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7. P7977-0915 試験

7.3 薬物動態の結果

腎機能正常、軽度、中等度及び重度腎機能障害、並びに末期腎疾患(末期腎疾患;透析中及び 透析後)の被験者を対象に、SOF 400mgの単回投与し、SOF、GS-566500及びGS-331007の薬物

2.7.6.7 - 4

動態パラメータを評価した。

7.3.1 SOF の薬物動態

腎機能障害は腎クリアランスを減少させ、SOF及び循環血中の 2つの代謝物、GS-566500及び

GS-331007の血漿中曝露量を増加させた。SOFの AUC0-infは腎機能正常被験者と比較して、軽度、

中等度及び重度腎機能障害被験者では、それぞれ、約61%、107%及び171%増加した(表2.7.6.7 - 3)。同様に、SOF の Cmaxは腎機能正常被験者と比較して、軽度、中等度及び重度腎機能障害 被験者でそれぞれ、約28%、54%及び77%増加した。末期腎疾患の被験者では、SOF曝露量は腎 機能正常の被験者と比較して、SOFを透析 1時間前に投与した場合にはAUC0-inf及びCmaxがそれ ぞれ、約 28%及び約21%増加し、SOFを透析後に投与した場合には、Cmaxは変化せずAUC0-infは 60%増加した。曝露量の違いは、透析に対する治験薬投与の時期と関係していた(表2.7.6.7 - 3)。

表2.7.6.7 - 3 P7977-0915試験:腎機能正常、軽度、中等度及び重度腎機能障害被験者並びに

末期腎疾患被験者(透析前後)でのSOF投与時の血漿中SOF薬物動態パラメータの 統計解析結果(薬物動態解析対象集団)

SOF

PK Parameter GLSM

%GLSM Ratio

(Impaired/Normal) 90% Confidence Interval Normal Renal Function (N = 6)

Cmax 666.4

AUC0-inf (h· ng/mL) 564.4

Mild Renal Impairment (N = 6)

Cmax 852.0 127.9 (69.8, 234.2)

AUC0-inf (h· ng/mL) 908.8 161.0 (108.5, 238.9)

Moderate Renal Impairment (N = 6)

Cmax 1022.9 153.5 83.8, 281.2)

AUC0-inf (h· ng/mL) 1167.1 206.8 (139.4, 306.8)

Severe Renal Impairment (N = 6)

Cmax 1178.8 176.9 (96.6, 324.1)

AUC0-inf (h· ng/mL) 1528.8 270.9 (182.6, 401.9)

ESRD Period 1 (Prior to Hemodialysis) (N = 6)

Cmax 805.5 120.9 (66.0, 221.4)

AUC0-inf (h· ng/mL) 721.7 127.9 84.5, 193.4

ESRD Period 2 (After Hemodialysis) (N = 6)

Cmax 652.3 97.9 (53.4, 179.3)

AUC0-inf (h· ng/mL) 902.9 160.0 105.8, 242.0

Source: Section 15.1, Table 11.13

7.3.2 GS-566005 の薬物動態

GS-566500 の血漿中及び尿中薬物動態で見られた変化は、SOFの薬物動態に見られた変化と同

様(その大きさ及び傾向ともに)であった。GS-566500 の AUC0-infは腎機能正常被験者と比較し て、軽度、中等度及び重度腎機能障害被験者では、それぞれ、約 61%、135%、及び 244%高値で あった(表 2.7.6.7 - 4)。同様に、GS-566500の Cmaxは腎機能正常被験者と比較して、軽度、中 等度及び重度腎機能障害被験者ではそれぞれ、約 42%、66%及び96%高値であった。末期腎疾患 の被験者では、SOFを透析 1時間前に投与した場合、腎機能正常の被験者に対し、GS-566500曝

露量はAUC0-inf及びCmaxでそれぞれ、約87%及び約46%高値であり、SOFを透析後に投与した場

合はAUC0-inf及びCmaxでそれぞれ、259%及び88%高値であった(表2.7.6.7 - 4)。

表2.7.6.7 - 4 P7977-0915試験:腎機能正常、軽度、中等度及び重度腎機能障害被験者並びに

末期腎疾患被験者(透析前後)でのSOF投与時の血漿中GS-566500薬物動態パラメータの 統計解析結果(薬物動態解析対象集団)

GS-566500

PK Parameter GLSM

%GLSM Ratio

(Impaired/Normal) 90% Confidence Interval Normal Renal Function (N = 6)

Cmax 241.4

AUC0-inf (h· ng/mL) 867.7

Mild Renal Impairment (N = 6)

Cmax 341.5 141.5 (95.2, 210.2)

AUC0-inf (h· ng/mL) 1394.4 160.7 (113.1, 228.3)

Moderate Renal Impairment (N = 6)

Cmax 400.5 165.9 (111.7, 246.4)

AUC0-inf (h· ng/mL) 2042.3 235.4 (165.7, 334.4)

Severe Renal Impairment (N = 6)

Cmax 472.2 195.6 (131.7, 290.6)

AUC0-inf (h· ng/mL) 2985.3 344.1 (242.1, 488.9)

ESRD Period 1 (Prior to Hemodialysis) (N = 6)

Cmax 353.2 146.3 (98.5, 217.4)

AUC0-inf (h· ng/mL) 1620.2 186.7 131.4, 265.3

ESRD Period 2 (After Hemodialysis) (N = 6)

Cmax 453.7 187.9 (126.5, 279.2)

AUC0-inf (h· ng/mL) 3115.9 359.1 252.7, 510.3

Source: Section 15.1, Table 11.13

7.3.3 GS-331007 の薬物動態

主要な循環血中の代謝物の GS-331007については腎機能正常被験者と比較して、軽度、中等度 及び重度腎機能障害の被験者では、AUC0-24がそれぞれ54%、64%及び193%高かった(表2.7.6.7 - 5)。Cmaxは、軽度、中等度及び重度腎機能障害の被験者では、それぞれ28%、10%及び34%高 値であった。末期腎疾患の被験者では、SOFを透析 1時間前に投与した場合、腎機能正常の被験 者に対し、GS-331007のAUC0-24及びCmaxはそれぞれ、162%及び10%高値であり、SOFを透析後 に投与した場合はそれぞれ、404%及び80%高値であった(表2.7.6.7 - 5)。

2.7.6.7 - 6

表2.7.6.7 - 5 P7977-0915試験:腎機能正常、軽度、中等度及び重度腎機能障害被験者並びに 末期腎疾患被験者(透析前後)でのSOF投与時の血漿中GS-331007薬物動態パラメータの

統計解析結果(薬物動態解析対象集団)

GS-331007

PK Parameter GLSM

%GLSM Ratio

(Impaired/Normal) 90% Confidence Interval Normal Renal Function (N = 6)

Cmax 1267.3

AUC0-24 (h· ng/mL) 9322.9

Mild Renal Impairment (N = 6)

Cmax 1627.3 128.4 (94.3, 174.9)

AUC0-24 (h· ng/mL) 14,387.0 154.3 (114.4, 208.2)

Moderate Renal Impairment (N = 6)

Cmax 1394.6 110.0 (80.8, 149.9)

AUC0-24 (h· ng/mL) 15,312.0 164.2 (121.7, 221.6)

Severe Renal Impairment (N = 6)

Cmax 1702.8 134.4 (98.6, 183.0)

AUC0-24 (h· ng/mL) 27,278.2 292.6 (216.8, 394.8)

ESRD Period 1 (Prior to Hemodialysis) (N = 6)

Cmax 1399.0 110.4 (81.0, 150.4)

AUC0-24 (h· ng/mL) 24,419.2 261.9 (194.1, 353.4)

ESRD Period 2 (After Hemodialysis) (N = 6)

Cmax 2286.0 180.4 (132.4, 245.7)

AUC0-24 (h· ng/mL) 46,957.8 503.7 (373.3, 679.6)

Source: Section 15.1, Table 11.13

血液透析では GS-331007 及び GS-566500 を効率よく除去され、除去率はそれぞれ 53%及び 68%であった。SOF の透析による除去率はわずかであり(13%)、血漿中タンパクとの非結合率

(末期腎疾患被験者では15.3%±2.1%)と一致した。

全体として、軽度及び中等度の腎機能障害被験者では、腎機能が正常な被験者と比較して、

SOF 及びその血中代謝物の血漿中曝露量の増加は約 2 倍以下であった。薬物総合作用、QT、安 全性、有効性試験及び特別な集団を対象とした試験を含め、その他の臨床試験においても、SOF 及び代謝物の曝露量は同様であったが、安全性シグナルは認められなかった。軽度から中等度の 腎機能障害患者において、毒性試験に基づく安全域が十分であるため、SOF の用量調整は不要で ある。