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改案を公平・原案を公平に感じた 1 番の理由

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5.4.2 改案を公平・原案を公平に感じた 1 番の理由

図5.7、図5.8 に示すように、改案を公平に感じた1番の理由は、改案の『「寒冷地」

「やや寒冷地」「その他の地域」で排出枠を変えること』が公平だと思うからで、原案 を公平に感じた1番の理由は、原案の「都道府県で配布する排出枠の量が一律である こと」が公平だと思うからと答えた回答者が多かった。

そこで、公平に感じた1番の理由の各度数に偏りがあるのかを確認するために、適 合度検定をおこなったところ、改案・原案どちらにおいても各カテゴリーにおいて有

意差(p <0.01)が認められた。また、改案を公平・原案を公平に感じた1番の理由に

関して、気候区分別、自宅から最寄りのスーパーなどの日用品購入場所までの片道距 離が2km以上か否か、不公平感タイプ別で独立性の検定をおこなったところ、有意差 は認められなかった。

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図 5.6: 簡素・効果・公平・支持それぞれの相関の強さ

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図 5.7: 改案を公平に感じた1番の理由

以上より、改案を公平、原案を公平に感じた1番の理由と気候区分別、自宅から最 寄りのスーパーなどの日用品購入場所までの片道距離が2km以上か否か、不公平感タ イプ別とは関連があるとは言えない。つまり、改案を公平、原案を公平に感じた1番 の理由は、気候区分別、自宅から最寄りのスーパーなどの日用品購入場所までの片道 距離が2km以上か否か、不公平感タイプ別にかかわらず、気候条件によって排出許容 枠配布量を変更するか否かであると言うことができる。

5.4.3 改案における二酸化炭素の排出量・排出許容枠計算による利益

者と負担者について

各アンケート回答者の世帯の二酸化炭素の排出量・排出許容枠、それらを差し引い た値を算出した結果、全体では、図5.9 に示すように、改案では、アンケート回答者の 約2割に利益が発生し、約8割に負担が発生することがわかった。そして、利益者と 負担者の各度数に偏りがあるのかを確認するために、適合度検定をおこなったところ、

有意差(p <0.01)が認められた。

次に、属性ごとに、利益者と負担者の割合に触れる。

まず、気候区分別においては、図5.10、図5.11 に示すように、利益者の数は北海道・

北東北グループが最も多く、負担者の数はその他の地域グループが最も多くなること がわかった。そして、各気候区分の度数に偏りがあるのかを確認するために、適合度 検定をおこなったところ、利益者の各グループにおいて有意差(p <0.01)が認められ た。つまり、各気候区分グループで改案の利益者の数に差が生じるということである。

自宅から最寄りのスーパーなどの日用品購入場所までの片道距離が2km以上か否か においては、図5.12、図5.13に示すように、利益者は2km以上の人が若干多く、負担

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図 5.8: 原案を公平に感じた1番の理由

者は2km未満の人が若干多くなっていることがわかった。そして、日用品購入場所ま での片道距離が2km以上か否かの各度数に偏りがあるのかを確認するために、適合度 検定をおこなったところ、有意差は認められなかった。つまり、日用品購入場所まで の片道距離によって、利益となるか負担となるかは関連があるとは言えない。

そして、不公平感タイプ別においては、図5.14、図5.15 に示すように、利益者は過 少評価的不公平感の持ち主が最も多く、負担者は全てのタイプでほぼ同じ割合となっ ていることがわかった。そして、各不公平感タイプの度数に偏りがあるのかを確認す るために、適合度検定をおこなったところ、有意差は認められなかった。つまり、不公 平感タイプ別によって、利益となるか負担となるかは関連があるとは言えない。

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図 5.9: 改案における利益者と負担者の割合(全体)

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図 5.10: 改案における利益者の割合(気候区分別)

5.4.4 アンケート回答者の世帯における二酸化炭素の排出量・排出許

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