23.3太陽の光・熱を活用したエネルギー
以下の 3 つの条件を勘案して、事業者を抽出しました。
①法人格を持った事業者(個人事業主よりも、株式会社や有限会社)を優先
②エネルギー消費量が大きいと推測される業種を優先
③同一業種の中では、従業員が多い事業者を優先
なお、具体的な抽出は、藤岡商工会議所に協力をお願いしました。
(3) 調査結果
①回答事業者の特性
回答事業者の業種は、 「製造業」が 48.4%を占め最も高く、次いで「建設業」が 18.4%、
「運輸・通信業」「サービス業」が 8.0%となっています(図 6.2‑1)。
また、平均従業員数は 67 人、施設の平均延床面積は 6,863m
2となっています。
全体(N=87)
建設業 18.4%
卸売業 2.3%
運輸・通 信業
8.0%電気・ガ ス・熱供 給・水道
業 1.1%
小売業 4.6%
飲食店 2.3%
その他 3.4%
サービス 業 8.0%
製造業 48.4%
無回答 1.1%
図 6.2‑1 回答事業者の業種
【製造業・小売業・サービス業の詳細】
製造業の詳細業種 n 製造業の詳細業種 n
一般機械器具 9 繊維製品 1
輸送用機械器具 7 事務用品 1
金属製品 6 ゴム製品製造 1
非鉄金属 3 医薬品 1
電気機械器具 3 小売業の詳細業態 n
食料品 2 一般小売店舗 3
印刷・同関連業 2 デパート 1 窯業・土石製品 2 サービス業の施設区分 n 木材・木製品 1 ホテル・旅館 2
化学工業 1 公衆浴場 2
電子部品 1 病院 1
文具 1 自動車整備 1
②地球温暖化問題の関心度
地球温暖化問題についての関心度(「非常に関心が ある」「関心がある」合わせた数値)は、85.2%と なっており、市民調査における市民の地球温暖化問題 への関心度と同程度の高さとなっています(図 6.2‑2)
図 6.2‑2 地球温暖化問題の関心度
③新エネルギーの導入状況
事業者への新エネルギーの導入状況は、「すでに導入している」
が 6.9%(6 事業者)、「導入を検討中」が 8.0%(7 事業者) 、
「条件によっては導入したい」が 52.9%(46 事業者)と なっており、新エネルギー導入に前向きな事業者の割合が 約 7 割を占めています(図 6.2‑3)。
また、「すでに導入している」新エネルギーとしては、
「クリーンエネルギー自動車」(4 事業者)と「太陽光 発電」(2 事業者)が挙げられており、「導入を検討中」
の新エネルギーとしては「太陽光発電」が最も多く、
「条件によっては導入したい」新エネルギーとしては、
「太陽光発電」と「クリーンエネルギー自動車」 図 6.2‑3 新エネルギーの導入状況 が高くなっています(表 6.2‑1)。
表 6.2‑1 「すでに導入している」「導入を検討中」「条件によっては検討したい」新エネルギー
項目 N エネルギー
すでに導入している 6 クリーンエネルギー自動車(4 事業者)、太陽光発電(2 事業者)
導入を検討中 7 太陽光発電(7 事業者)、太陽熱利用・廃棄物燃料(各 2)、燃料電池(1)
条件によっては 検討したい
46 60.9
56.5 26.1
19.6 15.2 13.0 13.0 13.0 13.0 10.9 4.3 4.3 2.2
10.9 太陽光発電
クリーンエネルギー自動車 太陽熱利用 廃棄物燃料 天然ガスコージェネレ 風力発電 廃棄物発電 廃棄物熱利用 燃料電池 温度差エネルギー バイオマス燃料 バイオマス発電 バイオマス熱利用 小水力発電
*新エネルギーを「すでに導入」「導入を検討中」「条件によっては検討したい」と回答した事業者が対象。
全体(N=87)
関心が ある 57.6%
どちら とも言 えない 10.3%
あまり 関心が ない 2.3%
よくわ からな
い 1.1%
非常に 関心が ある 27.6%
無回答 1.1%
(%)
全体(N=87)
わから ない 23.0%
無回答 2.3%
導入し ようと は思わ ない 6.9%
すでに 導入し ている 6.9%
条件に よって は導入 したい 52.9%
導入を 検討中 8.0%
④導入にあたって検討すべき事項
導入時の検討事項としては、「初期投資額」が 74.6%で最も高く、次いで「運転経費」
(37.3%)、 「採算性」 「二酸化炭素排出量削減効果」 (各 33.9%)となっています(図 6.2‑4) 。
全体(N=59)74.6 37.3
33.9 33.9 25.4 20.3 18.6 18.6 5.1
3.4 初期投資額
運転経費 二酸化炭素排出量削減効果 採算性 エネルギーコストの削減効果 性能 メンテナンス エネルギー供給の安定性 償却期間 広告効果(イメージアップ等)
*新エネルギーを「すでに導入」「導入を検討中」「条件によっては検討したい」と回答した事業者が対象。
図 6.2‑4 導入にあたって検討すべき事項
⑤導入しようと思わない理由
導入しようと思わない理由としては、「情報不足」が 53.8%で最も高く、次いで「初期 投資が過大」 (42.3%)、 「物理的に設置できない」 「既存設備が無駄になる」 「コスト削減効 果が不十分」(各 15.4%)が挙げられています(図 6.2‑5)。
全体(N=26)
53.8 42.3 15.4
15.4 15.4 11.5 7.7 3.8 0.0 情報が不足している 初期投資が大きすぎる 物理的に設置できない 既存の設備が無駄になる コスト削減効果が不十分である 導入してもメリットがない 性能が不十分である 関心がない 周囲の景観に合わない
*新エネルギーを「導入しようと思わない」「わからない」と回答した事業者が対象。
図 6.2‑5 導入しようと思わない理由
(%)
(%)
⑥新エネルギー関連の事業化の現状
新エネルギー関連の事業化については、「何もしていない」(53.0%)と「検討する意向 はない」 (19.5%)合わせて約 7 割を占めています。また、 「既に事業を行っている」は 8.0%
(7 事業者) 、その内容としては、太陽光発電システムの販売・設置、エコキュート等の提 案、燃料電池評価試験装置等が挙げられています(図 6.2‑6)。
全体(N=87)
検討する 意向はな
い 19.5%
無回答 18.4%
既に事業 を行って
いる 8.0%
検討した いが、ま だ何もし ていない 53.0%
事業化に 向けて検 討してい
る 1.1%
図 6.2‑6 新エネルギー関連の事業化の現状
⑦本市の新エネルギー導入への取組 本市の新エネルギー導入への取組に ついて、「積極的に取り組むべき」「ある程 度積極的に取り組むべき」をあわせた積極 的な取組への肯定的意見が約 8 割を占めて います(図 6.2‑7)。
図 6.2‑7 本市の新エネルギー導入への取組について
⑧今後新エネルギーを普及させるために必要な施策
今後、新エネルギーを普及させるために必要な施策としては、 「市民と事業者と市が協働 して新エネルギー導入」が 46.7%で最も高く、次いで「支援・助成制度の整備」 (45.3%)、
「市の公共施設への導入」(42.7%)となっています(図 6.2‑8)。
全体(N=75)
46.7 45.3 42.7 20.0
17.3 14.7 市民と事業者と市が協働して新エネルギー導入
新エネルギー導入の際の支援・助成制度の整備 市の公共施設への新エネルギーの導入 地球温暖化問題や新エネルギーに関する情報提供 市民や事業者が活動できる場の提供・整備 新エネルギーに関連した事業の促進・産業振興
*本市の新エネルギー導入に対して「積極的に・ある程度積極的に取り組むべき」と回答した事業者が対象。
図 6.2‑8 今後新エネルギーを普及させるために必要な施策
(%)
全体(N=87) どちらと
も言えな い 12.6%
ある程度 積極的に 取り組む
べき 37.9%
積極的に 取り組む
べき 48.3%
無回答 1.1%
エコ商品販売、太陽光発電・コージェネ機器、燃料電池評価試験装置 太陽光発電システムの販売・設置、太陽光発電やエコキュート等の提案、
太陽熱を利用して床暖房・ハイブリッドソーラーハウス
太陽光モジュール設置工事
⑨今後本市が導入していくことがふさわしい新エネルギー
今後、本市が導入していくことがふさわしい新エネルギーとしては、「太陽」が 80.0%
で最も高く、次いで「クリーンエネルギー自動車」 (57.3%)、 「生ゴミ等の廃棄物」 (52.0%)
となっています。
また、バイオマスエネルギーの中では、「廃食用油(BDF)」(30.7%)、「木質系の未利用 資源」 (26.7%)、 「し尿・浄化槽汚泥」 (21.3%)等が上位に挙げられています(図 6.2‑9)。
全体(N=75)