198 ‑ 弘 前 医 学 算 9巻 算 2号
精 神 薄弱 に対 す る グル タ ミン酸 ソー ダ注射 療 法
‑ RorschachTestか らみ た臨 床効果 ‑
菅 原 和 夫
SUGAWARA・KAZUO
弘 前 大 学 医 学 部 精 神 医 学 数 室 (主 任 和 田豊 治 教 授 ) (14.XI・ 1957 受 附 )
緒 論
グル タ ミン酸 が 中枢 神経 系代 謝 に欠 くこ と I':12)
の 出来 Ti:い ア ミノ酸 で あ り, 精 神機 能 障碍 の 治療 に有効 で あ る とい うこ とが発表 され て よ
3)一5)
り,今 日 まで多 くの研 究 が Ti:され てい るが , 精 神薄 弱 に対 す る臨 床 的応 用 につ し6ノー8̲/、て は, そ の効 果 の点 で様 々の意 見 が あ る・
1952年 以来 , われ われ は精 神薄 弱 の グル タ ミン酸 ソー ダ治療 を試 み,研 究 をつ ゞけて き
1.う/i 19′
た .既 に第 1報 ・第2報 で述 ‑ I:如 く, グル タ ミン酸 ソー ダ に ビタ ミンB1を,混合 して頚 動 脈 注射 に よ ‑,て投 与 す る方 法 が, 肘 静脈 注射 投 与法 よ り も, 知 的 劣 弱 の 改善 に よ り有効 で あ った . その際, 知 的改 善 の み Tよらず, 感情 の不 安 や適 応機 能 障害 等 に対 して も或 る種 の 調和 性 を もI:らす傾 向が み られ ナこ. そこで, その よ うTS全 人格 的 な障害 の 変動 ,lf,知 る意 味 で, 人格 構 造 ,i,,力動 的 に とらえ且 つ分析 ・追 究 す る こ とが可 能 とされ て い るRorschach Test,+f用 いて検 査 し,治療 の前 後 を比較 検 討
しナ二.
実 験 方 法
1) テ ス トは早 稲 田大 学 心理 学 教室 ・改 訂 'Pnl p‑ル シ ャ ッ‑ 検 査 臨床 的 精 神 診断 法 図版 を 用 いて行 っI:.
2)被 検 者 ,+Y次 の う組 に分 離 LI:.即 ち, a)先 天 性 精 神薄 弱児,b)後 天性 精 神 薄 弱 児,C)て んか ん を有 す る精 神 薄 弱児 (即 ちて
んか ん性 精 神 薄 弱児 ),d)遅滞 児 (境 界 線 児 ), e)対 照 帯 (先天性 精 神薄 弱 にお け る無 注 射 秤)・
3) 被検 者 は小学 校 特 殊 学 級 生徒27名 か ら T=り, その性 別 は男 児13名 ・女 児14名 で あ る.
4) 被 検 者 を注射 部位 別 に次 の2群 と LI:・
即 ち,a)ラ,00'グル タ ミン酸 ソ‑ダ5cc+ ビタ ミンBllOmg(1cc)の頚 動 脈 注射 群 (以下 動 注 帯 と略 す);b)ラ,00'グル タ ミン酸 ソーダ5cc
十 ビタ ミンB110mg(1cc)の 肘 静脈 注射 群 (以下 静 注帯 と略 す).
う) テス トは すべ て注射 開始 の10目前 に第 l回 rlr,行 い, その 後 1遇1度 の注射 を20回(2D 過 )続 け, 約6ケ月後 (注射 終 了後10日冒)
に第2回 テ ス トを行 った . ま7:,上 記 テ ス ト IZ'ii
と同時 に鈴 木 .ビネ一式 知能 検 査 も同校 に行 い, 注射 の前 後 を比較 しI:.
6) テス トの場 所 は, 静 か T=明 か るい直射 日光 の人 らT=い, 外吉r"か らの刺戟 の少 い部室 で, 扱者 と被 検 者 だ けで相対 して個 別 的 に行 っ1:.図版 の説 明 は, イ ン ク を白紙 に落 して 実験 して み せ,要 す るにInkblotで あ るこ と
ら,理 解 す る まで説 明 した .検 査 時 間 は, カー ド1枚 につ き3分 間 ‑1f原 則 と LI:が,反 応 語 数 の少 い時 ,或 いは積 極 的 に反 応 しそ うT=態 度 ,lf,示 しI=時 には時 間 ‑lr,延長 しI=. :=お役 検 者 の知 能 につ い ては第 1表 を参 照 され I:い .
判 定 方 法
次 の う標 式 に分 類 し, 戸 川 ・本 明氏 の判定
精 神 薄弱 に対 す るグル タ ミン酸 ソー ダ注射療 法
第
1
表 被 検 老 一 覧性見
易
天薄
神
苑精 動 牲
静 注
后 天 性
精 神 薄 弱 兄
精 秤
遅 滞
(境 界 線
ー● 対 照
(先 天性 精 神 薄 弱 )
動 注
静 牲
動 注
静 注
‑ 199
58.3 60.0
qノnU●●亡つ0′D/D
62.5 48.0 74.ラ 63.0
な し 1 0 21〕22)
標準表 によって整理 した.
I:一般問題‑ a)反応語数 (R);b)皮 応時間 (T);C)検査時態度 ・
廿 :把握様式‑ a)全体反応(W.・・W %); b)部分反応 (D);C)細部分反応 (Dd‑Dd ,oof);d)精神薄弱型細部分反応 (Do);e)間 隙反応 (S);f)結合反応 (Z).
I:反応 の決定 困‑ a)形体反応(F);b)運 動反応 (M);C)形体色彩反応 (Fc);d)負 彩形体反応 (CF);e)単純 色彩反応 (C);f) 明暗反応 (C(Y.Ⅴ.T.)).7こゞLFc・cF・C
をまとめて色彩反応 (Fb)ともLT:.
IV:反応 の内容‑ a)動物反応 (A);b) 動物部分反応 (Ad);C)人間反応 (Ⅱ);d) 人間部分反応 (Hd);e)解剖反応 (An);f) 性反応 (Sex);g)事物反応 (Ob)・植物反応
(Pl)・その他 ・
Ⅴ :記号問 の関係‑ a)把握型(Ap(W‑
D‑Dd));b)把撞様式 の継起 (Seq);C)体 験型 (Exp(M :Fc+cF十C));d)平凡反応 (P);e)良形体反応(F+・・・F+%);f)不良 形態反応 (F‑);g)新規反応 (0rig)・
検査所見 と成梼
Ⅰ :一般所見
反 応語数 はRoRSCHACHによると健康成人 q
̲4) にお いて1う〜30語,本邦 にお ける長坂氏等 に よる と平均34語,本 明氏等 は32・1と しでお り
90.2 87.2 う6.5 [ 55.0 且つ健常小学生では成人 よ り少な くて20‑40
(平均29.ラ)としている. この反応語数 は一 般 に知能 の高い ほ ど多 くTLる傾向 を もつが, しか し一概 に そ うとは限 らTごくで情 的因子 に 左右 され る事 も少な くT3く, とか く注意深 さ は その量 を滅 す る もので あ る.
反応語数 の注射 の前後 を比較 す ると,動注 群 では先天性 ・後 天性お よび対照精神薄弱児 群 が減少 し,静注群 では後天性精神薄弱児が 減少, しか し他 は増 加 していた . また反応 時 間 は,注射前後 を通 じて各群共 に顕著 な変動 は見 られ す,大 体15‑30秒 の問 に第1反応語 を示 し,反応 時間 の長 くTj>ゥI. :ものは, テス ト時間 を延長 して も反応語数 の増 加が認 め ら れTSか っI:. また,反応時間 も非常 に早 く且 つ反応語数 の非常 に多 い もの もあっI:那, そ れ らでは概 して図版の把握部位 が判然 としT3 か った .後天性精神薄弱静注群の 1例 で2回 テス トの際 に非常 に気嫌が悪 くて拒 絶態度 を 示 し,1語 の反応 も示 さなか った もの もあっ 7こ.検査時の態度 の積極的T3もの ほ ど良反応 が多 く, そわ そわ型,能弁型 は反応数 の多 い 割 に良反応 が少T言いよ うであっ1:・ しか し後 天性動注 ・静注両群 を除 けば,大体健常児 の 平均値 内 に達 していた ・
廿 :把握様式
全体反応 G̲ま知的な もの ゝ尺度 と云 わ れ'
25;.
RoRSCIIACHによ ると4‑7語,本 明氏等 に よ
200‑
反 健常兄
‑: :I‑'1‑̲=言 7=
RW品S荒野
菅 原
第2表 把 握 様 式 の 平 均 値
蒜 気か意覧廃 駅 (境 界 棟 兄 )庭 且 墜 精 神 薄弱
先天性精神薄弱 后天性 精 神 薄弱
節 :后 前 后 :前 .局
0
0
4.‑‑7l±〜0L.rノ27.6
0〜2
10、20
15′̲′35
0〜10
0
LL11/0′
0
8・QノLnつノー・012 9623‑21
10 つく・‑‑ 7′00/2
つノ ⊂ノ2・てノlnU
前 后 l前 (后 …前 l后 1両 喜后 l前 さ后廃 1回:第2回
′0005553・・130U02にノ⊂ノ121 3
nU55・2‑0 4.7‑420にノてノ2520 ⊂ノ一つ′⊂ノ・qノてノ・・′08
1
In00 ⊂ノつ∠4・0.1qノ‑215555..19332にノ⊂ノ⊂ノ⊂ノ仁ノ⊂ノ40ノ011 555・・0240 2にノ⊂ノ「hノ・4・7てノ0 ⊂ノ つJ・つノつノ820n̲,■=0ノてノl▲ 20UnJつも 2
Ⅷo
れ ば成 人が7‑8語 で (15‑30,00')且つ児童 で は棺 々少 Ti:くて5‑7語 が健常平均 で あ る とい ラ.われ われの所見 では,第2表 に示 すよ う に,後天性精神薄弱静注群 以外 は大体健常平 均値 内で あ り,注射 の前後 を比較 す る と,先天 性精神薄弱動注群 は変化 T=く, てんか ん性精 神薄弱動注群 で桐 々増 加 を示 した他 は,対 照 先天性精神薄 弱群 も含 めて,総 てが減 少 を示 してい る.又 その全体反応 パ ーセ ン ト値 (W 形)は,先 天性精 神薄弱動注群 I:'けが増 加 し, 他 は総 て減 少 していた (後天性精神薄弱静注 群 にみ られ るW%の上昇 は,1語 の反応語 しか 示 さTd‑か っI. :結果 で もあ る)・部分反応 は対 照 先天性精神 薄弱児 と後 天性精神薄弱児動 ・静 注両群 以外 は増 加 してい る.細部分反応(Dd) 紘,本 明氏 の によ る と0‑1D%で あ る とい う 那, われ われ の所見 では先天性精神薄弱動江 華 にお いて原著 Td‑減 少がみ られ た.精神薄 弱. 型 に属 す る細部分反応 (Dd)Tur,示 した 数 例
第3表 反 応
FMFCcFc
C
F+形 Exp(MノFp )
0‑3
3以上
0〜1
0 0 50〜60
⊂ノくノ7▲72てノ74(U02.」11.̲2772・0・40300 =Eidltノ714・21 91251亡「5「̲rlL^⊂ノ仁ノ′〇・./〇・7・/024811556
1
・5・071・3520■‑1は,注射後 にお いて消失 していI:こ とは注 目 しTd:けれ ばT;らT3い点 で あろ う.
亜 :反応 の決定 困
反応 の決定 国 とは, 自我 の強 さ ・意識 的 な もの ゝ表現 ・それ に よ る環境 に対 す る自巳の 適応 度 TSどを示 す と解釈 され てお り, 更 に内 的活動 や情 緒 の発達 の度合 も現 わす もので,
RorschachTestの中 で も判定 困難 Tdこもの を 多 く含 んでい る.一定 の感性状態 にお いて知 覚 され, それ を 自己の もつ記憶 と照合 LT:解 釈 として成 立 し, それが形体反応 ・運動反応 ・ 色彩反応 ‑ として意味 づ け られ 5.例 えば形 態反応 の場 合 は,刺戟 に対 す る主観的歪 曲の 少 Td‑い形 体が就 く把握 (良形 体反応. F+) さ れ るか ど うか によって,自我 の意識的統制 力 ・ 認識 ・適応性 の差異 が示 され る.RoRSCHACH によ る と,F十%は78‑80,0∠, I:ゞし児童 で は10%位低 くみ られ てい る・
形態反応 (F)の平均 にお け る注射前後像 の 沢 定 国 の 平 均 値
覚 天 性 精 神 薄 弱 .r 后 天 性 精 神 薄 窮 宣 ん か ん性 精神 薄賂
25.5
0 tノ/ 3 .000⊂ノ200 てノ8′0781てノつノ′0 23
0 .,I..0.oei51〃
5 LL・)36616.4.
3
13.6;15.6 ! 16.5 2113= 4.66 日 二,5
. 1
0 23 ‑・25ノ..OL1
6 1●つノ0′/ 0 48.4
/3.5
6.515
5 ,‑0
4 5
52 13 6/0
10 LT)5Ln∴「.̲■∵5‑1⊂ノL^・0・094
5 72・Oi̲pn ⊂ノ00
7・
0 o・9〜・141L^
2
1
/〇・つノ2../ 0...・CA‑73割80叩精 神 薄弱 に対 す るグル タ ミン酸 リー ダ注 射療 法
第4表 反 応 内 容 の 平 均 値
‑ 201
精神薄弱
A Ad H Hd An Ob PI Ges Oth A形i+Rig
LLTI1/b⊂ノ8q/・・,・.100000 4 7180・10‑0632541950・Oo・102
87i88182
0.5
40・てノ
10 5 0.
0
97,63・6】46
: 6 4
1
⊂ノ⊂ノqノ.2・l一〇〇
⊂ノ0 5555705oIc30.0 24111
‑ lヽ/⊂ノqノ・・qノ00
51 0 7ノ5555 111。・・331002⊂ノ⊂ノLn⊂ノ0
710
.2‑0007ノ67 0 8
0 QU
qノ ⊂ノ
68
亡つ
.71
00 てノ277ノ7・2・・.・2‑‑0000 ⊂ノ⊂ノ⊂ノ210 2 55 71・l10 23
2.2.4.
72
71
5たゞし,A%坐+RAidの催
常 兄
に‑ る借 は30‑50である(本田氏による) を比較 す る と,第3表 に示 した如 く, てんかん性精神薄弱群 と遅滞児 の動 ・静注両群 にの み増加が見 られ る.F十 について比較 してみ る と,先天性並 びに後天性精神薄弱の動 ・静注 両群 と, てんかん性精神薄弱静注群 とにF十
%の上昇 が見 られ た .対照群 ・遅滞児動注群 お よびてんかん性精神薄弱静注群 を除 けば大 体標準値 に近 い値 がみ られた とい う結論 で あ
る.
運動反応 (M) は, 内的精神活動, そ して 情緒面 との関係の深 い反応 で,量 的 にの み見 た場合 には知能 の高 さと比例 す る.本 明氏 に よる とMは総反応50以下 の場合 は普通1‑4語 位 で,児童 では これ を欠 く者 が多 い とし,0‑
3語 を平均 としてい る(たゞLRoRSCHACHに よる と2‑4語,長坂氏 は平均3.3語 としてい る). われ われ の所 見 では,注射前後 はM反
ぎ 遅 滞 兄 (境界 線 兄)
動注群L静一生 群二先天性 精 神 薄弱(対 照)
くノ⊂ノ 7 4 ・8 ・ 70 04 4町 55 1 0・ ・05 ・ Inl. 1 47即 015 0tJ621, 5‑/ 0 0
2 0 ・ う 】 1 6 ・ 0 141 1 . 2 0 . 5 5
55200U13/0 ⊂ノ 0 り ⊂ノ20●・細 98
⊂ノ 0
92.5i90
応 な く,注射後 に先天性精神薄弱動注群 とて んかん性精神薄弱動注群 とにわすか にそれが 見 られ ただ けであ り, また その反応 は不良反 応 で あった .
明暗反 応 は ご くわずかの者 に出現 してい1: 那, それが注射後 には消失 LI:・
色彩反応 は感情 々緒 の投 影 で あ る.形体色 彩反応 (Fc)は形体認識 が主 であ り,客観性
を持 ってお り,個人的感情 のかた よ りは表現̲
されす,適応 性 や情緒 の発達 ・安定 の度 を示 す.Fcに対 す る色彩形体反応 (CF)は,衝 動性 ・不安性 を投 影 す る もので,感情 々緒 の 未熱 さを示 す.単純色彩反応(C)は,衝動 ・爆 発性の激 しい情緒反応 の存在 を示 す. これ ら の反応 を表現 す るの に,本 明氏 はFC3以上 と
CF‑1とC‑oとを標 準 としてい る し,RoRSI
cHACHはFC‑1‑3・CF‑0‑1・C‑Oを標準 として示 してい る.こゝでは本 明氏の表現形 式 を用 いて注射 の前 後 を比較 す る と,FCは対 照群 とてんかん性精神薄弱動静注群 の両群 に お いての み減 少 し,他 は増 加 していた.CFに お いては, 出現 も少 T3くて大差 が認 め られす
Cは先天性精神薄弱動注群 にお いて減 少 ・消 失 を見1:. しか しこれ らの色彩反応 は,反応 の増 加 ・減 少 ・消失 とい う表現 だ けの解釈 で は不充分 であ り, 更 に大事 Ti:の は ̀̀FC:CF
:C"の関係 と,"M :FC+CF+C"との相関
202 ‑ 管
に お いて検 討 され る‑ き もの で, とくに後 者 は体験型 と して解釈 され別個 にあっか われ る の が普通 で あ る.
Ⅳ:反 応 の内容
これ は生活環境 に対 す る要 求 ・抑圧 等 を示 す もの で, これ に よって生活 の程度 を知 るこ とが 出来 る. これ に関 す る反 応 の うち,動物 反応 ・人間反 応 ・外 界 に対 す る反 応 ・性反応
・解剖反 応 等 が問題 にTd>る.児 童 こ とに精 神. 薄 弱児 では動物反 応 が多 く, その内容 も自己 に対 す る もの や生活 の基 本 的 ・実 際 的 な もの が多 い ・ そ して次第 に外界 ‑ の反応 , 更 に文 化 的 Tfもの‑ と発展 す るわ けで あ る.動物反 応 の出現標準 はRoRSCHACHが30‑50%と し, 長坂 氏 が平均47.5プo'と してい る.
第5蓑 把 握 型 の 平 均 値 磨
われ われ の検 査所 見 は第4表 に示 す如 く.
著 しい増 量 が認 め られ る・即 ちA%の注射前 後 の比較 では,動 注群 は大体減 少傾 向 を示 し, 静注群 の場 合 では遅滞 児 以外 にす‑ て増 量傾 向が み られ る・対 照群 では明 らかな増 加が見 られ てい る・ただ し人間反 応 や その他の反応 は全 例 にお いて一般 に出現 も少 な く, 注射前 後 を通 じて変化 は認 め られなか った .
Ⅴ :記号間 の関係
把握型(Ap)は把握 様式 の各 々の関係 に よ って決定 づ け られ る もので あ る. その標準値 はRoRSCHACHによ る と正 常成 人 でW :D:
Dd=8:23:3,本 明氏 に よ る と本 邦正 常成 人 ではW :D:Dd‑7:22:3で あ り,児 童 では W :D:Dd‑6:22:3(総反応 語数30を標準 として い る) であ る とい
尭天性精神薄弱兄群 斑動脈注射群 注射群
肘静脈
注 射 前 l注 射 后
〔W‑D †〕
〔W 一百一DdI〕 lw4 1=D H
〔W J‑D †〕‑Dd†〕
〔軍 †‑D l〕
W J〔D l‑Dd†〕
〔W‑D†〕
〔Ⅳ ‑i)l]‑Dd
〔W †‑DJ〕‑Ddt
〔 W
l‑ D †〕〔w J一二百 †‑DdJ〕
〔W †‑Dl〕
〔帝‑D†‑Ddl〕
〔W† DJ〕
WJ‑〔Dl‑DdT〕
〔WJ‑D†〕
〔W †‑D l〕‑Ddl
〔Wl‑Dチ〕‑Dd†
l/ 2
精神薄弱党葬
てんかん性 注射群
戟動
脈 注射群肘静脈
N
〃
o.2I〔W ‑D †〕‑DdJ
〔W†二 Dl〕‑Dd†
〔W†‑D †‑DdT1
〔W†‑Dl〕‑Dd
〔W一里J〕‑DbJ
〔W†D l〕‑DdJ
〔W〕‑DiDdJ
東 経
二
‑
̲:̲ ‑‑: ‑̲̲ 三 ‑三:‑〔 W
†‑ D
J〕〔W ‑D †〕‑Ddt
〔W‑DJ〕‑Dd千
」
遅滞兄(境界線兄)群
・先棒 弱群 天 神 対 性 薄頗
額 注
i
No・l
動 射
脈群
庸 注 JNo17
】 〟 2
日静 射 !1 03
弓朕 群 jFq4
無注射
No.1
〟 2
〔W T「9 1〕
〔W†‑D†‑Ddl〕
〔
〔W
W†
†‑ Dj‑D〕bd5iiid・1>‑ノ←Ej,L諾至一一一‑‑TWWWW︹︹.「LrL
W J〔9日‑Dd†〕
〔W‑D †〕‑DdJ
〔W T‑DH
〔w J二百 †〕‑Ddl
〔W J‑ D〕
〔WI‑D J〕
〔W l‑D†〕
〔Wト⊥tD†〕
〔W l‑D†〕
〔W†‑iilコ WJ‑ 〔D‑Dd†〕
W†‑ 〔D‑Dd†〕
う・ この把握型 は精 神の 融通性 を示 す もの と看 供 され てお り, 云 わは精神 活動能 力 に関 す る ところ のDの増 加 は実 際的 な知 能程度 を示 し,Ddの増 加 は個人 的 な興味 の程度 ,lp 示 し,Wの増 加 は抽 象性 ・ 空想 の傾 向 を示 す. した が って一般 的傾 向 と して 精 神薄 弱 ではDとDdの 増 加が み られ るこ とにT=
る・増 加 ・減 少の記号 を J ・†で表 わ してみ る と われ われの所 見 は第5表 の よ うで あっ1:.
すな わ ち,検 査結果 で は把握型 の関係 を注射 前 後 で比較 してみ る と,一 定傾 向 は認 め ら れ Tf い 那,数 例 を除 けば大体多 少 の変動 を示 して い る.
長坂 氏 の云 う正 常児 の場 合 にお け る所 見,即 ち反 復 テス トに よるW‑DJ
精 神 薄 弱 に対 す るグ ル タ ミン酸 ソー ダ注 射 療 法
Dd‑の傾向 を示 した もの も'治療後 にお いで は総 てが その よ うTI傾 向 を再 び示 しI:とは云 ぇす, なか にはか えってDdの減 少 を示 す場 合が多 い とい う結果 も得 られ た・ また,先天 性精神薄弱動注群 にお いてWの増 加 をみ1:こ
とも変動 の ひ とつであ った・
把握様式 の継起 (Seq)は,各 カー ドにお ける像の把握 の進 み方 に対 す る名称 であ り, 一般 にW‑D‑Ddと移 って行 くのが秩序 的 Tf継起 であ り, これ は思考過程 の変動 を示 す ものであ る・ ところで,注射前後 を通 じて全 般 的 に不規則且 つ散漫的 な継起 が多 く, LI: が って滅裂 的継起 も認 め られ T:. とくに遅滞 児 においでは,注射 の前後 を通 じての 変動 が 激 しい よ うで あ る.
体験型(Exp)は 運動反応 (M)と色彩反応 (Fb) との比 であ って,M 1FC+2CF+3C: で算 出 され る.そ して その数値 関係 によ り次 の第6表 の よ うTi:型 に分 け るこ と もで きる.
第6表 体 験 型 の 分 類 B型 (内 向型
)
A型 (南方 型
)
Bl型ⅩM>yc 例‑4M/うC B2型XM >Oc㌻〟・・5JOC
A l
型OM : O C〝 ‑ o M / O C
A 2
型IM: I c/ / : 2 M二 2 C
FB型 (外 向 型
)
偲l
芸BMM'<XxCcす71‑わ ち各型 は それ ぞれの体験型 の仕方 の傾. 向 を示 す もので,Bl型 は内的生活 の豊 かTi:傾 向であ り,B2型 は抑 うつ的傾 向の強 い 邑ので あ る,FBl型 は実 際的生活能 力の優 れ I:傾向 で,FB2型 にTi‑る と自己中心性 ・知能の低 さ. を示 す もの に多 くみ られ る.A型 は前両者 の 欠乏型 で あ る.われ われの被検 例 の大部分 が FB2型 で あ り,FB2型‑FBl型 に移 動 した もの が2例 (先天性精 神薄弱 とてんか ん性精神薄 弱動注群 中の各1例)であ った.後天性精神薄 弱静注群 では殆 ん どがAl型 で あ っI=.その平 均値 は表3参照).なお,新規反 応 を示 しI:ち の は1例 もTi:か っI:.
‑ 203
考 察
次 に各注射 別の検査成績 につ いて考察 して み よ う,
1) 先天性精神薄弱頚動脈 注射群 :治療後 にお いでは,平均反応数の減少 があ るが,全 体反応 パ ーセ ン トの増 加 と細部分反応 の減 少 とが認 め られ る.これは注意 の散漫 (細部分 反応) か ら,全体的把握 (単純 TI全体反応 で は あ るがノ ‑の傾 向 を示 して い る もの と思 わ れ る・ その形 体反応 をみ る と, 形体反応総数 は減 少 して い るが, 良形体反応 パ ーセ ン トの 増 加が見 られ, したが って意識的統制 力の強 化 ・知能上昇 ‑の傾 向が展 開 して来 た と考 え られ る.形体色彩反応 の増 加は,環境 に対 す る適応性 ・感情 々緒 の発達 を示 し,教育 の可 能性 を意味 し,適応性 の増強 と解釈 してい ゝ であ ろ う. まI:,衝動性 の尺 度 で あ る単純 色 彩反 応 の消失 は,感情 の未発達 TIもの よ りの 発展 を意味 す る・反応語の内容 は 動 物 反 応 が主体 で あ り,健常児童平均値 (30‑50%) よ り異常 に高 い値 を示 しでお り,健常児 に此 較 して精神 内容 の貧弱 さを示 してい るが, こ の点 は注射 の前後 を通 じて大 きTi:変 動 が な い ・ しか し艮形体反応 パ ーセ ン ト・全 体反応 パ ーセ ン トの増 加 よ り注意 力の増 加 ・判断 力 の向上 とい った傾 向 にあ るこ とは 推 定 で き る.把握型 を見 る と,細部分反応の減 少 を示 し1:もの,細部分反応 は減 少 し部 分反 応 の増 加 し1:もの,単純全体反 応 の増 加 し1:もの, まI:中 には部分反応 が増 加 して全体反応 が減 少 し!:もの もあ るが,全般 的 にみて精神活動 の発達 ‑ の傾向が うかがわれ る.把握 様式 の 継起 は, すべて不規則で あ るが, 高度 の滅裂 型は なか っI=.体験型 はFB2塑 (OM :ⅩC) の所謂 自己中心的外向型 が主 で,注射前後 を 比較 す ると, 色彩値 の多 少 の減少 は あ るが, 顕著 Ti:変動 がみ られ Ti:か っ1=.運動反応 を生 じIFBl型 (外向型) に転化 した1例 もあ るが , 一般 に運動反応 は艮反応 を示 さなか っ1=.外 的行動 と内的精神活動 との間 の不均衡 には変
204‑ 管
りはTSいが, 自己中心性 よ り幼稚 さ ・無 邪気 さ‑ と変 る とい う傾 向が うかが われ よ う・
2) 先 天性精 神薄弱肘静脈注射群 :全体反 応 パーセ ン トの減 少 ・平均反応語数 の増 加 ・ 細部分 の減 少 ・良形体 /i‑セ ン トの増 加TSど の反応 向か ら,先 天性精神薄弱児動注群 とは
ゞ同様 に解釈 して差支 えTSい よ う に 思 わ れ る.たゞ問題 は,動物反応 パーセ ン トの増 加 が見 られ るこ とで, これ は精神 的努 力 を必要 と LTSい反応 が著 しく増 すこ とを暗示 す る.
換 言 すれ ば,知 的 な ものの発達 ‑の きざしを 認 め るわ けにはいか ない .一方,形態 色彩反 応 は増 加 してお り,感情 々緒面‑ の多少 の影 響 は認 め られ る.把握型 にお いでは,全体反 応 の減 少 や細部分反応 の増 加(WJ‑D‑Dd
I) が見 られ, この因子 が示 す ところの精神 活動 面 にお け る停滞 が あ るこ とは否 めな い . 把握様式 の継起 は,概 して散 漫不規則 で, や ゝ滅裂 し,注射前後 を通 じて大差 Tdこく,思考 統一 ‑ の傾 向は認 め難 い .体験型 はFB2型 よ
りAl型 ‑ ,即 ち自己中心性外向型 よ り共 乏型 に移行 した もの, またFB2型 の色彩値増 加 を みせて退行 を示 した もの,Al型 よ りFB2型 ‑ 移行 しI:もの もあ り,概 して感情 面 に動揺 の 激 しい ものが多 く, また全体 的 に見 て精神活 動 の発展 は認 め られTi:い と云 い得 よ う・
3) 後 天性精神薄弱頚動脈 注射群 :反応語 数 .全体反応 パ ーセ ン ト・形体反応 の減少 と 良形体反応 パ ーセ ン トの増 量 が見 られ た. し か し動物反応 パーセ ン トは顧著 Tc:増量 を示 し たが,不 規則 ・滅裂形 の継起 で あ った .体験 型 はFB2型 で,形 体色彩反 応 の減 少 が見 られ た.知 的な ものの発展 も情緒面 も安定 も認 め
られ TJ:い とい う結果 にTSる.
4) 後 天性精神薄弱静脈 注射群 :この群 で は第1回 テス ト時 に比較 す ると, 気分散漫 ・ 消極 的態度が み られ,第2回テス トの際 に全 然反応 しなか ったl例 が あ っI:.非常 に不気 嫌 で,運 動反応 ・色彩反 応 も認 め られ す.知 能指数 も48にせ ま り,環境 ‑の適応 も困難 Td'. 状態 が続 いていた .
原
5)てんか ん性精神薄弱動脈注射群 :反応 語数 の増 加 を見 たが,全体反応 パ ーセ ン トの 減 少 ・形体反応 の増 加が あっで も'艮形体反 応 パ ーセ ン トの減 少が認 め られ, したが って 意識的統制 の進歩 が現 われ た と考 え られ TS い .動物反 応 パ ーセ ン トは減 少 してお り, ま た細部分反応 の増 加 ・形体 色彩反 応 の減 少, 運 動反応 の出現 TSどが あ り, 自己 中心的な そ して興味 あ る もの に対 して活発 に衝動的 に活 動 し, 自己の欲求 を通 そ うとす る強 引 さの出 現 が認 め られ る.把握型 はD‑Dd型 で,部分 反応 (D)の増大 が あ った ・ 把握様式 は散漫 型 で あ るが, それ で もほぼ規則的 にISった . 体験型 はFB2型 で,1例 はBl型 ‑ と移行 した ・ 感情 的 Til表現 は変動性 を持 ってい るが,外界 へ順応 しよ うとす る傾 向 を示 して来 た と云 い 得 よ う.
6) てんか ん性精 神薄弱静脈注射群 :反応 語数 の増 加 ・全体反応減 少 ・部分反 応細部分 反応 の増 加 を示 し, 把握 の仕方 の細部分 ‑の 移動 が見 られI:. しか し再検 査の た め と も考 え られ るが,形 体反応 ・良形体反応 パ ーセ ン
トの増 加, その内容 も動物反 応 の増 加 を示 し てお り,一般 に知的面 の進展 は認 め難 か っナこ.
運動反応 の出現 は認 め られ るが,形体色彩反 応 の消失 ・色彩形体反応 の増 加 ・解剖反応 の 出現 7=ど もあ り,把握様式 の継起 も散漫型 で あっT:.感情 の不安定性 ・自己 中心的態度 ・ 環境 に対 す る適応度 TSど も,注射前 に比 して 決 して改善 して安定度 を増 した と は 云 えな
し,.
7) 遅滞児 (境 界線児) 動脈注射 群 :反応 語数 の増 加 ・全体反応 パ ーセ ン トの減少 ・細 部分反応 パ ーセ ン トの減少が あ り,把握型は D†型 で あ っT=・ しか し形体反応 は増 加 し, 良形 体反応 ノミ‑セ ン トは減 少 し,動物反応 パ ーセ ン トも減少 し,知覚 や表現 の仕方 は未分 化 で あ るが,幾 分 か積極性 を増 して活澱 にT言
って来 すこと云 い得 よ う.形体色彩反応 の増 加 一部 にお いて単純 色彩反応 の増 加 も認 め られ た.一般 に情 緒 の安定 を増 しI:もの もあ った
精 神 薄 弱 lニ対 す るグル タ ミン酸 ソー ダ注 射療 法
が, む しろ衝動的 ・自己中心的 で・ 自己 の興 味 によって活動 し・環境 を無視 す るよ うTf例 もあっI:・把握様式 の継起 は不 規 則 ・滅裂型 で,逆上型 も認 め られ I:・注意散 漫傾 向の あ る者 にお いては,注射 の前後 を通 じて大差 が 認 め られTIか った・
8)遅滞児 (境 界線児) 静脈注射群 :反 能 語数の増 加 ・全体反応 パ ーセ ン トの減 少 ・部 分反応 の増 加 ・良形体反応 パーセ ン トの減 少 はあ るが,動物反応 パ ーセ ン トも減 少 してい すこ.把握型 はD†の方 向 に移動 してお り,前 記被検群 と大体同様 であ る・把握様式 の継起 は不規則型 であ るが,大体注射前後 を通 じて 大差 はTIい .形体色彩反 応 の増 加 した もの も あるが,色彩形体反応 には変化 はTi‑か っ1. :.
体験型 はFBヱ型 で,形体 色彩反応 の増 加 とい う所見 よ りして も,情 緒 は一応安 定 の方 向 に 変 っI:もの と推定 で きるで あ ろ う・
9) 対照 (先天性精神薄弱児 )群 :反 応語 数 と全体反応 の減 少 ・細部分反応 パ ‑セ ン ト の増加形 体反応 の減 少 ・良形 体反応 パ ーセ ン
トの減 少が認 め られ, 動物反 応 には大差 が見 られT3か っナ二が,形 体色彩反応 の減 少が あ り 把握型 は⊂D‑Dd†⊃形 で,把握様式 の継起
には散漫 ・不規 則型 が見 られ, 体験型 はFB2
塾で あ 。た .全般的 に精神活動 の停滞 ・退 行 の傾向 を示 してい る もの と解釈 され よ う・
以上,各種 の注射群 間 に考 察 して釆 I:が, 与 ひるが えっで全般 的 にみ る と, 治療後 成掛 二
は健常児標 準 に近 い もの もあ り,全 く及 ぼな い もの もあっI:.
動物反応 の パ ーセ ン トは大部分 が顕著 Ti‑増. 大 を示 していたが, しか しそれ とて も健常児 の範囲内 には ほ とん ど遠 い結果 で あっI:.
良形体反応 パーセ ン トも大部 分 の ものが健常 児 よ り低値 を示 して い る.体験型 はFB2塾 で , 被検者 の歴年令が平均10才 であ るの に,運 動 反応 の 出現 が一部 の例 に見 られ I:だ けであ っ て,良反応 は認 め られ T=か っ1:. しか し対 照 群 (先天性精神薄 弱児) にお いてみ られ た よ うに退行 を示 した もの は少 な く, ナことえ一部
‑ 205 分 においてで も何 等 かの改善 ・変 動が あっI:
こ とは確 か Ti:よ うに思 われ た.
次 に各群 の症例の うちか ら代表 的 な もの を 抜 いて1例 づつ あげ注射前後 の数値 717比較 す る と,第7表 の よ うであ る. これ等 の変動 の 概況 ,'f知 るI:め に, われ われ は本 明氏 の方法 を用 いてみた.即ち,各要 因の結果 に.(+),
(‑) の記号 を符 し,正常範 囲内 に入 る数値 には (±) を用 い, その (+) と (‑) との 数量 によ って適応 ・不適応性 の概況 を さぐる 目やす とした . (+) と (‑) との和 が8以 上 の時 は一応正常 と考 え, もしそれ以上の逸 脱 が あれば異常範 囲 と解釈 した. この方法 に
よ る と, 次 の よ うTI成績が得 られ る : 1) 先天性精神薄弱動 注例 (913才 :注射 前 は (+)lil:1・(‑)が7で合計8で あ るが , 感情 因子 ・知能 国子 と もに著 しく劣性 で,精 神薄弱の特徴 を充分 に示 していた . ところが 注射後 は (+) が2・(‑) が4とな り,貧弱 では あ るが,感情 ・知能国子 の適応性 ‑ k向
う傾向がみ られ る.
2) 先天性精神薄弱静注例 (913才3ケ月) :注射前 は (十) が0・(‑) が4,注射後 は
(+)が1・(‑) が6とT3り,知 的 国子の低 値 ‑の, まI:感情 因子 の不適応性 ‑の移行 が
J 一丁 Li) Q ・
3)後 天性精神薄 弱動注例(87才4ケ月):
注射 前は (+) が1・(‑) が8であ ったが, 注射 後は (+)が1・卜 ) が うで,感性 国子 の安 定 ‑の傾 向が見 られ I:.
4) 後 天性精神薄弱静注例(812才):注射 前 は (+) が1・(‑) が6で不適応症 を示 し てお ったが,注射後 は (+) が4・(‑) が8 とTiごり,正常 よ りの逸 脱が顕著 で不適応性 の 増 大が あっナこ.
う)てんか ん性精 神薄弱動注例(810才6ケ 月):注射前 は (+)が2・(‑)が4で あ り, 注射後 は (+) が1・(‑)が4.内容 の貧弱
さにお いては大 した変 りはTdこい.
6) てんか ん性精神薄弱静注例 (守13才2ケ 月):注射前 は (+) が1・(‑) が4で, 注射
206 ‑ 菅 原 第7
‑ ‑‑ ‑ ‑ ‑ ‑
先 天 性 清 神 薄 弱 (?)
静 注
10オ 3月
10才10月
群 別 症 例 反 応 一 覧
后 天 性 精 神 再 窮 (8)
静 注
7オ4月
7才111月
27 4 1 0
4 6
44̲
66+
90=
82‑
〔W‑D〕‑Dd
〔W TDJ〕‑DdJ
規 則 的
〟 0/2.5
〟
56士
61+
82=
84‑
1 1
8
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30‑
100≡
90‑
1 46 8
う0‑
100‑汁
5()±
100≡
〔W‑DT〕‑D
d l
rr.WT‑Dl〕‑Ddl l〔wT‑DJDdl〕〔wl二D †〕‑DdJ圧W†‑DJ〕DdI
規 則
〟 0/4
0/3・5 たゞし太 字は術后
漫 〔W†‑DJDdJ〕
散 浸
〟 0/0 ケ は第2回目)の検 査数値である。
精 神 胃 弱 lニ対 す るグ ル タ ミン酸 ソー ダ注 射 療 法 ‑ 207
静 静