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学 位 論 文 審 査 要 旨 公開審査日 2015 年 5 月 27 日(水)

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学 位 論 文 審 査 要 旨 公開審査日 2015 年 5 月 27 日(水)

報告番号:乙 第 2091 号 氏名:

梅田 純子

論文審査

担当者 主査 教授 徳植 公一 印

副査 教授 長尾 俊孝 印

副査 教授 羽生 春夫 印 審 査 論 文 の 題 目 :

A newly designed plastic stent for endoscopic-ultrasonography guided hepaticogastrostomy: a prospective preliminary feasibility study (with videos) ( 新規デザインのプラス チックステントを用いた超音波内視鏡下胆管胃吻合術の前向き検討試験 )

著 者:

Junko Umeda, Takao Itoi, Atsushi Sofuni, Fumihide Itokawa, Takayoshi Tsuchiya, Kentaro Ishii, Shujiro Tsuji, Nobuhito Ikeuchi, Kentaro Kamada, Reina Tanaka, Ryosuke Tonozuka, Mitsuyoshi Honjo, Shuntaro Mukai, Mitsuru Fujita, Fuminori Moriyasu

掲載誌:

Gastrointestinal Endoscopy (in press, 2015)

論文要旨:

超音波内視鏡下胆管胃吻合術(Endoscopic-ultrasonography guided hepaticogastrostomy : EUS-HGS)において従来品はデバイスの挿入性が悪く,腹腔内へのステントの迷入の可能性が あった.そこで、先端先細り形状により,穿刺経路から肝臓,胆管へのステント挿入が容易と し、ステントの迷入,逸脱を防ぐためにフラップを有する片側ピッグテール形態を有する専用 のステントを開発した.東京医科大学倫理委員会の承認,患者よりインフォームドコンセント を得た後に、臨床的有効性,手技成功率,治療効果を単施設で前向きに検討した.対象は、当

院にて EUS-HGS を施行した乳頭部腫瘍浸潤 9 例,術後腸管 7 例,十二指腸への内視鏡挿入困難

3 例,胆管挿管困難 4 例、計 23 名とした. 全症例においてステントの留置が可能であり、黄疸,

肝機能障害の改善といった治療効果が得られた.観察期間中(中央値 5.0 ヶ月,0.5-12.5 ヶ月)

にステント閉塞を 13.7% (3/22 例)において認めた.ステント開存期間の中央値は 4 ヶ月(0.5-9.0 ヶ月)であった.観察期間中ステントの迷入や逸脱は認めなかった. 新規デザインのプラスチ ックステントは安全に留置可能であり,悪性,良性胆道狭窄を有する症例に対し有用と考えら れた.今後、適応拡大について検討を重ねる予定である.

審査過程:

1. 新しい開発経緯についての質問に適切に回答することができた.

2. 有害事象に関して従来の方法との利点欠点についての質問に明快に答えることができた.

3. 本方法の適応範囲について質問にも正しい見識を有していた.

4. 本法の限界についての適切に答えることができた.

5. 今後の研究の進め方についてのアイデアを有していた.

価値判定:

本論文は、 ERCP 術が困難な胆管狭窄症例に対して、低侵襲かつ安全で効果的な胆管胃吻合を行 うためのステントを開発し、実際に優れた臨床成績を上げたものである。本法はすでに他施設 で採用されており、それらの施設においても有効性が認められれば、東京医大発の治療方法と して定着していくものと期待される。新しい治療法を開発し、臨床応用した初期報告であり、

学位論文の価値を認める。

参照

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