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レーザー変位計

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Academic year: 2022

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(1)垂直拘束圧下における岩盤亀裂開口幅分布の評価 愛媛大学大学院. 学生会員. ○三内隆史. 愛媛大学大学院. 正会員. 安原英明. 愛媛大学大学院. 正会員. 木下尚樹. (独)日本原子力研究開発機構. 澤田淳. 佐藤久. 1.はじめに 高レベル放射性廃棄物地層処分施設近傍の天然バリアの性能を評価するためには,対象岩盤の透水・物質 輸送特性を把握する必要がある.特に,結晶質性の岩盤の場合,水理学的弱面となる亀裂の開口状態を把握 する必要がある.ところが亀裂表面形状測定に基づいて開口幅評価を実施する際,亀裂上下面のかみ合わせ 状態を実際の応力条件に応じて再現することは困難であり,研究上の課題となっていた.本研究では,この 課題解決のため,亀裂表面形状計測の高度化を目指し,圧力条件下における岩石亀裂の挙動を調べた. 2.垂直拘束圧載荷試験 亀裂表面は,様々な凹凸が不規則に分布しているため,亀裂. レーザー変位計. サーボパルサー. 内部の開口幅は,不均一な分布となっている.本研究では亀裂 内部の開口幅分布を評価する際,まずレーザー変位計により亀 裂表面を計測し,亀裂表面の三次元標高データを取得する.つ ぎにそのデータを両面の標高データをかみ合わせ,アスペリテ ィ接触状態を考慮し亀裂内部の開口幅分布を獲得する. 本研究では,垂直拘束圧と開口幅分布の関係を評価すること を目的に行った.以下に概要を示す.まず,アタッチメント付 図1. き供試体を載荷試験装置にセットし,垂直拘束圧を作用させる. その際,試験装置外部のレーザー変位計により,亀裂上下に接. 垂直拘束圧試験の模式図 d e. f. 着させたアタッチメントの拘束圧方向の変位を計測した(図 1). レーザー変位計による計測位置(a~f)を図 2 に示す. まず,アタッチメント中央の b,e 点にレーザー変位計をセッ トし変位計測を開始した.計測頻度は 1Hz である.10kPa/s の 圧力制御で垂直拘束圧を増加させ,3.0MPa に到達後,0.5MPa まで除荷した.続けて同様の載荷除荷過程を 2 回行った後,. a. 図2. 0.5MPa の拘束圧で 100 秒間保持した.保持中,レーザー変位計 を 2 回行った.アタッチメント c,d 点 についても,a,f 点測. 圧縮側を正とする)を図 3 に示す.図 3 より,abc 側が閉塞し def 側が開口する挙動を示したことが分かる.1 回目の載荷過程 を観察すると,サーボの変位に追随して abc 側が変位している ことが分かる.1 回目の除荷過程で 0.5MPa まで拘束圧を下げた. Confining pressure [MPa]. 定後,同様の過程を実施する.力学試験では,載荷除荷過程を また,力学試験中に計測した各計測位置での変位(閉塞量:. 3 回目の載荷除荷過程では,概ね再現性のある結果が得られた. 139. 供試体の模式図および. b (Load 1) e (Load 1) b (Unload 1). e (Load 2) b (Unload 2) e (Unload 2). e (Unload1). b (Load 3). b (Load 2). e (Load 3). b (Unload 3) e (Unload 3) Pressure component (Load 1) Pressure component (Unload 1). 3.0 2.5 2.0 1.5. e. b. 0. 50. 1.0 0.5 0.0. -50. ときの変位を基準値(b=82m,e=-18m)として,2,3 回 目の載荷除荷過程をプロットしたものが図 4 である.図より,2,. c. レーザー変位計の計測位置(a~f). をアタッチメントの a,f 点の位置に移動し同様の載荷除荷過程. 7 回実施している.. b. 100. 150. 200. -6. Compaction [10 m]. 図3. 垂直拘束圧と亀裂閉塞量の関係 (b,e).

(2) 3.5. b (Load 3) e (Load 3) b (Unload 3) e (Unload 3). Confining pressure [MPa]. Confining pressure [MPa]. b (Load 2) e (Load 2) b (Unload 2) e (Unload 2). 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0. -10. -5. 0. 5. 10. 15. 20. a (Load 4) f (Load 4) a (Unload 4) f (Unload 4). 3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0. -10. -5. -6. 垂直拘束圧と亀裂閉塞量の関係(b,e). a b. 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 -10. -5. 0. 5. 10. 15. 20. 10. 15. 20. c d. e f. 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0. -15. -10. -5. 0. 5. 10. 15. -6. -6. Relative compaction [10 m]. Compaction [10 m]. 図6. 5. 垂直拘束圧と亀裂閉塞量の関係(a,b). c (Load 7) d (load 7) c (Unload 7) d (Unload 7). 3.5. 0.0. 図5. Confining pressure [MPa]. Confining pressure [MPa]. c (Load 6) d (Load 6) c (Unload 6) d (Unload 6). 0. Compaction [10-6m]. Compaction [10 m]. 図4. a (Load 5) f (Load 5) a (Unload 5) f (Unload 5). 垂直拘束圧と亀裂閉塞量の関係(c,d). 図7. 垂直拘束圧と相対亀裂閉塞量の関係. さらにレーザー変位計で計測した各点を図 5 および図 6 に示すこれらの図もともに載荷除荷過程での閉塞量 がほぼ同じ値を示した. また,各計測位置における変位の変化量(亀裂閉塞量)と a~f での閉塞量の平均値との差を相対亀裂閉塞 量とする.垂直拘束圧と相対亀裂閉塞量の関係を図 7 に示す.図より,全体的に abc 側に圧縮したことが分 かる.実際の亀裂開口幅は数 10~数 100m と想定されるので,10~30m の相対閉塞量の違いは,亀裂間隙 中の透水特性に影響を及ぼす値であると推測される. 3.まとめ 本研究では, 開口幅評価方法の高度化を目的として,垂直拘束圧条件下で開口幅測定試験装置を開発した. レーザー変位計を高精度テーブルに設置することで 30m の精度で制御することが可能となった.次に,バ ーチャル亀裂について,力学試験の初期状態の供試体羽間距離に合わせると.精度良く表すことができなか ったため,今後の課題とする. 参考文献 [1]川辺金光.杉本文男,今井忠男:レーザ変位計を用いたボアホールメータの開発と適用性に関する室内検 証試験,資源と素材,Vol.121,pp378-386,(2005). [2]吉田秀展,山崎卓哉,井上純哉:岩石の透水-応力連成挙動の把握を目的とした試験装置の開発と連成挙 動の解明に関する研究,土木学会論文集 C,Vol.64,pp843-855,(2008). [3]佐藤久,澤田淳:不均質な開口幅分布を有する単一亀裂の光学的手法による計測とその透水特性評価,土 木学会論文集 C,Vol.66,pp487-497,(2010). 140.

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