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ペルソナ M

ドキュメント内 lΏۂƂ_Yfroegx̕sጸ̒Ăƕ] (ページ 126-173)

第 6 章 結論

A.0.4.12 ペルソナ M

まず、ペルソナMの性別を男性として、名前を小林亮とした。次に、小林亮は世帯 人員数4人、30代であるから、年齢が35歳、世帯年収が500万円、正社員とした。ま た、その他の地域の都市中心部在住であるから、東京都世田谷区とし、自宅から日用 品購入場所までの距離が2km未満と考えられる。よって、ガソリン・軽油の排出許容 枠の対象外者とした。しかし、都市中心部在住でありながら、世帯にとって車が必要、

自動車を1台所持ということから、レジャー用として車が必要ではないかと考え、そ の内容を特性に含めることにした。

最後に、小林亮の特性を設定した。具体的には、北海道から上京した妻と2歳と5歳 の小さな息子たちと暮らす、趣味はドライブ、休日は家族全員でドライブを楽しむた め、車はなくてはならないものとなっている、もともと環境問題に興味を持っていな かったが、勤め先が環境問題に取り組むようになり興味を持つようになる、東京の人 の多さが煩わしく、将来は田舎で暮らしたいと思っている、妻が寒さに弱いため、ペ アガラスを自宅に設置しているとした。

作成したペルソナの不公平感タイプ

ペルソナBMの不公平感タイプを以下に述べる。

A.0.4.13 ペルソナBの不公平感のタイプ

山口浩は「人間主義的不公平感の持ち主」のタイプに分類した。その理由は、医者 として患者を相手にしていることから、弱者に対する理解がある人物であると想定で きるからである。つまり、「社会的弱者の視点から〈冷たい〉、〈人間的な思いやりに欠 けた〉社会のあり方を不公平と感じやすい」と考えられるため、「人間主義的不公平感 の持ち主」と判断した。

A.0.4.14 ペルソナCの不公平感のタイプ

渡辺健太は「過少評価的不公平感の持ち主」のタイプに分類した。その理由は、来 年度より、大手自動車メーカーで働く予定であることと、高学歴であることから、こ れまで経済的に恵まれてきたことと必要なコストを負担せずに利益だけを受ける人を よく思っていない人物であると想定できるからである。つまり、「従業員の多い会社に 勤務予定」、「〈ただ乗り〉する人に対し不公平に感じやすい」と考えられるため、「過 少評価的不公平感の持ち主」と判断した。

A.0.4.15 ペルソナDの不公平感のタイプ

加藤陽子は「人間主義的不公平感の持ち主」のタイプに分類した。その理由は、世帯 に要介護者がいることから、弱者に対する理解がある人物であると想定できるからで ある。つまり、「社会的弱者の視点から〈冷たい〉、〈人間的な思いやりに欠けた〉社会 のあり方を不公平と感じやすい」と考えられるため、「人間主義的不公平感の持ち主」

と判断した。

A.0.4.16 ペルソナEの不公平感のタイプ

佐藤純子は「過少評価的不公平感の持ち主」のタイプに分類した。その理由は、司法 書士として働いていることと何事にも一切妥協しない性格であるから、これまで、よ り多くのコストをかけながら努力することによって目標を達成してきた人物であると 想定できるからである。つまり、「〈ただ乗り〉する人に対し不公平に感じやすい」、「経 済的に恵まれている」と考えられるため、「過少評価的不公平感の持ち主」と判断した。

A.0.4.17 ペルソナFの不公平感のタイプ

斎藤直美は「アノミー的不公平感の持ち主」のタイプに分類した。その理由は、母 子家庭で、なおかつ前夫から養育費を払ってもらっていないことから、普段の生活を 送るだけで精一杯であり、周りから評価されることに興味を持たない人物であると想 定できるからである。つまり、「〈公の場〉であっても〈そうでない場〉であっても、周 りからの評価を重視しない」と考えられるため、「アノミー的不公平感の持ち主」と判 断した。

A.0.4.18 ペルソナGの不公平感のタイプ

木村勝は「人間主義的不公平感の持ち主」のタイプに分類した。その理由は、年金 暮らしの高齢者であるため、自分自身が社会的弱者であることと、68年もの人生経験 や読書、テレビの平均視聴時間が長いことから、様々な知識を持ち、様々な立場の人の 視点に立って物事を見る傾向のある人物であると想定できるからである。つまり、「社 会的弱者の視点から〈冷たい〉、〈人間的な思いやりに欠けた〉社会のあり方を不公平 と感じやすい」、「実績に表れない人間性に対する評価が考慮されない分配方法を不公 平に思う」と考えられるため、「人間主義的不公平感の持ち主」と判断した。

A.0.4.19 ペルソナHの不公平感のタイプ

清水健一は「過少評価的不公平感の持ち主」のタイプに分類した。その理由は、研 究職として長年にわたって解決困難な研究を続けており、良い収入を得ていることか ら、ストイックに目標達成に向かって努力している人物であると想定できるからであ る。つまり、「〈ただ乗り〉する人に対し不公平に感じやすい」、「経済的に恵まれてい る」と考えられるため、「過少評価的不公平感の持ち主」と判断した。

A.0.4.20 ペルソナIの不公平感のタイプ

松本恵子は「人間主義的不公平感の持ち主」のタイプに分類した。その理由は、旅行 に行くのが好きであることから、様々な地域の気候条件を体験し、それぞれの地域在住 者の視点に立って物事を見る傾向のある人物であると想定できるからである。つまり、

「社会的弱者の視点から〈冷たい〉、〈人間的な思いやりに欠けた〉社会のあり方を不公 平と感じやすい」と考えられるため、「人間主義的不公平感の持ち主」と判断した。

A.0.4.21 ペルソナJの不公平感のタイプ

伊藤直樹は「アノミー的不公平感の持ち主」のタイプに分類した。その理由は、派 遣社員であり、常に、いつ雇用がなくなるのかと不安に思っていることから、自分のこ とだけで精一杯になっており、雇用問題を解決しようとしない政府に対する不満を持っ ている人物であると想定できるからである。つまり、「〈不満感〉を〈不公平感〉と表現 する可能性が高い」、「〈公の場〉であっても〈そうでない場〉であっても、周りからの 評価を重視しない」と考えられるため、「アノミー的不公平感の持ち主」と判断した。

A.0.4.22 ペルソナKの不公平感のタイプ

高橋裕子は「人間主義的不公平感の持ち主」のタイプに分類した。その理由は、カ ラオケなどのレジャーに近所のママさんたちと行くことと、日本全国を旅した経験が あることから、それぞれの地域在住者の視点に立って物事を見る傾向のある人物であ ると想定できるからである。つまり、「社会的弱者の視点から〈冷たい〉、〈人間的な思 いやりに欠けた〉社会のあり方を不公平と感じやすい」と考えられるため、「人間主義 的不公平感の持ち主」と判断した。

A.0.4.23 ペルソナLの不公平感のタイプ

中村大輔は「アノミー的不公平感の持ち主」のタイプに分類した。その理由は、上 昇志向がなく、自分が成功しているイメージがわかないことから、自分自身を低く評 価している人物であると想定できるからである。つまり、「低い自己評価と自己効力感 を抱いている」と考えられるため、「アノミー的不公平感の持ち主」と判断した。

A.0.4.24 ペルソナMの不公平感のタイプ

小林亮は「人間主義的不公平感の持ち主」のタイプに分類した。その理由は、現在都 会に住んでいるにもかかわらず、将来は田舎で暮らしたいということから、FIT-PCA において不利を被りやすい田舎在住者の視点に立って物事を見る傾向のある人物であ ると想定できるからである。つまり、「社会的弱者の視点から〈冷たい〉、〈人間的な思 いやりに欠けた〉社会のあり方を不公平と感じやすい」と考えられるため、「人間主義 的不公平感の持ち主」と判断した。

作成したペルソナへの想定インタビュー

A.0.4.25 ペルソナBのインタビューに対する回答

山口浩は「人間主義的不公平感の持ち主」である。よって、自分ではなく、他人に配 布される排出許容枠の少なさに関して不公平感を持つ傾向にあると考えられる。それ を踏まえ、Q1からQ3にどのように回答するかを検討した。

まず、Q1においては、自分の該当地域に配布される排出許容枠は適当だとした上で、

医者として患者を相手にしているため、そのような人たちが、配布される排出許容枠 内に二酸化炭素排出量を収めることができるのか疑問に思うとの理由から、「自分の該 当地域以外に配布される排出許容枠が少ないことが不公平である」と答えるとした。

次に、Q2においては、Q1と同様に、患者の視点から物事を捉える傾向があること から、「患者の中には自動車でスーパーと同じくらいの頻度で通院している人もいる。

自宅から病院までの距離が2km以上ある人に対しては枠を追加しないのが不公平であ る」と答えるとした。

最後に、Q3においては、身体障害者や要介護者へ追加する排出許容枠の設定値を見 て、これだけの量を配布されるのならば、身体障害者や要介護者であっても、生活に 支障をきたさない範囲であると思い、「不公平感は特にない」と答えるとした。

A.0.4.26 ペルソナCのインタビューに対する回答

渡辺健太は「過少評価的不公平感の持ち主」である。よって、他人に配布される排 出許容枠の多さに関して不公平感を持つ傾向にあると考えられる。それを踏まえ、Q1 からQ3にどのように回答するかを検討した。

まず、Q1においては、「家でアニメやネットゲームをすることが好きな自分にとって は、快適な生活ができないから、自分の該当地域に配布される排出許容枠が少ないこ とが不公平である」と答えるとした。そして、寒冷地在住者には、寒冷地手当がある から配慮する必要はないとの理由から、「自分の地域以外に配布される排出許容枠が多 いのが不公平である」と答えるとした。また、その際に、高学歴であることから、排 出許容枠の値の根拠についても指摘するとした。

次に、Q2においては、環境に配慮した行動を推進するというFIT-PCAの目的にそ ぐわないことと、自動車所有者は自転車で行ける距離であっても自動車を利用するイ メージがあるという理由や、近年のインターネットの発達により、直接お店に出向く ことなく、日用品の購入などができるという理由から、「ガソリン・軽油対象の排出許 容枠の追加は必要ない」と答えるとした。

最後に、Q3においては、自分が猫を飼っていることから、ペットに対する排出許容

ドキュメント内 lΏۂƂ_Yfroegx̕sጸ̒Ăƕ] (ページ 126-173)