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縦軸の設定

ドキュメント内 R&S FSH Spectrum Analyzer (ページ 135-138)

5.2 ケーブル/アンテナ試験の設定

5.2.3 縦軸の設定

振幅メニューには、レベル表示に関連する設定があります。

5.2.3.1 ダイアグラムのスケールの調整

R&S FSH には、測定ダイアグラムの垂直方向の表示を最適化するための機能を備え

ています。

レベル軸の単位は dB です。

基準値の設定

基準値を設定すると、基準線のレベルが定義されます。基準の単位は dB です。

基準値の位置は、縦軸上に黄色の三角形で示されます( )。

基準値を変更したときには、縦軸の表示ラベルが調整されます。基準値を変更すると、

トレースの上下位置が変更されます。基準線の位置は変更されません。

► “AMPT” キーを押します。

► “Ref” ソフトキーを押します。

► 基準値を入力するか、ロータリ・ノブで基準値を移動します。

それに従って表示が設定されます。

表示範囲の指定

表示範囲を指定すると、縦軸のスケールが定義され、水平グリッド線間の振幅が決定 されます。

単位は、測定フォーマットにより異なります。

表示範囲を変更するときには、表示するレベルを変更することができます。これによ り、表示している画面領域の外にある信号部分を表示範囲に含めることができます。

基準値の位置とトレースは変更されません。

► “AMPT” キーを押します。

► “Range” ソフトキーを押します。

► メニュー項目を選択し、表示範囲を選択します。

縦軸の自動調整

R&S FSH の自動スケーリング・ルーチンを使用すると、結果がディスプレイに理想

的に収まるように縦軸のスケールが調整されます。このルーチンでは、トレースの最 大値と最小値を特定し、それに従って縦軸のスケールを調整します。

► “AMPT” キーを押します。

► “Range” ソフトキーを押します。

► “Auto Scale” メニュー項目を選択します。

縦軸の自動調整が実行されます。

基準位置の設定

基準位置を設定して、ダイアグラム内の基準線の位置を定義します。基準位置は 0 ~ 10 の値で、ダイアグラムの水平グリッド線の 1 本を表します。0 は一番上のグリッ ド線、10 は一番下のグリッド線に対応しています。

基準位置を変更すると、変更した分だけトレースの位置もシフトします。基準値自体 には影響しません。

► “AMPT” キーを押します。

► “Ref Pos” ソフトキーを押します。

► 基準位置を入力します。

それに従って、トレースが移動します。

5.2.3.2 減衰の設定

R&S FSH には、トラッキング・ジェネレータ出力と RF 入力の両方に信号を減衰す

る機能があります。

► “AMPT” キーを押します。

► “TG Output Attenuationr” ソフトキーを押します。

► トラッキング・ジェネレータ出力での信号の減衰量を入力します。

0 ~ -40 dBm の範囲で信号を減衰することができます。

例えば、10 dB と入力すると、-10 dBm の減衰量になります。

► “RF Att/Amp/Imp” ソフトキーを押します。

► “Manual:” メニュー項目、またはいずれかの自動減衰モードを選択します。

► RF 入力での信号の減衰量を入力します。

RF 減衰量は、0 ~ 40 dB の範囲で 5 dB 刻みで設定することができます。

6 レシーバ・モード

ファームウェア・オプション R&S FSH-K43(オーダー番号 1304.5635.02)を使用 すると、R&S FSH でレシーバ測定とチャネル測定(またはスキャン)を実行するこ とができます。

R&S FSH は、レシーバ・モードのとき、周波数スペクトラム全体(または一部)を

掃引するのではなく、固定周波数または周波数ステップ掃引にてパワー・レベルを測 定します。そして、結果表示部にスキャン結果を表示します。

また、レシーバ・モードでは、CISPR に従った測定の実行に必要な帯域幅、検波器な どの機能が追加されます。

デフォルトでは、R&S FSH の電源を入れると、スペクトラム・アナライザ・モード になります。他の動作モードからレシーバ・モードに切り替えるには、以下の手順を 行ってください。

► “MODE” キーを押します。

► “Receiver” ソフトキーを押します。

レシーバ・モードに切り替わり、結果表示が棒グラフ・フォーマットで表示され ます。

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