PASSION FOR THE BEST
大 和 証 券グループ
アニュアルレポート
20 0 8
20 08年3月期
2005 2006 2007 0- 30- 60- 90- 120-101.0 74.4 71.0 2005 2006 2007 0- 30- 60- 90- 150- 120-141.5 92.8 1.4 2005 2006 2007 0- 5- 10- 15- 20-4.4 13.0 17.4 2005 2006 2007 0- 1- 6- 5- 4- 3- 2-4.6 4.4 5.7
リテ ー ル
ア セット・マ ネジメント
ホ ー ル セ ー ル
U
ASSET MANAGEMENT
Business Structure of the Daiwa Securities Group
大和証券グループの事業構造
大和証券グループ
at a Glance
U
HOLDING COMPANY
持株会社:大和証券グループ本社 アセット・マネジメントU
WHOLESALE
ホールセールU
RETAIL
リテール 大和証券株式会社 大和証券は、大和証券グループ本社 が100%出資しているリテール証券 会社です。コンサルティングやオン ラインなどを通じた取引によって、 個人や未上場法人のお客様などに幅 広い金融商品・サービスを提供して います。 大和証券投資信託委託 株式会社 大和証券投資信託委託は、当社グ ループのアセット・マネジメント部門 を担う資産運用会社です。幅広い運 用対象の投資信託の設定・運用を行 なっています。 大和証券SMBC株式会社 大和証券SMBCは、大和証券グルー プ本社と三井住友フィナンシャルグ ループとの合弁によるホールセール 証券会社として、常にマーケットを リードし、国内外のお客様のニーズ にお応えしています。 大和住銀投信投資顧問 株式会社 大和住銀投信投資顧問は 、当社グ ループと三井住友フィナンシャル グループの資産運用部門の中核と して 、国内外の機関投資家に対し 年金運用などのサービスを提供し ています 。 経常利益 経常利益 経常利益 経常利益 (十億円) (十億円) (十億円) (十億円) (年度) (年度) 注:連結ベース (年度) (年度)2005 2006 2007 0- 5- 10- 15- 20- 25-15.2 23.7 16.3
U
INVESTMENT
U
GROUP SUPPORT
FOUR CORE
GROUP BUSINESSES
GROUP SUPPORT
OPERATIONS
投 資
グ ル ー プ・サ ポ ート
グループコア4事業 グループ・サポート事業 投資 グループ・サポート 大和証券SMBCプリンシパル・ インベストメンツ株式会社 大和証券SMBCプリンシパル・イン ベストメンツは、大和証券SMBCの 100%子会社で、当社グループの コア事業のひとつである投資事業を 担っています。 株式会社大和総研 大和総研は、当社グループの総合シ ンクタンクとして、「リサーチ」「コン サルティング」「システム」の3つの中 核的な機能を柱とし、これらのシナ ジーを最大限に発揮することで、グ ループの価値を一層高めるパート ナーの役割を果たしています。 株式会社大和証券 ビジネスセンター 大和証券ビジネスセンターは、証券 関連のバックオフィス業務を提供す る総合アウトソーシング受託企業で す。急速に進むボーダーレス化や ペーパーレス化に対応し、当社グ ループのお客様に、正確、迅速、か つ高品質の証券事務サービスを提 供することで、社会への貢献を目指 しています。 エヌ・アイ・エフSMBC ベンチャーズ株式会社 エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズ は、当社グループのエヌ・アイ・エフ ベンチャーズと三井住友フィナン シャルグループのSMBCキャピタル と の 合 併 に よって 誕 生 し、ベ ン チャーキャピタル事業を中心にプラ イベート・エクイティ投資などを行 なっています。 大和プロパティ株式会社 大和プロパティは、当社グループの 店舗・オフィス・社員寮などを保有・ 管理し、店舗の新設や増改築などを 行う不動産専門会社です。創業以来 50年以上にわたる不動産経営にお ける多数の実績を背景に、お客様の 保有する不動産についてベストソ リューションを提案します。 経常利益 経常利益 (十億円) 2005 2006 2007 0- 2- 4- 6- –2- –4- –6-4.8 4.2 –5.3 (十億円) (年度) (年度) 注:単体ベース2
Daiwa Securities Group Annual Report 2008 cover2
大和証券グループ at a Glance 当 社グル ープは、リテー ル、ホー ル セール、アセット・マネジメント、投資と いうグループコア4事業と、リサーチな どを中心としたサポート事業によって構 成されています。それぞれの事業を担 当するグループ会社をご紹介します。 page12
トップマネジメント page14
大和証券グループを取り巻く環境 について 当社グループを取り巻く日本の経済環 境についてお伝えします。当社グルー プの業績には資本市場や個人金融資産 の状況、また企業の資金需要、M&A の動向などのさまざまな要因が影響し ています。 本アニュアルレポートは、2007年度(2007年4月1日∼2008年3月31日)の業績および今後の経営ビジョンに関する情報の提供を目的としたものであり、当社が発行する有価証券の投資を勧誘する ことを目的としたものではなく、また何らかの保証または約束をするものではありません。 本アニュアルレポートに記載された意見や予測等は、アニュアルレポート作成時点の当社の判断であり、その情報の正確性、完全性を保証または約束するものではなく、また今後、予告なしに変更され ることがあります。 page4
財務ハイライト 当社グループの連結決算の主要な項目 について、お伝えします。また、純営業 収益やROE、配当性向などの重要な財 務数値や経営指標については、グラフ を掲載しています。 page6
CEOからのメッセージ 執行役社長の鈴木茂晴が、2007年度 の当社の業績と、今後の企業価値向上 に向けた取組みについて語ります。 page18
特集 18 アジアを中心とした グローバル体制 アジア市場での飛躍を目指し、各商品・ サービスの拡充を図るべく、事業基盤の強 化を推進しています。 22 広がるリテールサービス 個人投資家向けに魅力的な商品ラインアッ プと最高のサービスを提供しています。 26 競争力の源泉となる人材 社員の高いモチベーションと会社への信 頼感が、競争力と企業価値を増大させると 考えています。 28 最高水準のIT体制 積極的にITを活用し、その役割の変化に 応じたダイナミックな改革を推進してい ます。目 次
56 グループ・サポート page
65
グループのガバナンスおよび マネジメント体制 page83
数値で見る事業環境と 大和証券グループ page91
財務セクション page125
その他の情報 page139
会社概要 page60
CSRへの取組み CSRとは本業を通じた「社会」への貢献 であると考えています。役職員一人ひ とりが日常業務のなかで常に「社会」を 意識して活動し、ステークホルダーとの 積極的なコミュニケーション活動を通 じて、社会的評価の向上に取り組んで います。 32 リテール 37 ホールセール 43 アセット・マネジメント 50 投資 page31
事業概況4
Daiwa Securities Group Annual Report 2008 百万円 百万US$ (注記1) 2005年度 2006年度 2007年度 2007年度 営業成績 営業収益¥ 845,660
¥ 917,308
¥ 825,422
$ 8,254
純営業収益579,359
526,764
447,491
4,474
販売費・一般管理費325,199
340,373
363,859
3,638
営業利益254,160
186,391
83,632
836
経常利益260,651
195,415
90,143
901
当期純利益139,948
92,725
46,411
464
財務状況(年度末) 総資産14,898,692
14,411,265
17,307,119
173,071
株主資本718,723
844,854
801,881
8,018
純資産(注記2)–
1,223,226
1,082,924
10,829
円 US$(注記1)1
株当たり数値 当期純利益(注記3)¥ 103.90
¥ 67.90
¥ 33.69
$ 0.34
純資産(注記3)598.27
665.98
607.64
6.08
年間配当額34.00
28.00
22.00
0.22
% 財務指標 自己資本当期純利益率(注記4)19.4
10.8
5.3
自己資本比率5.3
6.5
4.7
人 その他 社員数(注記5)12,561
13,264
14,456
注記: 1. 米ドル金額は読者の便宜のために提供するものであり、換算レートは1US$=100円(単位未満切捨て表示)を使用しています 。 2. 「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」等の適用に基づき、変更後の算定方法により算出しています 。 3. 1株当たり当期純利益の計算にあたっては、各年度の平均発行済株式数を使用しています 。1株当たり純資産額の数値は、次の計算式により算出しています 。 2005年度:1株当たり純資産額=株主資本/期末発行済株式数 2006年度および2007年度:1株当たり純資産額=(純資産−新株予約権−少数株主持分等)/(期末発行済株式数−期末自己株式数) 4. 自己資本当期純利益率の計算にあたっては、分母の自己資本として前期末と当期末の自己資本の平均値を使用しています 。(自己資本=株主資本+評価・換算差額等) 5. 社員数にはFA(ファイナンシャル・アドバイザー )社員の雇用人数を含めています 。財務ハイライト
大和証券グループ本社および連結子会社0- 200- 600- 400-352 390 579 526 447 2003 2004 2005 2006 2007 0- 50- 200- 150- 100-42 52 139 92 46 -0 -10 -20 -40 -30 7.4 8.4 19.4 10.8 5.3 2003 2004 2005 2006 2007 0- 200- 400- 1,000- 600- 800-604 648 792 929 818 2003 2004 2005 2006 2007 0- 5,000- 20,000- 15,000- 10,000-10,765 12,378 14,898 14,411 17,307 2003 2004 2005 2006 2007 0- 100- 300- 200-96 120 260 195 90 2003 2004 2005 2006 2007 2003 2004 2005 2006 2007 0- 10- 40- 30- 20--0 -20 -40 -80 -60 22 10 13 34 28 65.3 31.6 33.3 32.7 41.2 純営業収益 経常利益 当期純利益と自己資本当期純利益率 自己資本 配当金と配当性向 (十億円) (十億円) (十億円) (十億円) (円) (%) (%)
—
当期純利益(左軸)—
自己資本当期純利益率(右軸)—
配当金(左軸)—
配当性向(右軸) (年度) (年度) 総資産 (十億円) (年度末) (年度) (年度) (年度末) 注:自己資本=株主資本+評価・換算差額等6
Daiwa Securities Group Annual Report 20086
6
6
6
6
07/9 08/3 0- 10- 20- 30- 40-23.2 25.7 30.1 29.1 32.3 32.8 28.8 05/3 05/9 06/3 06/9 07/3
CEO
からのメッセージ
2007
年度は、米国サブプライムローン問題に端を発した全世界的な金融・資本市場の混乱により、大和
証券グループも少なからぬ影響を受けた
1
年でした。リテール部門とアセット・マネジメント部門は健闘し
ましたが、一方ホールセール部門では、環境のよいときには見えなかった課題が明らかになりました。
リテール部門とアセット・マネジメント部門が健闘
2007
年度の金融・資本市場は、前半こそ堅調に推移しましたが、サブプライムローン問題の影響で、その 後は全世界的な混乱に見舞われました。日本の株式市場も、TOPIX
が2006
年度末と比較して30%
下落する など、非常に厳しい環境となりました。当社グループの決算もその影響を免れることはできず、純営業収益が 前期比15%
減の4,474
億円、経常利益が前期比54%
減の901
億円となりました。しかしこうした状況のな か、当社グループのリテール部門の経常利益が前年度並みを維持し、アセット・マネジメント部門が増収・増益 となったことは評価に値すると考えています。 資産価値の目減りを背景に、日本の個人金融資産の「貯蓄から投資へ」の流れのスピードが一時的に鈍化し ている面はあるかもしれません。しかし、中長期的には約1,500
兆円の個人金融資産が、預貯金からリスク商 品へと徐々にシフトしていくことに変わりはありません。その流れのなかで、当社グループは魅力的な金融商 品・サービスを提供し、顧客資産の拡大に努めることによって、マーケットの状況に左右されない安定的な収 益基盤の構築に努めています。2007
年度の業績を見ると、当社グループは厳しい環境変化の影響を受けつ つも、着実に安定的な収益を積み上げており、中期経営計画に掲げた 日本最高の証券グループ に確実に近 づいていると感じています。U N I T E D
to be t h e Be st
大和証券顧客資産 (兆円)—
エクイティ—
国内債券—
外貨建債券—
株式投資信託—
公社債投資信託—
年金保険—
その他 (年/月末)8
Daiwa Securities Group Annual Report 2008中期経営計画の成果は大きい
2008
年度は、中期経営計画の最終年度となります。当社グループは2
年前に、連結経常利益3,500
億円 以上、連結ROE15%
以上を目標として掲げました。しかし、当時想定した環境と現在の環境を比較すると、大 きな乖離があります。TOPIX
は想定の1,870
ポイントには遠くおよばず、2.8%
を想定していた実質GDP
成 長率も、1.5%
程度にとどまっています。このような状況を考慮すると、残念ながら数値目標の達成は難しい といわざるを得ません。 しかし、リテール部門とアセット・マネジメント部門の健闘を見ればわかるように、私は当社グループの収益 基盤や競争力が2
年前よりもはるかに大きく、強くなっていると感じています。足下の日本経済は厳しい状況 ではありますが、これは日本経済復活の過程での踊り場であると考えています。日本経済の安定的な成長ト レンドが見えてくれば、当社グループの収益はこれまで築き上げてきた収益基盤をもとに、飛躍的に伸びると 確信しています。各部門の状況
リテール部門では安定収益が大幅に増加S2007
年度のリテール部門、すなわち大和証券の業績が比較 的堅調であった要因は、明らかに安定収益の増加であるといえます。大和証券では、投資信託の代理事務手 数料、ラップ口座の「ダイワSMA
」や「ダイワファンドラップ」からの収入、証券担保ローンサービスの「ダイワLMS
」や信用取引の金利収入などを安定収益と位置付け、その拡大に注力してきました。 この安定収益に占める割合が最も大きい投資信託の代理事務手数料は、中期経営計画をスタートした当時 月間23
億円程度でしたが、投資信託の預り資産の積み上げにより、月間40
億円規模にまで達しました。大和 証券がこの期間にどれほど投資信託の預り資産純増に注力してきたか、ご理解いただけると思います。 証券会社の最大の収益源は、かつては株式委託手数料でした。これは市場環境によって大きく増減するた め、業績も環境の変化による影響を受けやすかったといえます。環境の変化にかかわらず安定して収益をあ げられるという点で、この安定収益をいかに増大させるかが、証券会社の経営の要諦であると私は考えてい ます。「
Passion for the Best 2008
」の経営目標S
連結経常利益:
3,500
億円以上
S
連結
ROE
:
15%
以上
リテール 経常利益:1,300億円以上 大和証券顧客資産:45兆円以上 ホールセール 連結経常利益:1,900億円以上 リーグテーブルNo.1 アセット・マネジメント 経常利益:300億円以上*1 株式投資信託残高:14兆円以上*2 投資顧問残高:5兆円以上 *1 2007年4月に210億円以上より上方修正 *2 2007年4月に11兆円以上より上方修正05/3 05/9 06/3 06/9 07/3 07/9 08/3 0- 5- 10- 15-20- -16 -12 -14 -10 -8 6.1 7.0 8.3 9.1 11.0 12.4 11.0 市場環境の悪化が響いたホールセール部門S 一方
2007
年度は、ホールセール部門が苦戦を強いられ た年ともいえるでしょう。特にトレーディング業務は、サブプライムローン問題に端を発した市場の混乱の影 響を大きく受けました。また、投資銀行業務においても、事業会社がエクイティ・ファイナンスに対して消極 的となり、案件数・発行金額ともに前年度比で大幅に減少しました。 その結果、大和証券SMBC
の収益は大きく減少しましたが、こうした経験を通じて、インベストメント・バン クとしてのオリジネーション力の向上やアジアビジネスへの拡大の必要性を改めて認識しました。今後は、厳 しい環境下でも確実に収益をあげるため、コアとなる事業における安定的な収益基盤を早急に構築する必 要があると考えています。 急成長するアセット・マネジメント部門S 厳しい市場環境においてもアセット・マネジメント部門は、引き 続き好調を維持しました。2007
年度における大和証券投資信託委託および大和住銀投信投資顧問の投資信 託運用残高のシェアはともに上昇し、両社の経常利益は過去最高を更新しました。このように当部門において は、「貯蓄から投資へ」の流れを確実につかむことができたと考えています。 こうした結果を導いたのは、各運用会社における運用パフォーマンスの向上と、顧客満足度の高いサービ スの提供です。これはアナリストを増員し、グローバルな運用体制を強化するなど、さまざまな取組みが功を 奏した結果だと考えています。 当社グループのリテール部門が成長するためには、競合他社に比べいかによい商品を提供できるかという ことがますます重要になってきています。その点でもアセット・マネジメント部門は、当社グループ全体のなか で従来以上に重要な役割を担っていくと考えています。アジア市場に本格参入
サブプライムローン問題によって国内外の金融機関が大きな影響を受けるなか、当社グループはサブプラ イムローン関連商品の保有もなく健全な財務体質を維持していることから、ビジネスを拡大する絶好のチャン スが到来したと考えています。現在、ビジネスの拡大を図るうえで最も有望な市場はアジアであり、当社グ ループの強みをアジアで一気に開花させるため、さまざまな施策を講じています。2007
年度は、インド拠点の現地法人化やベトナム拠点の設立、優秀なローカルスタッフの積極的な採用を 含めたアジア人員の大幅な増強を行いました。また、アジアでの投資も活発化させており、将来的にはアジア でのビジネスを確固たる収益基盤のひとつにしたいと考えています。 公募投資信託の運用資産残高 (兆円) (%)—
運用資産残高(左軸)—
大和証券グループシェア(右軸) 注:大和証券投資信託委託、大和住銀投信投資顧問の合計 (年/月末)10
Daiwa Securities Group Annual Report 2008 2003 2004 2005 2006 2007 0- 10- 20- 30- 40-10 5 8 12 22 16 12 12 10 65.3 -0 -80 -60 -40 -20 31.6 33.3 32.7 41.2重要性が増す当社グループの社会的役割
また、サブプライムローン問題とは別に、日本経済の先行きを悲観する声も聞かれますが、私は特段の不 安を感じていません。この国には世界に誇る製造業があり、その技術レベルの高さは、他国の追随を許すも のではなく、世界もそれを認めているといえるでしょう。この日本の製造業を世界に飛躍させることが今後の 日本経済の発展には不可欠であり、当社グループも、これらの企業を金融面からグローバルベースでサポー トしていきたいと考えています。 このように、当社グループは金融業という本業を通じて社会に貢献し、企業としての社会的責任を果たして いきます。 また当社グループでは、2008
年3
月に予防接種の資金サポートをする「ワクチン債」の販売を行いました。 この「ワクチン債」を個人投資家向けに販売したのは世界で初めての試みであり、幅広い投資家からの需要が ありました。6
月には、世界銀行と共同開発した「排出権価格連動クーポン付米ドル建債券(元本確保型)」(
World CO2L Bond
(ワールドクールボンド))の売出しを行いました。こちらも京都議定書にもとづく排出権 取引の仕組みを活用した世界初の個人向け売出し債券です。投資信託においても、社会貢献の一助となる金 融商品に注目が集まっており、「ダイワ・エコ・ファンド」や「ラッセル世界環境テクノロジー・ファンド」など、環 境保全に取り組む企業を応援するファンドが好評を博しています。当社グループは、今後もこのような「金融 市場を通じた社会貢献」に積極的に取り組んでいきたいと考えています。資本政策
2007
年度は、二度にわたって合計約500
億円の自社株買いを実施することにより、株主還元を行いました。 また、配当については通期で22
円とし、配当性向は65.3%
となりました。当社の配当方針では配当性向30%
程度を基準にしていますが、下期の業績は極端な市場混乱の影響を受けたという一時的な要因が大きく、配 当の安定性にも配慮したうえで、小幅の減配にとどめました。 このように、今後も自社株買いを含め、より積極的に株主還元を行う方針です。 大和証券グループ本社の配当金と配当性向推移 (円)—
中間配当金(左軸)—
期末配当金(左軸)—
配当性向(右軸) 注:2004年度に中間配当制度を導入。 (%) (年度)プロフェッショナルとしての真価を問われる時代
2007
年度は、金融のプロとして我々の真価が問われる時代の到来を感じた年でした。リテール部門では、 厳しい市場環境に加え、金融商品取引法の施行により、お客様への説明能力が一層問われるようになりまし た。ホールセール部門においても、競合他社より優れたオリジネーション力や高い専門知識を持つことがます ます重要となっています。コンプライアンスや高いモラルはもちろんのこと、仕事に対する誇りや責任感を十 分に兼ね備えた人材でなければ、高いレベルのサービスを提供することはできなくなっています。まさにこの ようなときにこそ、お客様からプロとしての信頼を獲得しなければなりません。 証券会社における最も重要な資本は人材です。プロとなる人材をいかに育てているか、またその人材の モチベーションをいかにあげるかによって、将来の企業価値が大きく変わってくると考えています。そのた めにも人材育成に注力し、待遇の改善はもちろんのこと、あらゆる方法で社員のモチベーションの向上に 努めています。 その結果、就職人気ランキングや女性の活躍度を示したランキングでは、過去最高の評価を得ることが できました。これは、将来の大和証券グループのさらなる発展を支えてくれる優秀な人材の獲得につなが るものと確信しています。 当社グループは2007
年12
月に、グラントウキョウノースタワーに本社を移転し、リテール部門やホール セール部門など、これまで分散していた主要機能を集約することができました。今後は各部門がこれまで以 上に連携を強化し、日本最高の証券グループ となることを目指していきたいと思います。2008
年7
月 大和証券グループ本社 執行役社長(CEO
)12
Daiwa Securities Group Annual Report 2008トップマネジメント
1.
鈴木 茂晴 代表執行役社長 最高経営責任者(CEO) 兼リテール部門担当 大和証券 代表取締役社長 1971年 大和證券入社 1997年 同取締役事業法人本部担当 1998年 同常務取締役 1999年 大和証券グループ本社常務取締役 2001年 同専務取締役 2002年 大和証券SMBC専務取締役 2003年 同代表取締役専務取締役 2004年 大和証券グループ本社取締役 兼代表執行役社長 最高経営責任者(CEO) 兼リテール部門担当 兼大和証券代表取締役社長4.
東 俊太郎 執行役副社長 ホールセール部門副担当 大和証券SMBC 代表取締役副社長 1972年 住友銀行入行 1997年 同香港支店長 1999年 同執行役員 2001年 三井住友銀行執行役員 2003年 同常務執行役員 2006年 同代表取締役兼専務執行役員 2007年 大和証券グループ本社執行役副社長 ホールセール部門副担当 兼大和証券SMBC代表取締役副社長2.
吉留 真 代表執行役副社長 最高執行責任者(COO) 兼ホールセール部門担当 大和証券SMBC 代表取締役社長 1974年 大和證券入社 1997年 同大阪支店事業法人第一部長 2001年 大和証券SMBC執行役員 2004年 同常務執行役員 同常務取締役 2006年 大和証券グループ本社取締役 兼専務執行役 兼大和証券SMBC 代表取締役専務取締役 2007年 大和証券グループ本社取締役 兼代表執行役副社長 最高執行責任者(COO) 兼ホールセール部門担当 兼大和証券SMBC代表取締役社長5.
樋口 三千人 執行役副社長 アセットマネジメント部門担当 大和証券投資信託委託 代表取締役社長 1969年 大和證券入社 1995年 同取締役 1998年 同常務取締役 1999年 大和SBCM(現大和証券SMBC) 常務取締役 2000年 同専務取締役 2002年 同代表取締役専務取締役 2004年 大和証券グループ本社取締役 兼執行役副社長 兼大和証券SMBC代表取締役副社長 2005年 大和証券グループ本社執行役副社長 アセットマネジメント部門担当 兼大和証券投資信託委託 代表取締役社長3.
石橋 俊朗 執行役副社長 リテール部門副担当 大和証券 代表取締役副社長 1973年 大和證券入社 1998年 同取締役インベストメント・バンキング 本部担当 1999年 大和SBCM(現大和証券SMBC) 執行役員 2003年 大和証券常務取締役 2005年 同専務取締役 2007年 同代表取締役専務取締役 2008年 大和証券グループ本社取締役 兼執行役副社長リテール部門副担当 兼大和証券代表取締役副社長6.
太田 浩司 執行役副社長 リサーチ部門担当 大和総研 代表取締役社長 1971年 大和證券入社 1998年 同取締役中日本地域担当 1999年 大和証券執行役員 2002年 同取締役 2003年 大和証券SMBC常務執行役員 2004年 同常務取締役 2005年 大和証券グループ本社取締役 兼専務執行役 兼大和証券SMBC 代表取締役専務取締役 2006年 大和総研代表取締役副社長 2008年 大和証券グループ本社執行役副社長 リサーチ部門担当 兼大和総研代表取締役社長取締役
取締役会長 清田 瞭 取締役 鈴木 茂晴 吉留 真 石橋 俊朗 日比野 隆司 森 郁夫 中村 明 岩本 信之 地福 三郎 川上 哲郎 安田 隆二 宇野 紘一 松原 亘子執行役
1 4 2 5 3 67.
日比野 隆司 専務執行役 企画・人事担当 兼ホールセール部門副担当 大和証券SMBC 専務執行役員 1979年 大和證券入社 2002年 大和証券グループ本社経営企画部長 大和証券SMBC執行役員 2004年 大和証券グループ本社常務執行役員 企画・人事担当 同取締役兼常務執行役 2007年 同取締役兼専務執行役 2008年 兼ホールセール部門副担当 兼大和証券SMBC専務執行役員11.
横井 正道 常務執行役 米州部門担当 大和アメリカコーポレーション 会長 1975年 大和證券入社 2001年 大和証券SMBC ヨーロッパリミテッド社長 2006年 大和証券グループ本社 執行役米州部門担当 兼大和アメリカコーポレーション会長 2008年 大和証券グループ本社常務執行役8.
森 郁夫 専務執行役 ホールセール部門副担当 大和証券SMBC 代表取締役専務取締役 1973年 大和證券入社 1996年 大和セキュリティーズアメリカ社長 2001年 大和証券グループ本社執行役員 2004年 同執行役 2005年 同常務執行役 2006年 大和証券SMBC常務取締役 2007年 大和証券グループ本社取締役 兼専務執行役 ホールセール部門副担当 兼大和証券SMBC 代表取締役専務取締役12.
中田 誠司 執行役 企画副担当兼人事副担当 兼経営企画部長 1983年 大和證券入社 2005年 大和証券SMBC商品戦略部長 2006年 同執行役員 2007年 大和証券グループ本社 執行役企画副担当兼人事副担当 兼経営企画部長9.
中村 明 常務執行役 情報技術担当(CIO) 大和総研 取締役(非常勤) 1983年 大和證券入社 1996年 大和総研システムソリューション 第一部長 1999年 同執行役員 2003年 同常務執行役員 2005年 同常務取締役 2006年 大和証券グループ本社 常務執行役情報技術担当(CIO) 兼大和総研取締役(非常勤) 2008年 兼大和証券グループ本社取締役10.
岩本 信之 常務執行役 最高財務責任者(CFO) 大和証券投資信託委託 取締役(非常勤) 1980年 大和證券入社 2001年 大和証券SMBC国際金融部長 2005年 大和証券グループ本社執行役 最高財務責任者(CFO) 兼大和証券投資信託委託 取締役(非常勤) 2006年 兼大和証券グループ本社取締役 2008年 大和証券グループ本社取締役 兼常務執行役13.
後藤 正明 執行役 法務担当 1982年 大和證券入社 2005年 大和証券SMBC ストラクチャード・ファイナンス部長 2007年 大和証券グループ本社 執行役法務担当兼広報部長 2008年 同法務担当14.
清田 瞭 執行役 1969年 大和證券入社 1994年 同取締役営業副本部長[東部本部長] 1997年 同常務取締役 同代表取締役常務取締役 同代表取締役副社長 1999年 大和SBCM(現大和証券SMBC) 代表取締役社長 2004年 大和証券グループ本社取締役副会長 兼執行役 兼大和総研理事長 2005年 兼大和総研取締役 2008年 大和証券グループ本社 取締役会長兼執行役 7 11 8 12 9 13 10 1414
Daiwa Securities Group Annual Report 200814
Daiwa Securities Group Annual Report 2008大 和 証 券グループを取り巻く環 境について
2007
年度は、サブプライムローン問題による世界的な金融不安が発生し、証券会社にとって厳しい環境
となりましたが、個人投資家の「 貯蓄から投資へ」の流れは継続し、企業の
M&A
も今後活発化すると考
えられます 。
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 0- 1,600- 1,400- 1,200- 1,000- 800- 600- 400- 200- 1,800- 2,000-1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
大和証券グループを取り巻く環境について
事業環境
日本の証券会社を取り巻く環境は、常に大きく変化しています。1996
年以降に政府主導で進められた「日本版金融ビックバン」 では、日本の金融市場をフリー(市場原理が機能する自由な市場)、 フェア(透明で公正な市場)、グローバル(国際的で時代を先取りす る市場)に変貌させることを狙いとして、大規模な規制緩和が実施 されました。1998
年12
月に証券業が免許制から登録制へと移行し、それに 伴い銀行における投資信託の窓口販売が解禁されました。さらに、1999
年10
月には、株式委託手数料が完全に自由化され、業界参 入が容易になると同時に株式委託手数料における本格的な価格競 争が始まりました。2004
年12
月に証券仲介業が解禁となり、2005
年10
月には郵 便局における投資信託の販売が開始されるなど、証券業界への新 規参入がさらに活発になると同時に、証券投資の裾野が一層拡大 しています。2007
年9
月には「金融商品取引法」が施行され、個人金融資産 における「貯蓄から投資へ」の流れにあわせた投資家保護のための 法律や、金融商品を取り扱う市場のルールが整備されました。ま た、証券会社では金融・証券市場が有効に機能するためのインフラ を確保し、今後マーケットの国際化に迅速に対応していくことが重 要なテーマとなっています。市場環境
2007
年度は、年度当初からの米国経済の好調を受け、一貫した 円安トレンドが続き、6
月には1
ドル124
円台となりました。国内株 式市場も海外市場の好調と円安基調を受けて輸出関連・好業績銘 柄が市場を牽引し、7
月にTOPIX
は2007
年度の最高値1,796.89
ポイントに達しました。 TOPIXの推移 (ポイント) 第1次金融ビッグバン 98年 3月 金融持株会社解禁 98年12月 証券会社が免許制から登録制へ 98年12月 投資信託の銀行窓販解禁 99年10月 委託手数料完全自由化 第2次金融ビッグバン 04年4月 証券取引法65条改正 →12月 証券仲介業解禁へ 05年7月 証券会社向けの総合的な監督指針 07年9月 金融商品取引法施行 ITバブル デフレ脱却 デフレ 収益性低下 手数料自由化による伝統的証券 ビジネスモデルの崩壊 収益性低迷 手数料依存からの脱却に向けた ビジネスモデルの再構築作業 収益性回復 高付加価値ビジネスへのシフト サブプライムローン問題による 世界的金融不安 出所:大和総研 (年度)16
Daiwa Securities Group Annual Report 200816
Daiwa Securities Group Annual Report 200804/3 05/3 06/3 07/3 08/3 0- 20- 40- 60- 80-9.3 13.9 21.9 30.5 29.3 13.5 14.6 22.6 28.4 28.0 1989 1991 1987 1993 1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 0- 600- 1,800- 1,200- 2,400-3,000- -200 -80 -160 -120 -40 -0 04/3 05/3 06/3 07/3 08/3 0- 20- 40- 60- 80-15.7 13.5 13.5 13.1 12.0 23.2 28.9 44.9 59.4 57.7 52.0 3.04.2 9.3 27.0 4.4 57.2 2.6 2.1 5.3 27.8 5.0 13.9 8.5 14.1 29.1 30.3 4.1 しかし、格付け機関によるサブプライムローンの格下げ見通しを 契機に信用不安が高まり、米国株式市場が大幅に下落するなか、 国内株式市場も下落に転じ、
8
月には世界同時株安によって、IT
バ ブル崩壊時以来の大幅な下げとなるなど、金融市場の信用不安は さらに増大しました。2008
年に入っても、米大手金融機関の巨額 損失の発表、米金融保証会社(モノライン)の格下げなどにより株 式市場は引き続き下落し、3
月中旬には米大手証券会社の実質破 綻報道で下げ幅は一層拡大しました。その結果、TOPIX
は2
年半ぶ りに1,150
ポイントを割り、為替は12
年半ぶりに1
ドル=95
円台の 円高となりました。その後市場は落ち着きを取り戻し始め、3
月末 のTOPIX
は1,212.96
ポイント、為替は1
ドル=99.69
円で終了し ました。収益環境
株式部門は、東証1
日平均売買代金が2
兆9,393
億円、前年度 比6.6%
と増加しましたが、株式市場の大幅な下落により、個人投 資家の売買代金シェアが低下し、外国人投資家のシェアが上昇しま した。 アセット・マネジメント部門では「貯蓄から投資へ」の流れを受け、 外貨建債券や新興国株式に投資する投資信託の販売が好調に推移 しました。国内の公募株式投信の資金純流入額は11.5
兆円の流入 超となりましたが、年度末にかけての世界的な株式市場の下落や 金融市場の混乱を受け、資産価値が下落し、国内における株式投 資信託の純資産残高は合計で57
兆7,497
億円、同2.8%
減となり ました。 インベストメント・バンキング部門では、株式市場の低迷や敵対 的買収への懸念が広がり、浮動株が増加するエクイティ・ファイナ ンスに対して発行会社が消極的になるなど案件が大幅に減少し、 既公開株式のオファリング総額は5,363
億円、同77.6%
減となり ました。新規公開市場も株式市場の低迷と上場審査基準が厳格化 されたことによって、オファリング総額は6,097
億円の同55.9%
減となりました。M&A
市場では、世界的な金融市場の信用不安 が高まり、取引金額では減少しましたが、案件数は着実に増加しま した。一方、金利が低位で安定したことにより、普通社債による資 金調達は順調に増加し、市場全体の引受金額は、6
兆8,993
億円 の42.4%
増となりました。 個人金融資産の動向 1,490兆円 16.5 10.0 1,355兆円 44.1兆ドル—
現金・預金—
債券—
投資信託—
株式・出資金—
保険・年金準備金—
その他計 出所:日本銀行 (%) (%) 日本 2008年3月末 2003年3月末 米国 2008年3月末 東京証券取引所の平均売買高・売買代金とTOPIXの推移(四半期ベース) (ポイント) (十億株/兆円)—
四半期売買高(右軸)—
四半期売買代金(右軸)—
TOPIX(左軸:ポイント、月末平均) 注:売買高・売買代金は第一部・第二部、マザーズ合計。 出所:東京証券取引所「東証統計月報」各号より大和総研作成。 日本における投資信託の残高の推移 (兆円) (年/月末) (年/月末)—
株式投資信託—
公社債投資信託 注:公社債投資信託はMMFを含む。 出所:投資信託協会 公募株式投資信託の主な販売主体別純資産残高の状況 (兆円)—
証券会社—
銀行等 出所:投資信託協会 (年度)1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 0- 1,500- 1,000- 500- 2,000- 2,500-
3,000-今後の展望
日本の個人金融資産における「貯蓄から投資へ」の流れは、国内 外の市場環境の影響を受け一時的には減速しているものの、今後 も継続することが予想されます。国内の株式市場においても、潤沢 な個人金融資産を背景に、株式投資信託などを通じた資金流入の 拡大が期待されます。債券では、高金利の外貨建債券やリスクが 低い個人向け国債に、引き続き高い需要が見込まれます。 個人投資家の投資対象の範囲は、株式・債券のみならず、資源や 食料品などを含む商品指数、通貨、不動産やクレジット関連など多 岐にわたっており、今後さらなる対象品目の拡大が予想されます。 このような投資対象の一段の多様化や高度化に伴い、投資信託な どの運用担当者の役割はさらに重要となっています。 また近年、オンライン専業証券が手数料の引き下げによって株式 取引の売買シェアを拡大してきましたが、手数料の引き下げが限界 となり、オンライン専業証券のなかでも店舗の活用や、投資信託を 始めとした取扱商品の多様化など、付加価値の向上によって差別化 を図るという動きが見られます。 一方、国内株式市場のインフラ整備では、2009
年1
月から上場 会社の株券はすべて電子化され、証券会社などの金融機関の口座 で、株主一人ひとりの氏名や住所、保有株式数などが、電子的に記 録・管理されるようになります。さらに東京証券取引所のシステム が刷新され、注文処理能力の大幅な改善が予定されるなど、株式 市場の国際化に向けた取組みが着実に進められています。 国内事業会社については、景況感の悪化により、積極的な設備 投資に対して慎重なスタンスが続くと予想されますが、国際競争で 生き残るためにも、事業を再編・拡充することが重要となり、「時間 を買う」ことでより迅速な対応が可能となるM&A
が活発になると考 えられます。 このように、証券業界を取り巻く環境は、引き続き大きく変化し ていますが、サブプライムローン問題で多大な影響を受けた外資 系金融機関が事業拡大ペースを減速し、組織の縮小を余儀なくさ れる一方で、相対的にダメージの少ない国内金融機関のビジネス チャンスが拡大しています。今後、国内金融機関による積極的な海 外への事業展開や、海外の金融機関への出資・提携などが増加す ると思われます。 日本におけるM&Aの案件数推移 全国公開会社の公募増資額の推移 上場会社の普通社債(国内)による資金調達額の推移 (件)—
IN–IN(国内企業同士のM&A)—
IN–OUT(国内企業による海外企業のM&A)—
OUT–IN(海外企業による国内企業のM&A) 出所:レコフ 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 1.0- 0.5- 0- 1.5- 2.0- 2.5- 3.0-1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 0- 1- 2- 3- 4-(兆円) (兆円)—
公募増資調達額—
新規公開時公募—
CB・WB—
売出し(2001年度4Qから開示) 出所:日本証券業協会「全国公開会社のエクイティファイナンスの状況」より大和総研作成。 出所:東京証券取引所「東証統計月報」各号より大和総研作成。 (年度) (年度) (年)18
Daiwa Securities Group Annual Report 200818
Daiwa Securities Group Annual Report 2008アジアを中心としたグローバル体 制
成長著しいアジアの資本市場。大和証券グループはグローバル戦略において、このアジア市場での飛躍
を目指し、各商品・サービスの拡充を図るべく、事業基盤の強化を推進しています 。ホールセール部門を
中心として 、ブローカレッジ業務からインベストメント・バンキング業務にいたるまで 、当社グループが日本
で培ったノウハウを最大限に活用し、アジアの企業と資本市場の発展に貢献すると同時に、当社グルー
プのアジアでのプレゼンス向上を図っていきます 。
成長著しいインド(デリーの街並み)2005 2006 2007 0- 5- 10- 15-10.6 4.65.2 4.6 7.9 3.9 2005 2006 2007 0- 5- 10- 15- 20-15.0 4.8 3.5 5.66.1 6.2
アジアの資本市場は、その時価総額や取引規模において、日本を超える大きな存在
となってきました。日本を除くアジア
12
ヵ国の市場
*
合計を日本と比較すると、
2006
年度にアジア
12
ヵ国は株式売買代金が
6
兆ドルを突破し、
5.6
兆ドルにとど
まった日本を初めて超えました。さらに、翌
2007
年度には日本の
6.2
兆ドルに対し
アジア
12
ヵ国は
15.0
兆ドルと、圧倒的な伸びを示しました。
当社グループでは、これまでもアジアにおける事業基盤の整備に努めてきました
が 、
2008
年度以降は 、同地域でのプレゼンスを高めるべく、全方面において積極
的な投資を実施します 。
* 香港・韓国・台湾・シンガポール・マレーシア・タイ・インドネシア・フィリピン・中国・インド・ニュージーランド・オーストラリア特集
1
アジアを中心としたグローバル体制
大和証券
SMBC
を中心としたアジアでの積極展開
当社グループは、ホールセール部門である大和証券SMBC
を中心に、アジアにおけるビジネスを積 極的に展開し、2011
年度までのアジア地域での目標として、3
つの「1,000
」を掲げています。1.
アジア関連収益を年間1,000
億円2.
アジア拠点人員を1,000
人3.
アジアにおけるプライベート・エクイティやPE
ファンド等への総額1,000
億円の投資アジア拠点の拡充
大和証券SMBC
では、アジア・オセアニア地域のうち香港とシンガポールの拠点が中心となって事 業活動を行なっています。2007
年度にはハノイ駐在員事務所が新たに加わり、日本を除くアジア全域 で11
拠点となりました。 ベトナムでは、ハノイ事務所の開設とともに、ホーチミン証券取引所におけるブローカレッジ業務で トップシェアを誇るサイゴン証券と資本・業務提携を行うなど、ビジネスの拡大に努めています。 インドでは、ムンバイの現地法人が、2008
年4
月にボンベイ証券取引所などの会員資格や免許等を 取得しました。同現地法人は、株式などのブローカレッジ業務のほか、引受けやM&A
などの投資銀行 業務を提供する初のフルラインサービスの日系証券会社として営業を開始しました。 当社グループはこれらの拠点を通じて、国内外のお客様に幅広いサービスを提供していきます。 時価総額 売買代金 日本市場とアジア市場の比較 (兆ドル) (兆ドル)—
日本—
アジア12市場 出所:各国証券取引所—
日本—
アジア12市場 出所:各国証券取引所 (年度末) (年度)20
Daiwa Securities Group Annual Report 2008ネットワークの構築
当社グループは、2007
年度にシンガポール、台湾、北京において計3
回のアジアレセプションを開 催しました。これらのレセプションでは、当社グループを支えてくださった方々への感謝の意を示すと ともに、今後グループをあげてアジア関連ビジネスの拡大にかける決意表明を行いました。すべての レセプションが盛大に行われ、いずれも各地の政府機関関係者や各界著名人、有力機関投資家、現地 日系企業トップなどの参加がありました。 これらのレセプションは各地域のメディアでも大きく取り上げられ、今後当社グループのアジアビジ ネスにおけるネットワーク構築に大きく寄与していくものと考えています。エクイティ部門の強化
エクイティ部門は、アジアの各拠点においてすでに顧客基盤やインフラを構築しているため、早期の 収益化を目指して、最優先の強化事項として取り組んでいます。 また、2007
年度からアジア市場の株式売買代金は飛躍的に伸びており、当社グループにおいても アジア株式の取扱いが大幅に増えています。当社グループでは、この流れを加速すべく、セールスお よびセールストレーダーの拡充やアナリストの増員を行なっています。 さらに海外拠点における執行体制の整備を急ぎ、シンガポール、オーストラリア、インド等におけるFIX*
1接続市場の拡大、香港、台湾、韓国におけるDMA*
2対応やアルゴリズム取引*
3の拡充などを行 なっていきます。 *1 FIX:セルサイドとバイサイドの間で、取引を電子的かつ統一的な仕様で実現すること。 *2 DMA:バイサイドがマーケットに直接アクセスして売買を行う電子取引システム。 *3アルゴリズム取引:コンピュータシステムのプログラムに沿って自動的に注文を行う取引。アジアでの投資銀行ビジネス
当社グループはこれまでも、
POWL
(Public Offering Without Listing
)*
などを通じて、多くのアジア企業の引受け実績を積み上げてきました。こうして蓄積されたノウハウによる高い専門性と現地 での的確な情報収集により、
2007
年度には中国企業初の東京証券取引所一部上場IPO
となったチャ イナ・ボーチーの主幹事を務めました。2008
年度以降はさらにオリジネーション力を強化し、アジア市 場における投資銀行業務を拡大していきます。 そのためにまず、香港とシンガポールに、セクターバンカーと呼ばれる特定業界に強い担当者を、今 後成長が見込まれるIT
・通信、不動産、エネルギーセクターなどを中心に配置します。 また同時に、グローバル体制の中心となる東京においても人員の増強を継続し、クロスボーダー案 件の創出に注力していきます。 * 海外上場企業が、日本国内の証券取引所に上場をせず、日本国内で資金調達を行うこと。PE投資・PEファンド投資 (中国) PEファンド投資 (シンガポール) EMPダイワ (香港) サイゴン証券 (ベトナム) 資・PEファン (中国) EMPダイワ (香港) サ サ サ サ サイイイイイイゴゴゴン証券 ( ( ( ( ( ( (ベベベベベベベベベトトトトトナナナム) Eフフファァァンンンド投投資 シ シ シンンンガガポポポポポポールルル PEファンド投資 (インド)
アジアにおける投資
アジアでの事業基盤をより大きく強固にするために、当社グループでは2011
年度を目処に総額1,000
億円の投資を行います。この投資によって、広範囲にアジアビジネス拡大の布石を打つととも に、投資先との連携・提携などを軸に人材の交流を図り、収益の拡大につなげていきます。 大和証券SMBC
プリンシパル・インベストメンツは、2008
年2
月に、中国で無線ブロードバンド技術 を用いた高速無線データ通信サービスを展開するAirway Communications
社に出資し、アジアに おける第1
号案件を実行しました。また、
2007
年1
月に設立したEMP-Daiwa Capital Asia Limited
も、同年12
月に第1
号案件として香港企業に投資を実施しました。今後も当社グループのネットワークを活かして投資案件の発掘を 行なっていきます。 アジアのグループネットワークおよび投資・提携状況
グループ全体でアジア市場関連のサービスを強化
ホールセール以外の分野でも、アジア市場は非常に重要なマーケットです。リテール部門において も、国内個人投資家の新興国への投資ニーズは年々高まっています。こうした需要に応えるためにも、 アジア市場のリサーチを一層強化する必要があり、大和総研では、現地アナリストを増員しています。 アセット・マネジメント部門においては、アジア関連の投資信託を当社グループの主力商品のひとつ と捉え、海外現地法人での自主運用を強化・拡大しています。グローバルにインハウス運用体制を整 え、当社グループのお客様に対し、より付加価値の高い商品を提供します。 4 5 6 7 8 9 10 11 2 3 1 1 7 2 8 3 9 4 10 5 11 6 東京本社 北京駐在員事務所 ソウル支店 海際大和証券 台湾現地法人 香港現地法人 ハノイ駐在員事務所 バンコク駐在員事務所 シンガポール現地法人 フィリピン現地法人 ムンバイ現地法人 メルボルン現地法人 1222
Daiwa Securities Group Annual Report 200822
Daiwa Securities Group Annual Report 2008広がるリテールサービス
サブプライムローン問題に端を発した市場の混乱による影響から、
2007
年度末の
TOPIX
は
2006
年度
末の
1,713.61
ポイントから約
30%
下落し、
1,212.96
ポイントとなりました。このような厳しい市場環境
においても、大和証券グループのリテール部門である大和証券の純営業収益は前年度比
2%
減にとど
まっており、安定的に収益があげられる体制になっています 。
大和証券本店のお客様向け情報コーナー4.1 52.0 3.0 4.2 9.3 27.0 4.4 57.2 2.6 2.1 5.3 27.8 5.0 13.9 8.5 14.1 29.1 30.3
約
1,500
兆円といわれる日本の個人金融資産の「貯蓄から投資へ」の流れは、サブ
プライムローン問題の影響もあり一時的にスローダウンしたものの、資本市場への
資金の流入は依然として続いています 。個人投資家層の拡大によって投資ニーズは
多様化しており、大和証券ではさまざまなサービスを提供することによってそのニー
ズに応え、ビジネスの拡大を図っています 。
預り資産の拡大による安定収益の増加
大和証券は、お客様からの預り資産を増大させ、その価値を中長期的に拡大させるビジネスに、より 注力しています。 なかでも、株式投資信託を「貯蓄から投資へ」の受け皿となる最も重要な商品と位置付け、新規資金 の導入を重視した営業活動を行なっています。その結果、株式投資信託の預り資産が拡大し、大和証 券では安定的な収益である投資信託の代理事務手数料が飛躍的に増加しています。約3
年前には月 間12
億円程度だった同手数料は着実に拡大し、2007
年度は月間40
億円を超える月もありました。 大和証券は、お客様に支持される商品・サービスを次々と提供し、預り資産を拡大していくことで、 市場環境の変化に左右されにくい、より安定的で強固な収益構造を構築していきます。 個人金融資産の動向特集
2
広がるリテールサービス
1,490兆円 16.5 1,355兆円 44.1兆ドル—
現金・預金—
債券—
投資信託—
株式・出資金—
保険・年金準備金—
その他計 出所:日本銀行 (%) (%) 日本 2008年3月末 2003年3月末 米国 2008年3月末 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 2006年度 0- 250- 500- 750- 1,000--0 -20 -40 -60 -80 2007年度 148 164 196 237 198 197 218 209 350 187 238 320 431 237 316 90 株式投資信託 販売額と純増率 (十億円) (%)—
株式型投資信託(左軸)—
債券型投資信託(左軸)—
純増率*(右軸) * 純増率(%)=(販売額−(売却額+償還額))/販売額×100 1Q 2Q 3Q 2006年度 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 2007年度 0- 3- 6- 9-12- 10.8 7.3 7.9 8.8 9.5 10.8 11.5 11.9 投資信託 代理事務手数料 (十億円) 10.0 日本唯一の証券専門TVチャンネル 「 ダイワ・証券情報TV」の収録スタジオ24
Daiwa Securities Group Annual Report 2008 債券型投資信託では、専用投信*
での残高トップと なっている「ダイワ・グローバル債券ファンド」や「ダ イワ世界債券ファンド」を中心に販売を行なっていま す。株式型投資信託では、マーケット環境に応じた テーマ性のあるファンドを随時投入しています。 大和証券では、グループのアセット・マネジメント 部門を担う大和証券投資信託委託に限らず、外部の 運用会社が組成・運用するファンドも数多く取り扱っ ています。2007
年度は、中国やブラジルなど新興国 外貨建債券も大和証券の主力商品のひとつで す。低金利の続く日本の金融市場では、より高いリ ターンを求めて、資金が高金利の海外通貨へとシフ トしています。大和証券では 、投資期間が2
∼3
年 程度の高金利通貨建債券を中心に、多様な外貨建 債券をタイムリーかつコンスタントに提供していま 大和証券では、個人向け国債の販売に積極的に取 り組んでいます。「貯蓄から投資へ」の流れが進み投 資家層が拡大するなかで、安全性と比較的高い利子 を兼ね備えた個人向け国債は、投資の第一歩として 最適な商品のひとつであると大和証券では位置付け「貯蓄から投資へ」を支える当社グループの商品とサービス
投資信託S ダイワLMS
S (証券担保ローン) 外貨建債券S 寄付者 最長20年間にわたる寄付 投資家 資本市場での投資活動 財務管理 国ごとに予防接種 プログラムを実行 個人向け国債S へ投資するファンドが人気を博しました。今後も、対 象商品・対象地域の選別、商品コンセプトによる差別 化を図り、お客様のニーズにあわせた投資信託を提 供していきます。 * 特定の証券会社もしくはグループで取り扱う投資信託のこと。 「ダイワ・グローバル債券ファンド」、「ダイワ世界債券ファン ド」とも大和証券グループのみでの取扱いとなっている。2006
年8
月にスタートした「ダイワLMS
」*
1は、お 客様が保有する有価証券を担保として、借入上限額 (極度額)の範囲内で借入れ・返済を自由に行うことの できるサービスです。お客様が有価証券などを売却 することなく、簡単なお手続きでお客様の資金調達 ニーズに応えます。サービス開始以来、多くのお客 様にご利用いただいており、2008
年3
月末において 融資残高は650
億円を超えました。サービス開始後 わずか1
年5
ヵ月で、日本の大手証券金融会社の残 高*
2を凌ぎ、トップとなっています。また、多くのお 客様が「ダイワLMS
」を利用するために大和証券に株 券を入庫しており、当社の預り資産の拡大にもつな がっています。利便性の高い資金調達の方法として ご利用いただくべく、今後も幅広いお客様に紹介して いきます。*1 Loan Management Serviceの略。
*2資本市場において、信用取引のための資金を専門的に提供す る金融会社の行う証券担保ローン残高。 ています。また、当社がこれまでアプローチできて いなかった、リスクに敏感なお客様に対しても有効な 商品であると考えており、今後も幅広いお客様への 提案を行なっていきます。 す。
2008
年3
月には開発途上国において子どもた ちの命を救うワクチンの入手を促進する南アフリ カ・ランド建の「ワクチン債」を日本で初めて販売し ました。このように、当社グループでは外貨建債券 においても付加価値のある商品を開発・提供してい きます。 「ワクチン債」のスキーム07/3 07/6 07/9 07/12 08/3 0- 1,000- 500- 1,500- 2,500- 2,000--0 -10 -5 -15 -25 -20 「ダイワ
SMA
」*
は2008
年3
月末の契約資産残高 が1,920
億円となり、日本のSMA
において最大の シェアとなっています。2007
年度は株式市場の下落 による影響で「ダイワSMA
」の契約資産残高は減少 しましたが、パフォーマンスは比較的堅調に推移しま した。2008
年6
月からは、新たなサービス「ダイワSMA
プライベート・アセットアロケーション・サービ ス」を導入しています。新サービスでは、運用スタイ ルの選択や変更、そのタイミングについても、お客 様が専任のアセット・アドバイザーに一任することが 少子高齢化などに伴い、将来の公的年金の補完や 相続対策へのニーズが高まってきています。年金保 険は各種の保証機能によりこうしたニーズにお応え することが可能です。大和証券では、株式投資信託 を主な投資対象とする特別勘定で積極運用しながら 大和証券は自社内でオンライン証券ビジネスを展 開しています。「ダイワ・ダイレクト」では、インター ネットと店舗の融合という当社独自のビジネスモデル によって、インターネットを通じて利便性の高いサー ビスを提供するほか、営業店舗やコールセンターで もサポートを行い、お客様満足度の向上につなげて います。2007
年度においては、4
月にホームページ およびモバイルサイト、7
月には投資信託サイトのリ ダイワSMA
、S ダイワファンドラップ 年金保険S ダイワ・ダイレクトS も、死亡保険金や年金原資が保証されているタイプ や、固定利率で安定的な運用を行うタイプなどの年 金保険を取り扱っています。今後もお客様のニーズ にあわせた商品の導入やセミナーなどによる情報提 供に取り組んでいきます。 ニューアルを行い、操作性の向上や機能の拡充を図 りました。また、9
月には「ダイワFX
(外国為替証拠 金取引)」の取引手数料の無料化、レバレッジの任意 変更、期間損益報告書の提供などを実施しました。こ うした取組みにより、「ダイワFX
」の期末口座数は2007
年3
月末の8
千口座から2008
年3
月末には2
万口座へ 、同じく年間の売買代金は3,000
億円から3.3
兆円へと飛躍的に拡大しました。 できます。大和証券では、今後も継続して「ダイワSMA
」のサービスを強化していきます。 また、2007
年10
月には、「ダイワファンドラップ」 の提供を開始し、2008
年3
月末の契約資産残高は486
億円となっています。少額からでも本格的な国 際分散投資を行いたいという個人投資家のニーズに 応え、300
万円から契約可能としました。今後もお 客様の声を取り入れ、サービスの拡充を図っていき ます。* Separately Managed Accountの略。投資一任契約または
投資助言を付加した資産運用サービス。 2003 2004 2005 2006 2007 0- 4- 2- 6- 8- 10-オンラインの株式売買代金推移 (兆円) (年度) ダイワFX口座数・売買代金の推移 (十億円) (千口座)