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改案 FIT-PCA と原案 FIT-PCA における簡素・効果・公平・

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第 5 章 アンケートによる不公平感低減策の評価

5.3 アンケートの内容

5.3.3 改案 FIT-PCA と原案 FIT-PCA における簡素・効果・公平・

支持の比較質問

本アンケートでは、改案のFIT-PCAと原案のFIT-PCA とのどちらがより、FIT-PCAの3原則である「簡素」・「効果」・「公平」であると感じるのかということと、「支 持」されるのかということを評価するために、表5.2 に示すような質問を設計した。表

5.2 のように、質問時には「簡素」を「制度の仕組みがわかりやすい」、「効果」を「二 酸化炭素の排出量が効果的に減ると思う」、「公平」を「制度を公平に感じる」と表現を 変更して聞いた。また、この段階では、あくまで、改案のFIT-PCAと原案のFIT-PCA のイメージのみを問うものであるため、質問する項目以外の条件を統一する必要があ る。そこで、「どちらの制度であっても日本在住者が排出枠内に二酸化炭素の排出量を 収めることができれば、2005年度と比べて、二酸化炭素の排出量を約3.8%減らすこ とができる」という但し書きをした。

選択肢においては、「A案とB案は同じぐらい公平である」という項目を除外してい る。この理由は、この段階で、アンケート回答者にFIT-PCAについての十分な理解を

図 5.2: アンケートでの原案のFIT-PCA(B案)の説明 表 5.2: 簡素・効果的・公平・支持の比較質問

どちらかと どちらかと

A案 いうとA案 いうとB案 B案

制の仕組みがわかりやすいと思う 二酸化炭素の排出量が効果的に減る 制度を公平に感じる

支持したい

促すためである。FIT-PCAのようなエネルギー消費に対してインセンティブを与える という制度が回答者にとって馴染みがなく、FIT-PCAを理解することは回答者にとっ て大きな負担となりうると予想できる。その結果、多くの回答者がFIT-PCAを理解し ないまま「よくわからない」という理由で「A案とB案は同じぐらい公平である」を 選択してしまう可能性がある。FIT-PCAを理解しないままアンケートを進めてしまう と、この後の質問にも適切な回答ができないのではないかという懸念がある。以上よ り、回答者にFIT-PCAを十分に理解してもらうために、選択肢から「A案とB案は同 じぐらい公平である」という項目を除外した。

5.3.4 改案を公平と思った方・原案を公平と思った方への理由を聞く

質問

改案のFIT-PCAと原案のFIT-PCAの比較質問に加え、表5.3、表5.4に示すよう

に、それぞれの制度を公平に感じると思った理由を聞く質問も設計した。選択肢には、

(1)改案のFIT-PCAで変更した地域感の寒暖差による排出許容枠の配分量、公共交通

機関の発達差による排出許容枠の配分量、要介護者の有無による排出許容枠の配分量 の3つに関することから生じる理由と、(2)全般的なイメージから生じる理由を設定し、

上位の理由から選ぶように設計した。(1)の理由を設定したのは、変更した3つのうち のどの観点から最も公平に思ったのかを調査するためである。一方、(2)の理由を設定 したのは、全般的に「条件に応じて変更する、もしくは変更しない」という考え方そ のものに同意を示す回答者がいるのではないかと想定したためである。また、(2)の理 由を選ぶ回答者は、それ以外の選択肢を選ばないと考えられる。よって、この質問時 に「2位や3位を選ばなくても構わない」という但し書きをした。

5.3.5 アンケート回答者の世帯における二酸化炭素の排出量・排出許

容枠の計算と排出許容枠残高の表示

本アンケートでは、電気とガスの検針票を準備し、以下に示す項目の数値を入力し てもらうことで、アンケート回答者の世帯全体の二酸化炭素排出量を表示するように した。

2013 年11月の電気の使用量

2013 年11月の都市ガスの使用量

表 5.3: 改案(A案)を公平と思った方への理由を聞く質問に用いた選択肢 1位 2位 3位 A案の「寒冷地、やや寒冷地、その他の地域」で

  配布する排出枠の量を変えること」が公平だと思うから A案の「自動車が必要な地域へ排出枠を追加すること」

  が公平だと思うから

A案の「要介護者がいる世帯への排出枠を追加すること」

  が公平だと思うから

全般的にA案がB案より公平だと思うから

表 5.4: 原案(B案)を公平と思った方への理由を聞く質問に用いた選択肢 1位 2位 3位 B案の「寒冷地、やや寒冷地、その他の地域で配布する

   排出枠の量が一律」であることを公平と思うから B案の「自動車の必要性の有無によらず排出枠が一律」

   であることを公平と思うから

B案の「要介護者の有無によらず、排出枠を変えないこと」

   を公平だと思うから

全般的にB案をA案より公平と思うから

2013 年11月のプロパンガスの使用量

2013 年11月のガソリンの使用量

2013 年11月の軽油の使用量

1年間の灯油のおおよその使用量

数値を入力後、アンケート回答者自身の世帯全体の年間あたりの二酸化炭素排出量、

配布される排出許容枠の総量とガソリン・軽油の排出許容枠と要介護者在住による排 出許容枠、排出許容枠の残高が自動的に表示されるようにした。

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