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木質バイオマスエネルギープラントの検討

6. 木質バイオマスエネルギーシステムの事業化手順

6.4 木質バイオマスエネルギープラントの検討

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表 6-4 丸太重量と材積換算

【出典】木質バイオマスボイラー導入指針,平成243月,㈱森のエネルギー研究所

○木質バイオマス燃料の輸送手段

大口需要の場合、1 回の輸送に大型のトラック(10 トンなど)を使用す ることになります。施設への搬入路の幅員等を考慮し、円滑な輸送を確保 します。

[参考]

間伐材や林地残材等の森林資源を原料として調達し自社で燃料化する場合、近隣地域の 森林資源の賦存量を把握することが重要です。3.1.2項に示す資源量の計算ツールで対象地 域や各種条件を設定することにより、資源量の目安を知ることができます。

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河川等の配置などにも留意し、事前に必要な手続き等について関連行政機関と 調整を行います。また、送電条件についても検討しなければならず、送電系統 連結点までの距離が長くなればその分設備費も高くなります(木質バイオマス(専燃発 電)であれば電源線のコストは目安として 0.5 億円/km(電圧階級 22kV))。

その他、地域住民の理解を ること、施設の設置、稼働に際しては大気汚染 防止法や消防法といった関連法令(表 6-7 を参照)に基づく申請等が必要とな り、審査期間等を考慮した計画的な手続きを行います。

用地買収は、計画に則った用地確保ができないリスクもあり、用地を

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つの みでなく、複数選定しておくことも重要です。

[参考]

以下に、施設建設にあたって様々な制約を受ける可能性のある木質バイオマス直接燃焼 発電施設の立地条件についてまとめました。

表 6-5 木質バイオマス直接燃焼発電施設の立地条件

燃焼調達条件

50100km圏内で長期に安定して木質バイオマスの調達が可能であること

・他用途や同様の用途との競合に配慮すること

・利用バイオマスの量や質に季節変動がなく、安定して調達できること

・運搬道の交通事情が良いこと

・安定した燃料供給が可能な事業者が存在すること

環境条件

・建設に対して地域住民の環境協定などの同意が得られること

・工場立地や都市計画規制区域、文化財保護地域でないこと

・大気、水質、騒音、振動の規制基準値が保証値以下であること 送電条件 ・送電系統連結点が近くにあること

熱供給条件 ・適切な熱負荷需要が近くにあること

建物条件 ・十分な敷地面積の確保、高さ制限がなく、その他の条例・規制を遵守でき ること

ユーティリティ条件 ・用水引込点が近くにあること

※グリーン発電会津(5,000kW)の敷地面積は約10,000㎡(【出典】㈱グリーン発電会津 会社案内より)

【参考】下記資料を参照し、一部編集・作成。

(財)新エネルギー財団(2008),バイオマス技術ハンドブック-導入と事業化のノウハウ-,p54

6.4.2 木質バイオマスエネルギー利用システムの規模と構成

木質バイオマスによる熱利用か発電によってシステムの構成が異なり 関係するメーカーも異なってきます。計画施設の条件を考慮し、熱利用か 発電かを選び、関係メーカーにシステム構成や性能、費用等について問い 合わせます。

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[解説]

木質バイオマスのエネルギー利用システムは熱利用か発電の大きく

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つに分 けられます。熱利用は発電に比べて小規模である場合が多く、システムの構成 自体もシンプルです。

例として、木質ペレットボイラーの構成機器を図 6-2 に示しましたが、ペレ ットを貯留するサイロ、木質ペレットボイラー本体、集じん装置、サイロ及び 燃料自動供給装置のほか、必要に応じてオイルサービスタンク(着火用)等を 含みます。

図 6-2 木質ペレットボイラー構成機器

【出典】国土交通省(平成233月)、官庁施設の熱源設備における木質バイオマス燃料導入ガイドライ ン(案)

関連メーカーが提供する木質バイオマス利用機器・設備によって、利用でき る木質バイオマス燃料に制限があるので、利用機器の仕様書等により、使用予 定の木質バイオマス燃料が利用できるかどうか確認します。メーカーによって 利用できる木質バイオマス燃料の仕様が定められている場合があるため(含水 率や寸法、形状、樹皮混入の有無等)、確認が必要で、メーカー選定の根拠の

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つとして調達可能な燃料の条件と照らし合わせ、その適合性を判断します。あ るいは、利用予定の木質バイオマス燃料の性状について情報提供し、対応の可 否や調整の必要性(高含水率チップについては予め乾燥する等)について確認 する必要があります。

発電については、熱利用と比べて大規模で、タービンや発電機、復水器、中 央監視室等、設備が大掛かりになります。事例として、図 6-3 にチップで発電 事業を行っている白河ウッドパワーの機器構成を示しました。

熱利用システムおよび発電システムに対応できるメーカーは異なるため、関 係するメーカーに問い合わせ、システム構成や性能、費用等について確認し、

計画施設での木質バイオマス利用システムを検討します。

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図 6-3 白河ウッドパワーの設備概要

【出典】株式会社白河ウッドパワー会社案内

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