人材は、競争力の大きな源泉です 。その競争力を最大限に発揮するためには、社員一人ひとりが能力とモチベー ションを高め、そのポテンシャルを 100% 引き出すことが重要です 。大和証券グループでは、社員のスキルアッ プを支援し、実績を適正に評価する人材マネジメント体制の確立に努めています 。
グループ人事政策
当社グループの企業理念のひとつは「人材の重 視」であり、その内容は「大和証券グループの競争力 の源泉は人材である。社員一人ひとりの創造性を重 視し、チャレンジ精神溢れる自由闊達な社風を育み、
社員の能力、貢献を正しく評価する。」というもので す。株主価値を向上させるべく最も労を尽くしてい るのは社員であり、この社員のモチベーションを最大 限に高めることは、お客様や株主の満足度を高める ことにつながると考えています。
評価制度の充実と成果主義の徹底S 当社グルー プでは、成果主義を徹底しており、公正かつ納得性 の高い人事制度を目指しています。そのため、上司 と部下が相互に評価を行う「双方向評価」や、業務上 関係が深いグループ内の他社や他部署からの客観的 評価を含めた「360度評価」を取り入れるとともに、
評価する側のスキルを向上させるための「評価者研 修」を行なっています。また、公正な評価の一環とし て、大和証券では年2回の「社長賞」を実施しており、
社員のさらなるモチベーション向上を図っています。
同様の表彰制度は、大和証券グループ本社、大和証 券SMBCにも設けられています。
職種別処遇体系の導入や人事考課の細分化なども 行なっており、次長職では最大で賞与で約20倍、年 収で5倍以上の格差が生じています(2007年度実 績)。また、大和総研のアナリストや大和投資信託の ファンドマネージャーに、アナリストランキングや運 用パフォーマンスなどの実績を反映させた年俸制も 導入しています。
社員の能力向上と選択肢の提供S 当社グループ では、証券アナリスト、FP(ファイナンシャル・プラン
ナー)などの金融業務に関連する資格を中心に、資 格取得の全面的なバックアップや、業務や事業リー ダー育成に関する研修の充実など、社員のスキル アップへのサポートを充実させています。また、
2008年度から昇級・昇格への資格要件の本格導入 を行い、証券アナリストなど証券業務に有用な資格を 中心に、資格の難易度に応じて定めた「資格ポイン ト」の取得を職制・等級別の昇級・昇格の必要条件と し、能力の向上に対する役職員の挑戦意欲を高めて
います。
配属に関しては、グループ内の希望部署へチャレ ンジできる「グループ内公募制度」を採用しており、
2000年の制度導入以来702名がこの制度に応募し、
132名が希望部署へ配属されています。
中期経営計画における人材マネジメント 中期経営計画における人事の基本戦略として、「業 界最高水準の人材が集い、高いモチベーションを 持って仕事にチャレンジできる環境・体制を整備す る」ことを目指し、具体的に以下の5つの戦略を掲げ ています。
1. 業界のリーディングカンパニーにふさわしい処遇 水準・処遇体系を確立し、人材の維持・獲得およ びさらなる業績向上に寄与する。
2. 優秀でロイヤリティの高い人材を継続的に獲得す る。そのため学生とのコミュニケーション機会を 増やし、従来以上に大和証券グループの存在感 を高める。
3. 業界No.1の専門性を誇る金融プロフェッショナ ル集団を育成する。
4. 女性社員の士気を向上させ、潜在能力を最大限 発揮できる態勢を確立する。女性が働きやすい 環境を継続的に整備する。
5. 経験豊富なベテラン社員が活躍しやすい環境を 整える。年齢にかかわらず成果を出す社員に報 いる。
また、人員(国内)については、グループ全体で3 年間に2,000人程度の人員増を計画しています。
働きがいのある会社へ
当社グループは、「働きがいと情熱に満ちた日本 最高の証券グループ」を目指し、中期経営計画におけ る人事戦略に沿って、社員が高いモチベーションを維 持できるよう、グループで働く社員一人ひとりが、
(1)会社に対して「信頼感」を持っている、(2)会社の 役割・意義を理解し、「誇り」を持って働いている、
(3)会社およびそこで働く仲間と「連帯感」を共有し ている、といった意識を持てるよう、さまざまな施策 を実行しています。
ダイワフェスティバルの開催S 当社グループは、
2007年秋、分散しているグループ各社を集結させ、
グループの連携強化、生産性の向上を目指し、新た な時代に大きく飛躍できるよう、本社を東京駅前のグ ラントウキョウノースタワーに移転しました。これを 機に、当社グループに所属する役職員としての結束 力を一段と高めるとともに、社員を常日頃からサポー トする家族への感謝の意を表すため、2007年11月に
『家族・絆・健康』をテーマにした「ダイワフェスティバ ル」を開催しました。
メンタルヘルスケアの充実S 大和証券グループ 本社には「メンタルヘルスサポート室」が設置され ており、臨床心理士も駐在し、社員の心の悩み・不 調・不安・ストレスなどに対しての相談に親身に応じ るとともに、心の健康づくりをサポートしています。
派遣社員・パート社員の正社員登用S 一定期間 以上勤務し、当社グループへの貢献度およびロイヤ リティが高く、今後も高い実績が期待できる派遣社 員・パート社員を対象に、キャリアアップの機会を広 げるため、正社員登用試験を実施しています。今後 も定期的に実施する予定です。
連帯感醸成のための取組みS 当社グループで は、役職員が余暇活動を通して親睦を深め、連帯感 を醸成する機会を増やし、ワーク・ライフ・バランス
(仕事と生活の調和)を実現して充実した社会生活を 送ることを支援しています。そのため、2007年度よ り「クラブ活動支援制度」および「社内イベント支援 制度」を導入しました。「クラブ活動支援制度」によ り、現在12のクラブが活動しています。
ベテラン層の活躍に対する支援S 当社グループ では、年齢にかかわらず意欲と能力の高い人材を積 極的に活用するため、定年退職者の再雇用制度とし て従来より導入している「大和エルダー制度」と、改 正高年齢者雇用対策法に対応した「大和マスター制 度」を導入しています。今後もベテラン層の積極的 な活用を進めていきます。
女性活躍支援および仕事と育児の両立支援S 当社グループでは、従前より積極的に女性の活躍を 支援してきており、大和証券グループ本社人事部内 に設置された「女性活躍推進チーム」が中心となって
「女性活躍支援プラン」を導入するなど、ワーク・ライ フ・バランスができるようさまざまな施策を導入して います。また、女性の活躍に期待して積極的に採用を 行い、その人数は毎年増加しています。さらに、入社 後も女性社員を積極的に管理職へ登用しています。
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Daiwa Securities Group Annual Report 2008これらの施策等が評価され、厚生労働省が実施し ている2006年度「均等推進企業表彰」において、大 和証券グループ本社・大和証券・大和証券SMBCの 3社が、東京労働局長優良賞を受賞しました。
2007年度も、保育施設費用補助期間の延長、所 定時間外労働免除および制限の期間の延長など、引 き続き仕事と育児の両立支援をさらに拡充しまし た。また、2007年11月には、3人目以降の子ども を持つことによる経済的負担の軽減を目的として 、 3人目以降の子どもが生まれた場合、子ども1人に つき200万円を支給する制度を導入しています。
ワーク・ライフ・バランスの推進S 仕事と生活の 調和を図り、健康で豊かな生活を実現することは、社 員のモチベーションやロイヤリティを向上させ、ひい ては優秀な人材の維持・確保につながり、当社グ ループの持続的な発展のためにも不可欠であるとの 考えから、当社グループでは、「ワーク・ライフ・バラ ンス」を推進しています。
〈ワーク・ライフ・バランス推進委員会および推進 室の設置〉 当社グループで働く社員の「ワーク・ラ イフ・バランス」を実現する体制を構築するため、大 和証券グループ本社に、CEO自らが兼務するCWO
(Chief Work-life-balance Officer/ワーク・ライ フ・バランス担当)を委員長とした「ワーク・ライフ・
バランス推進委員会」を設置しました。また、大和証 券グループ本社人事部内には、「ワーク・ライフ・バ ランス推進室」を設置し、専任スタッフを配置してい ます。
〈19時前退社の励行〉 当社グループでは、以前よ り、本店ビルにおける「21時30分完全消灯」の実施 など、労働時間の短縮に取り組んできましたが、
「ワーク・ライフ・バランス」のさらなる推進のため、
大和証券グループ本社と大和証券では、2007年か ら19時前退社を励行しています。
その他の取組みS 厚生労働省が2008年度に実 施する「仕事と生活の調和推進モデル事業」におい て、当社グループは、社会的影響力のあるわが国を 代表するモデル企業10社中の1社として選定されま した。
また、日本経済団体連合会が2005年に設置した
「少子化対策委員会」では、当社CEOが共同委員長 を務めており、少子化問題に対する国全体としての 共通認識や、人口減少下における新たな社会づくり の方向性に沿って、会員企業・団体にワーク・ライフ・
バランスについてより理解を深めてもらう活動を行 なっています。
厚生労働省認定の「くるみんマーク」