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結果の評価

ドキュメント内 R&S FSH Spectrum Analyzer (ページ 125-128)

4.5 ベクトル電圧計(R&S FSH-K45)

4.5.3 結果の評価

4.5.3.1 測定フォーマットの選択

結果表示(反射/伝送)によって、いくつかの測定フォーマットの中から 1 つを選択 することができます。これらの測定フォーマットによって、測定結果をさまざまな側 面から評価することができます。

詳細については、104 ページの “測定フォーマットの選択” を参照してください。

ベクトル電圧計

ベクトル電圧計では、スカラ測定とベクトル測定に使用できる測定フォーマットに加 えて、ベクトル電圧計フォーマットが提供されています。このフォーマットでは、結 果が数値で表示されます。このフォーマットが、デフォルトです。

4.5.3.2 結果の比較

異なる被測定物での測定を実行し、結果を比較する場合は、現在の結果を基準値とし て保存することができます。

► “MEAS” キーを押します。

► “Ref” ソフトキーを押します。

このソフトキーを押す前に取得さ れた結果が、今後の測定用の基準 結果として保存されます。

結果には、現在の測定と基準測定 との差分が示されます。基準測定 の単位は常に dB です。

基準測定結果は、見やすいように常に現在の測定結果の下に表示されます。

なお、基準測定は “Vector Voltmeter” 測定フォーマットにのみ使用することができま す。

4.5.3.3 縦軸の設定

グラフ表示の測定フォーマット(“Vector Voltmeter” と “Smith Chart” を除く)を使用 している場合は、スカラ測定やベクトル測定の場合と同様に、縦軸を設定することが できます。

詳細については、111 ページの “縦軸の設定” を参照してください。

5 DTF 測定モード( R&S FSH-K41 )

ファームウェア・オプション R&S FSH-K41(オーダー番号 1304.5612.02)をイン ストールしている場合は、R&S FSH でDTF測定を実行することができます。

DTF(故障点)測定モードでは、システム内のケーブルを測定して、伝送品質の低下 の原因となる機械的障害について調べることができます。以下の図に、ケーブルの損 傷など、伝送システム内で想定される主な障害を示します。

R&S FSH には、システム機器の設置や保守の作業時に特性試験を実施し、障害箇所

を特定するのに必要な機能が備えられています。

● “反射測定” (120 ページ)

● “DTF測定” (121 ページ)

● “スペクトラム測定” (122 ページ)

試験セットアップ

ケーブルとアンテナの試験を実行するための試験セットアップには、R&S FSH、RF 試験ケーブル(R&S FSH-Z320 など)、校正スタンダード(R&S FSH-Z28 または R&S FSH-Z29)、および被試験ケーブル(DUT)を使用します。

ケーブルとアンテナの試験には、トラッキング・ジェネレータと VSWR ブリッジも 必要になります。これらは R&S FSH モデル .24 と .28 のハードウェアに組み込ま れているものです。トラッキング・ジェネレータが発生した基準信号が内蔵 VSWR ブリッジを経由してテスト・ポートに伝送されます。

► RF ケーブルを RF 入力(ポート 1 または 2)に接続します。

► 試験ケーブルを RF ケーブルに接続します。

► 外部からの電圧源を必要とする DUT (パワー・アンプなど)の場合は、適合す

る AC 電源ユニットからの供給電圧を BIAS ポート 1 に接続します。内蔵バイ

アスを使用することもできます。

デフォルトでは、R&S FSH の電源を入れると、スペクトラム・アナライザ・モード になります。その他の動作モードから DTF モードに切り替えるには、以下の手順に 従ってください。

► “MODE” キーを押します。

► “Distance-to-Fault” ソフトキーを押します。

DTF モードになります。

デフォルトでは、ポート 1 で測定が実行されます。ポート 2 での測定にも対応して いますが、そのための設定を先にしておく必要があります。

► “Meas Mode” ソフトキーを押します。

► “DTF / Refl Measurement Port” メニュー項目を選択します。

サブメニューが開きます。

► “Port 1” または “Port 2” を選択します。

ケーブル & アンテナ・アナライザの画面レイアウト

1 ケーブル・モデル 2 ハードウェアの設定 3 マーカ情報 4 ステータス・ライン

- S パラメータ - 校正ステータス - 測定フォーマット 5 トレース・ウィンドウ 6 マーカ(青色の線)

7 ケーブル長情報 8 ケーブル周波数情報

9 ケーブル試験用のソフトキー・メニュー

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