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ドキュメント内 生産環境の成立機構の解明 (ページ 131-134)

    Apr・J㎞・A㎎・Oct・ .Jan・Mar・       Apr. Jun, Aug・Oct・.Jan・Mar・

    .;、q981)..  (1982)..;  (・981)   (1982)

騨3718.細菌(a)およグ糸状菌々糸Φ)の季節変化

Fig.3−18, S(ラasonal changes inbacterlal cells and fungal hyphae

己10、000

1、000

100

10

〉\/

0−L5㎝

L5−3㎝

   3−10㎝

1

    Apr Jun...Aug. Oct.  Jan. Mar.

     (1981)       .   (1982)

図3−19,平板法細菌数の季節変化

Fig,3−19. Seasonal cha㎎es in bacterial        counts.by dilu七iorplate method

66

50

§

鎧40

30

0

A

0−L5㎝

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 ノ

 10−20㎝

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L5−3㎝

   Apr, Jun. A㎎, Oct.   Jan. Mar.

    (1981)      .(1982)

図3−20.土壌水分の季節変化

Fig.3−20. Seasonal changes in soil        moisture

 一般に,人工草地においては水田や畑と違って局部的な理化学性や生物性の不均一性が著しいとみ られるが,本刷の場合でも1ha全体ではかなりのばらつきがあって,そのうち比較的均一とみられる 数アール程度の調査区を設定せざるをえなかった。しかしこの限りにおいて,巨視的には一年を通じ ての推移が把握できたものと考えられる。

 予備調査による土壌の性質のうちでは,平均して5以下というpHの低さが注目された。このよう なpHの低下はとくに細菌群の活動を制約し,草地の荒廃化の要因に挙げられていることから38),今後 草地の適切な管理上注意すべき点である。

 草地の経年化とともに多量の有機物が表層に集中するが,微生物バイオマスめ分布もこれに対応し て全体の30−40%が深さ3㎝前後のルートマット層に存在する結果を示した。微生物の生息部位によ る生理的な活性を考慮すれば,この割合はさらに高いことが推定される。酸素や養分供給の少ない下 層土では微生物は大部分生理的には不活性の状態におかれているとみられる8)。このことは,本報の 結果でも糸状菌菌糸がルートマット層に集中的に存在すること,直接検鏡法と平板法細菌数の比がル

ートマット層では10倍程度であるのに対し下層では100−800倍になること,また低栄養細菌の割合 が下層で増大するということにも関連していると思われる。

 年間を通じての微生物バイオマス48−98g(m2/0−20 cm)は,牧草現在量676−1,192 gの5.9−10.4

%に相当した。IBPにおけるカナダ7)マタドー・ル草地では,牧草現在一列123gに回して微生物バイ オマスは234g(㎡/0−30㎝)であり,1LO%に相当したと報告されている9)。これからみると,戦報 の結果はマタドールの半分以下であるが,牧草現在量との比率ではほぼ近似した値となった。また,

マタドール草地では糸状菌バイオマスが全体の80%を占め,深さ30㎝まで比較的高密度に分布してい るのに対し,甲唄の草地では表層3.㎝に集中的に分布しているという特徴がみられた。とのことは,

おそらく植生や人為的管理の影響に基づく土層の分化の相違に由来するものであろう。

 微生物バイオマスの季節的な推移が,春と秋にピークをもつということは一般的に認められてい る10・14)。多くの場合,水分量との関係で説明されているが,土壌の養分条件や静菌作用の影響も指摘 されているところがら,季節的変動の解明にはさらに検討すべき問題が残されている。Paul et aL35)

は,養分条件炉充足されれば微生物は水分に影響される度合いが大きいと述べている。本報において 3㎝以下の比較的養分の乏しい下層で微生物バイオマスと水分との相関が認められなかったことは,

逆にこうした下層では水分以外の要因がより多く影響しているとみることができる。

 近年,耕地生態系の物質・エネルギーの流れを解明する上で,微生物バイオマスの重要性がしばしば 指摘されている29・4Φ。回報の結果はこれに有用なデータを提供するものと考えられるが,さらに重要な ことは年間の生産量や活性の把握であり,今後,微生物細胞のturnOverを含めて明らかにしていく必 要がある。

摘 要

 草地生態系における微生物生産の実態を明らかにするため,イネ科地種主体の放牧草地について微 生物バイオマスの分布と季節変動を調査した。

 深さ20㎝までの土層に存在する微生物バイオマスは年間を通して48−98g/㎡であり,牧草現在量 のほぼ10%に相当した。そのうち30−40%は表層3㎝のルートマット層に存在したQバイオマスのう・

ち,糸状菌。細菌の構成は層位によって異なり,ルートマット層ではそれ以下の下層に比べて糸状菌 の比率が高かった。また,平板法による細菌群の構成では低栄養細菌,放線菌,および胞子形成菌は 下層で大きな割合を示した。

 一方,バイオマスの季節変動は春と秋に多く夏に少ないパターンを示したが,表層と下層,あるい

は糸状菌と細菌とでやや様相を異にした。

Microbial productivity in grassiand ecosy$tem

   Yasuo SAWADA and Seigo OKANO

(National Grassland Research Institute)

Summary

   Distribution and seasonal change ofmicrobial biomass were investigated with a grass−dominant grazing Pasture to obtain a better understanding of rnicrobia1茎)roductivity in the grassland eco−

system,

   Estilnated fnicrobial biomass was ranged from 48£098g(per square meter by 20cm depth)

throughout a year and.:was equivalent to approximately 10%....6f. the stand.ing crop. of grasses.

In addi亡iohl,3040%of the. biomass was distributed ih a surfabe 3 cm layer of soil that was abundantly accumulated with organic matter. On the other hand, co.tnposition ofmicroorganisms wasマaried with soil horizon, Fuhgal biomass was significant1シlarge in upper layer, w.hereas pro−

portions of each oligotrophs, actinolnycetes, and spore−forming bacteria were high in deep laソer.

   A・f・rsea・・n・1・h・・g・・fth6 bl・mass, b・th fungi・・d bact・・i・i…ea・ed i・・p・i・g・・d・・t・m・

but decreased in summer season, However, the summer depression of the bacteria in the surface layer was de至ayed l−2 montks rather than the fungi.

(3)土壌一草地系における窒素の収支の解明

    み      ぷ

木村 武。倉島健次

 草地土壌の窒素肥沃度の維持,増強は,牧草の旺盛な窒素栄養要求からみて重要な意義をもってい る。特に草地は永続性が重視されるが,これと窒素肥沃度とは密接な関係があるものと予想される。

一般に草地では多量の肥料を施用しているが,数年を経過した採草地においても牧草が吸収する全窒 素量の過半は土壌から供給されており怨)一般畑と同様に土壌本来の窒素肥沃度,いわゆる地力窒素は 重要な役割を果たしていると考えられる。一方,草地は一度造成されると永年にわたり耕起されない ため,経年化すると表層に有機物が集積するとともに土壌が緻密化し,施肥窒素の効率が低下すると されている。したがって,草地土壌における窒素の動態を明らかにすることは草地の維持管理対策の 確立にとって極めて重要である。

 草地における窒素の問題は,草地生態系における窒素の循環として示すことができるが(図3−21),

本研究では,第1期(1981年度),及び第2期(1982〜84年度)を通じてこの循環系の各経路におけ る窒素の動態,収支について検討を行ない,草地の合理的肥培管理技術の指針を得ることを目的とし ている。

 草地における窒素の流れは,土壌窒素と施肥窒素の2つに大別できるが,第1期の研究においては 施肥窒素の流れについて,施肥窒素の土壌中での形態変化,牧草による吸収経過,および利用率につ いて検討した。

方 法

1) 供試圃場  栃木県西那須野町

にある草地試験場内 の利用1年目の精密 圃場(土壌:表層腐 植質火山灰土壌)を 用いた。造成時に炭 塵ル200㎏/LOa,よう  りん150㎏/10a,基

肥としてN,P205,

K20各10 kg/10 aを 施用後,オーチャー  ドグラス(アオナミ)

を2㎏/10a播種した。

草地の一般管理とし て,刈取りは年5回,

  8  『

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Legume N

*草地試験場環境部

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