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−幕末維新期の越原−

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丸山竜平

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プロジェクト研究中間報告

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1.背景

 ICT(Information and Communication Technology) 

の進展は教育環境を急速に変えていくだろうと予想され たが、現状を見ると、変化は緩慢である。今となっては、

先進諸外国に比べ、ICTの教育利用の進み方は遅く、IC T教育後進国の仲間にさえ入りかねない。

 日本の情報技術は世界でもトップクラスと思われがち であるが、「ダボス会議」を主催する世界経済フォーラム

(WEF)が2003年2月19日、情報技術の活用度を国 際比較した結果では、日本は世界ランク20位、アジアで はシンガポール、台湾、韓国、香港に続く5位とその遅 れを浮き彫りにした1)。また、e−learningの活用につい ても、世界ランク24位、アジアでは韓国、シンガポール、

台湾、香港に続く5位と国全体のICT活用度に呼応して いる2)

 インターネットの教育利用が進めば、国境を越え、国 際的な学校間交流が活発になると考えられるが、前述し た状況を鑑みると、必ずしも、そうとは限らない。ミレ ニアム・プロジェクト3)によりICTの教育利用環境が 整っていないわけではないが、いま、注目を集め、誰も が参加できる学習のための世界的コミュニティThink  com4)にも日本の参画がなく、悲しいものがある。

 先行研究(その1)の研究代表者である山口は、2005 年6月、国際家政学会主催の会議へ出席した際、高等教 育機関で家政学関連領域が様々な形で発展してきた主要 国(フィンランド、ドイツ、オーストリア、米国、カナ ダ、オーストラリアなど)の代表的な教育・研究者たち と交流する機会を得た。その際、家政学領域出身者が国 際機関等で働くなどしており家政学関連領域が重要な領 域と認識されていること、さらに、世界共通でこの領域 の質の高い高等教育機関のカリキュラム構築が求められ ていること、その実現のために今後は教育・研究面でIC Tを用いるなどして外国とのコラボレイトが重要である ことなどが話題となったという。特にこの10年の間に 高等教育機関で家政学領域が発展し、受験者にも人気が 高いフィンランドでは、家庭科の教員養成課程がカリ キュラムの大きな柱となっていた。そこでは、周辺国と

の交換留学(例えばドイツ)が行われ、会議の際には家 庭科教員がICTを用いた授業実践例を発表していたこと が興味深かったという。これらは、家政学部の中に家庭 科の教職課程をもつ本学の発展可能性を示唆するもので あると確信した。

2.目的

 総合科学研究所における先行プロジェクト研究(その 1)では、日本(三重県立久居高校「インターネット英語」) とシンガポール(HOLY INNOCENTS HIGH SCHOOL

「家庭科」)の高校生の国際交流を、本学の教員主導で両 校の先生方と協力して実践した。方法は、メーリングリ ストによるメール交換(6月以降)、テレビ会議(2回)、 Webページの作成による交流である。テレビ会議の前 には本学教員が日本の高校で趣旨説明と指導(約1時間)、 テレビ会議終了後には両国の生徒にアンケートを実施し た。

 その他、本学の教員志望学生の4年生2名が、プロ ジェクトの基礎的な文献的研究(日本における国際交流 授業の実践例調査、日本とシンガポールの教育制度およ び家庭科教育の目的や内容の比較検討)に関与した。

 ①日本の生徒(14名)の70%以上は、このプロジェ クトへの関心および主要な内容である「食生活」への関 心を示した。シンガポールの生徒(7人)についても国 際交流および家庭科への関心が高まり、家庭科およびIC T利用を通じた国際交流の発展可能性が示された。

 ②40%程度ではあるが、日本の生徒は大学スタッフの 参加に関心をもっていた。今後、高大連携への発展が期 待できる。

 ③本学学生のメーリングリストによる参加、資料研究 への参加は、家庭科における国際交流授業やICTを用い た授業展開についての関心を高めた。

 一方、これらの実践から、2カ国の現場の教員・大学 教員のスケジュール調整の難しさ、日本の学生について は語学力不足、メーリングリスト・テレビ会議・ホーム ページ作成の効果を正しい尺度で検証する必要性などの 課題が明らかになった。

CTを利用した国際交流プログラムの

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