• 検索結果がありません。

高大博連携による地学教職員意見交換会

ドキュメント内 FD FD (ページ 149-152)

第7章  理学部の FD 活動

4.  高大博連携による地学教職員意見交換会

期  日  :  平成23年3月12日(土)

会  場  :  県立山口博物館

山口県において地学教育に携わる高校教員・大学教員・博物館学芸員など30名あまりが初めて一同に

145

会して地学教育に関する情報交換と意見交換を行った。とくに高校における地学の開講と履修の状況、

新教育課程の現状と見通しなどの話題が提供され、今後の受験者・入学者の動向を知る上で貴重な情報 源となった。

5.防府高校授業公開 

期  日  :平成22年11月15日(月)、16日(火)

会  場  :  山口県立防府高等学校

昨年度に続いて第二回目の授業公開が行われ、今回は理学部教員だけでなく一般にも公開された。理 学部入学者の情報リテラシーの習熟度は千差万別である。今回、高校での情報教育の実態を見ることが できたが、演習というより講義形式に近いものであった。理学部在校生からの情報も、多くはこれに近 い。 

第4節  学生授業評価・教員授業自己評価 

平成 21 年度に開講された理学部の授業科目のうち、学内兼坦の他学部教員が行っているものは除き、同 名の授業科目で担当者が異なるものは別の授業とカウントすると、162の授業(うち76が前期分)で 学生による授業評価が行われた。理学部用の質問紙には学科・学年等の属性の質問以外に、次の11項目 の設問が設定されていた。学期最後の授業時に回収されたマークシートは大学教育センターにおいて集計 された。そして項目毎に、良い、やや良い、普通、やや劣る、劣る、の5段階評価点に換算され、表デー タとして、学部のFD委員会に送付された。学部全体と、授業担当教員の所属により6分野に分けた項目 毎の評価値と値を表に示している。また授業科目数と回収率=(回答数)/(履修登録者数)の平均値もあげて いる。

この評価点の学部、分野別平均点をレーダーチャートにした。このチャートでQ1〜Q10は設問1か ら10の平均値を示す。一見すると、分野間の差は少ないようにみえるが、しかし、分野の特質も見えて くる。まず、回収率は数理で低く、地球で高い。JABEEコースを設けている地球圏システム科学科では、

必修科目の比率が高いので、履修登録を行った授業には最後まで出席する度合いが高いようである。

Q1 の出席率は、アンケート実施の最終日に出席した学生が、どれだけ出席していたかという数値であ り、それ故に学科・コースによる差は少ない。最後の授業に出席していた学生が回答する仕組みを反映し て、回答者の出席率は高い。

Q2の授業外学習時間はいずれの学科・コースでも1時間程度であり、教員側の期待値を下回っている。

Q3の学習目標達成度の自己評価は地球、情報でやや高く、物理でやや低い。

Q4の授業内容の理解度は地球、化学で高く、物理で低いが、これはQ3と相関している。

Q5の教員の話し方、Q6の説明の仕方は、互いに相関が見られる。いずれもかなり高いといえるが、物 理と情報で相対的に低い。

Q7の教材、Q8のプレゼンテーションは学科・コースで多少の特徴が現れている。地球はいずれも高い 評価であり、数理は低い。数理では板書を中心とする授業展開であり、地球などではカラフルな画像を活 用していることと関係があるように見える。

Q9の質問への対応は数理と物理でやや低めで地球と化学でやや高いが、大きな差はない。

Q10の授業への満足度はQ11の授業の総合評価と相関が認められる。これらはQ3、Q4の目標達成度、

理解度とも相関がある。学問体系が積み上げ式の数理や物理でやや低いが、Q3,Q4ほどの分野間の差

は無く、学科・コース間で大きな差があるとは言い難い。

この評価点の学部、分野別平均点をレーダーチャートで示したのが図1である。このチャートでQ1〜

Q10は設問1から10の平均値を示す。なお、授業毎に見ていくと、一部に、1年生の授業に対する評 価が低い傾向が見られる。これは高校までの授業と大学の授業のやり方のカルチャーギャップによること が考えられる。初年時の授業のやり方には丁寧な工夫が求められであろう。

学科・コース間の差違には、若干の傾向があるが、それ以上に授業担当教員間の差違が見られた。これ は教員の個性を反映した当然の結果と見ることも出来る。一方で、教員が気付いていない癖を反映してい ることもあるので、自分の授業に対する学生の評価が、同僚への評価と比べてどうなのか、改良の余地が ないのか、自省する機会も必要であろう。そこで、学科・コース毎の平均値mと標準偏差sを計算し、m+3s を超える場合を5、m+s〜m+3sの範囲を4、m-s〜m+sの範囲を3、m-3s〜m-sの範囲を2、 m-3s よ り下がる場合を1、 の評点を授業毎につけてみた。個別の授業に付したこの平均点の度数分布をみると、

評点高い授業には実験や演習が多い。きめ細かい指導の結果として、学生に達成感を与えていることが窺 われる。また評点4の授業担当者には、かつてベストティーチャーとして表彰あるいはノミネートされた 教員が含まれており、学生から評価が高い授業と言えよう。逆に、評点2の授業では、Q5の教員の話し 方が極めて低い評価の授業や、Q4の理解度の低さから、授業の難易度が高すぎることが推測される授業 があり、改善の余地があるかもしれない。

第5節  FD 実施経費報告 

「理学部・研究科FD実施経費実績報告票」

第6節  来年度の課題 

  ピアレビューについては各学科ともすでに定着しており、計画的に実施されている。しかし、授業改善 にどのようにつながったのかについては、必ずしも十分に検証されていないケースがあり、課題として残 された。各学科では、それぞれに特色あるFD研修が実施された。しかし一方で全学のFD研修会への参 加は多くない。今後はきめ細かく参加を呼びかける必要があるだろう。学生授業評価については、2年目 を迎え経年変化を検討することになっていたが、本報告に間に合わせることができなかった。一方で、理 学部では今年度からFD委員会の業務を理学部教務委員会が担うことになり、各学科では学科長・分野長 に代わって教務委員が担当することとなった。そのため、当初は多少のとまどいがあったが、次年度以降 はスムースに活動できるものと思われる。

部  局 FD研修・FD活動の内容 経費の用途

(購入物・旅費謝金等) 執行額(千円) FD活動の効果 (簡潔に)

理学部

教育改善に関する講演会開催

 「授業技術などスキルアップのためのワーク ショップ」

講師謝金・交通費1名分 54,900 10月20日に標記ワークショップを実施し,学生参加の授業技術を体 験した.

教育改善のための高等学校の理科教育の研

理科2教科(化学・地学),各5

出版社の教科書 57,280 生物および地学分野の学部教育改善資料とした.

理工学研究科・学 部共通

「第3回野外生物観察研修−山口湾の干潟お よび沿岸の生物」

講師に対するり謝金・交通費 参加教員に対する交通費1回

37,820 生物分野における学部学生のフィールド教育の方法を学んだ.

150,000 計 

147

ドキュメント内 FD FD (ページ 149-152)