弘 前 医 学 第 8 巻 算 1 ‑ 2 号 ‑ 1 9王 亡
精 神薄弱 に対 す る グル タ ミン酸 ソー ダの応 用 ( 第二棄)
山 村 道 雄
MI CHI O YAMAMURA
菅
原 和
夫KAZUO SUGAWARA
島
田 久 一 郎
KYUI CHI RO SHI MADA
安
斎 精 尾 野 成 治
SEI I CHIANSAI SHI GEHARU ONO
桜 田
高佐 藤 恵
TAKASHISAKURADA KEI I CHISATO
芦 谷 博 布 掘 寵 昭 次
HI RONOBU ASHI YA SHOZ王HORI GOME
弘 前 大 学 医 学 部 精 神 医 学 教 室 (主 任 山村 道 雄前教授) (2 2. Ⅰ. 1 9 57 受附)
緒 論
ZIMMERMAN 及 び その協 同研究 者 等 に よ る 1‑グノ ン} ミソ酸 の動 物 実験 並 びに精 神 薄 弱児 (以下 は精 薄 児 と略 記 す る) の応用 に始 まる 諸 研究 は,現 在未 だ に意 見 の完 全 T 3一 致 を見 て い T c こい.即 ち 1 ‑グル タ ミン酸 内服 は精 薄 児 又 は モ ン ゴ リス ムスの Ⅰ . Q. を増 加 させ る とす
1
3‑i . i L 3‑ 1 . ヾ
る説 , それ の反対 説 ,d‑ ̲ ) グル タ ミン酸 内服 で I . Q. の増 加 を見 る との説 , グル タ ミン酸 で T ご くで グル タ ミン酸 ソーダ又 は グル タ ミン酸 カ l )の 内服 が精 薄 児 の Ⅰ . Q. を増 加 せ しめT d :い と の理 由 で グル タ ミン酸 の効 果 を否 定 し, グル タ ミン酸 内服 に よ る I . Q. の増 加 を環 境 の影響 か,或 いは テス トの反 覆 に よ る練 習効 果 に帰
1 4 /
せ しめ る説 等 が あ る,以上 の諸 説 は夫 々の薬 1 9 剤 の 内服 に よ る 邑の で あ るが,秋 山氏 等 及 び
I l o /
佐 藤 氏等 は グル タ ミン酸 ソーダ (以下 グ・ソ.
と略記 す る) の髄腔 内注入 が有効 で あ る とす
る .
1 \ ノ
我 々は 1 9 5 2 年 に第 1 報 と して所 謂 先 天性 精 薄児 に 2, 0 ∠グ .ソ.の頚 動 泳 注射 (以下頚 動 注 と略 記 す る) を施 行 LI =成 績 を報 告 し7 二が, 爾来 その研 究 , l r , 続 行 して来 す こ.精 神薄 弱 は原 因,症状 ,病 理 所 見 とが必 や し も並行 しな い の で, 精 神薄 弱 児 の分 類 方 法 には難 点 が T d :い で は T i :い . その 1 と しで精 神 薄 弱 ‑ 左 , 原 因別 に
分 ち,先 天 性 と後 天性 とに 2 大 別 して い る. 我 々は それ に準 じた もの で あ るが, 最初 先 天性 と考 え られ 1 :もの も後 にT i :って後 天性 に く り 入 れ られ る ものが 出 て来 た し, 又脳 波 の検 索
に よ り板橋 脳 波 を認 めた もの は疫痢 発作 を有 す る もの と同列 にお い た・依 って我 々は被検 者 を先 天性 ・ 後天性,療病 発作 乃 至棟摘 脳 波 の み を有 す る もの, 及 び遅滞 児 とに分 けて観 察
し7 こ.
実 験 方 法
l ) 2 7 0 'グ・ソ ・ 5 c c ,2 ) 5 , 0 0 'グ ・ソ ・ 5 c c ,3 )
それ ら とビタ ミン B1
10 mg の浪合 注射 ,4) ど タ ミン B1
10mg 又 は ビタ ミン C1 0 0 mg の 4 種 と し, その夫 々 ‑ 1 p頚 動月 永又 は肘 静月 永に注入 し, それ らの成 績 / l p比較 検 討 しI =.注射 回数 は毎 週 1 回 と し,1‑クール 2 0 回 を 目標 と した.治療 開始 前 , 注射 1 0回後 及 び 2 0 回後 1 週 目 と 1 年後
1 1 1 ノ
とに鈴 木 ビネ 一式 智能 検 査 , 時 に乳幼 児 精 神 '
1 ‑ i / 1 2 3 ノ 発達検 査 , ロール シ ャ ツ‑ ・テス ト,脳 波検 査 を行 った .
臨 床 成 績
A コ Ⅰ . Q. の変 化 を一括 す る と表 1 ,2,3 ,4 の如 くで あ る.
1 ) 2 , 0 0 'グ .ソ.頭 動 注 (先 天性 精 薄 児 ) は
第 1 報 の平均 Ⅰ . Q. 増 加 9. 8 に比 し, 今 回 の報 告
1 92 ‑ 山村 ・安 斎 ・尾野 ・菅 原 ・榎 田 ・佐藤 ・島 田 ・芦谷 ・堀 篭
第 1 蓑 2 % グル タ ミン酸 ソー ダ頭 動 注 の
Ⅰ .Q. に及 ぼ す効 果
‑ ‑ 画 数 I r芸 詣 ! ( 鵠 議 題) 等 I S ・
蒜 習 課 雷 完 了 宇 目 ; 工 2 3 ' ;二 二 2 ,i I6 6 : ≡
A J A
は劣 って い る. その理 由 は次 の如 くで あ る . 即 ち第 1 報 で は脳 波 の検 索 は行 わ T i :か った が , 今 回脳 波 的検 索 を行 うこ とに よ り第 1報 の症 例 か ら癌 摘 脳 波 う例 を発 見 した .依 って この 3 例 を生 来 性 群 か ら除 外 した .而 もこの 3 例 は
Ⅰ . Q. が 3 5 以上 増 加 した 2 例 と ,1 0 以 上 に及 ん だ 1 例 で あ っI :が 為 で あ る.
筒 治椋 終 了後 1 年 以上 I :ってか ら再 び智 能 検 査 を施 行 し得 I :1 1例 につ い て み る と, I .Q.
増 加 の最 高 は 十 1 6 , 最 低 は ‑ 2 , 平均 増 加 は + うで, 一般 に上 昇 した ま ゝの Ⅰ . Q. を保 つ も の が多 く, 低 下 した もの は 3 例 に す ぎな い .こ
・ の点 ALBERT,HocH 及 W AELSCH 等の 1 ‑ グル タ ミン酸 内服 で上 昇 した Ⅰ . Q. 畑 台疲 終 了後 次 第 に低 下 す る との報 告 と比 較 して興 味 深 い も の が あ る.
2 ) 2 % グ .ソ.頚 動 注 (療 病 発 作 又 は療 府 脳 波 の み を有 す る精 薄 児) 紘, 白痴 群 以 外 は か T d :り高値 で あ る. 3 例 につ い て1 年 乃 至 2 年 後 のⅠ . Q. 変 化 を見 た所 ,2 年 後 に 3 0 の上 昇 を示 した もの あ り, Ⅰ . Q. 平 均 増 加 は 1 6 で あ った .
3) 2 % グ .ソ.望 自動 注 (遅滞 児 ) の成 績 は か T i :り良好 で あ る.
4) 5% グ .ソ. 頭 動 注 (先 天性 精 薄 児 ) は 2
% の それ に比 しⅠ . Q. 増 加 は低 値 で あ る.但 し 実 験 は 2 症 例 にす ぎす, 結 論 を下 す こ とは難
しい .
う )5, % グ .ソ,頭 動 注 (後 天 性 精 薄 児) は 1 例 で あ るが,Ⅰ . Q. 稽 加 は ‑1 で あ った .
6) ビタ ミン B
1頑 動 注 (先 天性 精 薄 児 )の I . Q. 増 加 は認 め られ T =い .
7 ) ビタ ミン C 頭 動 注 .(先 天 性 精 薄 児) 紘 1 例 の み に行 ったが ,Ⅰ . Q. 増 加7 で あ っナ こ.
8) 5 % グ .ソ.静 注 (先 天性 精 薄 児 ) の効 果 は認 め難 い .
9) 5% グ .ソ.とビタ ミン B
1混 合頚 動 注 ( 先 天 性 精 薄 児 ) は凡 て の他 の精 薄 児 に 比 し て
Ⅰ . Q. 増 加 は最 高 で あ った .
1 0)5% グ .ソ.とビ タ ミン B
1混 合 頚 動 注 ( 後 天 性 精 薄 児 ) は 1 例 の み に行 った が,Ⅰ .Q. の 変 化 は 7 3い .
ll )5 % グ .ソ.と ビタ ミン B
1混 合 頭 動 注 ( 遅 滞 児 ) は成 績 が最 良 で あ っ7 :.
1 2 )う プ o 'グ .ソ.とビタ ミン B
1混合 肘 静 注 ( 先 天 性 精 薄 児 ) は 1 例 の み が Ⅰ . Q. 増 加 1 2 を示 し たが
,この児 童 は 気 分 に甚 だ しい む らが あ っ た .他 には I . Q. 増 加 と し, てみ る‑ き ‑ 5の は T よ し、.
第 2表 各 種 注 射 法 の Ⅰ . Q .に 及 ぼ す 効 果 の 比 較
注 射 法 【分 数 l例 数 5 % グ,リ.
額 至) 7 淀
先 天性 精 薄 兄 后天 性 精 薄 兄
vB潤 割 注 孟 宗 覧 F l l
B コ 以上 の Ⅰ . Q. に関 す る所 見 の 他 に情 動 面 に も次 の よ うT =変 化 が 認 め られ る.
+5 1 ) 2; U , ∠グ .ソ.頚 動 注 (先 天 性
5 % クー .ソ.
静 注
5 % グ.ソ.
+ V B l
空亘 動 注
精 で 軍記 免 天 性
精 薄 党
先 天性 1 9
立言 二 ∴
遅 滞 兄 1 6
1 8 + 9 一・ 十 う
二
20 1 0 1 0 20 +2 5一 一 十 7 I+1 3 5 % 〆 . リ. +
V
B l 静
注芸 諾‡ 6 、 1 8 ∵ 十. 2‑ ‑.
精 薄 児 ) に よ る情 緒 の 変化 は , 9 例 に於 て特 別認 め られ T i ‑か っI . :が, 他 は何 れ も何 らか の 変 動 , 即 ち第 1報 に於 け る と同様 に 積 極 性 の増 加 , 言語 明瞭 化 , 刺 戟 に対 す る反 応 の敏 速 , 理 解 力 の増 加 等 , L p , 示 し た が, 他 面 興 奮 性 を増 して粗 暴 に T d :る こ と もあ る.
2) 2, 0 0 'グ ・ソ.頚 動 注 ( 療 蘭 発
作 又 は療 府 胆 波 の み , ' L P有 す る精 薄
頼 神 薄 弱 に対 す る グ ′ しタ ミン酸 ソー ダ の応 用 (第 二 報 )
第 3 表 各種 注射法 の Ⅰ .Q. の年令,性別 にお け る効果 1 ! Ⅰ . Q ∴
注 射 法 分 弗 〔 1
・
.例 数 ≦
2 % グ ・ソ・
転 封 淀
5 % グ・ソ
・? rt l l L ' h r l こ ; :
蒐 天 性 精 薄
兄湛 農
噴 痛 精 薄 見 I 竃 . 窟 売口
' 遅 滞 兄 i 例 . Q. J 曾加 数
i≡
蒐 天 性 精
細 I % 晶 后
天性 精 薄 兄 i 例 . Q. 軍 加 数
L Q .
0 21 51 7 J
〜 J 〜 20 5 0 7亡 ) 3 2 5 1 0 ち. 0 6. 5 6. 9
3 4
I. 0 11 . 5
4 1 4 1 3 1 0. 0 5, 2 6 . 7
93
2 2 ∠U
8 ′0 ∠U 2 4 7 7 」 。
烏 √ ‑ ・ ‑̲ ‑̲‑ t
1 vBl 醐 注 尭 対 ‑ 再 見 I % . 最 上 2. .
v c醐 法 桓 蛸 滞 見 胤 毘 i
5% グ.壱 兜 天 性 鯛 兄f l % 盈 節
5 % グ・ソ
・蒐
天 性清
市 兄温 風 i
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I
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l轡 蛸 商 車 温
風頚 動 珪 l 遅 滞 兄 : 品 . 威
; 0 , Y by. 轟 天 性 精 薄 兄 寓 鼎
1
8 1
I . 8 ‑2, 2 0 8
1
±0
1 2 く ノ 2
第 4 表 先天性精神薄弱児 に対 す る各種注射 法 の効果 注 射 卜 平均 LQ. 情 動
注 射 法 ;例 数
く ノ 8 2 nU 8 1 ‑・ ‑▲ 2 1
8 1 9 /b く ノ 勺ノ l
在
任 珪 合 法 合 法 勃 動 動 静 混 静 慧 " 摂 ダ ー ′ t J
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y ン ソ ソ ン ン ン lヽヽ
ヽヽ\・ヽヽ ■ヽヽ タ ミ タ ダ ミ グ ・,、 ル ル ル ル グ タ グ グ タ グ ダ % % % % 2 ど う う ど う ど
児) にあっては,落 つ きが T 3くT Sり粗暴 の傾 向 , i , , 増 し, た とえ一時的 に落 つ きが 出で も問 もT =く逆転 す る傾 向が見 られ I :.こ うLI :場 合 ア レビアチ ソ, プ ロ ミナ ール, ミノア レビ
アチ ソ等の抗療病 剤 を使用 す る と効果 的 であ った.伺大発作 ,小発作 の患者 に抗寂摘 剤 を 与 えT Sいで ,2% グ.ソ.の頚動 注 を施行 Ll : 所,発作 回数頻数 とT =り,頚 動注 を中止 した
加 変 イヒ
2 4 4
‑2 3. 5 5. 0
例 もあ るが,反 対 に夜間 にだ け発 作 を来 す例 で頚 動注施 行 中は,抗 癌痛 剤 T fLに発作 が全然 出現 しな
くT i >った例 を も経験 しT . :.又療病 脳 波 を有 る精薄児 に 5 % .グ.ソを 静注 して強 い頭痛,悪心,堪吐, 眩車 をみI :例 もあ るので, グ.ソ.
を療廟発作 又 は療病脳波 を有 す る もの に頚動 注又 は肘 静注 す る場合 には,我 々は抗療廟 剤
を併用 す るこ とに した次第 であ る.
3 ) 2 % グ.ソ・頚動注 (遅滞児) に於 ては
不 変 とみ られ る もの 4 例,一時興奮 を増 し, 或
いは腕 白が強 くT lっT :が後 に従 順或 いは根 気
強 くT J :っ1 こもの 1 例, 同胞 に負 けては いT Lい
が落 ついて従順 とT J :った もの 1 例 , 及 び全般 的
1 94 ‑ 山村 ・安斎 ・尾野 ・菅原 ・榎田 ・佐蕃 ・島田 ・芦谷 ・堀篭
に落 つ いI :と思 われ る もの 1 例 で あ る.
4 ) 5 % グ.ソ.頭 動注 は,先天性 並 び に後 天性精 薄児 の両者 に於 いて大 きT 封青動 面 の変 動 を示 さT fい .
う ) 5 % グ.ソ.肘 静 注 (先 天性精薄児 ) 紘 情 動面 に殆 ん ど無効 で あ った .
6) ビタ ミン B
1頚 動注 (先天性精 薄児) で は 2 % グ.ソ・ 頭 動注 の場 合 と同様 で あ る, 但 し その強 さの程度 は2% グ.ソ頭 動注 の場 合 よ り 遥 か に劣 って い る.
7) ビタ ミン C 頭 動注 (先 天性精薄児 ) の 経 験 は l例 に す ぎT 3いが ,い く分落 つ きを増 し I =か に見 えI :.
8) 5 % グ・ソ.とビタ ミン B
1混合頚 動 注 ( 先 天性精 薄児 )は凡 て の症 例 に落 つ きを増 強 さ せ 1 :し, 一般 に親切 にな り, 仲 よ く学 習 す る よ うにT 3った .
9) 5 % グ ・ソ.とビタ ミン B
1混合頭 動注 ( 後 天 性精 薄児 ) で は変化 が み られ T :か った .
1 0 ) 5, %グ.ソ.とビタ ミン B
1混合頭 動 注 ( 遅 滞 児) は多 少素 直 に T 3っI :もの 2 例, その他
には著 変 は認 め られ なか った ̲.
l l ) ラ, 0 ;グ.ソ.とビタ ミン B
1混合肘 静注 ( 先 天性 精薄児 ) は温 順 とT fり, 落 つ きを示 し, 判 断 が よ く7 gった ちの l例,大 人 びて年 少者 に親切 とT 3っ1 :もの 1 例 ,その他 には変化 を認 めT i こか っ7 :.
以上情 動 面 の変 化 を仔 細 に観 察 す る と情 動 の変化 はL,暦 年令 と甚 だ深 い関係 にあ る もの の様 で あ る.即 ち,大 体暦 年令 9 才 を境 と し て,年 令 が それ以下 の時 は活漠 とT fり,短 気
とT 3り,理窟 ぼ くな り, 発語数 も増 加 す る等 , 動的方 向 へ と変化 す る.暦 年令 9 才以上 の場 合 には,社会性 の増 加,協 同的,落 つ きを増 す等,一般 に静的方 向 ‑ と変化 す る と云 い得 る もの の如 くで あ る.然 し壕痢 発作 又 は療病 脳 波 の み を有 す る精 薄児 の場 合 には, この様
な年令 との相関 の発見 は難 しか った . T 3お ロール シャ ツ‑ ・テ ス ト及 び脳 波所 見 に関 しては次報 に譲 る.
考 操
以上 を綜合観察 す る と表4に示 す如 く,2%
グ .ソ・ 頚動 注 と ,ラ , 0 0 'グ.リ.とビタ ミン B
1混 合頭動 注,殊 に後者 に よって生来性精 薄児 に
Ⅰ . Q. 上 昇,並 に情 動 変化 が もI :ら され るこ と が認 め られ る.遅滞児 ‑の効果 は よ り大 で あ るが,癒栢 発作 又 は 療 摘 脳波 の み を有 す る も の につ いては,今後 更 に検 討 が必要 で あ る と 考 え られ る・
本 剤即 ちグ.ソ.に よ る Ⅰ . Q. 増 加 には限度が あ り, 望 む程度 に まで向上 せ しめ る訳 には行 か T =い.尤 も我 々は 2 % と 5, 0 / o 'との 2 種類 の実 験 を試 みI :だ けで あ るI :め,濃 度, 用量 その 他 に考 慮 , l f払 う点 もあ る し, それ らI j, 'また如 何 T i :る結果 を生 むが は今後の研究課題 で ゐ ろ
う.
Ⅰ . Q. 増 加 を反 覆 テス トに帰着 せ しめ るか否 か は,約半年 の間 に 2 ‑3 回 と云 うテス ト回数 で は, 練 習効果 は必 す L も過大 視 せす と も良 か ろ う とす る ZI MMERMAN,BURGEMEI STER
i ( I )
and PuTNAM 並 び に ALBERT , HocH &
4 ;
W AELSCH 等 と意 見 を同 じくす る. 環境 因子 の重要 性 を否定 す るこ とは勿論 で きT =いが, OLDFELT 等 の Ⅰ . Q 増 加 を環境 の影響 に帰 せ し
めてい る説 に対 して,我 々は全面 的 に支持 す るこ とは 出来 T lい .我 々は環 境 条件 f L J同 じく す る某 小学校特殊 学 毅 の児童 を 2 群 に分 け ,1 群 には 2 % グ.ソ. , 他の1 群 には ビタ ミン B
1の 頚 動注 , ' f施行 して検 討 し7 :結果 か ら上述 の よ
うに結論 す る もので あ る.
また被検 者 の年 令 を概観 す る と,本 剤注入 が有効 に働 く年 令層 は, 5‑1 0‑1 5 才 で ,1 5 才 を越 す と効果 は薄 らぐよ うで あ る.
Ⅰ . Q. 増 加 を性 別 か ら考 察 す る と, 男児 の方 が Ⅰ . Q. 上昇値 は い く らか高 く思 われ るが,実 験 例 は男児 が造 か に多 か っI :ので, この成 着 か ら直 ちに男児 に よ り有効 とは 断 定 出 来 7 = い .然 し寧 ろ性差 にあ ま り意味 は T i 1い と見 る . べ きで はT 3か ろ うか .
情 動 D変化 にお いては,第 4 表 に見 る如 く , 5
精神薄弱に対す るグルタ ミン酸 ソーダの応用 ( 第二報)
% グ.ソ・とビタ ミン B
1混合 氏 勅 封 , ' 巌 も顕 著 で あ り' そ打 二次 ぐの, 5 , ' 2, 0 ;グ・ソ傾 動 注 で ぁ る.併 し各注射 法 に よ る情 動 変 化 の毘 壁 は 展 な るに して も,情 動 変化 は 何 れ も同一 傾 向 を示 し7 :ことは甚 だ 興味 深 い こ と と思 われ る.我 々はこの点 に言及 Lで こ文 献 : :末 だ接 し て いない・
Ⅰ . Q. 上昇 と情動 変化 との関 係 につ い て は, 一 般 にⅠ ・ Q ・ 増加 と情 操 変化 とは相伴 って出現 す るこ とが多 いが, 両 者 が必 す L も平 行 し; I い で ,情動変化/ ' J , ' 著 明 で B I ・ Q ・ 増 加 J J J: I =く,戻 対 に情 動変化 J J J , ' 顕 著 で T fL、O に Ⅰ ・ Q ・ 増 加 が著 明 T Sこ とも あ る・
療 腐発作又は頼榔 B i 披 の み を有 す る精 薄 児 に ,2 , 0 0 'グ・ソ・ 蓮 動 注 を行 っ: :場 合 ( I :は ' 既 述 の如 くⅠ . Q ・の増加率 は一般 に高 い ・然 しⅠ ・ Q・
の増 加率 と療蘭 との関係 につ いて は,我 々の 症 例 か ら直 ちに推 理 す るこ とは困難 で あ る と 思 われ るので, 今 後更 に検 討 しナ こい と念 じて I : J 、 い る.筒文献上 PRI CE,W AELsCH & PuTNAM
は 1 ‑グル タ ミン酸 の 内服 に よ って疫 摘 小 発作 を減 少 せ LDI :と云 い, ZIMME恥 I AN,BUR‑
l L ノ
GEMEI STER & PuTNAM は大 発作 及 び小 発作 の精 薄 児 が トグル タ ミン酸 の 内服 に よ って発 作 の減 少 が認 め られ た とい って い るが, 彼 等 は グル タ ミン酸 , i f , ,我 々は グル タ ミン酸 ソー ダ を使用 して い る点, 又 それ ら薬
剤の使 席法 (内服 , 静抽注射 , 蓮 動抹 注射 ) の相 異 等J J , ; あ るの で, この点 につ い て も今後 追 求 しI :い と思 って い る.
結 論
我 々は 2, 0 ;及 び う/ o O /の グル タ ミン酸 ソーダ と' ビタ ミン B
1又 は C, ら, 0 0 'グル タ ミン酸 ソ ーダ とビタ ミン B
1との混合 液 とい , ,I :琶 々の 溶 液 の頚 動 陳注射 又 は肘 劃 討手封 を, 先 天 性 精 薄児 , 後 天性 精 薄 児, 疫 構 発作 又 は板橋 脳 波 の み を有 す る精 薄 児並 び に遅滞 児 に施 行 し た ・ その結 果 , グル タ ミン酸 ソー ダの頚 動 陳 注射 に よ って精 薄 児 の Ⅰ . Q. 並 び に情 動面 に意 義 あ る変化 , l r ,もた ら し得 るこ と, + f知 っ7 こ.即
‑ 1 9 L ‑ )
ち :
l: I Q. に対 す る影 響
1 ) 各 注射 に よ る Ⅰ . Q. 上 昇 を年 令 別 に見 る と ,ち ‑1 0‑1 5 才 の年 令層 に有 意 義 で あ る.
2) 性 別 に よ る差 は I . Q. 面 で も情 動滴 で も 大 差 は認 め られ T c :い .
3) 先 天性 精 薄 児 に対 し て5, 0 , 0 /グル タ ミン 酸 ソーダ とビタ ミン B
1混合 頭 動 陳注 射 が最 も 有 効 で あ る.
4) 遅 滞 児 に最 も顕 著 T S Ⅰ . Q. の上 昇 が認 め られ る・但 し遅 滞 児 は精 薄 児 か ら厳 に区 別 し て観 察 され る‑ き もの で あ るこ とは い う まで
もT d :い .
う) 先 天 性精 薄 児 に も有 効 的 で あ る.
6) 後 天性 精 薄 児 で は Ⅰ . Q. 増 加 の 点 で は殆 ん ご効 果 は見 られ T i >か っT . :. しか レ例数 が少 いの で結 論 す るには更 に追 究 す る 必 要 / ' J I あ
る