲(55)→Fウ   (10)

杯(92)→さかずき(6) 縛(11)→しばる (9) 伏(55)→フク   (7)

慕(10)→したう (5) 奉(33)→たてまつる(3)妨(9)→さまたげる(1)

優(179)→やさしい(10) 憂(12)→うれい(3)・うれえる(1)

誉(13)→ほまれ (0) 裏(256)→リ  (14) 裂(24)→さく  (3)

8人/7人の寧

(その文字の全体使用度→成下不振の音訓での使用度)

隠(34)→イン  (11) 沿(19)→そう  (12) 縁(86)→ふち   (26)

桜(34)→オウ  (1)  嫁(34)→カ   (2)  隔(i3)→カク   (10)

詰(58)一→キツ  (3)  弓(13)→・キュウ (3)  拒(18)→こばむ  (1)

       な糾(48)→キ・ヨウ (3)  脅(13)→おびやかす(5) 仰(43)→ギョウ  (6)

懸(29)→ケ   (6)  鼓(12)→つづみ (1)  更(80)→さらに  (55)

香(72)→か   (7)  控(29)→ひかえる(26)  削(15)→サク   (4)

札(43)→ふだ  (24) 枝(65)→シ   (5) 若(375)→もしくは(3)

臭(19)→くさい (4) 如(89)→ジョ  (6) 沼(46)→ショウ  (2)

鐘(17)→ショウ (1)  盛(99)→ジョウ・(2)  誓(12)→セイ   (1)

12S 第2編

占(60)→うらなう(5)

怠(16)→おこたる(6)

締(39)→テイ  (3)

曇(9)→ドン  (0)

羅(14)・一一)Lヒツ   (1)

墨(1の→ボク  (2)

網(28)→モウ  (12)

惑(27)一〉まどう (1)

潜(23)→ひそむ (2)

恥(37)→チ   (9)

添(33)→テン  (2)

薄(74)→バク  (9)

漂(18)→ただよう(9)

埋(19)→マイ  (2)

誘(44)→さそう (21)

  (糾ま音訓供出を示す)

礎(22)→いしずえ 頂(63)→いただき 怒(65)→ド 避(37)→ヒ 典象(23)→ホウ 茂(45)→モ 朗(19)→ほがらか

(o)

(1)

(14)

(19)

(4)

(3)

(2)

 上例からも,読み不振の音又は覇の方が,使用状況も少ないことがわかる。

中には

 ぶ      ぷ      ぷ     ぷ    ぷ      ポ    ぷ

 伺諺裁漁縛しばる照し勅下そう隔カク更さらに控魏札一撃蓼誘さそうのように,

成績不振の音訥の使用状況のほうが,他音訓に比べると,低くないものもあ り,ことに*印の読みでは,半数以上の使用音謂をしめているものもあるが,

これなど,調査の提出語形で代表されるように

 伺候/伺う 束縛/縛る 沿岸/沿う 隔離・遠隔/隔てる 変:更/更に  控訴/控室・控える 改札/名札。お札

その文掌の使用度と関係なく,その時点での生徒にとって語彙的に親しいもの を表わしていると思われる。

5.漢字習得と使用教科書

(その2) 教育漢字外当用漢字の習得と教科書の文字使用

 読みの成績と教科書の文字使用との関係を,中学生になってから新しく学習 していく教育漢字外当用漢字について,具体的な字種に即しながら見ることに する。両者の関係は,従来国語教科書との対応で見られることが多いが,この 調査では,「読み」の習得の機能・経路を老えて,広く他教科についても見た。

倒 自演提出と読みの成績

      第2章 当用漢字の習得状況一読み  129

 1)文  字

 1音1訓の文字も含めて(教育漢字外当用漢字ではこれが多い)いずれの読 みかたでも,3年卒臨時の読みの調査で,全員(8入)そろっては読めなかっ た文字は114字ある。(8人全員そろって読めたか否かという,きびい、見方 をとってある。)

 ①読みの成績不振の文字

1人2        3       4       5

北画虞款倉岳寡衷奔璽遷翁轄粛朕匿窯賄嚇渇虐蕪拘升嘱畝逐迭

      ア

篤頒匁該緩糾諮囚貞逓壮心庸藁履濫吏内藤禍毛更急心斤翔:虫笛

殉宰暫嗣疾赦叔俊祥冗醸辱崇薦漸阻措双堕逮抽陳艇悼媒赴謀論

猶 85字(1音又は1訓の字で)

      フ

旧殻既朽砕錘鉛喪陵漏忌窮繭絞醜脇詰越訴侮癖芳22字(音あるい

は訓が不振で,そのうち,成績良のほうの成績でも)

  

顧漆絵替玉虚誕 7字(音訓とも岡成績で不振)

 一方,使用教科書での文字使用状況は,8人が3年聞使用した国語の教科書  の教育漢字外当用漢字(969掌)の未出漢字 165字

  このうち,全教科の教科書未出漢字 44字

 全教科の教科書とは,社会・数学・理科・英語・音楽・美術・体育,技術  (:男子)家庭(女子。男・女あわせて1とする)の8教科で,国語も入れる  と9教科となる。

 国語科だけからみると165字:が未出であるが,他教科ではそのうち121字出 ていることになる。

②国語教科書の晶出漢字 165字

亜芋姻謁宴殴翁虞乙卸佳禍寡餓梅劾該嚇渇轄喚堪款憾還忌棋宜

虚糾窮凶恭斤謹倹呉碁坑恒拘侯慌絞酵鋼拷剛酷獄墾債搾擦暫嗣

諮璽疾漆赦勺尺囚奥愁叔淑粛循遵緒升匠祥詔奨礁剰錠醸嘱辱娠

紳迅帥衰睡錘撒窃旋銑陽租措塑喪堕胎自学僅鍛逐嫡衷一高脹面

陳坪呈回忌迭斗三奴悼痘騰匿豚軟尿妊寧肺陪媒賠閥畔頒泌苗扶附

赴賦侮墳丙柄遍邦奔耗紋匁幽庸窯違濫痢履硫晶出隷廉賄

 く注〉ゴチック体の字は,結果から見テこ場合8人全員は読めなかっt i;i (69字)。

 ③成績と文字使用の関係

 国語教科書に出なかった165達拝,全員そろっては読めなかった文字は69字 ある(ゴチック体の字)。教科書に出たか,出ないかという観点だけから(提出 回数を一応のぞく)この69字との関係をみると,次のようになる。

難灘豪{ 、綴賜誤69字難聴に43字集灘も26字

総あ認める)96字 〃

   国語教科魍:門出の165字

78字 〃  18宇

 日口日lH 糟黷フみ未出

(43字     門

ヌみ1ご男憎のあった字 シ教科にも遣出///

@  (26字)

成績良の字

糟黷フみ来出

@ (78字)

他教科に 熏居o

i18字)

一69字一一一一96字閂〆

 イ 国語科だけでなく,全教科宋出で読みに抵抗のあった字

性寡喚勲等科刑嗣諮璽囚叔祥嘱逐嫡国恥逓艇迭懐匿赴奔騰26字

 ロ 国語科のみ未出(他教科使用)で,読みに抵抗のあった田

翁虞卸禍該嚇渇轄宜平門斤二丁門門赦勺粛遵升詔醸辱衰畝阻措 喪二二三三陳遭際髄室庸窯山陵廉43字

 ハ 麗語科では未出(他教科使用)であるが,成績良の字

亜姻宴乙劾一三謹倹呉抗戦侯慌臥煙繋船獄墾債擦間尺臭愁循緒 匠奨礁剰迅帥睡i錘旋銑租塑胎諾坦兆坪呈斗奴漸騰豚軟尿妊寧肺 軸距閥泌苗扶附古墳丙駄獣邦掌紋幽酪痢履硫厘隷78字

 二 国語科だけでなく全教科未出で,成績良の掌

芋殴佳餓悔堪憾棋恭碁搾淑錠娠紳窃脹隙18字

 両者の関係を上の具体的な文字に即しながら見ていくと,最の上からだけで なく,読みの成績の良否は,国語の教科書との関係だけでなく,他教科での使

      第2章 当用漢字の習得状況一読み 131 用漢字やその他の文宇媒体が相当影響していることが認められる。

 例えば「劾」の字は2年まで(2年前期までは0)読めなかったが,3年宋

       (テスト時期→)

になると全員読めるようになった。→(0人00378)これは3年目社会科

(政治・経済・社会的分野)で, 「弾劾裁覇(所)」として出てくるからで,ど こで覚えたかたずねてみたら,生徒からも周じ解答が得られた。国語科では提 出しにくい文字でも,他教科では学習の事項・内容の認述上必要な用語として 使用される文字に,問じ例が多い。

 全教科で使用されないが,全員読めた二の18字をみると,看板。贔物・広告 などで(芋錠娠など),娯楽ff .一ムなどで(棋碁など),入名・校名などで

(佳恭淑など),読書などで(餓悔堪i憾紳淑聯など),社会事象の報道など で(殴窃忌など),生活上,目にする機会が多い文字という要因が感じられる。

 以上は,使用度数・lll現回数を度外視して,教科書で使用されない文字と卒 業時における読みの成績の関係だけを見た場合であるが,実際は,これに使用 度数(出現回数),その文字(語彙一背景にある事象)への興味・囲二度,その 文字に接近した際の心理的緊張度,印象の鮮明度など,さまざまの要因が相た すけ,網補って文字が習得されていくのであり,中学生もこの階段になると,

単に国語の教科書による文字学習を通してだけでなく,他教科によって,その 他一般の文字環境によって漢宇が習得されていくことがわかる。ことに,読み において,この傾向が強い。(教科書と成績の関係については,資料編の教科 書調査の記述との璽複をさけ,一部分にとどめた。後編を参照されたい。)

〈2}音 訓

 読みの上で抵抗のあった文字は,3年卒業時についてみた場合,114字あっ たが,その中には,前述のように音で抵抗のあるもの,訓で抵抗のあるもめと があり,この立場からすると抵抗音講ま299音調(185音・114訓)ということ になる。文宇についで,音訓の藏から教科書との関係を見る。

ドキュメント内 中学生の漢字習得に関する研究 (ページ 128-134)