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性交、セクシュアリティ、性に関するライフサイクル 7.2 性的⾏動と性的反応

ドキュメント内 ユネスコ教育部⾨ (ページ 64-67)

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7.1 性交、セクシュアリティ、性に関するライフサイクル 7.2 性的⾏動と性的反応

7.1 性交、セクシュアリティ、性に関するライフサイクル 学習⽬標(5〜8 歳)

【⼈が⽣涯を通じて⾃分の体を楽しみ、他の⼈と親しくなるということは⾃然なことです】

以下のことができるようになることが⽬標です

▶ ⾁体的な楽しさや興奮は⼈間の⾃然な感情であり、この中には他の⼈との物理的に近くなるという ことも含まれていることを知る(知識)

▶ ⾁体的な感覚を説明する⾔葉がたくさんあることを理解し、⼀部は他の⼈に対して感情を⽰したり、

近づいたりするときに⽤いることを理解する(知識);

▶ 他者に対する感情や親近感を表現する際に、適切な⾔動や⾏動と、不適切な⾔語や⾏動があること を認識する(態度)

学習⽬標(9-12 歳)

【⼈間は⽣涯を通じてセクシュアリティを楽しむように⽣まれてきます】

以下のことができるようになることが⽬標です

▶ セクシュアリティには、他者に対する感情的および⾁体的魅⼒があることを理解する

▶ ⼈間が⽣涯を通じてどのような物理的な接触(キス、ふれあい、愛撫、性的接触など)から喜びを 感じるかを述べる(知識)

▶ セクシュアリティは⼈間として健全であることの⼀部分であることを認識する(態度)

▶ 同性に惹かれる、または同性に惹かれていると考えられている⼈々に対する差別は間違ったことで あり、相⼿に対して悪い影響を与える可能性があることを認識する(態度)

▶ さまざまな性的感情を伝え、理解し、適切な⽅法で性について話す(能⼒)

【セクシュアリティに興味を持つことは⾃然なことであり、信頼できる⼤⼈にそのことを聞くことは 重要です】

以下のことができるようになることが⽬標です

▶セクシュアリティに興味を持ち、疑問を持つことは⾃然なことであるということを認識する(質問)

▶ 安⼼できて信頼のおける⼤⼈を⾒つけ、セクシュアリティについて質問できるようになる(能⼒)

学習⽬標(12〜15 歳)

【性的な感情を持つこと、性的な空想をすること、性的な欲求を持つことは⾃然なことであり、⽣涯に わたって持続しますが、常に⾏動に移すわけではありません】

以下のことができるようになることが⽬標です

▶ セクシュアリティについて表現する⽅法を述べる(知識)

▶ 性的な感情を持つこと、性的な空想をすること、性的な欲求を持つことは⾃然なことであり、恥ず べきものではなく、更にそれは⽣涯通して起こることであるということを知る(知識)

▶ すべての⼈が⾃分の性的感情、性的な空想、性的な欲求に正直に⾏動しない理由を説明する(知識)

▶ 性への関⼼は年齢とともに変化するが、⽣涯を通じて存在するものであることを知る(知識)

▶ ⽂化やその場の状況に関係なく、⼈々がセクシュアリティに関していかなる表現をしたとしてもそ れを尊重することの重要性を認識する(態度)

▶ 性的感情、性的な空想、性的な欲求に関連する感情をコントロールする⽅法を⽰す(能⼒)

学習⽬標(15〜18 歳以上)

【セクシュアリティは複雑であり、⽣涯を通して⽣物学的、社会的、⼼理的、精神的、倫理的、⽂化的 側⾯を持っています】

以下のことができるようになることが⽬標です

▶ セクシュアリティには複雑さと多⾯性があり、⽣物学的、社会的、⼼理的、精神的、倫理的、⽂化 的要素要素も関わってくるということを学び説明する(知識)

▶ セクシュアリティは⼈間として⾃然なことであり、幸福感を⾼めることができることを認める(態 度)

▶ ⾃分のセクシュアリティとそれに影響を与える要因について考える(能⼒)

7.2 性的⾏動と性的反応 学習⽬標(5〜8 歳)

【⼈はふれあいと親密さを通じて他の⼈への愛を⽰すことができます

以下のことができるようになることが⽬標です

▶ ⼈々は、キス、抱きしめる、ふれあう、時には性的な⾏動といったさまざまな⽅法で、他⼈への愛 情や気遣いを⽰すことを知る(知識)

【⼦どもたちは何が適切なふれあいで何が不適切なふれあいであるかを理解しなければいけません】

▶ 「良いふれあい」と「悪いふれあい」を定義する(知識)

▶ ⼦どもとふれあうにあたり良くない⽅法もあることを認識する(態度)

▶ 誰かがいやな⽅法でふれあいを求めてきた際にどのように対応するかについて述べる(能⼒)

学習⽬標(9-12 歳)

【⼈々の性的な反応には流れがあり、性的刺激(⾝体的または精神的)に⾝体が反応することがありま す】

以下のことができるようになることが⽬標です

▶ 性的刺激に対して男性と⼥性がそれぞれどのように反応するかを述べる(知識)

▶ 思春期には、男の⼦も⼥の⼦も性的に魅⼒的なものや性的刺激への反応をより⾃覚するようになる ことを知る(知識)

▶ 多くの男の⼦と⼥の⼦が思春期またはそれより早い時期に⾃慰⾏為を始めることを知る(知識)

▶ マスターベーションは⾁体的にも感情的にも害になるものではないが、個⼈的に⾏うべきものであ ることを認識する(知識)

【性的な⾏動を早く⾏うか、時期をみてゆっくり⾏うかについてなどといった性⾏動についての選択 を⾏う際には⼗分な情報に基づいていることが重要です】

以下のことができるようになることが⽬標です

▶ 性的な⾏動を早く⾏うことと、時期をみてゆっくりと⾏うことの⻑所と短所を挙げ、⽐較検討する

(知識)

▶ 禁欲とは、セックスをしないと決めることのほか、いつだれとセックスをするかを決めることでも あり、妊娠や HIV を含む STI を予防する最も安全な⽅法であることを理解する(知識)

▶ セックスや⼈間関係に関して⾃⾝が決めたことがどのように⾃分の将来に影響してくるかについて 考える(態度)

学習⽬標(12〜15 歳)

【性的な反応における流れとは、⾝体が性的刺激に対してどのように反応するかについて述べたもの です】

以下のことができるようになることが⽬標です

▶ 性的刺激には⾁体的および⼼理的なものがあり、⼈はそれぞれの⽅法で、さまざまなタイミングで 反応を⽰すことを理解する(知識)

▶ 性的反応は、病気、ストレス、性的虐待、薬物、⿇薬、⼼的外傷といった問題によって影響を受け る可能性があることを認識する(態度)

【すべての社会、⽂化、世代にはそれぞれ性⾏動に関する独⾃の神話的な話がありますが、事実を知る ことが重要です】

以下のことができるようになることが⽬標です

▶ 性的⾏動に関する情報については、神話的な話と事実とを区別する(知識)

▶ セクシュアリティに関する事実を知ることの重要性を認識する(態度)

▶ 性的⾏動に関する神話な話に疑問を持つ(能⼒)

【性的⾏動について、⼗分な情報に基づいて意思決定を⾏えることが重要です】

以下のことができるようになることが⽬標です

▶ しっかりとした情報に基づいて性的なことに関して意思決定すること(例:性⾏動を⾏うのであれ ばいつ誰と⾏うかについて、しっかりとした知識に基づき⾃信をもって決める)は、健康と幸福に重要 であることを認識する(態度)

▶ 性的な⾏動をするという各々の意思は個⼈的なものであり、時間の経過とともに変化する可能性が あるものの、常に尊重されるべきであることを認識する(態度)

▶ 性的⾏動について責任ある判断をする(能⼒)

【⾃分の健康や幸福に悪影響を与えるであろう性⾏動を避けたり、リスクを最⼩限にする⽅法があり ます】

以下のことができるようになることが⽬標です

▶ 性的⾏動に関連するリスクを最⼩限に抑え、⾃分の⼈⽣設計を現実にしていくために⼈々ができる 選択について説明する(知識)

▶ コンドームやその他の避妊薬は、性的⾏動の結果として起こる望まない結末(HIV、STI、妊娠など)

のリスクを減らすことを述べる(知識)

▶ ペニスの挿⼊を伴わない性⾏動は、望まない妊娠のリスクがなく、HIV などの STI のリスクを低減 するものの、楽しみを味わうことはできるということを知る(知識)

▶ 性的⾏動に関連するリスクを最⼩限に抑え、⾃分の⼈⽣設計を現実のものとするためにさまざまな 選択を⾏っていく⾃由があることを認識する(態度)

▶ 性的⾏動について、⼗分な情報に基づいた選択を⾏う(能⼒)

【性的な楽しみと、⾦銭や商品を交換するといった取引を伴う性⾏動は健康や幸福に悪影響をもたらす 可能性があります】

▶ 取引を伴う性⾏動を定義する(知識)

▶ 取引を伴う性⾏動に関するリスクを述べる(知識)

▶ ⾦銭または物品の取引伴う親密な関係は、⼒関係の不均衡さを増⼤させ、弱者がより弱者となり、

より安全な性⾏動をしようと相談することをできなくされることを認識する(態度)

▶ 取引を伴う性⾏動について、しっかりとしたコミュニケーションを⾏い、いやなことは断る⽅法を

⽰す(能⼒)

学習⽬標(15〜18 歳以上)

【性⾏動を楽しいと感じ、性⾏動を⾏うことで⾃分の健康と幸福に関して責任を持てるようになりま す】

以下のことができるようになることが⽬標です

▶ 性的な快楽と責任についての主な内容について述べる(知識)

▶ 多くの⼈に、他⼈との性的接触のない時期もあることを知る(知識)

▶ 良好なコミュニケーションが性的関係を良くする理由を述べる(知識)

▶ 性別にかんする規範や固定観念が、性的な快楽に対する期待や性的な快楽を得ることにどのように 影響するかについて考える(知識)

▶⾃分の体の性的反応を理解することは⾃⾝の体を理解するのに役⽴ち、体が正常に機能していない 場合にそれを⾒つけ、相談することができることにつながることを認識する(知識)

▶ 性的パートナーは両⽅とも、望まない妊娠と HIV などの STI を予防する責任があることを認識する

(態度)

▶ 性的なことに関して相⼿にしてほしいことと、できないことを伝える(能⼒)

【性的なことに関して意思決定を⾏う際には、その前に望まない妊娠や HIV などの STI を防ぐための

⽅法についてあらかじめ考えておかなければいけません】

以下のことができるようになることが⽬標です

▶ HIV などの STI の感染を減らす⽅法や、もし⽣まれながらにして HIV などの STI に感染していた 場合は性的虐待や安全でない性交を減らす⽅法などといった、望まない妊娠や STI の予防といった危 険を回避する上で重要な⽅法について述べる(知識)

▶ ⾦銭や物品の取引が絡む関係は、安全な性交渉をしようと相談する⼒を弱めることを知る(知識)

▶ 意図しない妊娠や HIV などの STI を防いだりうつらないようにする⽅法にはさまざまなものがあ ることを認識する(態度)

▶望まない妊娠を防ぐことや HIV などの STI を防いだりうつらないようにすることについて、リスク を減らす⽅法を考え実践する(能⼒)

キーコンセプト 8:性と⽣殖に関する健康

テーマ:

ドキュメント内 ユネスコ教育部⾨ (ページ 64-67)