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男性  49 歳

ドキュメント内 untitled (ページ 46-49)

家族形態  妻、子ども3人 現在  会社の代表取締役

インタビューの場所  機構事務所

現状と今の仕事

  ポスティングをする有限会社を3年前に立ち上げ、代表取締役となった。事業内容は主婦 の方々を組織して、メール便を、戸別の郵便受けに入れることである。年間の売り上げ5億 円。

これまでの主な経歴

  中学3年のとき県の剣道大会で個人戦で優勝し、地元の普通高校に特待生で入学。母子家 庭で経済的な理由から大学進学を断念した。高校卒業後、友達の父親が経営する測量会社に 1年ほど勤めた後、運送会社に半年勤務。20歳のとき船舶会社に入り、遠洋のイカ釣り漁船 の甲板員となり、1年で船を下りて数ヶ月間、配送サービス会社の運転手をして、再び前と 同じ船舶会社に入り、24歳までイカ釣り漁船の甲板員をした。このまま一生、船乗り生活は していられないと思い船舶会社を辞めた。

  25歳のとき職安の求人広告を見て、船舶の部品を扱う会社に就職し、船用品の積み込みを し、2年位たってから営業に回った。28歳のとき得意先の韓国系の水産会社に引き抜かれて、

水産物輸入の業務を9年間担当した。

  韓国系の水産会社を 37 歳で辞めてから、日本の水産会社に入り、中国との貿易業務を1 年半ほど勤めた。

  高校のときの先輩に誘われて、メール便を扱う会社を設立した。途中から親会社の社員に なり6年くらい働き次長になった。この会社は妻に経営をまかせた。

  3年前に今の会社を起業し現在に至る。

初職への移行

  大学に進学し、体育の教師になりたかった。経済的なことで進学できず、高校卒業後、高 校のときにアルバイトをしていた測量会社に入った。

仕事内容

○初職  測量会社の社員

  測量の手伝いを1年半ほどした。

○2職  イカ釣り漁業の甲板員

  20歳の時に遠洋のイカ釣り漁船に乗りニュージーランドに行った。成人式も船の上でやっ た。1年で船を下りたが数ヶ月後にイカ釣り漁船に乗った。通算4年間、遠洋に出る船員を していた。仕事は肉体労働で、睡眠時間も3時間位しかなかったりしたが、すごい収入があ った。一生、この仕事はできないと思った。

○3職  船舶部品販売会社の配達・営業

  25歳の時、職安の紹介で船舶部品を販売する会社に入った。初めは商品を船に配達し、2 年くらいたってから営業に行った。得意先は韓国の会社が多かった。

○4職  韓国系水産会社の輸入業務担当

  28歳で前の会社の得意先企業から引き抜かれて入社した。主としてアフリカからイカを輸 入する仕事をした。アラスカにサケの買い付けに行った時は1ヶ月ぐらい船に乗っていた。

輸入した水産物は日本の商社や水産会社に販売した。この仕事を9年間、行った。

○5職  水産会社の貿易業務

  中国との水産物貿易をしてる会社に入り、アサリの輸入を担当した。1年半で辞めた。

○6職  会社設立から社員に

  40歳になったとき、高校時代の剣道部の先輩から「水産物輸入なんてリスキーな商売は辞 めて、ダイレクトメールを扱う会社をつくろう」と言われ、共に会社を設立した。途中で親 会社から、社員になって仕事をしてくれと要望され、社員として6年間くらい働いた。

○7職  会社の代表取締役

  3年前、今の会社を設立し社長となった。親会社はどんどん成長し、昨年には株式を上場 した。自分の会社の業績もそれなりに上がり、年商5億円位になった。社員は4人だが、親 会社がサポートしてくれるので人手がかからない。親会社から特別に許されて事業をやって いるので、リスクがない。利益をあげるために事業をやっている。

自分にとって転機とは何か

  高校時代の先輩に誘われて、メール便の事業に転換したこと。

転機に対する家族、周囲の反応

  妻は全然気にしなかった。仲良しの剣道部の先輩とその方の人的ネットワークが支援して くれた。

教育・訓練・自己啓発など

・イカ釣り漁船の仕事は一生できないと思い、海技ゼミナールの航海科で3ヶ月勉強した。

外国との取引については貿易実務の本を自分で読みながら、商社や銀行の人に知らないこ とは何でも教えてもらい実践で身に付けた。 

・剣道ができていい仕事ができると思い、ずっと修業をしている。今は六段で秋には七段の

昇段試験を受ける。

影響を受けた人

  高校時代の剣道の先生。人生の師匠として今でも尊敬し、「何事も真面目に取り組みなさい」

という教えに従っている。

今後の展望

  剣道をずっと続けたい。あとは、会社を株式会社にすること。他のことは考えていない。

健康について

・高血圧症と糖尿病、今年の8月に心臓の冠状動脈のバイパス手術を受けた。剣道は止めろ と言われたけれど前より快調にやっている。

・妻や子ども3人の健康状況は問題なし。

ケース21

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