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第 5 章 「パ」国における電力セクター市場動向

5.1 電力セクターにおける「パ」国ニーズ分析と我が国への期待

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89 費建築)

 原子力発電を中国などの友好国と密接に協力して開発

 輸入石炭(後に地元の石炭と混合する)に基づく沿岸エネルギー回廊の開発、特 にタール炭田の早急な採掘と輸入石炭への切り替えおよび高価なRFO(残渣燃 料油)ベースの石油のタール炭による転換が石炭政策の中心的な教義である。

上記からの国内炭に関連する政策上の目標は下記である。

1.低電力価格 2.高効率発電

3.タール炭の早期採掘と輸入炭との切り替え 4.石油、ガスのタール炭による転換

(Policy2013 には石油への石炭転換が求められているが、資源調査結果から国

内ガス田が15年以内に枯渇することからガスへの転換も必要と考えられる。)

(3) 本事業の調査による「パ」国エネルギー関連部門の関心事項 本調査期間中に面談した関係者の関心事項を表5.1示す。

表5.1 面談者の関心事項

面談日 氏名(敬称略) 所属・タイトル 関心事項 9月12日 Muhammad

Iqbal

エネルギー省資源 局局長

山元発電以外へのタール炭の活用、転換 輸入一次エネルギーの削減

CCT技術、SOX対策技術

9月13日 Jameel Khan PAE社長 石炭ガス化による輸入LNGとの代替、転換

化学肥料工場への供給 9月14日

11月30日

Rashid Kazi Sindh 州エネルギ ー局特別秘書官

CCT技術の移転、教育 USC等高効率発電設備の設置 環境をより改善する設備技術

水処理再生技術の採用(水質汚染対策)

9月14日 Shamsuddin Shaikh

SECMC社長 経済的なタール炭の利用拡大(輸送費削減)

12月4日 Samar

Mubarakmand

Sindh 州石炭ガス

化PJ議長

石炭地下ガス化後のガス発電技術

12月5日 Ali Nawaz PPIB部長 日本のUSC技術

輸入炭のタール炭への切り替えまたは混焼 北部石炭火力への石炭輸送

12月5日 Hussain Zaigham

NEPRA 技術アド

バイザー

低価格電力料金の実現 環境対策、水対策

12月19日 Shariq Raza Sindh 州エネルギ 石炭灰の再利用技術 脱硫後の石膏の再利用技術

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面談日 氏名(敬称略) 所属・タイトル 関心事項 ー部技術部長

12月20日 Abdul Memon ジャムショロ発電 所技術部長

タール炭を20%混焼するための確実な供給

12月20日 Rajesh Kumar ラクラ発電所所長 高硫黄、灰分石炭への対応技術

(過去の不適合への対応)

水洗による灰分除去

石炭性状のばらつきを考慮した設計 12月22日 Faisal Shiddique SECMC技術部長 タール炭輸送費の削減

出典:調査チーム作成

上記の面談による関係者の関心事項を各職制に応じてまとめると下記である。

いずれもPolicy2013政策上の目標に一致しているが、現場の関心事としてより具体的な項

目であった。

 連邦政府

1.輸入一次エネルギーの削減 2.高効率発電技術

3.低電力価格の実現 3.環境改善技術(Sox等)

4.タール炭の利用拡大(北部への輸送等)

5.CCT、新技術の情報交換、移転

 シンド州政府(資源開発責任部門)

1.高効率発電技術

2.環境改善、水質汚染対策 3.副生物再利用技術

4.CCT、新技術の情報交換、移転

 民間鉱山会社(発電会社を傘下に持つ企業)

1.利益あるタール炭の活用 2.廉価な石炭輸送

 研究開発部門

1.石炭ガス化

2.石炭ガス化発電技術

91 (4) 「パ」国ニーズのまとめ

以上の調査と関心事項の分析から本事業に沿って「パ」国のニーズを以下のように優先順 にまとめた。本調査はこれらに沿ったプロジェクトモデルを立案するものとした。

a 高効率省エネ技術による電力料金の削減が必要 b 空気汚染,水汚染など環境への配慮が必要

c 一次エネルギー(石炭、LNG)の輸入増加を抑える必要がある d 輸入炭から国内炭への切り替えを早急に行わねばならない e 国内炭輸送を安全に低価格で実現しなければならない f 石炭火力副生物(石炭灰、石膏)の再利用が必要 g CCT技術の移転、教育が必要

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