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原著 :秋田大学医短紀要1 0( 2):1 0 3‑1 1 1 ,2 0 0 2

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原著 :秋田大学医短紀要1 0( 2):1 0 3‑1 1 1 ,2 0 0 2

基礎看護技術 の教育のあ り方 に関す る検討 一臨地実習における 「 清拭」の実施状況の分析 か ら‑

石 井 範 子 長谷部 真木子 佐 々木 真紀子

要 旨

基礎看護技術 の学内授業 と臨地実習の関連性 お よび教育方法上 の課題 について検討す ることを目 的 とした。

対象 は本学看護学科 3年生72名であった。質問紙 により,臨地実習で経験 した 「 清拭」の経験 回数, 方法 とその理由,学内学習の活用状況 と内容,お よび援助のポイン トの実施状況 について調査 した。

その結果 は,以下の通 りである。

1)「 清拭」の経験 回数は 69. 2%の学生が2 0 回以上であった。

2 )患者 ・学生の双方 にとって便利 とい う理由で7 8. 9%の学生が清拭車 を利用 していた。

3)9 1 . 6%の学生が学内学習 を生か し,生か したことは方法 ・留意事項であった 。

4)8 0%以上の学生が,援助のポイン トの25 項 目中1 9 項 目を毎回実行 していた。

5)援助 のポイン トに基づいて実行 しない理 由 としては , 「 気づかなかった」が多 く,その他 に

「 病棟 のや り方 に従 った」 , 「ものがなかった」 などとい うことが挙 げ られた。

学生 に看護技術 を確実 に習得 させ るためには,基礎看護技術の担当教員 と実習担当教員,病棟 の実 習指導者の密接 な連携や,臨地実習前 に学生 に復習 させ る機会の設定が必要であることが課題 となっ た。

l. は じめに

近年,新卒看護師の看護技術の未熟 さが問題 視 され 1 ' ,卒後臨床研修 の必要性等 も議論 され ている。看護技術の未熟 さの要因 として,平成 2 年のカリキュラム改訂以降の実習時間数の減 少や理論重視の教育等が指摘 されている 2 、 。

秋 田大学医療技術短期大学部 ( 以下,本学 と す る)看護学科では,看護学の各分野の看護技

術教育 に先立 ち, 1 年次前期か ら2 年次前期 に 基礎看護技術 の授業 に 21 0 時間 ( 7 単位) を費 や し,その うち約9 0 時間の演習 を行 っている。

さらに 1年次 に 45 時間, 2 年次 に9 0 時間の基礎 看護実習 を病院で行 っている。 また,成人,老 午,精神,母性,小児,在宅の各看護学の臨地 実習は ,3 年次の 4 月上旬か ら11月中旬 までの 期間に合計1 0 3 5 時間 ( 1 1 5 日)行 われている 。

秋 田大学医療技術短期大学部 看護学科

K e y Wo r ds : 基礎看護技術 教育

清拭

臨地実習

(2)

(2) 石井範子/臨地実習中の 「 清拭」の分析による基礎看護技術教育の検討

村上 ら 3 が,臨地実習でなければ学習で きな い内容の一つ として,知識 ・技術 ・態度の統合 性 を掲 げているように,学内で学 んだ基礎看護 技術 は,臨地実習 において患者の状態や場の状 況 に応 じて的確 に適用す ることで, よ り確かな 看護技術 として習得 されるもの と考 えられる 。

今 回,すべての臨地実習が終了 し卒業の近い 学生 に対 して,学内授業 と臨地実習の関連性お よび教育方法上の課題 を明 らかにするために臨 地実習 における基礎看護技術 の実施状況 を調査 した。 ここでは臨地実習 において経験す る機会 が多 く 4 5 ,卒業 まで に実施で きることが期待

を取 り上げた。調査結果 を基 に,基礎看護技術 の教育のあ り方 を検討 したので報告する。

I l .研究方法

1.対象 :本研究の主旨に同意 した本学看護 学科 3 年生7 2名である。

2. 方 法 :調査 内容 は,臨地実 習 にお け る

「 清拭」 の経験 回数,清拭 の方法 とその 理由,学内学習の活用状況 と活用で きた あるいは活用で きなかった内容 ,2 5 項 目 か らなる援助のポイン トに基づ く実施の 状況 ならびに実施 しなかった場合の理由 とその状況である。経験 回数は実数 を記 述 させ,清拭の方法 については,用具 に よって手順や留意事項等が異 なるため, 使用 した用具 についての回答が得 られる よう 「 毎回,清拭車 を使用 した」 , 「 毎回, 洗面器 を使用 した」 , 「どちらか といえば 清拭車 を使用することが多かった」 , 「ど ちらか といえば洗面器 を使用す ることが 多かった」 , 「 清拭車 と洗面器 を併用する ことが多かった」か ら選択 させ,その理 由を自由記述 させた。学内学習の活用状 況は 「 充分生かせ た」 , 「まあまあ生かせ た」 , 「あま り生かせ なかった」か ら選択 させ,活用 で きたあ るい は活用 で きな かった内容 は自由記述 させ た。援助のポ イン トに基づ く実施の状況 については,

「 毎 回実行 した」 , 「 時々実行 した」 , 「 実 1 0 4

行 しなかった」か ら選択 させた。 さらに 実行 しなかった場合 はその理由を 「 機会 がなかった」 , 「 気がつかなかった」 , 「 行 お うとしたがで きなか った」 , 「 その他」

か ら選択 させ , 「 行お うとしたがで きな かった」 , 「その他」 の理由の内容 を自由 記述 させた。尚,選択式回答の場合はす べて択一 とし, 自由記述 による回答では, 記述件数の指定は しなかった。調査 は臨 地実習終了後の 1 2 月初旬 に一斉回答方式 で実施 した。

「 清拭」 とは, ここで は全 身清拭 また は部分清拭 のことをいい,足浴等の部分 浴 は含 まないこととした。

3. 分析方法

1 )経験 回数,使用 した清拭用具,学内学 習の活用状況,援助 のポイン トに基づ く実施の状況 については単純集計 し, 割合 を求めた。

2 ) 自由記述 された事項 については,著者 らで分類 し,内容 ごとの件数 を求めた。

日.結 果

7 2名 に調査票 を配付 し ,7 1 名か ら回収で きた。

1.清拭 の経験 回数 ( 図 1)

臨地実習で経験 した 「 清拭」のおお よその回 数 は ,5 0 回以上 が 1 4 名 ( 1 9. 7%) ,4 0‑4 9 回が 1 4 名 ( 1 9. 7%) ,3 0‑3 9 回が 1 3 名 ( 1 8. 4%) ,2 0

‑2 9 回 が 8 名 ( l l . 4%) , 1 0‑1 9 回 が 5 名 ( 7 . 0%) ,9 回以下が 1名 ( 1 . 3%) ,不明 1 6 名 ( 2 2. 5%) であった。不明 とした学生の全員が

「 何 回 も経験 したが回数はわか らない」 と記述 している 。

2. 「 清拭」の方法

「 清拭」の方法 は , 「 毎回 , 清拭車 を使用 した」

5 6 名 ( 7 8 . 9%) , 「どちらか といえば清拭車 を使 用す ることが多かった」11名 ( 1 5 . 5%) , 「 清拭 車 と洗面器 を併用 す る こ とが多 か った」 4名

( 5 . 6%) であった。「 毎回,洗面器 を使用 した」,

「どち らか といえば洗面器 を使用することが多 かった」のいずれについて も回答がなかった。

「 毎 回 , 清拭車 を使用 した」の理 由 として 6 4

秋 田大学医短紀要 第1 0巻 第 2 号

(3)

石井範子/臨地実習中の 「 清拭」の分析による基礎看護技術教育の検討 (3)

9 回以下 1 名 ( 1 . 3%)

1 0‑19 回 5 名( 7 , 0 %)

図 1 清拭の経験回数

件 の記述があ り,① 「 使いやす く便利であ り, 効率的である」 , お湯 をこぼす ことがない」等 の作業効率 に配慮 した内容が 41 件,② 「 清拭車 の方が楽」等の学生の都合 を述べ た内容が1 0件,

③ 「 待 たせ る時間が少 ない」 , 「 清拭車内の タオ ルの色分 けでセルフケアにも役立つ」等の患者 にとってのメリッ トを考慮 した内容が 8 件,④

「 援助 を受 け入れて もらいやすい」等の患者 と の関係 に配慮 した内容が 2 件,⑤他者の指示 を 表す内容が 3 件であった ( 表 1 ) 。 「どちらか と いえば清拭車 を使用することが多かった」 の理 由は,①清拭車が便利 7 件,②洗面器 と温湯 を 使用す ることは不便 3 件,な どであった。「 清 拭車 と洗面器 を併用す ることが多かった」の理 由は,①患者の汚れに合わせ た 2 件,②患者の 状態 に合わせた 1 件 な どであった。

3. 学内学習の臨地実習 における活用状況 学内で学習 したことを臨地実習 に 「 充分生か せ た 」3 1 名 ( 4 3. 7%) , 「まあまあ生かせた 」3 4 名 ( 4 7 . 9%) , 「 あ ま り生 かせ なか った 」6 名

( 8 . 4%) であ った。生 かす ことがで きた事項 と して 1 5 7 件 の記述があ り,①手順,拭 く方向

や圧 の強 さ,ワッシクロスの使い方等の清拭 の 方法 に関す ること 9 5 件,②留意事項全般,保温, 蓋恥心 に対する配慮等の留意事項 4 8 件,③ その 他 1 4 件 であ った ( 表 2 ) 。生 かす ことがで きな かった事項 としての記述が 41 件あ り,( 丑洗面器 と温湯 を用いた清拭法,綿毛布やバス タオルに よる身体の覆い方,等の清拭 の方法 に関する事 項 2 9 件,②温湯の準備,室温や湿度の調節等 の 使用物品 と準備 に関する事項 6 件,③一通 りの 就床患者 に対す る清拭がで きなかった等,経験 で きなかった事項 4 件,④ その他 2 件であった

( 表 3) 。

4. 援助のポイン トに基づ く実施の状況 ( 表 4)

「 清拭」 は患者 の全 身の皮膚 に直接施 し, 患者の心身の安楽や安全 に大 きく影響す るケア であることか ら,提示 した全ての援助のポイ ン トに基づいて実施することが原則 とされる。患 者の状態 によっては患者 自身で部分清拭するが で きる場合 もあることを考慮 し, ここでは 8 0%

以上の学生が毎 回実行 していることを期待 した。

8 0%以上の学生が 「 毎回実行」 としていた援

(4)

(4) 石井範子/臨地実習中の 「 清拭」の分析による基礎看護技術教育の検討

表 1 「 毎回,清拭幸 を使用 した」理 由

6 4 件中, ( ):記述件数

理 由

① 作 業 効 率 に 配 慮 :合 計 41 件

・使いやす く便利 であ り、効 率的 で あ るO (1 8)

・いつ も温 かい タオル が準備 され て手軽 で あ るO (1 4)

・タオル が加熱 され 清潔 であ る o ( 5)

・冷 えた タオル を再 度保 温 で きる D ( 2)

・お湯 を こぼす こ とがない ロ ( 2 )

② 学 生 自 身 の 都 合 :合 計 10 件

・清拭 車 の方 が "莱 " であ る o ( 9)

・洗 面器 に湯 をいれ て使 う方法 に気 がつか なか ったo ( 1 )

③ 患 者 に と つ て の メ リ ッ トを 考 慮 :合 計 8 件

・待 たせ る時 間が短 いo ( 7)

・タオル が部位別 に色分 け されセル フケア に役 立つ¢ ( 1 )

④ 患 者 と の 関 係 に 配 慮 :合 計 2件

・援助 を受 け入れ て も らいやす い○ ( 1 )

・患者 に清拭 車 の タオル の使 用 を希 望 され たD ( 1 )

助 のポイン トは 25 項 目中 1 9 項 目であった。「 毎 回 実行」が 8 0% 未満 であ った援助 のポイ ン トは 6

項 目で,実行 した学生数の少 ない順 に 「 清拭後, 乾燥 した タオルで湿気 を除いた」l o 宅 ( 1 4. 0%) ,

「 清拭 タオルには柔 らかい保温性 のある物 を選 んだ 」3 8 名 ( 5 3. 5%) , 「 汚れの度合い ・部位 に 応 じた清浄剤 を選 び使用 した 」3 9 名 ( 5 4. 90 / o ) ,

「 腹部 は腸嬬動 を促進す るように配慮 して拭 い た 」4 3 名 ( 6 0 . 6%) , 「 保温 のための掛 け物 の掛 け方 を工夫 した 」5 1 名 ( 7 1 . 8%) , 「 室温 に配慮 した 」5 5 名 ( 7 7. 5%) で あ っ た。 これ ら に は

「 室温調整」 , 「 清拭 タオルの選 び方」 の ように 病 院の システムに よ り学生が主体的 に実行 で き ない とい う制約 を持つ もの も含 まれている。 ま た,全員 が毎 回実行 が 1 0 0% の 「 充分温 かいお 湯 の準 備」 と 「 患 者 へ の事 前 の説 明」 お よび

9 8 . 6% の 「 お湯 ( タオル)が冷めない工夫」以 外 の全ての援助 のポイ ン トにおいて,実施 しな か った理 由 に , 「 気 がつ か なか った」 とい うこ とが挙 げ られていた。その他 に 8 0% 未満 であっ た援助 のポイ ン ト 「 室温 に配慮 した」 , 「 保温 の ための掛 け物 の掛 け方 を工夫 した」 , 「 清拭後,

1 0 6

表 2 臨地実習 で学内学習 を生 かすことがで き

た事項 1 57 件 中

① 清 拭 の 方 法 に 関 す る こ と ・(合 計 9 5件 ,60.5 %)

・拭 く 方 向 ( 23)

・拭 く圧 の 強 さ (1 9)

・手 順 (1 8)

・タ オ ル の 温 度 の 確 認 方 法 (9)

・体 位 の 工 夫 ( 7)

・関 節 部 の 支 え 方 ( 7)

・方 法 全 般 ( 6)

・ワ ッ シ ク ロ ス の 使 い 方 ( 3)

・陰 部 の 拭 き 方 ( 2)

・乾 燥 し た タ オ ル で の 拭 き 方 (1)

② 留 意 事 項 に 関 す る こ と (合 計 4 8件 ,30 6 %)

・患 者 の 蓋 恥 心 に 対 す る 配 慮 (1 9)

・患 者 の 保 温 (8)

・所 要 時 間 ( 5)

・身 体 の 露 出 に 対 す る 配 慮 ( 5)

・患 者 の 心 身 の 観 察 の 必 要 性 ( 4)

・ケ ア に 対 す る 患 者 の 同 意 ( 3)

・留 意 事 項 全 般 ( 3)

・施 行 中 の コ ミ ニ ュ ケ ‑ シ ョ ン (1) ( 雷そ の 他 :(合 計 1 4件 、8.9 %)

乾燥 した タオルで湿気 を除いた」 , 「 清拭 タオル には柔 らかい保温性 のある物 を選 んだ」 では,

「 物 が なか った」 , 「 病棟 の看 護 師 のや り方 に 従 った」, とい う内容 の理 由が み られ た。 と く に実施者が最 も少 なかった 「 清拭後,乾燥 した タオルで湿気 を除い た」 におい ては , 「 病棟 の 看護 師のや り方 に従 った 」9 件 , 「 乾燥 した タ オルが なか った 」2 件 で あ った。「 汚 れの度合 い ・部位 に応 じた清浄剤 を選 び使用 した」では,

「 機会 が なか った」 とす るほか に , 「 洗 浄剤 が なか った」 と言 う理 由が 3 件 あ った。「 腹 部 は 腸嬬動 を促進す るように配慮 して拭 いた」 では,

「 患者 自身でで きる場合が多か った 」3 件 , 「 順 調 な排便 がで きる人 には しなか った 」 2 件 とい うように患者 の状態 によって実施 しなか った と い う内容 の理 由が挙 げ られていた。

I V. 考 察

1.経験 回数 について

「 清拭」 は,皮膚 の清 潔,血 液循 環 の促 進 , 患者 の爽快感 な どの効果 と同時 に,患者 と看護 者 の コミュニケーシ ョンが促進 され る看護技術

秋田大学医短紀要 第1 0巻 第 2 号

(5)

石井範子/臨地実習中の 「 清拭」の分析による基礎看護技術教育の検討 (5)

表 3 臨地実習 で学内学習 を生 かすことができ 2. 「 清拭」方法 について なかった事項 4 1 件中

① 清 拭 の 方 法 に 関 す る こ と (合 計 2 9 件 ,70 . 7 %)

・洗 面 器 ・温 湯 を使 用 した 清 拭 法 (17)

・綿 毛 布 や バ ス タ オ ル に よ る 身 体 の 覆 い 方 (5)

・ワ ッ シ ク ロス の 使 い 方 ( 3)

・バ ス タ オ ル に よ る水 分 の 拭 き取 り ( 2)

・目的 に 応 じた 方 法 の 選 択 (1)

・拭 く方 向 (1)

② 使 用 物 品 と準 備 に 関 す る こ と ( 合 計6 件 , 1 4.6 %)

・室 温 や 湿 度 の 訴 節 ( 2)

・温 湯 の 準 備 ( 2)

・使 用 す る タ オ ル の 数 (1 )

・清 浄 剤 の 準 備 ( 1)

③ 経 験 で き な か っ た こ と (合 計 4 件 , 98%)

・就 床 患 者 に 対 す る清 拭 の 全 般 ( 2 )

・ ドレー ン挿 入 中 の 患 者 の 清 拭 ( 1)

・絶 対 安 静 の 患 者 の 清 拭 (1 )

④ そ の 他 (合 計 2 件 ,4.9 %)

であることか ら,学生の臨地実習中に経験 を重 ねて在学中に技術 を習熟 させ ることを期待 して いる 。

卒業時の 「 清拭」の経験 について,二 つ森 7.

は全学生が経験 し,平均 回数は 3 5 回であったこ とを,片岡 ら 8 ‑は平均 回数が 3 3. 3 回であったこ とを,それぞれ報告 している。本調査では,回 数の不明な回答があったことか ら平均 回数 を把 握す ることはで きなかったが ,5 7 . 8% の学生 は 3 0 回以上の経験 を してお り,不明 としている 1 6 名の学生全員が 「 何 回 も経験 した」 と述べてい

ることか ら,平均 回数は前二者の報告 と同等の 3 0 回 を越 える もの と察せ られる。本学 の 1 1 5 日 間の臨地実習 において , 「 清拭」の頻度が高い 分野 は,受 け持つ患者の特徴 か ら成人 ・老年 ・ 小児看護学の病棟実習であ り,それ らの実習 日 数は合計で約 6 0 日である 。2‑3 日に 1 度の割 合で 「 清拭」 を実施す ると ,2 0‑4 0 回の経験 を す ることはで きる もの と推測 される。その よう な中で 4 9 名 ( 6 9. 2%) は 2 0 回以上経験 していた が ,6 名 ( 8. 3%) は 2 0 回未満であった。「 清拭」

の経験 回数が一定以上 になるよう学生 に意識づ けるために指導者か らの働 きかけや,受 け持 ち 患者の選定時に 「 清拭」 を必要 とする患者 を選 択す るような配慮が必要であると考 える。

本学 の 「 清拭」の学 内授業 で は , 「 洗面器 と 温湯」 による方法 を中心 に教授 している。洗面 器 と温湯 による方法は,準備や後始末が簡便で 常時蒸 しタオルが準備 されている清拭車 を用い た方法 に比べ,準備 ・後始末 に時間かか り, タ オルが冷めない よう気配 りが必要であるが,汚 れに応 じてタオルに含 ませ る湯の量 を調節 した り,清浄剤 を含 ませて清拭で きること,使用す るタオルが少 ない等の利点 もある。 また , 清拭 車は高価であることか ら学生が卒業後 に就業す る全ての場 に設置 されているとは考え難い。本 学の実習病院では全病棟 に設置 されていること か ら清拭車 による方法で 「 清拭」 を経験 した学 生が圧倒的に多かった もの と考 えられる。 しか し,在学中に適温の温湯や適切 なタオル類の準 備,汚れの程度 にあわせて清浄剤 を使用する方 法等 を学習す ることは , 清拭車 を用いるだけの 経験 では,不十分である。 したがって,作業効 率の良い ことや学生の都合 を優先するだけでは な く,患者の身体の汚れの状況 も十分 にアセス メン トし,清拭車 による方法か,洗面器 と温湯 による方法か,両者 を併用する方法か,を選択 する態度 を養 うことも必要であると考 える 。

3. 学内学習の活用状況 と援助のポイン トに 基づ く実施の状況

学内で学習 したことを 9 1 . 6% の学生 は生かす ことがで き ,8 . 4%の学生 は生かす ことがで き なかった としていることか ら,学生 は概ね学内 学習 を意識 して実習 を していると捉 えることが で きる 。

学内学習 を活用で きた事項 と活用で きなかっ た事項のいずれにおいて も,記述 された内容 は 方法や留意事項 に関する もので,援助のポイン トとして提示 している事項で もある。援助のポ イ ン トの 2 5 項 目中 2 2 項 目で , 「 気 がつかなか っ た」 とい うことが実行 しなかった理由の一部 と して挙 げ られていることは,学生がそのポイ ン トを実施 に反映 させ るまでの知識 として習得 し ない まま実習 に臨んでいた もの と推察 される 。

実施の場面で想起 させ るような指導者の関わ り

が求め られると同時 に,学校側ではその看護技

(6)

(

6) 剖 ♯ 革 ≠ \ 零 蕗 湘 増 せ o) 「 諌 某 」 GD 坤 苛 8; i か 桝 轟 郵 潮 音 蕃 浮 城 8 藩 加斗 表 4 援 助 の ポ イ ン トに 基 づ い た 実 施 の 状 況

援 助 の ポ イ ン ト 実 施 状 況 単位 : n= 71, 人 ,( ): 鶴 実 施 し な か っ た 理 由 と そ の 状 況

毎 回 実行 した 時 々 実行 した 実行 しな かった 理 由 ( :; 買≡b , "t 2b b. L l 以 外 の 理 由 で 実 施 し な か っ た 状 況 T 1 =芸, 7. きなかった , d b = = 気がつかなかった, 〕 その他 (): 件 数

安 坐 へ の 配 慮 ・患 者 の 障 害 .可 動 範 囲 .病 状 を 68 3 b l ・全て充分にできなかった (1) 考 慮 し方 法 を 選 択 した ○ ( 95.8) (4.2) d 2

・室 温 に 配 慮 した ○ 55 ll 4 a 2, b 6 ・自分では覗蛎できなかった (3)

( 77.5) ( 15.5) (5.6) C4, d 3 ・確認 しなかった (1 )

・保 温 の た め の 掛 け 物 の 掛 け 方 を 51 12 8 a 5,b 7 ・自立 している患者には自分でやってもらったので掛けなかつ

工 夫 した O ( 7 1.8) (

1

6.9) (ll,3) C 3, d 5 ・掛け物を掛けないで‑気にやって しまう方がよいと指導され た た (1) (5)

・十 分 に 温 か い お 湯 (清 拭 タ オ ル ) を 準 備 した ○ ( 71 100)

・温 か い お 湯 (清 拭 タ オ ル ) が 冷 め な い よ う工 夫 した o (交 換 ) ( 70 98.6) (1.4) a 1 1 ,

・ 清 拭 タ オ ル の 端 が プ ラ プ ラ し な 57 9 5 a O , b 9 ・す ぐ冷めるのでタオルを手に巻けなかった (2)

い よ う使 い 方 に 気 を つ け た ○ ( 80.3) ( 12. 7) (7.0) C 5, d 1 ・急ぐと巻けなつかた ・最後の実習で学んだのでそれまではできなかった (2) (1)

・清 拭 中 、 患 者 の 観 察 を した ○ ( 67 94.4) (5.6) 4 b 4

・ 清 拭 後 、 直 ち に 乾 燥 し た タ オ ル 10 23 48 a 9, b38 ・忘れていた ( 1 ) .必要ないと思った (1)

で 湿 気 を 除 い た ○ ( 14.0) ( 32.4) ( 67.6) C 2, d 8 ・病棟のやり方に従った ・予めよく絞ったタオルを使用 した ・看護婦の指示で正 ぐ喪衣を着せた ( 6) (1) (3)

・体 動 に よ る エ ネ ル ギ ー の 消 耗 が 58 9 4 a 2,b 8 ・患者 自身ですることが多かつた (1)

) 0 8 薄 田 汁 欄 間 脚 荷 渦 潮 ) 0 曲 瀬 2 坤

(7)

薄 EB jC 焼 固 裾 再 棉

)0 酔 舗 2 坤

安 莱 ・愚 者 に 清 拭 をす る 事 を 説 明 し、 了解 を得 て か ら実 施 した o ( 71 100)

・使 用 物 品 を 不 足 の な い よ うに 準 65 6 b 3 ・学習不足のため忘れたものがあった (1) 備 して か ら行 っ た ○ ( 91.5) (8.5) C 1, d l

・ 清 拭 タ オ ル は 柔 らか く保 温 性 の 38 4 29 a 7, b10 ・, Y拭手に入っているタオルを使うことになっているの選択の

で あ る あ る も の を 選 ん で 使 用 した o ( 53.5) (5.6) ( 40.9) C 3, dl l 余地がなかった ( l l)

・患 者 の7○ ライハヾシ ‑に 配 慮 した o ( 70 98.6) (1.4) 1 b 1

・ 清 拭 の 部 位 に あ わ せ て 身 体 を 十 68 3 b 1 分 に 支 え て 行 っ た

o

( 95.8) (4.2) d 1

・短 時 間 で 行 う よ う気 を つ け た o ( 69 97.2) (2.8) 2 b 2

と 効 果

的 で め る ・汚 れ の 度 合 い に 応 じた 拭 き 方 を 65 5 1 b l ・最初の頃、時間がかかり拭き方を考える余裕がなかった(1) 選 択 した ○ ( 91.6) (7.0) (1.4) C 2,d 1

・汚 れ の 度 合 い .部 位 に 応 じた 清 39 10 21 a15, b 8

浄 剤 を選 び 、 使 用 した o ( 54.9) ( 1 4.0) ( 29.6) C 2, d 4 ・強すぎる清浄剤もどうかと思った (1)

・部位 の 特 徴 ( 構造 . 皮膚や粘膜等 61 6 2 a 2, b 6 の状態)に 応 じた 拭 き 方 で あ っ

た ○ ( 85.9) (8.5) (2.8)

・四肢 は 末 梢 か ら 中枢 に 向 け て 拭 65 3 3 b 4 ・拭きにくいところがあり、適切にできなつかつた (1) い た O ( 91.6) (4.2) (4.2) C 1, d 1 ・短時間でやって しまおうとゴシゴシと拭いたことがある(19

・腹 部 は 腸 嬬 動 を 促 進 す る よ うに 43 15 13 a 5,b17 ・腹部の清拭は患者自身できる場合が多かつたので配慮 しなか 配 慮 して 拭 い た

o

( 60.6) ( 2 1.1 ) ( 1 8.3) C 2, d 3 ・順調に排便ができている人には実施しなかった つた (3) (2)

・適 度 の 圧 で 拭 い た o 66 5 b 2 ・拭いているうちに皮f 書が赤くなってしまった (1)

( 93.0) (7.0) C 2 ・どの程度の圧が適当かわからなかった (1)

・ 清 拭 中 、 コ ミニ ュ ケ ‑ シ ヨ ン の 65 5 1 b 4 ・清拭を手早く行お うとすると無言になった (2)

と 円 滑 化 を 意 識 して 会 話 した o ( 91.6) (7.0) ( 1.4) C 1 , d l

・患 者 の 心 理 面 の 観 察 を した o 58 ll 2 a l,b 6 ・患者の心の内を捉えるような青葉を切 り出すことができなか ( 81.7) ( 15.5) (2.8) C 3 つた (1)

・患 者 の 身 体 の 観 察 を した ○ ( 69 97.2) (2.8) 2 b 1

・患 者 の 爽 快 感 が 得 られ た Q 63 8 b 2 ・清拭後、やっぱりシャワーや入浴がよいと言われた (2)

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(8)

(8) 石井範子/臨地実習中の 「 清拭」の分析による基礎看護技術教育の検討

術のポイン トを復習 させ るための働 きかけが必 要 といえる 。

「 毎回実行」が 80% 未満であった援助のポイン ト 「 乾燥 したタオルで湿気 を除いた」 , 「 掛 け物 の掛 け方 を工夫 した」の 2 項 目では,実施 しな かった理由に「 病棟 の看護師のや り方 に従 った」

とい う内容の記述が,前者で 9 件,後者で 5 件 み られた。 これ らのポイン トは,使用す る清拭 用具 に拘 わ らず 「 洗面器 と温湯」 または 「 清拭 車」のいずれの方法で も必要 な事項であ り,学 内授業で強調 したポイン トで もある。学内で学 んだ看護技術 を,患者やその場の状況 に応 じて いかに適用す るか を学生 自身が十分 に検討 しな い まま模倣 しているといわざるを得 ない。一方, 実施場面で学生の指導者である病棟看護師は, モデルとして看護技術 を実施する立場 にある。

つ ま り,看護基礎教育段階の学生の前では,学 内で教授 している方法 を踏 まえて実施 して見せ た り,状況 によって援助のポイン トを応用 し, 単 に省略 しているのではない ことを学生 に理解

させ るように説明す ることも必要 といえる 。

4. 基礎看護技術 の教育 について

本学の基礎看護技術 の授業 は , 1 年次前期か ら 2 年次前期 までの 1 年半 で行 われてい る。

「 清拭」の ような日常生活 に関する看護技術の 授業 は 1 年次で終了するため ,3 年次の臨地実 習開始 までは 1年の期間がある。授業で学 んだ ことを記憶 し,実施 に活用するのには長い期間 である。臨地実習開始前 に,基礎看護技術 を復 習 させ る機会 を設定することも必要である 。

看護技術 の習得 な どの臨地実習 における学生 の学びを効果的にす るためには,適切 な指導が 求め られ る。臨地実習指導 は , 「 学 内授業 の内 容や学生 を知 っている学校 の教員 と患者 を知 っ ている臨床側の指導者が連携 を図 りなが ら行 う ことが不可欠である 」 9 .とされているように, 本学の 3 年次の臨地実習指導 は,基礎看護学 を 担当 していない教員 と,病棟 で位置づけ られて いる実習指導担当者が,それぞれの役割 を持 っ て担当 している。 さらに,

学生の学内授業で学 んだ看護技術 と臨地実習で 学ぶ看護技術が乗離 しない ように,基礎看護技

1 1 0

術 ( 学内授業)の担当教員 ・臨地実習担当の教 員 ・病棟側の実習指導担当者の三者の連携 も必 要であると考 える 。

V.結 論

臨地実習 における 「 清拭」の実施状況 につい ての調査か ら,基礎看護技術教育のあ り方 につ いて以下の結論 を得た。

1.学生が看護技術 を経験で きるような受持 愚者の選択や,学生 に経験 を促す ことが 必要である。

2. 看護技術 を実施す る前 に,患者の状況 を アセスメン トさせ,学生が行お うとして いる方法 を確認するような指導者の関わ

りが必要である 。

3. モデル とな りうる指導者 の看護技術の実 施 などにより,援助 のポイン トを想起 さ せ るように指導することが必要である 。

4. 臨地実習前 に,学内で看護技術 を復習 さ せ る機会の設定が必要である。

Vl .あわ りに

新卒看護師の看護技術 の未熟 さが問われる中 で,看護技術 の習得 を卒後 に期待す るだけでな く,看護基礎教育課程で確実 に身につけさせて お くべ き看護技術 もあると考 える。今 回は,臨 地実習 における 「 清拭」の実施状況 についての 調査か ら,基礎看護技術 の教育のあ り方 を検討 した。調査 は 8 ケ月 に及ぶ実習 の状況 を振 り 返 って回答 させた ものであ り,回答内容 に敏密

さがないことが否めない。今後,臨地実習中の 調査 を加 えるなど,具体的な内容の回答が得 ら れるように調査の方法 を検討 をす ることが課題 である 。

文 献

1)正木治恵,山内豊明,勝野 とわ子他 ( 2000) 4 年制大学 における看護技術教育のあ り方.

看護教育 41( 9):734‑ 7 4 1 .

2) 井部俊子 ( 200 1 )看護婦 の卒後研修 はなぜ 必要か.看護展望 26( 5):1 7‑ 23.

3)村上生美,原草子,加固正子他 ( 1 99 3) 各

秋田大学医短紀要 第1 0巻 第 2 号

(9)

石井範子/臨地実習中の 「 清拭」の分析による基礎看護技術教育の検討 (9)

短期大学部 における臨地実習 目的の実態 と 実習 固有 の学 習.看護教 育34( 1 3):1 07 2‑

1 07 5.

4 )吉永久恵,阿曽洋子,中村恵子 ( 1 9 87)辛 業時 における看護技術 の習得状況か らみた 技術教 育の検討.第1 8 回 日本看護学会看護 教育分科会集録 : 1 83‑ 1 86.

5 )奥宮暁子,桑野 タイ子,小野沢康子 ( 1 98 8) 基礎技術 の到達度 と実習体験 の可能性 ( 第

1 報)一基礎看護技術 ‑.第1 9回 日本看護 学会看護教育分科会集録 : 28‑ 30.

6)吉 田時子,吉武香代子 ( 1 97 5)看護 の基礎 教育終了時 にお ける看護技術 の到達度 に関 す る研 究.ナースステー シ ョン 5( 4): 68‑

7 8.

7)二つ森栄子 ( 1 998)臨床側 とともに考 える 看護技術到達度.看護教育3 4( 9):661‑ 66 8.

8 )片 岡万里、浜 田弘子、野村幸子 ( 1 987)学 内技術教育への一考察 一病 院実習経験 のア ンケー ト調査 か ら‑.第1 8 回 日本看護学会 看護教育分科会集録 : 1 87‑ 1 89.

9 )石井範子 ( 1 995)望 ま しい臨床実習指導者 とは. Qu a li t y Nu r s i ng1( 6)' .6 ‑ 1 0.

A St udy ofBas i c Nur s i ng Ski l l sEducat i on

‑ Anal ys i sofadmi ni s t r at i on of" Bed Bat h" i n nur s i ng Car e Pr ac t i ce ‑

Nor i ko I sHI IMaki ko HAS EBE Maki ko SAS AKI

De pa r t me nto fNus i ng,C ol l e g eo fAl l i e dMe di c a lS c i e n c e,Aki t aUni v e r s l t y

Thepu r pos eo ft hi ss t ud yi st oi nv e s t i g a t et her e l e v a nc eofc l a s s e sa ndn u r s l ngC a r eP r a c t i c e ,a n d p r obl e mss u r r o u ndi nge duc a t i o nme t ho dsi nt heb a s i cnu r s i ngS k i l l sc ou r s e.

Thes ub j e c t swe r e72t hi r d‑ ye a rnur s i ngC Ol l e g es t u de nt s.

Nu r s i ngs ki l l se x pe r i e nc e dd ur i ngnur s l ngC a r ep r a c t i c ewe r ei nv e s t i g a t e db yt heq u e s t i oma i r e.The c o nt e nt so ft heI nv e s t l g a t i o nwe r ef re qu e nc yofa ppl i c a t i o no fBe dba t hs ,me t ho da ndr e a s on,u t i l i z a t i ona nd c o nt e n to fs ki l l sl e a r n e di nc l a s s , a n dput t i ngt hepo l ntOft hel e s s o ni nt op r a c t i c e.

I twa sf わun d:

1 ) 69. 2% o fs t u de nt sha v ea d mi ni s t e r e dBe dBa 仙sov e r 2 0t i me s .

2 )7 8. 9% ofs t ud e nt sus e dt heBe dBa t hCa re ve r yt i mef わrr e a s o no fc o nve ni e nc ef o rbom pa t i e nt sa nd n ur s e s .

3) 9 1 . 6% o fs t u de nt sut i l i z e dt h e i rc l a s st r a i ni ng.Co nt e nt su t i l i s e dwe r eme t ho dsa n dc o ns i de r a t i o ns . 4)Ove r 8 0% ofs t ud e nt so ut 1 9ou to f 2 5i t e msO ft hepoi nto ft hel e s s o ni nt op r a c t i c e e a c ht i me . 5) Re a s o nf わrno ta ppl yi ngt he s ei t e mse v e r yt i mewe r et ha tt he i romi s s i o nha dno tb e e nno t i c e d,o r仇a t

s t u de nt sha dt of ol l owe s t a bl i s he dwa r dme t ho ds .

I ti sne c e s s a r yt h a tt h ef a c ul t i e sofb a s i cnu r s l ngS ki l l sa ndt he f a c ul t i e so fnur s l ngC a r ePr a c t i c ea n dt he i ns t r uc t o r si nwa r dsc os e l yc o o pe r a t e , a ndi ti si mpo r t a n tt ha tc ha nc e sa re c r e a t e df o rs t ud e nt st op utt h e or e t i c a l

l e a m ngI nt op r a c t i c e.

参照

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