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第3章 応急対策計画

第2節 水防活動

市は、台風、豪雨等により災害が発生するおそれがある場合は、洪水等による水害を警 戒、防御し、これによる被害を軽減するために水防法(昭和24年法律第193号)第3 条に規定する、市の区域内の水防の責任を果たすため必要な活動を行います。

主 管 部 頁

1 水防体制 【風水害等-3-2-1】

2 水防活動 【風水害等-3-2-2】

3 重要水防区域 【風水害等-3-2-2】

4 取水堰 環境経済部 【風水害等-3-2-4】

5 河川水位の観測 消防本部

防災主管部 【風水害等-3-2-4】

6 水防警報 消防本部 【風水害等-3-2-5】

項       目

消防本部

1 水防体制

---消防本部

(1)水防責任

市は、区域内の水防が十分に行われるよう次の事項の体制整備を確立します。

1 2 3 4

水防体制の確立

情報、通信連絡系統の確立

水防時における的確な水防活動の実施 平常時における河川、堰等の巡視

(2)水防体制

水防体制については、警戒活動等を実施する水防活動及び災害警戒本部の二段階で 対応し、全市的な対応が必要と認めるときは、災害対策本部を設置して応急対策を実 施します。

水 防 活 動

警 戒 本 部

2 水防活動

---消防本部 消防本部は、台風、豪雨により災害発生のおそれがある場合は、気象情報等に留意し、

水防活動を行います。その活動については、平常時における行政組織に基づき所管業務等 により行います。また、気象状況等により水防対策活動を実施する場合は、消防長が指揮 を取るものとします。

○ 主な水防活動

1 警戒、応急対策の実施 2 消防団の出動体制の確保

3 水防資機材の整備点検、調達及び輸送の確保 4 雨量、水位の的確な観測

5 農業用取水堰等の操作の確保 6 住民の水防活動従事の指示 7 水防解除の指示

8 水防てん末報告書の提出

3 重要水防区域

---消防本部 市内の河川で水防警戒または防御に重要性を有する区域は次のとおりです。なお、消防 本部は県厚木土木事務所東部センター水防支部(厚木土木事務所東部センター)と緊密な 連携を図り、その警戒等にあたります。

重要水防箇所[平成 25 年度厚木土木事務所東部センター水防実施要領より]

【綾瀬市に関係する河川のみ】

河川名 図番対 象番号

重要度 左右

岸別 地先名 延長

(m) 重要なる理由 水防管理 団体名 種別 階級

目久尻川 1 堤防高 B 右 吉岡 800 堤防高不足 目久尻川 2 堤防高 B 左 吉岡 540 堤防高不足 綾瀬市

計 1,340 B:1,340m

蓼川 1 堤防高 A 右 上土棚南3丁目 50 流下能力不足

綾瀬市 蓼川 2 堤防高

工作物 A 左 上土棚中6丁目 120 流下能力不足 蓼川 3 堤防高 B 右 上土棚南2丁目 50 流下能力不足 蓼川 4 堤防高 A 右 上土棚南1丁目 80 流下能力不足 蓼川 5 堤防高 A 左 上土棚北1丁目 740 流下能力不足 蓼川 6 堤防高

工作物 A 右 深谷 2,380 (1 箇所)

流下能力不足 中川橋他 5 橋 蓼川 7 堤防強度 A 左 本蓼川 640 護岸未施工 蓼川 8 堤防高 A 左 本蓼川 1,000 流下能力不足

計 5,060 A:5,010m

B: 50m

目久尻川

吉野橋

蓼川

上土棚新橋

     

重要水防区域重要度評定基準 重 要 度

評 定 基 準 種 別 階級

堤 防 高

A 計画高水流量規模の洪水の水位が現況の堤防高を越える箇所

B 計 画 高 水 流 量 規 模 の 洪 水 の 水 位 と 現 況 の 堤 防 高 と の 差 が 堤 防 の 計 画 余 裕 高に満たない箇所

堤防強度

(法崩れ・

すべり)

A 法崩れまたはすべりの実績があるが、その対策が未施工の箇所

法崩れまたはすべりの実績があるが、その対策が暫定施工の箇所 法崩れまたはすべりの実績がないが、堤体あるいは基礎地盤の土質、法勾 配等からみて法崩れまたはすべりが発生するおそれがある箇所で、所要の対 策が未施工の箇所

工作物

河川管理施設等応急対策基準に基づく改善計画が必要な堰、橋りょう、樋 管、その他の工作物の設置されている箇所

橋 り ょ う そ の 他 の 河 川 横 断 工 作 物 の 桁 下 高 等 が 計 画 高 水 流 量 規 模 の 洪 水 の水位以下となる箇所

B 橋 り ょ う そ の 他 の 河 川 横 断 工 作 物 の 桁 下 高 等 が 計 画 高 水 流 量 規 模 の 洪 水 の水位との差が堤防の計画余裕高に満たない箇所

※ 階級のAとは「水防上最も重要な区間」、Bとは「水防上重要な区間」を言う。

4 取水堰

---環境経済部 市内の取水堰及び堰の操作責任者は次のとおりです。

位置 大字

蓼川 上土棚 打越堰 自動

深谷第1号雨水幹線 深谷 大堰 自動

深谷川 深谷 第2堰 自動

深谷川 深谷 第3堰 自動

深谷川 深谷 第4堰 自動

深谷川 深谷 第5堰 手動

深谷川 深谷 第6堰 自動

深谷川 深谷 第7堰 手動

深谷川 深谷 第8堰 手動

中堀用水路 深谷 --- 手動 西根用水路 吉岡 --- 手動

綾瀬市農業振興課 農政担当 操作責任者

河川名 名称 構造 管理者

5 河川水位の観測

---消防本部、防災主管部 市内の河川のうち、県厚木土木事務所東部センター水防支部により水位観測を行ってお り、水防法の定めにより市長へ水位の通報及び水防警報の発表が行われます。

なお、水位等の情報は県ホームページによって一般周知されております。

○ 水位観測所

【綾瀬市に関係する河川のみ】

位置

吉野橋 目久尻川 吉岡 1.3 2.0 3.3 2.1 テ レ メ ー タ ー 上土棚新橋 蓼川 上土棚中 1.2 1.8 2.5 1.5 テ レ メ ー タ ー

避難判断 水位

(水位情 報)

観測所名 方式

警戒水から 溢水までの 大字 高さ

河川名

水防団 待機水位

(待機発 表)

はん濫 注意水位

(出動発 表)

6 水防警報

---消防本部

(1)水防警報の種類

県厚木土木事務所東部センター水防支部長により発令される、目久尻川及び蓼川の 水防警報の種類、内容及び発令基準は次のとおりです。

種類 発令基準

 出水あるいは水位の再上昇が予想される場合に、状況に応じ て直ちに水防機関が出動できるように待機する必要がある旨を 警告するもの。

 水防機関の出動期間が長引くような場合に、出動人員を減らし ても差し支えないが、水防活動をやめることはできない旨を警告 するもの。

準備

 雨量、水位、流量その他の河 川の状況により必要と認めると き。

出動

 洪水注意報等により、はん濫 注意水位(警戒水位)を超える おそれがあるとき。または、水 位流量等、その他河川の状況 により必要と認めるとき。

指示

 洪水警報等により、または、

既にはん濫注意水位(警戒水 位)を超え、災害の起こるおそ れがあるとき。

解除

 はん濫注意水位(警戒水位)

以下に下降したとき。または、

はん濫注意水位(警戒水位)以 上であっても水防作業を必要と する河川状況が解消したと認 めるとき。

待機

 水防機関が出動する必要がある旨を警告するもの。

 水位、滞水時間その他水防活動上必要な状況を明示するととも に、越水、漏水、崩壊、亀裂その他河川の状況により警戒を必要と する事項を指摘して警告するもの。

 水防活動を必要とする出水状況が解消した旨及び当該基準水位 観測所名による一連の水防警報を解除する旨を通知するもの。

内容

 水防に関する情報連絡、水防資器材の整備、水こう門機能の点 検、通信及び輸送の確保等に努めるとともに、水防機関の出動の 準備をさせる必要がある旨を警告するもの。

 気象予報、警報及び河川状 況等により、特に必要と認める とき。

 水防待機水位(通報水位)に 達したとき。

(2)水防警報の伝達

水防警報の伝達系統は、次のとおりとします。

防災主管課

下水道課

農業振興課

道路課

その他関係課

消防署

水防情報の提供

台風・豪雨等により災害が発生し、またはそのおそれがあるときは、気象情報等に留意 して災害警戒本部を設置し、風水害の被害を最小限に止めるために、災害警戒活動を迅速・

的確に行います。

主 管 部 頁

1 災害への警戒体制 【風水害等-3-3-1】

2 災害警戒本部の組織 【風水害等-3-3-2】

3 災害警戒本部の設置場所 【風水害等-3-3-3】

4 災害警戒本部の活動 【風水害等-3-3-3】

5 職員の配備 【風水害等-3-3-3】

6 動員・配備の指示の伝達 【風水害等-3-3-3】

7 職員配備の報告 【風水害等-3-3-4】

8 活動状況の報告 警戒本部各部 【風水害等-3-3-5】

9 災害警戒本部の運営 【風水害等-3-3-5】

10 県への報告及び防災関係機関との通信・連絡 【風水害等-3-3-5】

11 災害対策本部への移行 【風水害等-3-3-5】

12 災害警戒本部の廃止等 【風水害等-3-3-6】

項       目

事務局 事務局

警戒本部各部

事務局

1 災害への警戒体制

---事務局 台風・集中豪雨等により災害が発生し、またはそのおそれがあるときは、防災主管部長 は、迅速な対策・対応を取るため、綾瀬市災害警戒本部(以下「災害警戒本部」といいま す。)を設置します。