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第1節  自然的条件 

1 位置及び面積

本市は神奈川県の東部、東は東京湾、北は川崎市、西は大和市、藤沢市、南は鎌倉市、

横須賀市などに接しています。

市域の面積は、435k㎡で、神奈川県の面積の約18%を占めています。

2 地 形

本市の地形は、丘陵地、台地・段丘、低地及び埋立地に分けられます。

丘陵地は本市中央部よりやや西寄りに分布し、本市を南北に縦断しています。北側の 丘陵地は多摩丘陵の南端に位置し、標高は60 ~ 100m で、北に向かって高くなっています。

南側の丘陵地の標高は80 ~ 160m で、北部より標高も起伏量も大きく、三浦半島に続く 三浦丘陵の北端部を占めています。標高は南に向かって高くなり、市内最高点である大 平山の峠(標高159.4m)や円海山(標高153.3m)が見られます。

丘陵地の東側には、多摩川の低地まで、標高40 ~ 60m の平坦な台地が分布し、丘陵 地の西側にも台地が広がり、標高は30 ~ 70m で南に向かって低くなっています。また、

台地や丘陵地を刻んでいる河川沿いには、台地よりもはるかに狭い段丘が部分的に形成 されています。

低地には、鶴見川をはじめ、台地や丘陵地を刻む河川の谷底低地と沿岸部の海岸低地 とがあります。

谷底低地は上流部では勾配がある程度大きいのですが、下流部はほとんど平坦な三角 州性低地のため、水害を受けやすくなっています。

海岸部には埋立地が造成され、海岸線はほとんどが人工的な地形に改変されました。

かつては、海に面する急崖となっていた丘陵地や台地のはずれは、内陸に入ってしまい ました。海に面していた崖に限らず、丘陵地や台地を刻んでいる谷の斜面にも急崖が多く、

過去には、多数の崩壊が記録されています。

3 地 質

本市の地質は、丘陵地や台地を覆う関東ローム層の下に、「砂礫・粘土層・岩盤」があり、

河川や海岸に沿って広がる低地には堆積した粘土や砂が表面を覆う沖積層となります。

低地に分布する沖積層は非常に軟弱で、地震時には地震動を増幅したり、液状化現象 を起こしたりします。鶴見川低地では、恩田川との合流点付近より下流部、柏尾川では 横須賀線の戸塚駅付近から下流部、その他の小河川では河口から数㎞上流までは、6,000 年ほど前には入江となっていたところで、軟弱地盤が20 ~ 40m あります。

総務局

1部

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第2節  社会的条件 

1 人口及び世帯

本市の人口は、3,703,258 人、世帯数は、1,618,734 世帯と、この5年間(平成21 年1 月1日現在比)で人口は1.3%、世帯数は3.8%増加しています。

また、人口密度は、1k㎡あたり8,510人で、区別に見ると、1万人を超えている区が、

西区、南区、港南区、港北区の4区となっています。

一般に大都市では、昼間人口は夜間人口を上回りますが、本市では、昼夜間人口比率(昼 間人口 / 夜間人口×100)が91.5 と100 を下回っています。東京都区部及び政令市の中で 100を超えていないのは、横浜市のほかは川崎市、相模原市、さいたま市、千葉市、浜松 市及び堺市です。

なお、区別に見ると西区、中区については昼間人口が夜間人口を上回っています。

また、65 歳以上人口は819,674 人(22.1%)であり、将来推計人口によると、少子高 齢化の進展に伴い、65 歳以上の高齢者1人に対する生産年齢人口(15 歳から64 歳)は、

平成25年の2.9人から、平成40年には2.3人(65歳以上人口:996,958人(27.0%))とな ります。

※(注) 人口、世帯数及び人口密度は、平成26年1月1日現在推計     昼間人口及び夜間人口は、平成22年国勢調査結果

2 建 物

本市の家屋の棟数(平成24 年1月1日現在)は、850,514 棟で、このうち木造家屋は、

587,793棟です(平成25年刊「第91回横浜市統計書」より)。

特に木造家屋の密集している地域は、鶴見区、神奈川区、西区、中区、南区等で、こ れらの地域には工場、事業所などが混在している場合も多く、災害危険性を助長してい ます。百貨店、映画館、ホテル、キャバレー、病院など、不特定多数の人々が出入りす る施設で、消防法で定める特定防火対象物となっているものは、17,811 対象(平成26 年 4月1日現在)あり、特に西区、中区などの繁華街に集中しています。

3階以上の中高層建築物は、46,404 棟(平成26 年1月1日現在)で、このうち高さ 31m を超えるもの又は11 階以上の高層建物は1,546 棟(平成26 年4月1日現在)あり、

これらのうち、防災上特に重要な複合用途対象物となっているものも、西区、中区に集 中しています。

3 道 路

本市が管理する道路延長は7597.4km です。道路幅員(車道幅員、国道・自動車専用 道路含む)5.5m 未満の道路は、48.6%と多く、救命・救急活動や消防活動の妨げとなっ ています。

なお、本市が管理する緊急輸送路は、第1次輸送路と第2次輸送路を合わせて約 378km です。

また、市内の主要道路の混雑度(=交通量 / 交通容量)は他都市に比べ0.99 と高く、

各箇所で交通渋滞が生じており、災害時には一層の渋滞が予想され、緊急自動車等の通 行などに支障を及ぼすおそれがあります。

※(注) 数値は、平成26年8月1日現在

(数値提供)

政策局

(数値提供)

政策局 消防局

道路局

1部

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4 橋りょう

本市内の道路橋りょうの総数は、1,720 橋(平成26 年8月1日現在)で、鋼橋638 橋、

コンクリート橋(石橋を含む。)1,078橋、木橋4橋となっています。このうち、緊急交通路、

緊急輸送路等の重要橋りょうは648橋となります。

特に、鶴見区、神奈川区、西区、中区、磯子区には、建設後50年以上経過する古い橋りょ うが多くあります。

5 トンネル

本市内道路には、39 箇所(平成26 年8月1日現在)の供用中のトンネルがあります。

主に丘陵地が多い中区、磯子区、金沢区に多く分布しています。

6 鉄 道

本市内には、JR 東海の東海道新幹線を始め、JR 東日本の東海道線、横須賀線、京浜 東北・根岸線、横浜線、鶴見線、南武線、JR 貨物、東京急行電鉄の東横線、田園都市線、

こどもの国線、京浜急行電鉄の本線・逗子線、相模鉄道の本線・いずみ野線、横浜高速 鉄道のみなとみらい線、さらに市営地下鉄(ブルーライン、グリーンライン)、横浜シー サイドラインが運行しています。

駅の乗降客数は、6社が集中する横浜駅が約222 万人 / 日、2社以上の乗換駅である 戸塚駅・日吉駅が30 万人 / 日前後、長津田駅・新横浜駅・菊名駅・上大岡駅・あざみ野 駅が20 ~ 25万人 / 日前後となっています。(出典:平成25年度横浜市統計書)

7 ライフライン施設の普及状況

区 分 普 及 率 普及率の算定方法

水 道 100%(平成 26 年 3 月現在) 総給水人口 / 総人口 下水道 99.8%(平成 26 年3月現在) 処理区域内人口 / 総人口 電 気 100%(平成 20 年3月現在) 家庭用戸数 / 世帯数 都市ガス 86.3%(平成 26 年2月現在) 家庭用戸数 / 世帯数 電 話 100%(平成 20 年3月現在) 住宅用加入数 / 世帯数

道路局

都市整備局 交通局

水道局 環境創造局 東京電力(株) 東京ガス(株) 東日本電信電話(株)

1部

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