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結果サマリ

ドキュメント内 R&S FSH Spectrum Analyzer (ページ 176-179)

7.5 LTE 信号の測定

7.5.1 結果サマリ

結果サマリには、測定結果やハードウェア設定が数値形式で表示されます。

1 現在の結果表示の種類 2 現在選択されている規格 3 基本設定

4 同期の状態および GPS 情報

- 緑色のフォント: 同期が正常に確立したことを示します。

- 赤色のフォント: 同期が正常に確立しなかったことを示します。

5 グローバル結果

6 アロケーション・サマリまたは基準信号概要

7 CDMA2000 用のソフトキー・メニュー

7.5.1.1 基本設定

詳細については、138 ページの “デジタル変調アナライザの基本設定” を参照してく ださい。

以下の設定に加え、このアプリケーションでは一部の 3GPP 規格固有の設定にも対 応しています。

“Ch BW”

現在のベース・チャネル帯域幅およびリソース・ブロック(RB)の数。

詳細については、173 ページの “チャネル帯域幅の選択” を参照してください。

“UL / DL”

TDD システム用無線フレーム内のサブフレームの構成。

詳細については、175 ページの “TDD 信号用のサブフレーム構成の選択” を参照して ください。

“Cell [Grp/ID]”

試験対象の無線セルの識別子。特定のセル識別子を入力した場合、括弧内の数字は、

セル識別子が属するグループ、およびそのグループ内での ID を示します。

“Cyclic Prefix”

使用している巡回プレフィックスの種類。

詳細については、174 ページの “巡回プレフィックスの選択” を参照してください。

“Antenna”

現在のアンテナ構成。

詳細については、176 ページの “MIMO 構成の選択” を参照してください。

“Subframes”

シングル掃引時に記録、解析されるサブフレームの数。

7.5.1.2 グローバル結果

グローバル結果には、コンポジット信号の測定結果が表示されます。これらの結果は、

1 フレームの期間にわたる信号全体を評価したものです。グローバル結果には、測定 された信号の品質に関する情報も表示されます。解析されるデータ数は、選択された サブフレームの数によって異なります。

“RF Channel Power”

現在測定している LTE 信号全体のパワー。

チャネル・パワーには、チャネル帯域幅でカバーしているすべてのサブキャリアが含 まれます。チャネル帯域幅から外れている信号パワーは、スペクトラム概要に示され ていても、トータル・パワーには含まれません。

OTA(over-the-air)測定の場合は、チャネル帯域幅内で受信したすべての信号がトー タル・パワーに含まれます。

“Overall EVM”

信号の総合 EVM。

総合 EVM には、変調やチャネルの種別には関係なく、すべての信号成分が含まれま す。

“Carrier Freq Error”

R&S FSH の現在の中心周波数に対する周波数エラー。

詳細については、176 ページの “キャリア周波数エラーの単位の選択” を参照してく ださい。

GPS レシーバの基準周波数の不確かさについては、データ・シートを参照してくだ さい。

“Sync Signal Power”

同期信号のパワー。

詳細については、175 ページの “同期信号の選択” を参照してください。

“OSTP”

“Cell Identity [Grp/ID]”

現在の結果に対応しているセル識別子、セル・グループ、およびセル ID。

詳細については、174 ページの “セル識別子の選択” を参照してください。

“Cyclic Prefix”

現在の結果に対応している巡回プレフィックス。

詳細については、174 ページの “巡回プレフィックスの選択” を参照してください。

“Traffic Activity”

データのあるトラフィック・スロットの割合(%)。

“I/Q Offset”

スペクトラム・ライン 0 でのパワーを合計伝送電力にノーマライズしたもの。

I/Q オフセットは、ベースバンド DC オフセットや搬送波漏洩の指標となる場合があ ります。

7.5.1.3 アロケーション・サマリ

ケーブル接続している特定のアンテナに MIMO 設定を設定したときに、アロケー ション・サマリが有効になります。アロケーション・サマリには、チャネル、変調な ど、信号の特定の側面に関する結果が表示されます。

各々の値に対して、パワー(dBm)と平均 EVM が表示されます。詳細については、

176 ページの “EVM 結果の設定” を参照してください。

アロケーション・サマリ内の結果はどれも、1 つのリソース・エレメントまたは 1 つのサブキャリアにノーマライズされています。

“Ref Signal”

基準信号のパワーと EVM。

R&S FSH では、すべてのリソース・ブロックとサブフレームにわたって結果を評価

します。

“QPSK”“16QAM”“64QAM”

測定中のデータ・チャネル(PDSCH)のパワーと EVM。

R&S FSH では、それぞれの変調のすべてのリソース・ブロックとサブフレームにわ

たって、結果を評価します。

“P-SYNC”“S-SYNC”“PBCH”“PCFICH”

対応するチャネルのパワーと EVM。

7.5.1.4 基準信号概要

すべてのアンテナに MIMO 設定を設定したときに(“All” メニュー項目)、基準信号 概要が有効になります。基準信号概要には、各アンテナのパワーと EVM が表示され ます。結果の個数は、測定しているアンテナの数(1 本、2 本、または 4 本)に

パワー値は、1 つのリソース・エレメントまたは 1 つのサブキャリアにノーマライ ズされています。R&S FSH では、すべてのリソース・ブロックとサブフレームにわ たって結果を評価します。

セル ID がわかっている場合は、R&S FSH を基準信号と同期させることができます。

基準信号との同期

► “MEAS” キーを押します。

► “Signal Settings” ソフトキーを押します。

► “Reference Signal” メニュー項目を選択します。

R&S FSH と基準信号との同期が取られます。

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