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学 位 論 文 審 査 要 旨 公開審査日 2014 年 4 月 23 日(水) 報告番号: 甲 第

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      学  位  論  文  審  査  要  旨    公開審査日 2014 年 4 月 23 日(水) 

報告番号:  甲  第  1639  号  氏名:    作田  慶輔

論文審査 

担当者  主査    教授    井上    茂    印 

副査    教授      小田原  雅人    印 

副査    教授      山科      章    印  審査論文の題目: Factors associated with severity of daytime sleepiness and indications for 

initiating treatment in patients with periodic limb movements during sleep(睡眠時周 期性四肢運動における眠気発現要因と治療開始基準に関する研究) 

著  者:Keisuke Sakuta, Yoko Komada, Tatsuo Kagimura, Isa Okajima, Masaki Nakamura, Yuichi Inoue 掲載誌:Sleep and Biological Rhythms 10:187-194(2012) 

論文要旨: 

睡眠時周期性四肢運動(Periodic limb movement during sleep: PLMS)は睡眠中の四肢不随意運動に 伴う覚醒反応により、日中の眠気を呈すると言われている。その基準値は周期性四肢運動指数(Periodic  limb movement index: PLMI)15/時間とされているが、この基準値の妥当性について科学的根拠は不十 分である。また、PLMS を有する者において眠気を併発する要因も明らかではない。そこで、本研究では 睡眠障害を専門とするクリニックの PLMS の連続症例 74 例の分析により、①どのような要因が日中の眠 気(エプワース睡眠尺度:ESS)と関連しているのか、②ドパミンアゴニスト(Pramipexiole)による治 療への反応性(ESS の軽減効果)から示唆される PLMI のカットオフ値はどの程度が妥当か、が検討され た。その結果、PLMS を有する者において眠気を併発する要因としては年齢のみが抽出され、性別、PLMI、

肥満度等は眠気との関連が認められなかった。Pramipexiole 投与によって PLMI、眠気とも改善がみられ たが、PLMI と眠気の改善に相関は認められなかった。眠気の指標である ESS が 18%改善することが期待 できる治療前 PLMI のカットオフ値を ROC 解析によって求めたところ、感度・特異度が良好な PLMI は 31.5/

時間であった。以上より、PLM 関連指標から日中の眠気を予測することは困難であることが明らかとな った。また、Pramipexiole 投与によって日中の眠気の改善が期待できる治療前 PLMI は 30/時間以上であ ることが示唆された。 

審査過程: 

1. 本研究の臨床的背景について具体的な説明がなされ、本研究の意義も明確に述べられた。 

2. 周期性四肢運動指数と眠気との関連について、研究結果に基づいた適切な説明がなされた。 

3. 本研究のアウトカム指標(眠気の主観的評価)の限界点について適切に説明できた。 

4. 本研究において薬物治療開始基準(周期性四肢運動指数:30/時間以上)が提示されたが、その限界 点について、適切な説明がなされた。 

5. 本研究の結果を踏まえて、今後必要とされる研究について適切な説明がなされた。 

価値判定: 

本研究では、周期性四肢運動障害における眠気発現の要因、および薬物治療における各種臨床指標の 反応が示された。学会等から診断基準が提示されているが、その根拠は不十分な現状であり、本研究の 結果は周期性四肢運動障害の臨床指針を構築する上で、有意義な情報を提供するものと考えられる。よ って学位論文としての価値を認める。 

参照

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