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( 5 7 ) 原著 :秋 田大学医短紀要 8( 2): 1 5 3‑1 5 9 ,2000

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( 5 7 ) 原著 :秋 田大学医短紀要 8( 2): 1 5 3‑1 5 9 ,2000

小児糖尿病サマーキャンプにおける患児の療養行動の変化 に関す る調餐

TheEf f e c t so fEd uc a t i on a lCa mp

f o rChi l d r e nwi t hI ns ul i n‑ De pe nde ntDi a be t e sMe l l i t uso nThe i rSe l f ‑ Ca r eBe ha vi o r s

工 藤 由紀子 平 元 泉

Yu ki ko

KuDOH

I z umi

HIRAMOTO

は じめに

イ ンス リン依存型糖尿病 ( 以下 I DDM とす る) の患児は,食事療法,イ ンス リン自己注射,血 糖管理,運動 な どの治療処方 を日常生活 に取 り 込み,一生それ を続 けていかなければならない。

よい血糖 コン トロールを維持 してい くためには, その技術 だけではな く知識や動機付 け,情緒的 要 因が重要 である と言 われている

'

, 。その側面 を把握する尺度 として,インス リン依存型糖尿 病療養行動質問紙 ( 以下 I DDM 療養行動質問紙 とす る)が最近注 目されてお り,臨床的に研究 が進め られている

2 '。

一方,糖尿病教育の実際は,入院,外来 にお ける医学的知識の習得が主であ り,心理 ・社会 的問題 に対する教育的アプローチの機会が多い とは言 えない

3

。その数少 ない機会 として,小 児糖尿病サマーキャンプがある。現在,全国に おいて I DDM 患児の 自立へむけて実施 されてお り,その 目的 とは食事療法,インス リン自己注

射,血糖管理 などの知識や技術 を,身をもって 体験 させ るこ とにあ る

4 ,。

このサマ ーキ ャン プの有用性 については,看護の視点 について考 察 した もの 1 ‑ ,低血糖症状 の出現 に対 し,その 原因 と対応 を振 りかえった もの5 1 ,国際 キャン プにて参加者の行動変化 をパーソナ リテ ィ尺度 か らみた もの

6

な ど,さまざまな視点か ら報告 されている。 しか し,サマーキャンプ前後で療 養行動が変化するか とい う視点で調査 した報告 はまだない。

そ こで本研究では,サマーキャンプに参加す ることが I DDM 患児 ( 以下キャンパー とす る)の 療養行動 に対す る認識 にどの ような変化 を与 え るのかを把握す るために ,I DDM 療養行動質問 紙 による調査 を行 い,キャンパーにとって より 効果的なキャンプにす るための関わ りについて 検討 を加 えたので報告す る

秋 田大学医療技術短期大学部 看護学科

秋田大学医短紀要 第

8

巻 第

2

Ke yWo r d s: イ ンス リン依存型糖尿病 サマーキャンプ

療養行動

153

(2)

( 5 8 ) 工藤由紀子/小児糖尿病サマーキャンプにおける患児の療養行動の変化に関する調査 調査方法

1.キャンプの概要

今回開催 された第2 6 回東北小児サマーキャン プは,東北地方のキャンパーを対象 として,平 成 1 2 年 7 月2 6 日か ら 2 9 日まで 3 泊 4日の期間で 秋 田で実施 された。水泳や地引網 などの体験学 習のほか,糖尿病教室での講義,来年度以降の キ ャンプのあ りかたについて,キャンパーたち 自身で話 し合 う時間が設 け られた ( 表 1)0

参加内訳 は表 2 の とお りである。キャンパー 一人に対 し多職種のボランテ ィアがお り, 血糖 ・ イ ンス リンの管理 と糖尿病教育,食事指導 と給 食, レクレーシ ョンと子 どもの身辺の世話 など

にあたった。

2. 対 象

参加者3 3 名の うち,キャンプ前後の調査の協 力が得 られた31 名 を対象 とした。性別 ・年齢 ・

キャンプの参加 回数 ・キ ャンプ直前のヘモグロ ビン

AIC

値 ( 以下

HbAIC

とす る)は,事前 の 参加 申込書か ら情報収集 を行 った。対象の背景

は表 3 の とお りである。学年別では小学生1 5 名,

表 1 サマーキャンプ日程表

1 5 4

中学生1 2 名,高校生 4 名であ り,男女別では, 男1 4 名,女1 7 名であっ

。参加 回数別では,初 回 が1 0名 ( 3 2. 2 6%), 2 回 目 以 上 が21 名 ( 67. 7 4%) であった。 また

,HbAIC

値 を中村

7、

らの報告 を参考 とし, コン トロールが良好 な順 に 3 段階 に分類す る と

,HbAIC

< 7 ( 以下

A

群 とす る)が 8 名 ( 2 5. 81 %) , 7

≦ HbAIC

< 9

( 以 下 B 群 とす る)が1 5 名 ( 4 8. 39%), 9

≦ HbAIC

( 以下 C 群 とす る)が 6 名 ( 1 9. 35%) , 不明が 2 名であった。

3. 調査方法

質問紙 は

,IDDM

療養行動質問紙 を用いた。

これは食事療法,イ ンス リン注射, 自己血糖測 定,低血糖への対応 ,運動, 日常生活 に関 し, 技術 ,知識, 自立,気持 ちの側面 を含 む 3 0 項 目 か らなる。回答内容 は 「 望 ましい行動 ・肯定的 認識 」 「 やや望 ま しい ・やや肯定的 」 「 望 ま しく

ない行動 ・否定的認識」 の 3 段 階に分 け,望 ま しい ・肯定的な方か ら3 点, 2 点, 1 点 と点数 化 した2 ' 。本質問紙 は,総得点の群分 けが患児 の臨床像 をよく反映 していること,継続的 に個 別の指導 に用い,療養行動の問題点 と変化 を把 握で きることか ら,臨床的に妥当性 と有用性が

あるとされている。

本調査では,この3 0 項 目の うち日常生活 に関 す ることな どを除いた,サマーキャンプ前後で 調査可能な2 0 項 目に注 目し, これを得点化 した

( 以下

,IDDM

療養行動得点 とする)。

表 2 サマーキ ャンプ参加者内訳 ( のべ人数) キャンパー 33 学生ホ● ランテ1 7 21

08 4

医師 22

運動療法 1

看護婦 1 5 栄養士 1 5

その他 1 0

秋 田大学医短紀要 第 8巻 第 2号

(3)

工藤由紀子/小児糖尿病サマーキャンプにおける患児の療養行動の変化 に関する調餐

表 3 調査対象者の背景

n‑31 ( )%

少1‑6 中 1‑3 高 1‑3 計 男 子 5( 1 6. 1 3) 8( 25. 81 ) 1( 3̲ 23) 1 4( 45. 1 6) 女 子 1 0( 32̲ 26) 4( 1 2. 9) 3( 9̲ 68) 1 7( 5 4. 84) Hb Al c <7 5( 1 6. 1 3) 3( 9. 68) 0( 0) 8( 25. 8 1) 7 ≦ <9 7( 22. 58) 7( 22. 58) 1( 3̲ 23) 1 5( 48. 39) 9 ≦ 2( 6. 45) 2( 6. 45) 2( 6. 45) 6( 1 9. 35) 不 明 1( 3. 23) 0( 0) 1( 3. 23) 2( 6. 45) 参加 回数 初 回 7( 22. 58) 3( 9. 68) 0 ( 0 ) 1 0( 32. 26)

2 回 目以上 8( 25. 8 1) 9( 29. 03) 4( 1 2̲ 9) 21( 67 . 7 4)

表 4 l DDM 療 養 行 動 得 点 :総 得 点 の キ ャン プ前 後 の変 化

質 問 項 目 キャンプ

キャンプ後

第1

問 間食の時間を決めていますか

1.81±0.70 2,19±0.60

* *

第2

間 間食の量を決めていますか

2.19:±0.75 2.32±0.70 第3

問 決められた食事は守られていますか

2.19:±0.74 2.35:±0.66 第4問

決められた食事を守っていくことをどう感じていますか

2.42±0.72 2.68±0,54 第5

問 インスリンを打つ時間は決まっていますか

2.32±0.60 2.48±0.57 第6

間 インスリン注射を打つのは誰ですか

2,51±0.63 2.74±0.51

第 7

問 注射を打つ部位はどこですか ( 足 腕 お腹 お尻)

1.45:±0.72 一.48±0.72 第8

間 注射を打ち忘れることがありますか

2.61±0.66 2.68:±0.60 第9

間 インスリン注射をすることについてどう思いますか

2.42:±0.72 2.45±0.72 第10

問 血糖検査をどのくらいしていますか(回/ 日)

2.61:±0.72 2.77±0.56 第11

問 血糖をはかるのは誰ですか

2.74:±0.51 2.8ー±0.48 第12

問 目標とする血糖値はどれくらいですか ( 空腹時、食後)

2.5±0.59 2.76:±0.52 第13

問 最近の血糖コントロールをどう思いますか

1.96±0.71 2.0±0,68 第14

問 血糖検査をすることについてどう思いますか

2.39±0.71 2.48±0.67 第15

問 低血糖の症状は自分でわかりますか

2.45±0.72 2.42±0.67 第16

間 低血糖への対処は自分でできますか

2.48±0.72 2.48±0.63 第17

問 外出の時、低血糖予防の食べ物を持っていきますか

2.0±0.93 2.23:±0.80 第18

問 低血糖をがまんしてしまうことがありますか

2.39±0.62 2.35±0,6l 第19

間 運動はしていますか

2.74±0.63 2,97±0.18

*

第20

問 運動をすることについてどう思いますか

2.42±0.62 2.42±0.62

∩‑31

*

P<005 **P<001

秋 田大学医短紀要 第 8巻 第 2号

(59)

155

(4)

( 6 0 ) 工藤由紀子/小児糖尿病サマーキャンプにおける恩児の療養行動の変化に関する調査

キ ャンプ初 日と最終 日にそれぞれ質問紙 を配 布 し,質問紙 の配布,回収 は学生 ボラ ンテ ィア の協力 を得 た。

4. 分析方法

キ ャンプ前後 にお ける I DDM 療養行動得点の 総 得 点 お よび項 目別 の平均 得 点 を ,wi l c oxo n s i gn e d‑ r a n kst e s t を用 いて比較 を行 った。 また, キ ャ ン プ前 後 の 総 得 点 を性 別,学 年 別 で は Ma n‑ Whi t n e y' sUt e s t ,参 加 回数 別 ,Hb AI C 別 には Kr us ka l ‑ Wa l l i st e s t を用 いて比較 を行 った。

結 果

今 回のキャンプにおいて、イ ンス リンの 自己 注射がで きないキ ャンパーが参加者 3 1 名 中 2 名 いたが,キ ャンプ終了時 には習得 し自己注射が で きる ようになっていた。

I DDM 療養行動質問紙 による調査 の結果 は、

以下の とお りであ る

1.キ ャンプ前後 での比較

表 4 に ,I DDM 療養行動得点の平均 点 を示 し た。総 合平均 得 点 で は,キ ャ ンプ前 ( 4 5 . 5 5±

4. 1 3) よ りもキャンプ後 ( 4 8. 1±4. 8 2) の得点 が有意 に高か った ( p<0. 01)0

また,質 問項 目毎 の平 均 得 点 で は,第 1 間

「間食 の時 間 を決 め て い るか」 が キ ャ ンプ前 ( 1 . 81 ±0 . 7 0 ) よ りもキ ャンプ後 ( 2. 1 9±0 . 6 0 )

の得点が有意 に高か った (p <0 . 0 1 )。同 じく, 第 6 間「イ ンス リンを打つのは誰か 」(p <0 . 0 5 ) , 第 9 間 「 運動 は してい るか 」 (p <0. 0 5 ) の得

表 5 1 DDM 療養行動得点 :男女別 表 6 旧DM 療養行動得点 :学年別

キャンプ前 キャンプ後 男 45. 93±3̲ 85 48̲ 86±4. 04 女 45̲ 24±4̲ 44 47. 47±5. 42

1 5 6

キャンプ前 キャンプ後 小学生 44̲ 47±5̲ 03 47. 47: ±6. 1 4 中学生 46̲ 83±2. 89 47. 92±2̲ 47

表 7 l DDM 療 養行動得点 :参加回数別

キャンプ前 キャンプ後 参加初 回 43‑ 6: ±5̲ 36 44̲ 9±5. 51 「 * *

2 回 目以降 46̲ 47±3̲ 1 4 49. 62±3. 69 ‑ 」

**

p <0̲ 01

表 8 旧DM 療 養行動得点 : Hb AI C 別

HbAl c キャンプ前 キャンプ後 A 群 <7 44̲ 0±4̲ 1 4 46. 5±6. 3 B 群 7 ≦ <9 46̲ 47±4. 34 48. 8±4. 62

秋田大学医短紀要 第 8巻 第 2 号

(5)

工藤由紀子/小児糖尿病サマーキャンプにおける患児の療養行動の変化に関する調査

(61)

点 もキ ャンプ後 に有意 に高 くなっていた。

2. 背景別比較

性別 ( 表 5 )では,キ ャンプ前,キ ャンプ後 とも得点 に有意差 はみ られ なか った。

学年別 ( 表 6 )では,キャンプ前,キ ャンプ 後 とも得点 に有意差 はみ られ なか った。

キ ャンプの参加 回数別 ( 表 7)では,キ ャン プ前 の得点 に有意 な差 はなか った。 キ ャンプ後 では,初 回参加者 よ り2 回 目以降参加者の得点 が有意 に高か った (p<0 . 01 )0

HbAIC

の段 階別 ( 表 8 )では,キ ャンプ前, キ ャンプ後 とも得点 に有意差 はみ られなか った。

考 察

I DDM 療養行動調査 か ら得 られた結果 を もと に,サ マ ー キ ャ ンプ に参 加 す る こ とが キ ャ ン パ ーの療養行動 にどの ような変化 を与 えるのか, また,キ ャンパ ーに とって よ り効果的 なキ ャン プに してい くためには今後 どう関わればいいの か を考察す る。

1.キ ャンプ前後 の変化 について

まず総合平均得点が キ ャンプ前 よ りもキ ャン プ後の得点が有意 に高か った こと, また質問項 目の 「 間食の時間 を決めてい るか」 , 「インス リ ンを打つのは誰か」 , 「 運動 は してい るか」 の 3 つが キ ャンプ後 に有意 に高 くなっていたことか

ら,キ ャンパ ーはサマーキャンプに参加 した こ とで,食事 ・注射 ・連動 の 3 つの面で望 ま しい 療養行動が とれる ようになったのではないか と 考 え られ る

サマーキ ャンプの食事 は 1日3 回 と決め られ てお り,総 カロ リー も個 人 に合 わせ決め られて い る。 また間食 も, 1 単 位 ( ‑8 0 k c a l )のおや つが 1 日 3 回手渡 され,定期的 に摂取す る よう になっている。 今 回,間食の項 目の得点が上が っ たのは,定期 的 に間食 を とってお くことの大切 さに対す る,キ ャンパーの意識が高 まったため と思 われた。

また, イ ンス リンの 自己注射 に関 しての得点 秋田大学医短紀要 第

8

巻 第

2

が上が った原 因 として,キ ャンプでは血糖測定 お よび自己注射 を集団の中で行 っていた ことが よい影響 であった と考 え られる。同 じ仲 間 ・先 輩か らの励 ま しは効果 的であ る とい う報告

1

】が あるが,今 回 も周 りの キ ャンパーが 自分 で注射 を してい る姿 を見た こ と, また周 りか らの励 ま しを受 けたことが動機付 け となったのだろう。

つ ま りこの項 目の回答結果 は,キ ャンプ後 自分 で注射 をやってみ ようと前 向 きに考 えるキャン パーが多 くなった ことを,示 してい るのではな いか と考 え られたO

同様 に運動 の項 目が上が ったのは,普段 な ら 出来 ない激 しい運動 を実際 に体験 で きた ことか ら,運動 をす ることに対 し自信が持 てた ことが 一 因であ ろうと思 われ る。サマーキ ャンプの 目 的 には,糖尿病教育, レク リエー シ ョン,連帯 感の育成,克己心 の強化 な ど色 々あ るが, 日常 生活で体験 で きない こ とをや ってみ ることも重 要 である とされてい る六。今 回,海水浴場 での 地 引網 や水 泳 な どの激 しい運動 で あ ったが, キ ャンパ ー同士がが んば り,一緒 に楽 しい経験 として運動 をす ることが出来た。それが これか らの生活 に対す る自信 に結 びつ き,運動 もむ し ろ定期的 に行 った方が よい, と前 向 きに思 える ようになったか らではないか と考 え られた。

2. 背景別比較

I DDM 療養行動 質問紙 を臨床 で用いた調査

9

に よる と,総合得点 と性別 ・年齢 の間には差が な く

,HbAIC

との間 に差が あった と報告 してい る。す なわち血糖 コン トロールが良好 な群 の方 が,望 ま しい療養行動 をとっていることを示 し てい る。 しか し本研 究では,性別 ・ 年齢

・HbAIC

別では明 らか な差 はなかった。 したが って これ

らの要 因 に関わ らず,サマーキ ャンプは有効で ある と解釈で きる

キ ャンプの参加 回数 別では,初 回参加者 と2 回 目以降参加者 で後者 の得点が有意 に高 くなっ ていた。 キ ャンプ参加 による効果 は ,2 回 ,3 回 と回を重 ねることで確実 になる とい う報告

1̀)

もある ように,継続 してサマーキ ャンプに参加

す ることは,望 ま しい療養行動が とれるために

157

(6)

( 6 2 ) 工藤由紀子/小児糖尿病サマーキャンプにおける患児の療養行動の変化に関する調査 重要 なことである。 したが って, この結果 はサ

マーキャンプに継続 して参加す ることの効果が 示 された ものだ と言 える。

本研究では,血糖測定や低血糖 の項 目では明 らかな差が認め られなかった。 この点 について, サマーキャンプでの関わ りかたを検討 してい く

ことが,今後必要 となって くるだろう

以上の ように

,IDDM

療養行動得点の変化か らサマーキャンプの有用性が明 らか となった。

しか しサマーキャンプでは教育面の他 にも, レ ク リエーシ ョンや楽 しむことに同 じくらい重 き が置かれている

4

1 1 1。実際 にキャンパーや親 も教 育的な視点 よりもむ しろ同 じ病気 の仲間がで き ることに,サマーキャンプの有用性 を見出 して い る とい う報告 もあ る

ユ213

。本研 究では,キ ャ ンパーの心理的側面や,お互いの存在がそれに 与 える影響 などについて把握で きなかったが, 今後 さらにその点 に関 して追求 してい く必要が あ る。その ような研究の成績 を参考 に しなが ら, キ ャンパーたちの交流 を暖か く見守 り, さらに 将来へ向けた よい交流 になるように導いてい く 必要があるだろう。

結 論

本調査では,糖尿病サマーキャンプにおける 患児の療養行動の変化 について検討 した。その 結果,以下のことが明 らかになった。

1.総合平均得点お よび質問項 目の 「間食の時 間を決めているか」 , 「インス リンを打つのは 誰 か 」 「 運動 は しているか」の 3 つの得点が

キャンプ後 に有意 に高 くなっていた。

2. 性別,学年別

,HbAIC

別では明 らかな差 は なかった。

3. キャンプの参加回数別では,初回参加者 と 2 回 日以降参加者で後者の得点が有意 に高 く なってお り,キャンプに継続 して参加す るこ との効果が示 された。

Vl . あわりに

来年か ら東北サマーキャンプは各県での実施 となる。そのため今後は秋田県のキ ャンパーに ついて追跡調査 を行い,療養行動の変化 を見て

1 5 8

い く必要がある。また,キ ャンプに参加 したキ ャ ンパーの満足度の面で も調査 を してみる必要が あるだろう

引用文献

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秋田大学医短紀要 第

8

巻 第

2号

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工藤由紀子/小児糖尿病サマーキャンプにおける患児の療養行動の変化に関する調査

ンプー愛媛 ブルー ラ ン ドサ マーキ ャンプ と 国 際 キ ャ ンプ の経 験 か ら‑.小 児 看 護 1 9

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秋 田大学医短紀要 第 8巻 第 2号

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1 5 9

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