【説明概要】
○飯田市では平成 6 年から環境に目を向けた事業を始めている。当時、サスティナブル
(持続可能)なまちづくりが地方都市の中では議論に挙がることが多かった。飯田市 でもちょうど持続可能なまちづくりの議論をしていたこともあり、環境に配慮した都 市像を掲げないといけないという流れになったようだ。当時は、市民の間で環境とい う意識がまださほど高くなかった、これからは環境を守らなければいけないというこ とで計画づくりをした。また、トップマネジメントの中にどれだけ環境が大切かとい う意識があるのかというのも施策推進の大きな要因だと考えている。
○BDF については、保育園と給食センターから出る、比較的酸化が激しくない天ぷら油 を BDF にして、来年から市役所のゴミ収集車に先行的に試験導入しようと考えている。
また、BDF の製造過程でグリセリンという副産物が出るが、その処理費用がかなりか かるので、こうした課題を整理しながら導入していきたいと考えている。
○飯田市の林業は、昔は森林鉄道が通っていたくらい盛んだったが、現在は衰退してい るのが現状。森林を色々な形で活かすことができないかということで、木質ペレット について民間事業者を中心に組合を立ち上げてやっている。木質ペレットストーブは、
3 年前からモニター制度を開始したが、補助金ベースで現在 15 台(一般家庭)導入さ れている。市民の間でペレットストーブがまだ認知されていないのが現状。地域の資 源を活かした循環型利用ということで、利用先を広げていきたいと考えている。また、
まほろば事業で市内の小中学校に 78 台導入している。
○市民共同発電事業については、出資金を太陽光発電や省エネで集めるのは難しいので はと最初は思っていた。しかし、市民出資についてのネットワークができているなど、
そうしたものに興味を持っている人が増えている。そういうホームページに出資募集 の広告を載せたり、マスコミに採用されたことで、何とか出資者を確保することがで きた。
②飯田市公民館屋上太陽光発電システム
【システム概要】
太陽電池 製造者名:三菱電機 最大出力:8.8kW
直列構成:11 直列×6 並列
図 3.2‑2 飯田市公民館屋上の太陽光発電システム
【説明概要】
○この施設は、市がおひさま進歩エネルギー株式会社に屋根を貸して(20 年間の行政財 産の目的外使用に基づく契約) 、おひさま進歩エネルギー株式会社が環境省からの交付 金と市民等から出資を集めて取り付けた太陽光発電の一つ。市とおひさま進歩エネル ギー株式会社と 22 円/kWh の電力買取契約をしており、1 日に発電量×22 円/kWh の請 求書が市に来るようになっている。市は、市民出資で市の公共施設の屋根に太陽光発 電を設置した場合に、光熱費として負担している。
○1 日平均して 5 時間程度の発電量がある。8〜9 月の発電量が最も多い。
○1kW=70 万円くらいの導入費用。8.8kW なので、約 600 万円かかっている。
③南信バイオマス協同組合 【木質ペレット製造工場】
ドキュメント内
表紙・目次
(ページ 142-145)