伝送測定の種類の選択
► “Result Display” ソフトキーを押します。
► 順方向での伝送測定の場合は、“Transmission Fwd (Port 12)” メニュー項目を選 択します。逆方向での伝送測定の場合は、“Transmission Rev (Port 21)” メ ニュー項目を選択します。
周波数パラメータの定義
測定を校正する前に、結果が補間されないようにするために、周波数パラメータを定 義する必要があります。
► “FREQ” キーを押します。
中心周波数を設定する入力フィールドが開きます。
► 周波数を 1950 MHz と入力します。
► “SPAN” キーを押します。
スパンを定義する入力フィールドが開きます。
► 結果の分解能を高くするために、スパンを 130 MHz と入力します。
ベクトル伝送測定用の測定の校正
ベクトル測定は、より正確な結果が得られるフルレンジの校正方式となります。フル 校正方式では、複数の校正スタンダードが必要です。
► “Calibration” ソフトキーを押します。
► 該当するメニュー項目(2 ポートでの校正)を選択します。
► 校正を実行します。詳細については、“校正の実行” を参照してください。
► 被測定物を接続します。
フィルタでのベクトル伝送測定の結果が表示されます。
フィルタで実行したベクトル伝送 測定の結果、すなわちフィルタ特 性が表示されます。
掃引時間や検波器などの測定設 定、または位相特性の表示などの 測定フォーマットを変更しても、
測定の確度には影響しません。
詳細については、104 ページの “測定フォーマットの選択” を参照してください。
校正が有効であるようにするには、周波数パラメータ、帯域幅、減衰量を同じま まにしておく必要があります。
校正方式によっては、R&S FSH を再校正することなく他の結果表示(反射測定 など)を選択することも可能です。
4.3.2 反射の測定
ここに紹介する例は、伝送測定でも使用した 2 ポート・フィルタに対する反射測定を もとにしています。
以下の手順のうち、プリセット、ベクトル測定の選択、および周波数の設定について は、この測定用に R&S FSH をすでに設定してある場合は省略することができます。
また校正についても、適切な校正を実行してある場合は省略できます。
R&S FSH のプリセット
測定手順を開始する前に、R&S FSH をプリセットしてデフォルト設定をリコールし、
テスト・ポートの間にフィルタを接続します。
► “PRESET” キーを押します。
► 被測定物を接続します。
ベクトル測定の開始
► “MEAS” キーを押します。
► “Meas Mode” ソフトキーを押します。
► “Vector” メニュー項目を選択します。
反射測定の種類の選択
► “Result Display” ソフトキーを押します。
► ポート 1 での反射測定の場合は “Reflection Port 1” メニュー項目を選択し、ポー ト 2 での反射測定の場合は “Reflection Port 2” メニュー項目を選択します。
周波数パラメータの定義
測定を校正する前に、結果が補間されないようにするために、周波数パラメータを定 義する必要があります。
► “FREQ” キーを押します。
中心周波数を設定する入力フィールドが開きます。
► 周波数を 1950 MHz と入力します。
► “SPAN” キーを押します。
スパンを定義する入力フィールドが開きます。
► 結果の分解能を高くするために、スパンを 130 MHz と入力します。
ベクトル反射測定用の測定の校正
ベクトル測定は、より正確な結果が得られるフルレンジの校正方式となります。フル 校正方式では、複数の校正スタンダードが必要です。
► “Calibration” ソフトキーを押します。
► 該当するメニュー項目(1 ポートまたは 2 ポートでの校正)を選択します。
► 校正を実行します。詳細については、“校正の実行” を参照してください。
フィルタで実行したベクトル反射 測定の結果が表示されます。
掃引時間や検波器などの測定設 定、または位相特性の表示などの 測定フォーマットを変更しても、
測定の確度には影響しません。詳 細については、104 ページの “測 定フォーマットの選択” を参照し てください。
校正方式によっては、別の結果表示を選択することもできます。