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●表
㌧ム・スポーツ諸局面・細目
う→ 一ム 二くオミー・ン
競技場面
メンバー憧生,・赫)は任意に選択され般には試合が終わると解散する
メンバー傲・味方)ば注意深く選ぱれ磯鮒鰍三鰯繊繕紘カ鶴繍錨灘は
組 織 的 な 局 面
チ ー ム役劃分化
程度捌医いポーカーなどのゲームにも試合雛鱒1議 程度が高い灘灘綴1なる
後 援
競技集団を外から後援する社会組織がある醸1仁鮫糠鍵糠者ク ラブ,スポーツ雑誌等.
規範サンクション 少ない
多し㌧畿鍵暴銚轍套れた噌
統 制
ノレ ー ノレ
しぱしぱ口述で伝えられ特定の試Aのために自由につくられその浸には忘れられたとえ成難織としても単純であり 多い。公式的に成文化され統轄団体によ って履行され■アマ・プロの大組織 のための、また国際組織のためのル ーノ功常在する
本質的側面
特定の試合それ自体のために必要なプレーヤーの 物的用具 身体的スキル 知識の体系
少ない
多い
テクノロジカルな局面 非本質的側面
プレーヤー以外の関係者に必要な物的施設(スタジアム・印刷室等)身体的スキル(コーチ,チアリーダー等)鰻(コ寸チーム医観衆)の
少ない
多い
秘 密 あまり好かれない
秘密の行為を公認するためのむしろ明確な規範の存在(秘密の練習,敵方にスパイを送りこむ, フィルムの使用など)
シンボリツクな局面
叩。i 、、1、、)
少ない
儀式蜥テ為 少ない
多い。キャプテン,コーチの握手。 音楽,国歌.校歌。
教育的な局面 鱗の発達社会化
非公式な形式で社会に認められたゲームを学習する
制度化された公的機関によって統治され内容的には高度の身体的スキルや知識,社会嚇支術を学習する。フォーマルな指導体系としての教師一生徒の関係や補助的役劃を果たす管理者,医者トレーナー等が存在する。
p−c i t .,ρ p.1レ14の叙述をまとめて表にしたもの
注)}y・J . .・8・D・伽h・・・・・… dG・X・・y・・;
晦36 ではメンバーが任意に選択されることから注意深く選ばれることへ,また役割分 化の面においては.同一の地位と役割から複雑な地位と役割へという一S、うにゲー
ムからスポーツヘの推移をみている。このことは.われわれが先に定義した「身 体的技量の競争を組織している制度」としてのスポーツが,競争を申心とした 人々の素朴な利害関心から一定の秩序をもった制度へと制度化きれる(ゲーム
→スポーツ)ことを示しており,われわれのいう,いわゆるアマチュア野球制 度が自然成長的に発達した制度であることを示唆している。このような自然成長 的な制度化を示す例は.他に規範,サンクション,ルール,テクノロジーの面に おいても同様にみられる。
次に.プロ野球制度の制度化についてであるが,この成立形態を示すについて もわれわれが先に示したプロ・スポーツの定義が役立つであろう。すなわち,わ れわれは,プロ・スポーツをr 身体的技量の競争を経済的秩序にもとづいて組織
している制度」と定義したが,このことから,従来の野球制度と異なる点が「経 済的秩序の介人」にあることを明らかにしておいた。
このように,ある1つの制度に対し別の制度的秩序が介入することに関して,
H.H.ガース&C.W.ミルズは,それぞれの制度的秩序と局面が他のすぺての秩序 や局面と関連していることを述ぺ,その内面的関連を目的と手段を手がかりに検 35)
討するのは便利なことが多いとしている。 すなわち,「ある制度的秩序の目的を 36)
満たす活動が,他の秩序の支配的な目的に手段として役立つことがよくある」
のである。つまり,「ある秩序で支配的なものが異なる秩序ではたんに道具であ
37)
る」 場合である。このような現象を彼らはr 分岐(r ami f i c at i on)」と名付け,
それをr ある秩序では目的であるが,別の制度的秩序の手段として使用される活
38)
動」 として定義するのである。
このような観点からプロ野球制度を捉えると.それは,従来からあった野球制 度が経済的秩序の手段として使用されることを示しており.アマチュア野球制度 の経済的分岐として考えることができるであろう。このようにプロ野球制度は,
経済制度における制度的秩序(経済的秩序)によって言十画的.意図的に野球ゲー ムを道具化したものであり,自然成長的制度としてのアマチュア野球制度に対し て,制定的制度として捉えられることになるのである。
Nα 37
(2)制定的制度としてのプロ野球制度成立のための規定要因の布置違関 一分析枠組の提示
本研究では.昭和11年2月5目.日本職業野球違盟創立総会が東京丸の内目本 39)
工業倶楽部において開催された ことをもって,戦前におけるプロ野球が成立し たとみるが.それは.複数のブロ野球チームによる組織がそこで結成され.ブロ 野球制度として一応その体裁を整えたと考えられるからである。そこで.戦前に おけるプロ野球チームの親会杜の種別を概観してみると,新聞杜4杜,鉄道会杜
3杜からなる言十7チームにより結成されている。本研究では,プロ野球の成立を 経済制度による野球制度への経済的分岐の諸相として捉える制度的視点から,そ の外的関連の枠組を経済制度の組織局面(企業体)が野球制度内の諸構成要素の うち.野球シンボル(シンボル局面)と野球文物及び行動様式(テクノロジー局 面)に働きかける,その影響の側面から説明していくことにしたい。
ところで,「企業」とは営利を目的として生産を行う経済主体を意味する概念で
くO)
ある から,本来自己目的的,自然成長的な発達を遂げてきた既成の野球制度 がプロ野球制度として成立するということは,そのような営利目的のために手段 化されるということであり,そこに.経済制度の組織の介人による野球享受者と しての観衆の消費者化と,野球ゲームを溝成する中心的担い手としてのプレー 注16)
ヤーの生産者化が行われると考えられるのである。 しかし,このように,駿 的には経済制度の下位体系としてプロ野球が位置づけられるにしても,制度的秩 序の介入という側面についていえば,それは.分析的には経済制度の組織である 企業体が,既成の野球制度のシンボル局面(③野球シンボル)とテクノロジー局 面(④野球行動様式,⑤野球文物)に介入した諸相として描かれることになるで あろう。なぜならば,マス・メディアとしての新聞杜は,企業化することにより,
野球に限らずさまざまなスポーツのシンボル局面に介入することによって,自杜 の宣伝を行うとともに言己事の材料(neWSSOur Ce)とし,その結果生ずる販売部数 41)
の拡大を図ろうとすると考えられるからである。 また,鉄道会杜にあっては.
特にその沿線に野球の施設(球場)建設に関与すること(⑤野球文物への介入)
により,野球を行う場としての空間を確保し,観衆を輸送することによる利益を
㎞38 図ろうとすると考えられるからである。さらに,両者の企業においては.野球技 術を向上させるためのテクノロジー局面(④野球行動様式)への介入によって,
それを通じた制度内のシンボル局面の強化をも図ろうとするであろう。それはま た,ラジオ放送にみられるマス・メディアの発達によっても促進されるであろ
う。
このように.戦前におけるプロ野球の成立は,その制度外的な杜会的利害状況
(以下.外的一杜会的利害状況と略す)として全体杜会の杜会経済的要因を背景に しつつも.それによって企業化された新聞杜や鉄道会杜による野球制度内部のシ ンボル局面,及びテクノロジー局面への介入.利用によって規定され.それに関 違した諸相を明らかにすることによって説明されると考えられる。また.そこで 消費者化された観衆あるいは一般の人々が,野球の制度的発達とともにどのよう
な量的.質的反応を示しながら経済的秩序の外的条件として組み込まれていった のかも考慮しなければならないであろう。それは,野球制度内の地位局面(野球 組織における試合)やシンボル局面(野球イデオロギー及び野球シンボル)に対 してどのように対応し,理解を示していったのかという内実を含むものである。
その認知と理解の程度の高きによって野球シンボル及び野球文物の利用価値が,
企業にとって高められることは言うまでもない。したがって,プロ野球制度成立 に働く外的一杜会的利害状況として観聚の諸相の変化も歴吏的に跡づけていかね ばならないであろう。
次に,野球制度内的要因としては,どのような枠組を設定すべきであろうか。
本研究では,プロ・スポーツの定義でも述べたように,経済的秩序の介入とい う点に分析の説明的視点を照射するものであるから,シンボル局面のうちでもそ の外的な経済的秩序の介入を許容したり,あるいは推進したりする既成の野球制 度内のイデ才ロギー的要素(①野球イデ才ロギー)に注目する必要があると考え
ている。
冨島喬は,文化と杜会の概念を峻別する試みの中で.杜会及び杜会構造と呼ぶ べきものが諸個人及び諸集団の行なう相互作用の関係そのものであるのに対し.
文化とはこの相互作用過程における行動を導き,方向づける価値や観念やシンボ 42)
ルの一定パターンを指すものとして概念化する。 この考え方を制度の諸構成要