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ケーブル・モデルの選択

ドキュメント内 R&S FSH Spectrum Analyzer (ページ 131-134)

5.2 ケーブル/アンテナ試験の設定

5.2.1 ケーブル・モデルの選択

5.1.5 測定の校正

校正スタンダードとして、R&S FSH-Z28(オーダー番号 1300.7804.03)、

R&S FSH-Z29(オーダー番号 1300.7504.03)、R&S ZV-Z121(オーダー番号

1164.0496.02 または 1164.0496.03)が用意されています。そのいずれかを使用する

必要があります。

試験セットアップを正しく校正するためには、校正スタンダードを基準面(通常は RF 測定ケーブルの出力)に接続する必要があります。

R&S FSH の全周波数範囲で校正を実行します。これにより、パラメータを変更した

り、別の被測定物(ケーブル)を選択しても、改めて校正を実行する必要がありませ ん。

校正データは R&S FSH の内蔵メモリに保存されているため、R&S FSH の電源をオ フにしたり動作モードを切り替えても、校正は有効です。

5.1.5.1 校正の状態

校正の状態については、ネットワーク・アナライザの場合と同じです。詳細について は、93 ページの “校正の状態” を参照してください。

5.1.5.2 校正方式

DTF測定モードの場合、校正方式はフル 1 ポート校正となっています。詳細につい ては、94 ページの “校正方式” を参照してください。

5.1.5.3 フル 2 ポート校正の実行

詳細な校正手順の説明については、95 ページの “校正の実行” を参照してください。

5.2.1.1 定義済みケーブル・モデルの選択

► “MEAS” キーを押します。

► “Cable Config” ソフトキーを押し ます。

► “Select Cable Model” メニュー項 目を選択します。

ケーブル・モデルを選択するため のファイル・マネージャが開きま す。

► 試験するケーブル・モデルを選択 します。

► “Select” ソフトキーを押して選択

を確定します。

ダイアグラムのヘッダに、現在選択されているケーブル・モデルが表示されます。

► 特定のケーブル・モデルを使用しないで測定を実行する場合は、“Cable Config”

メニューから “Deselect Cable Model” を選択します。

5.2.1.2 ケーブル・モデルの作成

ケーブル・モデルを定義するために、R&S FSH では 2 通りの方法があります。

1 つは、R&S FSH4View ソフトウェアに含まれている「Cable Model Editor」でケー ブル・モデルを定義する方法です。 R&S FSH4View は本機に同梱されています。こ のソフトウェアを使用し、PC 上でケーブル・モデルを定義して、R&S FSH に転送 することができます。このようにして定義したケーブル・モデルは、他の定義済み ケーブル・モデルと同様に選択することができます。

詳細については、以下を参照してください。“機器の設定と測定結果の保存および読み 込み“

PC にアクセスできない状況で、なおかつ R&S FSH に保存されていないケーブル・

モデルが必要な場合は、R&S FSH でケーブルの特性を一時的に定義することも可能 です。ただし、この特性をデータセットに保存することはできません。特性を変更し たり別のケーブル・モデルを読み込んだりすると、定義した特性は消去されます。

► “MEAS” キーを押します。

► “Cable Config” ソフトキーを押します。

► “Define User Model” メニュー項目を選択します。

サブメニューが開きます。

► “Frequency” メニュー項目を選択します。

► 試験するケーブルの周波数を入力します。

► “Velocity” メニュー項目を選択します。

► ケーブルの速度を入力します。

► “Loss” メニュー項目を選択します。

ケーブルを一時的に定義したこの段階で、測定を実行することができます。

なお、ケーブルのパラメータを 1 つでも変更したり、別のケーブル・モデルを読 み込んだりすると、一時的データは消去されるため、測定を続けるにはケーブル を定義し直さなければなりません。

ケーブルの特性を定義した後に、カスタマイズしたケーブル・モデルを適用する必要 があります。

► “Cable Config” ソフトキーを押します。

► “[ ] User Model” メニュー項目を選択します。

R&S FSH でカスタマイズしたケーブル・モデルを使用している場合は、“User

Model” メニュー項目に [X] と表示されます。

5.2.1.3 DTF リストの操作

DTF リストには、DTF測定の結果が数値形式で表示されます。

► “MEAS” キーを押します。

► “DTF Settings” ソフトキーを押します。

► “DTF List” ソフトキーを押します。

測定時に検出されたピークを一覧にしたテーブルが開きます。

このテーブルには、次の情報が表示されます。

● “Peak”

結果で参照しているピークを示します。

● “Distance”

測定面からピークまでの距離を示します。

● “Return Loss”

ピークの振幅を示します。

リストに表示する情報を制限するために、DTF リストにしきい値を設定することがで きます。その結果、一定のレベルを超えるピークのみがリストに表示されます。

► “MEAS” キーを押します。

► “DTF Settings” ソフトキーを押します。

► “DTF List Threshold” ソフトキーを押します。

しきい値(dB)を定義する入力フィールドが開きます。

► しきい値を入力します。

入力したレベルを超えるピークのみがリストに表示されます。

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