第4回タフスィール研究会報告第6章家畜章 80 節~ 103 節
めに預言者たちに啓典が下されたことを受け入れることが必要。
2.アッラーの命令や教えられたことを世界に明らかにすることは、義務であ る。
3.アッラーの言葉。「アッラーは人間に何も(啓示を)下されていない。」と 言うのはムーサー(彼に平安あれ)の警告したこと同様クライシュ族の不信の 徒に対するものである。
4.クライシュ族やユダヤ教徒、多神的なキリスト教徒はムハンマド(彼に祝 福と平安あれ)の預言者の天分を否定する。
5.クルアーンは祝福に満ちた贈り物であり、また天上にある書を確証するも ので、原本は真正なものである。
6.クルアーンの節は派遣された預言者が対象とした人々だけではなく、すべ ての人類や集団、民族に対するもので人種を分け隔てたり、特定の時代や時、
場所に限定されない。
7.審判の信仰は宗教の根本であり、それを信じる者はクルアーンを信じる者 である。礼拝は宗教の柱であり、礼拝を捧げる者は宗教のすべてを実践するこ とであり、礼拝をなおざりにする者は宗教のすべてをなおざりにすることであ る。
4.[ アッラーに対する虚偽の捏造とアッラーの懲罰 93 節~ 94 節 ]
本文 93.アッラーについて、虚偽を作り上げる以上に、不義を行う者があろ
第4回タフスィール研究会報告第6章家畜章 80 節~ 103 節
マド)に見せてやりたいものである。94.(復活の日にかれらはこう言われる であろう。)「まさにあなたがたは、われが最初あなたがたを創った時のように、
一人々々われの許に来た。われがあなたがたに与えていたものを、凡て背後に 残してきた。われはあなたがたが主の同位者と主張していたその執り成す者も あなたがたと一緒に見えてはいない。今あなたがたの間の絆は断たれ、あなた がたの主張していたものも離れ去った。」
語の説明:
93 節 - [ アッラーについて、虚偽を作り上げる ]:アッラーに子がいるとか、
同伴者がいるなどと主張すること。また預言者と自称しながら、預言内容を公 表しないこと。
「わたしに、啓示が下った。」:偽預言者ムサイリマについて下された。
[ その印にたいして傲慢な態度 ]:アッラーからの印に対し思い上がり、不遜な 態度をとった。
[ 恥ずべき懲罰 ]:侮辱され不名誉なこと。クルアーンの中の他の表現。「不面 目を忍んでそれをかかえているか」(16 章 蜜蜂章 59 節)
94 節 - [ 一人一人 ]:一人で。家族も財産も子供もなく。
[ 最初あなたがたを創ったように ]:素足で、裸で、割礼をしていない状態で。
[ あなたがたの間の絆は断たれ ]:人とのつながり、集団や社会とのつながりが なくなる。
啓示理由 :
94 節:アッ・ナダラ・ビン・アル・ハーリスが「アッラートとウッザーに病 気を治して貰う。」と言ったので「まさにあなたがたは、われが最初あなたが たを創った時のように、一人々々われの許に来た。われがあなたがたに与えて いたものを、凡て背後に残してきた。われはあなたがたが主の同位者と主張し ていたその執り成す者もあなたがたと一緒に見えてはいない。」との啓示が下 りた。
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解説:
「アッラーについて、虚偽を作り上げる以上に、不義を行う者があろうか」と あるように、アッラーに対して誰一人として虚偽を作れない。アッラーに対し 同位者を置いたり、子供がいるとしたり、預言者の天分や啓示を自分のために 求めたりすることは出来ない。また、アッラーはそのような者を人々に派遣す ることはない。クルアーンの中にある言葉、「もしわたしたちが望むならば、
これらと同じことが言えるであろう。」(8 章 戦利品章 31 節) のように、自分 のために啓示がくると偽って、ムハンマドへの啓示を否定することは、存在し ないものを確実にあるとしたり、既に存在するものを否定するようなものであ る。ムサイリマという偽預言者は、ムハンマドはクライシュ族の預言者で、自 分はハニーファ族の預言者であると言っていた。
天使たちが、不義の徒から魂を取るに際し、不義の徒に厳しい懲罰を加える 様については、次のようなアッラーの言葉がある。「天使たちが、かれらを召 しよせ(死んでしまうこと)かれらの顔や背を打ったならどうであろうか。」(47 章 ムハンマド章 27 節)、「今日恥ずべき懲罰を載くのだ。」(6 章 家畜章 93 節)、
「あなたがたが言い張っていた、わが仲間たち(の神々)は何処にいるのか。」(28 章 物語章 62 節)、「あなたがたが、崇めていた(神々)は何処にいるのですか。アッ ラーを外にして(拝していたもの)はあなたがたを助けられるのですか、また は自分自身を助けられるのですか。」(26 章 詩人たち章 92-93 節)
「その日、どの魂も外の魂のために(役立つ)何のカも持たない。命令は、そ の日アッラーのもの。」(82 章 裂ける章 19 節)
魂を取り出されるとき、不信心者は粗らしく扱われ苦痛が伴うが、信者たち は優しくされ喜びに満ちたものになる。そして信者たちの魂はアッラーに会う ことに熱心になる。それに関するハディース。「誰でもアッラーにお会いする ことを望んだ者は、アッラーがその者に会うことを望まれる。また、誰でもアッ ラーにお会いすることを嫌う者は、アッラーはその者と会うことを嫌われる。」
(アフマド、バイハキ)
「最初あなたがたを創った時のように」についてのハディース。アーイシャ
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は次のように伝えている。「アッラーのみ使いは、『復活の日、人々は、裸足で 裸身、割礼を受けてない状態で集合させられる』と言われた。私は、この時み 使いに『その日、男も女も一緒にされ、お互いを見ることができるのですか』
と聞いた。み使いは、『アーイシャよ、この時、お互いを見ることは大変困難 であろう。』と言われた。」 即ち、復活の日は「その日誰もかれも自分のこと で手いっぱい。」(80 章 眉をひそめて章 37 節)となるからである。
5.[ 宇宙に輝くアッラーの力 95 節~ 99 節 ]
本文 95.穀粒や堅い種子を裂き開くのは、本当にアッラーである。かれは死