第 2 章アンケート用紙
3.7 卒業後の進路について
みなさんは,通常4年間で学部を卒業することになります.現時点で,ある程度の人生設計をして いるでしょうが,これからの4年間で方針が変わることもあるでしょう.
卒業後の進路は,就職か進学かの二つに大別できます.進学は大学院においてさらに勉強や研究を 続けることを意味します.一方,就職に関しては多くの選択肢があります.
以下,就職と進学について簡単に述べておきます.
3.7.1 就職 基本的な考え方
「工学部の一つの学科を卒業したので,どこかに簡単に就職できる.」と考えているとすると,それ は大きな誤解です.企業においては,一人雇用することにかかる人件費は莫大なものとなります.(定 年まで働くとすると,企業は1人あたり2〜3億円またはそれ以上を支出するといわれています.)
したがって,不適切な採用は,企業に大損害を与えます.新人を採用する企業は,ある意味で命がけ で人を選ばなくてはなりません.もしあなたが4年後に就職を希望しているのであれば,この4年間 で付加価値をつけ企業にとって必要な能力を身につけておかなければなりません.就職活動において,
希望企業の内定を得ることは,大学入試よりはるかに困難な作業です.能力は一夜漬けで付くもので はなく,4年間の弛まない努力の結晶から生まれるものです.企業は新入社員に,専門分野の知識以 上に,コミュニケーション能力,リーダーシップ,一般教養といった能力を求めます.コミュニケー ション能力には,会話力,作文力,発表力が含まれます.日頃より,年上,年下の人と話を行い,読 書を行ってください.新聞を毎日読むこと,大きな声であいさつすることからはじめてください.
就職に関しては各学科に就職担当の教員がおり,また大学には就職相談の窓口(キャリア支援室)
もありますので,積極的に相談してください.現在は,3年生の春から就職関係のガイダンスや企業 の説明会などが始まります.自分の希望する職種や就職したい企業を絞って,集中的に就職活動する のがよいでしょう.その時期になったら,担当の教員とよく相談してください.
3「学生生活の手引」保険制度に詳しい説明があります.
「学生生活の手引」は冊子の他,徳島大学ホームページにも掲載しています.
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第3章
3.7 卒業後の進路について
就職先について
工学部の卒業生の就職先は様々です.各学科を紹介するパンフレットにはこれまでの卒業生の就職 先が紹介してあります.また毎年,各学科には求人情報が整理されてみなさんに提示されます.これ らを参考にしてください.大学からの推薦は,担当の教員が行います.
就職に関する情報は,キャリア支援室で得ることができます.もちろんインターネットや就職情報 誌からも得ることができます.いくつかのインターネットのアドレスを紹介しておきます.
■就職関係インターネットアドレス
● リクナビ(リクルート)
http://job.rikunabi.com/
● マイナビ
http://job.mynavi.jp/
● 就活ナビ(ダイヤモンド・ビッグ&リード)
http://www.shukatsu.jp/
● 日経就職ナビ(ディスコ)
http://job.nikkei.co.jp/
● 朝日学情ナビ(学情)
http://www.gakujo.ne.jp/
などです.登録しておけば,資料や情報を送ってくれます.
3.7.2 大学院
学部を卒業し,さらに勉強および研究を行なうためには大学院に進学します.大学院には2年間の 博士前期課程があり,単位を修得し,さらに修士論文を執筆し,それが審査に合格すると修士(工学)
の学位が与えられます.
なお工学部は平成18年度に大学院重点化し,大学院工学研究科は大学院先端技術科学教育部とな り,高度職業人の育成をめざして大きなカリキュラム改革が行われました.
● 半数以上の学部卒業生が大学院に進学し,より高度な教育を受けています(表3.3,3.4を参 照).大学院に進学するには,大学院入試を受けて合格する必要があります.日頃の勉強が 重要です.大学院は専攻によっては,推薦入学の制度もあります.推薦を受けるためには,
学部での成績が重要な条件となります.
● 教育を受けることは自分への投資です.この投資が高ければ高いほど,より高い 報酬 が 期待できます.長い人生において,常に学習や訓練は必要不可欠ですが,若い時代の数年間 の学習と訓練は,特に何ものにもかえられないくらい重要なものであり,将来の人生をより 豊かなものにしてくれるでしょう.
● 日本学生支援機構をはじめとする種々の奨学金があります.次のアドレスを参照ください.
日本学生支援機構 等
http://www.tokushima-u.ac.jp/campus/scholarship/scholarship.html
第3章
表3.3. 博士前期課程入学者の推移(人)
年度(平成)入学定員 入学志願者数 合格者数 入学者数
22 328 480 404 372
23 328 481 400 374
24 328 439 372 342
25 328 413 372 345
26 328 411 367 339
表3.4. 博士後期課程入学者の推移(人)
年度(平成)入学定員 入学志願者数 合格者数 入学者数
22 53 59 56 51
23 53 42 38 37
24 43 46 44 41
25 43 45 44 41
26 43 38 38 35
研究者をめざして
研究者をめざすひとは,博士前期課程を修了し,さらに3年間の博士後期課程に進学するといいでしょ う.博士後期課程の入学試験は,通常,外国語試験や主査,副査(2人)による口頭試問で行われます.
前期課程で研究した成果の発表とそれに基づく質疑応答などから総合的に判断して合格が決定されま す.
博士後期課程は,博士前期課程と同様に単位を修得し,さらに博士論文を執筆し,審査に合格すると 修了し,博士の学位が与えられます.博士の学位の取得は,研究者への登竜門であるといえるでしょう.
その後は,有給ポストである博士研究員,大学の助教になるなどの道があります.海外の大学や研究 所において有給ポストであるpostdoctoral fellowとして採用される可能性もあります.こうしてさらに 研究のキャリアを積むことができます.もちろん,企業の研究所などに就職することも可能です.
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