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形成的評価の結果

第 4 章 プロトタイプシステムの開発と初期形成的評価

4.5 初期形成的評価

4.5.4 形成的評価の結果

評価実験の結果は以下の通りである.

(1) 参加者のプロフィール

① 学習形態:集合教育・集合研修:7 名,オンライン環境:7 名,ハイブリ ッド環境:7名(重複あり)

② 参加者の役割:教師:5 名,インストラクショナルデザイナー:7 名,教 材制作:5名,学習者:8名(重複あり)

③ 評価の対象とする科目:ヒューマンエラー,コンプライアンス,メンタル ヘルス,ビジネスマナー,看護実習,計算機ネットワーク,ロジカルシン キング,統合型カリキュラム設計演習,日本史,心理学,科学技術リテラ シ,その他.

④ 教授経験・教材設計経験の平均: 3.19(5:上級者~1:初心者の 5 段階 自己評価)

⑤ フロー理論に関する知識の平均: 1.59(5:非常に詳しい~1:全く知ら ないの 5 段階自己評価)

(2) チェックリストの各項目の評価

チェックリストの 15 のチェック項目のそれぞれの評価結果については, 表 4-1 の通りである.適合度の平均とは,チェックリストの各チェック項目による 評価の値が,「非常に適合する(Strongly agree)」を5,「適合する(Agree)」 を4,「どちらとも言えない(Average)」を3,「適合しない(Disagree)」を2,

「全く適合しない(Strongly disagree)」を1としたときの,チェック項目毎の 評価値の平均である.偏差とはその標準偏差を示す.ただし,「関係なし(N/A)」

第4章 プロトタイプシステムの開発と初期形成的評価 83

を選択した場合は平均・偏差の計算対象には入れないこととした.右列の有効性 とは,チェック項目が評価者の当該学習教材・学習環境の改善のために有効に機 能するかどうかの評価者の 5 段階主観評価で,5:非常に有効である~1:全く 有効でない,の平均と標準偏差を表 4-1 の右列に示した.

適合度,有効性の各評価結果の度数分布については,図 4-8,図 4-9 に示し た通りである.全評価者が,15 全てのチェック項目に対して,適合度と有効性 を回答した度数の分布を示している.

(3)その他の評価結果

その他の評価結果については,表 4-2 の通りである.各項目の数字は,「非常に 有効である/非常に役に立った」を 5,「全く有効でない/全く役に立たなかっ た」を1とする5段階評価の平均と標準偏差である.

84 第4章 プロトタイプシステムの開発と初期形成的評価

表 4-1 チェックリストの各項目の評価結果

チェック 項目

適合度 有効性

平均 偏差 平均 偏差

#1 遊び・楽しさ,満足感 3.20 1.15 3.87 0.92

#2 明確な目標 4.06 0.77 4.19 0.91

#3 制御感 3.56 1.21 3.73 0.96

#4 フィードバック 3.19 1.22 4.19 0.91

#5 注目 3.06 1.18 3.75 0.58

#6 スキルと挑戦のバランス 3.25 1.06 4.20 0.86

#7 ユーザビリティ 3.50 0.89 4.19 0.75

#8 時間間隔のゆらぎ(変化) 3.31 1.08 3.44 0.89

#9 意識と行動の融合 3.13 1.09 3.69 0.70

#10 集中 3.19 1.33 3.67 1.05

#11 テレプレゼンス 3.93 0.46 4.00 0.65

#12 学習の増加 3.33 0.82 3.56 0.63

#13 態度の変化 3.60 0.63 3.94 0.85

#14 探索的行動 3.53 0.74 4.19 0.91

#15 行動制御の知覚 3.44 0.73 4.00 0.73

全体 3.42 1.00 3.91 0.84

第4章 プロトタイプシステムの開発と初期形成的評価 85

表 4-2 その他の評価結果

平均 偏差

入門教材 4.50 0.50

フロー経験実例集 4.25 0.72

3x3 マトリックス型の入り口 4.06 1.03

詳細情報のオン・オフ機能 3.69 1.04

改善の視点 4.31 0.58

改善例 4.44 0.70

図 4-8 フロー理論適合度チェックリストの適合度の分布

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図 4-9 フロー理論チェックリストの有効性評価の分布