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子供たちの未来の可能性を開く Career Education

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2月23日

子供たちの未来の可能性を開く

に向かって中学校、高校と勉強をし ています。けれども、こういった方 たちに会って気づいたのは、みなさ んがまっすぐ進んでいるわけではな いということです。その時に初めて、

こういった方たちに高校や大学の頃 に会っていれば違う可能性が広がっ ていたのではないかと思いました。

ですから、私はこういった方々に協 力をいただいて、高校生・大学生に 自分の人生談を話していただくとい う場を現在作っています。

実際、つくっている場の写真を いくつか持って来ました。学校の中 に、社会人の方をたくさん招いて、

少人数での講座を開いています。高

校生がどのようなことを感じているかというと、自分の理想の職業についている人 に初めて会ったとか、仕事の内容がわかりましたという意見がたくさんありました。

一方で、安心をしたという声もたくさん上がってきています。私も驚いたのですが、

高校生や大学生は社会に出ることや大人になることを怖がっているのです。回りに は、親や先生といった大人がいますが、失敗をしてはいけないという教育をずっと 行ってきています。ですから、この場で話をしていただいている内容は仕事の説明 だけではなく、失敗談を話していただいています。そういう訳で、高校生からは安 心したという声が聞こえてくるのだと思います。大人も失敗して今があるというこ とを知ると、彼らも失敗を恐れずにチャレンジできるようになると思います。そん な失敗を私自身もたくさんしてきています。

先ほどお話ししましたが、楽しくなかった、落ち込んだ瞬間を私もたくさん経 験してきています。これはモチベーショングラフといいます。横軸に年齢、縦軸が 楽しかったか、楽しくなかったかということを示しています。私のモチベーション が高い時もあれば、落ち込んだ時もある、そんな私が経験してきたことを話してあ げれば、高校生たちは自分の進む道の先に大人がいることを分かってくれます。そ

んな取り組みをこの5年ほどする中で、協力をしてくださる講師の方が800人を超 えてきています。その方たちには、講師料も何もお支払いしていません。ボランティ アでご協力いただいています。皆さん、なぜボランティアで協力しているかという と、自分の仕事の説明ではなく、自分の人生の歩みを話していただくことで講師の 方自身も人生を振り返ることができるということで、皆さんボランティアとして参 加してくださいます。

この1年間で、高校生4万人に対してこういった講座を作ってきています。私 は学校の先生ではなく、1人の社会人です。つなぎ役、コーディネーターになるこ とでこの事業を仕事にしようとしているところです。5年ほどこの取り組みをする 中で、当時高校生だった子が大学生になり、大学生だった子が社会人になり、常に つながりを持ちながら活動を続けています。中には、講師だったの方のところにイ ンターンシップに行ったり、実際に就職試験を受けに行ったりと、そういったこと も見られてきています。それが、この地域に残りたいという人を増やすということ にもつながってくるのだろうと考えています。

仙台は、優秀な人程東京に出て行ってしまう地域です。大学生が就職活動をす る時は、みんな東京の大企業を目指して行ってしまう地域です。ですが、こういっ た取り組みを積み重ねることで、自分から地元に残ろうとする若者が増えるので はないかと考えています。そんな大きな目標を立てながらこの事業をしています が、実際に自分を振り返ってみると、

様々な人との出会いで気づくことも多 いですが、相談できる人がいることが 1番大きいように思います。私達はも ともとお金をかけずにこの取り組みを 始めました。私も違う仕事、アルバイ トをしながら始めました。しかし、今 では800人の講師の方の登録があり、

教育委員会からの協力も得ながらこの 活動を行うことができています。私た ちはこの取り組みを、宮城県内にいる 高校生全員に提供できるよう動いてい ます。

その取り組みができている拠点がこの場所です。さきほど畠山さんがお話しし ていたように、役人の方や企業を経営している方、一次産業の方、大学生までもが 集まる場所がある。そんな場所があることから私たちの活動が生まれてきています。

特に、311日の震災の後、石巻や南三陸町といった被災地の高校生が地元に就 職できなくなっています。先ほど、優秀な人程東京に出て行ってしまうという話を しましたが、今仙台、特に被災地では逆に地元に残りたいと思っている若者がすご く増えています。ただ、残るためにはやはり地元の産業が復活しないといけないの で、彼らが地元を離れなければならない状況がたくさん出てきています。そんな彼 らに、さきほどお見せしたような想いのある方、雇われて仕事をしているというよ りも自分で想いを持って何かをしようとしている人たちを引きあわせていきたいと 思っています。

私自身もそうですが、これまで当たり前に高校に通えて、当たり前に大学に通 える、豊かな社会がずっとあったと思いますが、被災地では実はそうでもなく、地 元で就職をしようと思っても仕事はないし、親元を離れることができないという人 たちもたくさんいます。そういった彼らに、地域にどう貢献していくかという方法 を伝えられる大人をたくさん見せていきたいなと思っています。そういったところ を通じて、いろいろな人の知恵と力を借りながら地域の教育を変えていく、それに よって地元に人が残る仕組み、それをこの拠点から作っていきたいと思っています。

先ほどお話ししましたように、失業したことで、私は運よくそれに気づくことが出 来ました。ただ、気づく機会がなかなかない若者がたくさんいるので、様々な出会 いの機会を作る中で自分の生き方を自分で決めていける、そんな若者が増える街に なるといいのかなと思っています。そんなことを思いながらここでハーベストを運 営しています。

〜質疑応答〜

Tamar:

1年間で4000講座、対象が4万人というのは大変なご苦労があるでしょうが、

素晴らしいことだと思います。私の国でもキャリア教育というものはありますが、

ハーベストの規模に比べると10件や20件といった非常に規模の小さいものです。

先程、職を持った大人の方が800人ボランティアとして登録されているとおっしゃ いましたが、その募集方法をまず教えていただきたいと思います。日本の教育の中 で、子供たちは失敗はダメだと教えられ、社会にでるのを怖がって、積極的に動か ないということは分かりました。エジプトの場合、成功もあれば失敗もある、つま りうまく行っていても土壇場で失敗するケースもあるし、逆に失敗が続いて最後で 成功するというケースもあります。

中山:

人からの紹介がほとんどです。5年前に100人の講師の方に頭を下げてお願いし に行きました。そこからどんどん紹介の輪が広がって今800人になっています。

Tamar:

講師の方に対して、仕事についての説明の仕方についてのアドバイスや事前の 研修はあるのでしょうか。

中山:

説明はありますが、研修というスタイルはとっていません。さきほどお見せし たモチベーショングラフですね、あれについて皆さんに話をしていただきたい、50 分間の自己紹介のようなものだというと皆さん積極的に参加してくださいます。

畠山:

自己紹介なので、研修はいらないわけですね。

Mehalawy:

私はエジプトで赤新月社などを通じて、小・中・高校での講義をしていますが、

講義をしてくれる人材に大きな問題を抱えています。学校の授業がある時間にはボ ランティアの人達は自分の仕事をしているはずですが、いかにして時間の都合を合 わせるようにしているのでしょうか。仕組みやメカニズムを作る上で参考になる情 報というのはありますか。

中山:

まず人を集めるという点ですが、紹介で皆さんにお話いただいているので、私達

がしている工夫は生徒の生の感想文を講師にフィードバックするということです。

それの繰り返しです。自分の話したことが、誰のどんな役に立ったかということが わかれば人はどんどん集まりますし、やりがいも持てると思います。

もう1つ、平日の学校の時間にどうやってボランティアの方を集めるかという ことですが、私達の場合、講師は経営者の方が多いので平日の昼間にわざわざ時間 をとってきていただいています。サラリーマンの方はボランティア休暇をとったり されています。あるいは、社長さんが社員の研修のために送り出してくださるケー スもあります。自分の仕事の話を高校生の前でしてきなさい、仕事の説明だけでな く、自分の人生について話してきなさい、それが社員研修になるということです。

その3つのケースがあります。

Mehalawy:

ボランティア休暇というのは新しい言葉ですね。

中山:

日本の大手の企業にはある制度です。1年間に数日、ボランティアのために取得 できる休暇です。

Ayoub:

畠山さんに伺いたいのですが、ファイブブリッジでは震災の際にどのような取 り組みをされたのでしょうか。

もう1つ中山さんに質問なのですが、大学卒業後に勤められていた会社が倒産 して、失業者になられたということでしたが、その失望や挫折をどのように克服さ れたのでしょうか。何らかの団体からの支援や、個人的な努力でこれを克服された のでしょうか。

畠山:

まずファイブブリッジとして何を したかというと、まずみんなでここ に集まりました。ここで話し合った ことは、被災地の応援ファンド、市 民ファンド、マイクロファンドの仕 組みが作れないかということでした。

商品を持っている方々は商品の販売 ができますが、工場も家もお店も無

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